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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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疲れもピーク?紅白戦(2/27)感想

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

 

キャンプも残すところ後1日、小豆畑が筋挫傷で離脱とのことですが、大きな怪我なく終われそうに思っていた矢先、メッセンジャーの肩のコンディションがよくないようです。本人は軽症を主張しており、明日からキャッチボール再開とのことなので大事に至らないことを切に願っていますが、実戦で今ひとつ直球が走っていなかったので心配していましたが、懸念が顕在化してしまいました。

若手プロスペクト投手がどんどん出てきていますが、エースと呼べるのはまだまだメッセンジャー、今年もローテの柱として中心に座ってもらわなくてはならず、大黒柱の計算が狂ってしまうと、かなりの痛手になります。

一方で、1年間働いてもらわなければ困るので、無理に開幕に間に合わせる必要はなく、これを機に藤浪あたりが「俺に開幕任せろ!」くらいの意気込みを見せてほしいところです。

ここまでは、順調すぎるくらいにきていますがまだ開幕まで1ヶ月、ここからのオープン戦から開幕までまだまだ競争は続きますし、怪我や不振に陥ることも十分にあると思います。選手層は厚くなってきていますが、まだまだ安心せずしっかりと備えをしてほしいと思います。

 

さて、今日はキャンプ最後の実戦の紅白戦でした。昨日の記事で、ロサリオと大山と糸原は少し休んでいいよと言ったら本当に休んでしまいました(汗)

厳しいキャンプも最終局面に入り、疲労のピークだと思います。そして徐々にベテラン組みが実戦に入ってきますが、そんな状態を象徴した紅白戦だったように思います。

では試合を振り返ってみたいと思います。

 

試合結果

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投手陣感想

先発投手陣は疲れのピークかな?

メッセ・秋山・能見と決まっている残り2~3枚の先発ローテを掛け、先日登板した藤浪を除き、先発候補の小野・才木・岩田・岩貞・馬場が登板しました。

小野は2回パーフェクトに押さえましたが、解説掛布氏によると直球がシュート回転しており、余り調子がよくなさそうだとのこと。それでも直球・変化球ともに制球がそこまで乱れることもなく、時折糸を引くようなストレートを見せ、悪いになりにしっかりと纏められたことは成長の証だと思います。

軽々と150km/hを計測するようになっており、昨年あった高めにシュート回転しながら抜ける直球もほとんど見られなくなり、疲労のピークの中ではまずまずの結果を残したのではないかと思います。

才木は逆に直球がしっかりと走っていました。1安打はされたものの、こちらも安定の投球。一方で、小野と比べると常に全力投球をしているように見え、この投球では長い回はもたない懸念があります。まだ長い回は投げておらず、今のところ先発候補としては及第点の結果を残していますが、今後オープン戦で登板するにあたり、長い回をどの程度投げられるのか注目したいと思います。

岩田は変わらないですね・・・直球は140km/h中盤を計測しており威力がありましたが、なにせ先頭打者を四球で出し、次の打者に甘い球を長打、そしてまたコースを狙いすぎて四球では信頼ができませんし、リズムが悪すぎます。谷間としてはシーズン当初から頼らなければいけない投手だけに、再調整が望まれます。若手投手と異なり自分のペースで調整しているだけに後がありません。

岩貞は去年の悪いときの岩貞でしたね。まるで今日の岩田を見ているようでした。まず直球が全然走っておらず、変化球が活きてこない。結果コースを狙いすぎ、四球を連発、甘い玉をタイムリーされると、岩田と同じパターンです。恐らくキャンプ終盤で疲労もピーク、中止となったオープン戦にあわせて調整をしてきたことでしょうから、今日の投球だけでの判断は控えますが、キャンプ後しばらく疲労を抜く期間もあるので、オープン戦からの投球に注目です

