みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。
昨日はちょっと疲れていたので更新をお休みさせてもらいました。基本最近は毎日書いていますが、長く続けるために自分のペースでやりたいと思いますので、ご容赦いただきますようお願いいたします。義務化してしまうとどこかで限界がきそうなので。
日曜日はオープン戦3試合目のソフトバンク戦、8安打しましたが一本が出ず最終回に巻き返しを見せたものの、これでオープン戦3連敗となりました。
早くも「ロサリオがいないと点が入らない」、「坂本のリードが悪い」等々不満の声が上がっていますが、オープン戦はいくら負けてもいいでしょう。それより今の時期に大事なことは、実戦から離れていた状態で、それぞれのパフォーマンスがどこまでの上がっているかの確認作業を行うこと。
もちろん、レギュラーや開幕一軍争いをする若手選手はここで結果を出しておくことが重要ですが、今は色々なことを試している時期であり、勝つための采配やラインアップを組んでいる訳ではなく、個々のパフォーマンス(もちろん打ったり、抑えたりだけではなくチームバッティングも含め)を注目しています。
もちろん勝ったら気持ちいいですけどね(笑)。
そして、オーストラリアとの練習試合が行われた侍ジャパン、大山は残念ながらノーヒットに終わりましたが、石崎が見事な投球を見せました。キャンプ中はもう一つかなと思っていましたが、直球の威力が半端なかったですね。球児・高橋の調子がこのまま上がらないということであれば、石崎の序列はどんどん上に上げるべきだと思います。
では試合を振り返ってみたいと思います。
試合結果
両チームの先発は早くも開幕ローテが確定している能見と相手はソフトバンクエース級の武田で始まりました。前日同様、打線は両チームとも飛車角金銀抜きという形。
一方で途中で出てきたメンバーは阪神が開幕一軍を目指す選手ばかりなのに対し、ソフトバンクは曽根、黒瀬、九鬼、堀内などなど前日の長谷川などの育成選手も含め、随分若い選手が出てくるなという感じでしたね。やはり3軍制を引くソフトバンク、主軸はがっちりと固まっていますが、次世代選手の育成にも余念がないなという姿を見せられました。
投手陣感想
大炎上の能見さん
すでに開幕ローテ入りを明言されている能見でしたが、今日は3回5安打2四球6失点の大荒れ、まるで昨年のCS最終戦を見ているようでした。奇しくも組んだバッテリーはCSで先発マスクを被った坂本でした。
球の走り自体がそこまで悪いようには見えなかったのですが、見方としては二つできるかと思います。一つはネット上でもごちゃごちゃ言われているとおり坂本のリード。矢野二軍監督のみならず、金本監督も評価している坂本のリードですが、「要求どおり投げてくれる投手のときはよいが、調子が悪い投手のときにそれに合わせた建て直しができない」、「自分の理想のリードに拘りすぎる」という批判の声も見られます。これは事実かもしれないし、事実ではないかもしれませんが、この試合で内角ストレートを要求しことごとく弾き返されている姿をみるとそう揶揄されても仕方がない結果ではあったかと思います。
もう一つの見方は能見自身が内角ストレートの出来の確認にこだわったこと。能見自身が調整方法としてストレートが完成すれば変化球は大丈夫といっているとおり、やはり直球のキレを仕上げること、これをキャンプから一つのテーマにしていると思います。この直球を詰まらせることができるか、そして直球にキレがあることで変化球との緩急が効果的となるか、これをテストするためには内角のストレートが現時点でどの程度通用するかを徹底的に試したのではないか、こんなことを想像します。
これから開幕までまだ一ヶ月近くありますのでまだまだ試す機会はあります。今の時点でも外角中心の配球である程度試合を作ることは出来るのかもしれませんが、強い直球これにこだわった結果なのであれば、今の時点では試合を作る投球をする必要はなく、今回の炎上はそこまで気にする必要はないのかと思います。ただ、本当にただの坂本のリードの結果っていうことだと問題ですが・・・
能見も大ベテランですし、開幕には仕上げてきてくれるかと信じています。
岩貞・桑原一安心
最後の紅白戦で炎上してしまった岩貞、今回は躍動感のある投球フォームからきっちりと結果を残してくれました。恐らく最後の紅白戦は疲れもあったようですが、どうやらマウンドでの投球フォームにこだわりすぎていたので、ブルペンではフォームの確認、マウンドでは思い切り投げるというアドバイスがあったようですね。直球もキレており一先ず一安心です。
そして、桑原もこれまでの実戦で去年ほどの圧倒的な球がなかったので若干勤続疲労を心配していましたが、この試合のパフォーマンスを見る限りは問題なし。相変わらずのえぐい直球とスライダーでした。このまま順調に開幕まで調整を続けてほしいと思います。
すばらしい初登板/高橋遥
そして、安芸キャンプスタートだったものの、実戦で結果を残し馬場と入れ替えとなる形で一軍にあがってきたルーキー高橋遥、金本監督が登板後興奮したように報道陣に話していたとおり、本当にすばらしいデビューでしたね。
アマチュア時代の動画から直球のキレが本当にすばらしいと思っていましたが、期待していたとおりの低めにヒューっと伸びる素晴らしい直球、岩崎以上の伸びを感じました。そして課題とされた制球面や精神面に関しても、首脳陣が3四球まで出していいとうまくコントロールしたのか、直球・スライダーともによく制球されていました。
