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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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追悼試合は痛み分けもよい試合/オープン戦対中日戦(3/10)感想

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

昨日は故星野監督の追悼試合でした。

我々阪神ファンからすると、長い暗黒時代からの脱出に成功してくれたいわば、チームの恩人といえる人物です。一方で、マスメディアへの露出が阪神の方が多いので、阪神OBのような見られ方をしてしまうこともありますが、中日にとってみれば長年チームを支えてきたエースであり、優勝に導いた監督であり、やはり星野氏を語るときは中日のOBとして考えるべきだと、ラ米の虎は思っています。

ただ、阪神や楽天にとってみれば星野氏はチームを救ってくれた救世主であり、一ファンとしては感謝が尽きません。

試合前のセレモニーでは2003年の名シーンが流されましたが、今思い返してみても若手・ベテラン・中堅、生え抜き・外様のバランスがよく、本当に勢いがあるチームでしたね。プロ野球界に知将と呼ばれ名采配を見せる監督は多くいれど、星野氏は本当に選手の掌握が上手というか、戦う集団を作るトップに相応しい、「将」と呼べる稀有な監督だったと思います。

昨日の試合はこんな星野氏の追悼試合、阪神・中日ともいい加減なゲームはできない、緊張感の中で始まりました。

では、試合を振り返ってみましょう。

 

試合結果

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エラーもなく、緊張感の高い試合でした。最後のサヨナラのチャンスはちょうど甲子園のデーゲーム、赤星がマジック1となるサヨナラ安打を放った雰囲気に似ておりボルテージが最高潮に上がったのですが、糸原の鋭い打球は京田の超ファインプレーに阻まれ、両社痛み分けという形で試合が終わりました。

さよなら星野監督の意味でサヨナラ勝ちというのも美しかったのですが、今日は勝負をつかせず、「両者ともシーズン頑張れ!」という、まだまだこれから成長が必要な阪神と、低迷している中日への星野監督の激のようにも受け取れました。

いずれにせよ、追悼試合に相応しい試合ではなかったでしょうか。

では、個別の感想に入りたいと思います。

 

投手陣感想

秋山安心の安定感

もう今のところ言うことなしの、5回72球1安打7奪三振、もちろん無四球の出来です。この先のイニングも大分余力はあったでしょう。直球の力を上げる為、若干コントロールはアバウトになっていますが、それでもフルカウントまでいってもストライクは簡単に取れる。去年以上に進化していますよ、秋山は。

後は、開幕まで順調に調整を続けてください。

 

石崎・島本リベンジ完了

前回登板で3失点の石崎、2失点の島本。投げる球は悪くなかったのであまり心配はしていませんでしたが、今日はきっちりとした出来でした。

石崎は抜群のストレートで四球は出したもののコントロールが乱れたわけではなく、順調そのもの。島本は京田にボテボテの内野安打は許しましたが、次の打者をきっちり併殺に取り、こちらも順調な仕上がりです。

今のままいければ二人とも開幕ベンチ入りはかなり近いでしょう。松田が勿体ない!

 

来週あたりからはきっちりよろしく、高橋聡・マテオ

それぞれ1失点のせいで、本日初勝利を逃してしまった原因となった高橋聡とマテオ。

高橋はまた被弾ですか。。。これで実戦早くも4本目。山本昌が高橋はシーズンに入らないと本気を出さないと言っていたので、とりあえず信じますが。

マテオも球に力はあったものの、今日は引っかけて外角に球が抜けてしまう悪いマテオ。こちらももう2年日本でやっているので調整方法は十分わかっていると思いますが、暴投でランナー進めて、失点は去年もシーズン中あったので、今後きっちりと仕上げてきてほしいと思います。

今はまだいいですが、来週後半あたりからはしっかりと抑えられるよう調整を進めてほしいと思います。

 

野手陣感想

上昇傾向の見えてきた?

まあ、打線なんてこんなもとということでしょう。今日は10安打、糸原の惜しい当たりが2本抜けていれば得点ももっと入っていました。まだ安心するには早いですが、そろそろエンジンがかかってくるころだと思いますよ。

問題はエンジンがかかってきた後に誰が一軍戦力として残れるかですね。エンジンかかっても打てないようであればただの実力不足にすぎませんので。

 

流石の福留とアピール不足の若手

オープン戦初出場となりましたが、きっちりと左中間二塁打を放ち福留健在を印象付けてくれました。

一方で、若手打者は福留・上本・鳥谷らと比べてしまうと、やはり対応力の面でまだまだだなと改めて認識させられますね。

当然ベテラン選手の方が調整方法をわかっているので、今の時期の対応力も上だと思います。若手選手はキャンプ始めの方で打っても、それは「賭けていない麻雀」をしているようなものであり(賭博は違法なのでやってはいけません!)、オープン戦中盤から後半でのアピールが一軍戦力として残るためには一番重要になります。

従い、今の時期は苦しんでいても問題ないのですが、それにしても糸原以外、来週以降上がってくるのかいな、という打撃をしていますね。

中谷は金本監督も言っている通り今どん底でしょう。大山も四球は選べているものの引っ張った強い打球がなくこちらもスランプ。高山は柔軟な打撃が戻りつつあり、状態は若干上向きだとは思いますが、信頼を得るまでには到達していない。

まあ、勝負は来週以降なので、まだ静観していますが、この3人は必ず成長しないと福留・鳥谷・糸原からの世代交代が一切進みません。

今年は6番/7番で起用できそうなメンツになっていますので、シーズン通じて一人前になってほしいと思いますが。シーズン中に使いたいと思わせる為にも、そろそろ復調の兆しを見せてほしいと思います。

 

守備面でアピールできた原口

もう、当たり前のように捕手の守備についている原口。この「当たり前」というのが本当にうれしいですね。一方で、ここまで打撃面・守備面とも目立った活躍をできておらず、特に打撃面が改善しないと守備面では明らかに梅野に劣る為、下手すれば地味にアピールを続ける長坂にすら一軍ベンチの座を奪われる状況にまできていました。

今日は久しぶりの一軍での先発マスクでしたが、金本監督も絶賛した通り秋山を見事にリードできたのではないかと思います。捕球面に関してもノーミスで、盗塁阻止の場面こそありませんでしたが、梅野という雰囲気が出てきていた正捕手争いもますます混沌としています。

打っては余り良い打球ではありませんでしたが、三遊間に安打を放ちました。これを機に打撃面も復調し大いにアピールをしていってくれるとうれしいですね!

 

最後に

ということで、惜しくもオープン戦初勝利とはならなかった阪神、しかしながら打撃陣には復調の兆しが見えたとともに、この追悼試合で緊張感のある試合を故星野監督に見せることができたことは、精神面でも一つの起爆剤となるのではないかなと思っています。

そして、今日は憎きライバル球団の巨人戦。ここで打線がさらに復調し初勝利を収めることができれば、調子を上げていかなければいけない3月第3週を迎えるにあたり、大きく勢いをつけられるのではないかと思っています。

ということで、オープン戦は勝敗はどちらでもよいのですが、ここから調子を上げていくための起爆剤として、明日の巨人戦だけはなんとしても勝ちを収めてほしいと思います!(ていうか流石にそろそろ勝ちみたい(笑))

 

 

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