馬場は今日も失点はしたものの、直球の走りは前回登板よりよかったのではないでしょうか。左足の突っ張った投球フォームも若干改善されているように見えました。変化球のキレはすばらしいものがあり2奪三振、ただしこれも直球が走っていないと簡単に見極められてしまうため、今の状態では1軍では通用しないでしょう。それにしても、坂本も練習なのだからもう少し直球を要求してもよいように思いました。前回より走りはよかったのでそれがどれくらい通用するか見たかったところです。だんだんと緊張もほぐれてきたでしょうから、もう一度オープン戦でみたいですね。

ということで、明暗分かれた先発投手陣でしたが、藤浪・小野・才木・岩貞・岩崎が残りのローテ枠争いに残っている形ですかね。

 

中継ぎ陣も疲れのピーク?

中継ぎではベテランの高橋聡・桑原、侍ジャパンに選出された石崎に加え、岩崎が抜けた場合の中継ぎ枠を狙う谷川松田が登板しました。

高橋聡は3奪三振したものの、梅野に被弾含む2安打。梅野に打たれた際は「うそーん」みたいな表情をしていましたね。

桑原も無失点だったものの、球も高めに浮いており三振も奪えずそこまでよさそうには見えませんでした。

二人ともベテラン投手なのでこれから調整を進めていくと思いますが、懸念はやはり勤続疲労、徐々に調子を上げていって、この心配が徒労に終わってほしいですね。

石崎は侍ジャパンに参加するため、一足お先にキャンプ打ち上げとなりますが。満塁のピンチを招くなど乱調。こちらも疲労のピークに来ていると思いますが、一旦ここで疲労をリセットし、侍ジャパンでよい経験を積んできてほしいですね。

桑原・藤川・高橋聡といったベテランが勤続疲労で調子が上がらない場合は、石崎・岩崎の岩石コンビに後継も含みその役割を担ってもらう必要あり、再合流までにしっかりと仕上げてきてほしいと思います。

谷川は前回の登板で投げっぷりがいいなと思ったのですが、今日はドラフト時の映像で見たときと同じ印象を受けました。特に直球が速いわけではなく、変化球も多彩もそこまで制球力があるわけでもない、相手打者の懐に思い切って投げ込み、勢いで押さえ込むタイプという印象そのままでした。ドラフト時の映像は先発時のものだったので、リリーフ時はもう少し球に勢いがつくかなと思いましたが、そうでもなかったですね。ビハインド・ロングリリーフとしてはよいと思いますが、もう少し何か武器を増やさないと勝ちパターンとしては厳しい感じを受けました。

一方で、今日非常によかったのが松田。疲労のピークにも関わらず、低めに威力のある150m/h超のすばらしい直球を投げ込んでいました。変化球もしっかりとコントロールされており、今の状態であれば中継ぎ陣に十分入っていけるでしょう。

ここ数年キャンプの始めのほうから怪我をすることが多く、昨年は怪我なく過ごしたものの、直球の威力が落ちており、このまま期待の選手レベルで終わっちゃうかなと思っていましたが、今年は今のところ非常に期待できる投球を見せています!島本と並んで中継ぎ入りの第一候補でしょう。

 

野手陣感想

梅ちゃん打撃開眼?

ここまで余り打撃面で結果の出ていなかった梅野、今日は本塁打に適時二塁打とすばらしい活躍でした。この選手は時々思い出したかのように打ち出すのですが、長くて3日くらいしか継続せず、打撃面の安定感に欠けていました。それどころか持ち味の長打も年々失われ、いくら守備がよくてもあの打撃じゃねぇというところで決め手に欠けていました。

キャンプの実戦が始まっても相変わらずタイミングが取れていない打撃で凡打を繰り返していましたが、キャンプ中に打撃フォームを変えたようですね。

今日の打撃を見ている限りは、出会い頭で衝突したという感じではなく、非常にスムースにバットが出ているように思いました。左足をふらっと上げタイミングを取るフォームになりましたが、どこまで通用するか見ものですね。これで打撃が本当に改善されれば、守備面からいっても梅野が正捕手には一番近くなるでしょう

坂本も長坂も暴投だったけど、しっかりと球を止められなかったので余計に梅野が目立つ結果となりました。

 

ついでに江越も打撃開眼?

