今日も甲子園は寒かった/オープン戦対中日戦(3/9)感想 - 阪神タイガースブログ　ラテンアメリカの虎

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

6連敗です(笑)。オープン戦なので勝ち負けはどうでもよいとはいえ、まあここまで打つ気配がないとそろそろイライラはしてきますね(笑)。

ここ最近の記事で時期的に打者の出来に関しては余り気にしなくてよいということを散々言ってきました。今もその意見に関しては変わらないので、来週のヤクルト戦あたりから上がってくればよいなとは思っています。

時期的にあと二週間を残すところになり、来週には相手投手も本番に向け仕上がってくるので、そこで競争にある中堅(中谷・高山・俊介・緒方・江越)、遊撃(西岡・糸原・北條・植田)、捕手(梅野・坂本・原口・長坂)、の候補の中でアピールできた選手が、最終週に優先的に起用され、レギュラーが決まっているレギュラー陣とともに開幕後の戦い方を固めていくという形でしょう。誰もアピールしてくれないと困るのですが(汗)。

後、ついに怪我人が出てしまいましたね。西田が中日戦の際に負傷し右手母子側副靭帯損傷とのこと。全治は未定ですが、軽い怪我ではなさそうです。ここまで大きな怪我人が出てこなかっただけに残念なニュースですね。西田は昨年育成枠から復活し、今年は安芸キャンプ・二軍戦でもそこそこの活躍をしていたので、地味に戦力にならないかなと期待してたのですが、まずはじっくりと怪我を治してほしいと思います。

ということで、今日の試合の振り返りです。

試合結果

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今日は肩の調整で遅れており初登板のメッセンジャー、相手はローテーション入りを狙う小笠原で始まりました。結果はご存知のとおりで、小笠原から2安打のみの7回無得点と、京山といい飯塚といい、高卒の若い投手にいいようにやられていますね。。。

さすがにこんな試合ばかり見せられていると、朝早く起きて録画を見ていたものの途中眠すぎて二度寝しちゃいました。。。

投手陣感想

懸念点が顕在化。。。メッセンジャー初登板

肩のコンディションが悪く、ようやく初登板となったメッセンジャー。練習試合での登板でも直球が走っていませんでしたので、注目点としては打たれてもいいので力のあるいい直球を投げることを見ていましたが、全く走っていませんでしたね。

2回と3回は0封しましたが、変化球を織り交ぜてどうにか相手の目を交わした形。当然相手も阪神打線と同様にこのような実戦型の攻めに目が慣れていないので、抑えることが出来ましたが、打たれた以上に直球でファールも奪えていない状況に大きな不安を覚えました。

まあ、初登板であり打者に対し投げる感覚を重視していたとのことなので、今回は安心材料が得られなかったということだけで、判断は次回登板時に持ち越されます。メッセンジャーも「順調」、「次は問題ない」と言っているので(というかそう言わざるを得ないと思うが)、エースを信じて次回登板を待ちましょう。中心投手なだけに、計算できないとツライデス(泣)。

谷川はロングリリーフ・敗戦処理なら

先発調整の噂もある谷川ですが、今日はロングリリーフで登板。1イニング目はボークあり、暴投ありでで1失点しましたが、3イニング投げ失点はそれだけ、2イニング以降はパーフェクトに抑えました。

このピッチャーは投げっぷりに特徴があると思うのですが、ドラフト時の映像で見たとおりやはり全体的にアバウトですね。制球がよいわけでもなく、剛速球を投げるわけでもないので、シュートとスライダーを駆使し相手の内角に厳しく攻め込むスタイルだと思いますが、今の感じだと使えないことはないですが、ロングリリーフか敗戦処理といた感じですかね。ここから成長してセットアッパーにという姿は想像できない感じです。

ただ、チームにはこの手のある程度計算できる選手が控えていることは重要ですので、中継ぎ控えとしては十分かと思います。

松田は相変わらずよい

中継ぎ7番手の座を島本・谷川と争っている松田、今年はかなりよいですね。まず直球の伸びがよい。甲子園のスピードガンがおかしいのか、139km/h程度しか計測していませんでしたが、相手は差し込まれバットを何本も折り、3回を投げ内野安打一本のみとほぼ完璧に抑えました。

また課題である変化球も今日はカーブがよかったと思います。ここがきちんと使える球になれば、今日のようにストレートが威力を発揮しますので、今年は毎年期待されるセットアッパーの座につくくらいのつもりでがんばってほしいと思います！

阪神の中継ぎ陣は強力ですが、いかんせん年齢が高い。将来のことも考え、岩崎(先発調整ですが)・石崎・松田・島本と中継ぎも若い選手への世代交代のきっかけとなる年になってほしいですね。