このままローテ入りの期待はかかるのですが、どうやら肩の筋肉のバランスがまだまだ悪いためそこまで無理をさせたくないとの首脳陣意向とのこと。これは良い判断ではないでしょうか。こういう選手を無理やり使ってしまい故障させ、その後停滞し引退してしまうというパターンは阪神だけではなく多くの球団で見られる光景、使いたいのはやまやまだけど将来のことを考えて我慢をする、これが出来ているのが現在の阪神の故障の少なさに繋がっていると思いますので、この方針はぜひとも継続してほしいと思います。
まずは、じっくりと体力面を整え、二軍ローテで使いながら才木・馬場とともに谷間で一軍登板を果たして行ってほしいですね。
教育リーグ/ソフトバンク戦
日曜日は教育リーグも放送があるので、二軍の試合も見てみました。まず期待していた福永が大炎上。ストレートに関してはいい球を投げていると思うのですが、変化球をことごとく狙い撃ちされていましたね。まあこれからまだまだ勉強でしょう。
そして、ルーキーの馬場が二軍で初登板。3安打を食らい1失点でしたが、直球は149km/hを計測し徐々に力が出てきているようにも思います。まあまだ一軍で通用するレベルではないので、徹底的に直球を磨くことこれを今年1年じっくりと行ってほしいと思います。
野手陣感想
やはりベテランは頼りになる
今日の二遊間はベテランの西岡と上本でした。守備面に関しては二人とも無難な出来でしたね。
それぞれ1安打という結果でしたが、やはり打撃内容が違うなということを感じさせられました。
まず西岡は初回武田から散々粘りフルカウントまで持って行ってからの二塁打。リードオフマンに求められることは、ヒットを打つことは勿論なのですが、調子のよい相手先発投手の決め球を粘ってファールにして球数を投げさせその調子を疑心暗鬼にさせること、四球やヒットを打てれば100点満点ですが、こういう手も足も出ないような投球をする相手に対し、どれくらいのボディーブローを与えられるか、これは非常に大事な役割だとラ米の虎は思っています。
また、上本も初回送りバントの失敗は頂けませんが、きっちりと進塁打を放ち最低限の仕事はしました。そして2四球を含む3出塁とリードオフマンとしての役割をきっちりと果たしました。
前日の島田がノーアウト二塁から何もできず三振に倒れてしまったシーンと比較すると、やはり経験値が1枚も2枚も違うなと思わされたシーンでした。
若い選手は確かに爆発力があり、やはり打つとチームもファンも盛り上がる。しかしながら優勝をする中では、二流投手から打っているだけでは頂上には届かず、優勝争いの中での大事な試合では必ず相手は一流投手を当ててきます。ここでどのように1点を奪うかは、単にヒットやホームランを打つだけではなく、四球を選ぶ、球を投げさせる、バント・進塁打をきっちり決める等、地味ながらも得点確率を上げさせるチームプレーにかかっています。そんなに菅野から何安打もできるわけではないので。
これが中谷にも去年求められたことであり、今年は若手が大きく飛躍する年にしてほしいと思いますが、一方で今年優勝を目指すうえでは中堅・ベテラン陣の経験はまだまだ必要だなと、改めて感じさせられました。
高山復調の兆し?
最終回の3得点は見事ではありましたが、直球に強い糸原・変化球に強い中谷であればあれくらいやれるでしょうから特に今回は言及しません。
前日の緒方の活躍もあり、いよいよ背水の陣となってきた高山。どうやら力みすぎるので長打を狙わずにいけというアドバイスがあったようなのですが、早速結果が出ましたね。前日の凡退のシーンもいい当たりが出始めておりそろそろかなと思いましたが、逆方向への打撃は非常に高山らしい打撃でした。守備も右翼守備でいい当たりを好捕しており、守備・打撃ともにこのまま調子を上げていってほしいですね!ポスト福留は高山しかいませんので!
緒方は早速課題が浮上
そして、全試合で見事なホームランを放ち今日はスタメン出場した緒方でしたが、やはり課題は落ちる変化球ですね。もともとストレートには滅法強い、一方で変化球の裁きが苦手という打者です。これからも出場機会はもらえると思いますが、この変化球を裁けるかが緒方が一軍に残れるかどうかの瀬戸際でしょうね。今後は変化球打ちを注目したいと思います。
最後に
ということで、3連敗で終わったオープン戦。能見・藤川の炎上、高橋聡の被弾が不安材料としてありましたが、秋山・岩貞・桑原・マテオは順調、そして二軍で好投の岩崎、侍ジャパンで圧倒的な投球を見せた石崎と好材料もたくさんありました。
打線では西岡・上本が健在、糸原・中谷が打撃で結果を残し、高山は復調気配ということで、こちらも好材料ありですね。最大の懸念点は正遊撃手候補の糸原の守備ですね。ここはしっかりしてもらわないと、構想が大きく変わってしまいます。
後、原口の打撃がちょっと湿っていますね。原口は打撃で結果を残さないとベンチに置いておく意味がなく、地味に成長している陽川に右の代打の座を取られる可能性もあります。
まだまだ3月初め、今週は藤浪・メッセンジャー・才木・小野といった面々が登板予定です。先発投手が不安なだけに、それぞれ安心材料を与えてくれる投球を期待したいですね!
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