岩崎は教育リーグ6回8奪三振

先週に引き続き教育リーグで登板した岩崎。6回8奪三振無失点と結果を残したように見えますが、球の質と配球に課題ありとのこと。矢野監督も「一軍でとなると直球も変化球も修正が必要」としており、結果だけ見ると岩崎も長い回投げれるようになったかと小躍りしたくなってしまうのですが、次回は一軍でどの程度長い回通用するか見てみたいですね。

野手陣感想

まだまだ上昇傾向の見えない打線

今日も8回まで2安打、何故か毎試合9回に「今日はこんくらいにしといてやるわ!」と吉本新喜劇のように毎試合逆転しない程度の反撃を見せています。

まあ、いつも言っているとおり今は気にしなくてよいと思いますが、来週に入ってもこの調子であればこれは問題ですね。すなわち、ある程度実戦慣れしていっても単純に能力が低いので打てないということ。まあ、今考えても仕方ないので静観しておきます。

一方で、多くの阪神ファンが勝ち負け以上にイライラしてしまうのは、この低迷打線の光景を去年シーズン中に何度も見たからだと思うんですよね。

チャンスで後一本出ず点が入らない。。。。初級の甘い球を見逃して難しい球に手を出す。。。。狙い球を絞れておらず中途半端なバッティングになる。。。。

こんな光景は、去年もあったかと思います。まあ、どのチームも一緒なんですけどね。応援しているとそういう風に見えてしまうものです。

ただし、これは自分の印象に過ぎないのですが、やっぱり阪神はじっくりと球を見ることとどの球にも対応することに重きを置き過ぎている気がするんですよね。これは、昨日の記事にも書いたとおり、昨年のチーム三振数と四級数を広島と比較するとその傾向があります。

確かに球をよく見極めて粘り強く対応すると、相手が1.5級の投手であれば根負けして四球を出したり失投したりということが起き得るため、得点のチャンスが広がります。歩いてまえ打線はそれの申し子でしょう。一方で、総花的に全方位で対応しようとすると、狙いを絞ることが出来ず、あっという間に追い込まれて凡退となってしまいます。特に一線級の投手であれば、そうなる可能性が高い。菅野とかね。

逆にどんどん積極的に打っていくスタイルに重きを置いてしまうと、横浜打線のように当たるときは当たるが、駄目なときは極めて淡白という打線になってしまい、勢いがあると馬鹿勝ちはするも接戦での一線級投手は打てない、総得点は多いも勝ち星は伸びないチームが出来上がってしまいます(データ取ったわけではないので管理人の印象です)。

このバランスがよいのが現在の広島打線ですし、かつての勝ち方を知っている巨人打線なのですが、シーズン中に入ってもこの待球重視の狙いが絞れない打線が継続するようであれば、スコアラー体制や打撃指導体制(特に片岡コーチ)に関しては見直しが必要なように感じます。

いずれにせよ、本気で心配する必要があるのは来週からです！気長に復調を待ちましょう！ただ、去年みたいに甲子園では打てないというのだけはやめてほしい。。。

まずはじめの正念場/ロサリオ

前回の試合ではがんばって球を見極めようとしていたロサリオですが、今日は1打席目の甘い球を打ち損じ、2打席目は焦りからかか外角のボール球に無理矢理手をだし引っ張ってのショートゴロ、3打席目は初球に手を出し力ないキャッチャーフライと、打席内容がどんどん悪くなっていますね。

おそらく、外角球の見極めをするために右方向を意識しすぎる余り右足を引いてしまう、対応が遅れるので甘い直球にもバットの出が後れてしまう、という状況かと思います。

まあ、この事態も想定はできたことなのですが、大事なことはきちんとした対処ができるかということ。ロサリオ自身も課題解決のために色々と考えていると思いますが、打撃コーチがきちんと適切な形で修正してあげられるか、ここが一番心配しているところです。

チーフ打撃コーチは片岡コーチなのですが、このコーチは大山の起用を打診したり等、打者の調子の見極めは上手いと思いますが、試合中の狙い球の指示や不調に陥った打者の復調という観点では、余り成果を出していないように思います。一昨年のゴメス、鳥谷、上本、昨年の高山、原口、北條、等、シーズン途中で不振に陥った打者が、片岡コーチの指導により調子を取り戻したという話を聞いたことがありません。

史上最高年俸で獲得したロサリオですので、優勝争いのためには必ず四番打者として座ってもらう必要があります。今はまだどうこういうつもりはないですが、来週くらいから復調気配を見せてほしく思います。