江越も相手が調子のよくなかった岩貞とはいえ、右中間に見事な打球を飛ばしました。こちらも無理やり当てにいったら出会い頭で打てたというよりは、非常に素直な打撃のように見えました。

巷では江越は右打者だけやらせろとの声が上がっていますが、これはもしかするとスイッチ挑戦の副産物かもしれませんよ!もしくはロサリオ先生の功績か。

なかなか左投手と対戦機会が少なく、左打席はまだまだ全然なのですが、これで江越の右がよいということであれば、外野手レギュラー争いも一気に混沌としてきます。

糸井・福留のレギュラー組に加え、長距離砲/中谷・打撃開眼/俊介・悩める天才/高山・赤星二世/島田、そして安芸でも伊藤隼、緒方が非常に調子がよく、昇格一番候補だそうです。

金本監督も言っている通り外野の枠は5枠のみ、オープン戦出場権のスタートグリッド順こそ違うものの、競争はこれから。うれしい悩みをファンに与えてほしいですね!

 

地味に結果を残している陽川

今日も1安打を打ち、爆発的な活躍ではありませんが、地道に結果を残していますね。今日は相手の隙をつき盗塁も決めるなど、走塁面での積極性も見えました。

なにより、今年は球を追いかけての三振が少なくなっているように思います(集計していないので印象ですが)。ここに一軍で使われない理由がありましたが、今日も5番で起用されるなど、意外と首脳陣もこのあたりをしっかりと評価しているのかもしれません。

一塁/三塁競争は厳しいですが、三塁大山が不振となり、二塁も鳥谷に固定された場合は、チャンスは回ってくると思います。今の状態であればオープン戦での出場機会はやってくると思いますので、引き続きアピールを続けてほしいと思います。

 

ベテラン陣は順調かな

これまで余り対外試合に出てこなかった鳥谷・福留・西岡・俊介のベテラン陣が出てきました。

鳥谷・福留は安打は出ませんでしたが今は打席に立ち活きた球を見ることが大事、進塁打が必要な場面でしっかりと役割も果たせており、まあこれから上げてきてくれるでしょう。

西岡はきれいな流し打ちで1安打、守備も無難にこなしており、遊撃手争いは今のところ糸原と西岡の勝負ですかね。植田はちょっと疲労からかバットが湿り気味、北條もアピールまでとはできておらず、オープン戦のスタートグリッド順はこんな感じでしょう。まあ外野手同様競争はこれからですので、いくらでも捲くるチャンスはあり、諦めずにしっかりとアピールを続けてほしいと思います。

 

ロサリオ・大山・糸原は一休み

紅白戦で味方投手がボコボコになるのを見るのもいやだったので、絶好調のこの三人には今日は休んでてと思っていましたが、本当に休んでしまいました(汗)。

ただ、打撃内容は夫々悪くなく、特にロサリオは球の見極めがいいですね。今日は結構外角の変化球を投げられていましたが、平然と見送っていました。ただし、味方相手なので、余り内角に投げ込むということもやってきませんでしたので、内角で体を起こされた後の外角変化球への対応、これを引き続き注目したいと思います。

それにしても、ロサリオは一つ一つ懸念材料を消して行ってくれているので、本当に期待したくなってしまいます。今はほとんど期待していますが、駄目だったときの精神的ダメージの保険の為に、まだ「いける!」とは言いたくない状況です(笑)。

大山はここのところ三遊間のヒットばかりで長打が出ていないのが気になりますが、一旦チームも離れますので、侍ジャパンでもう一度リフレッシュして色々と学び、大きくなって戻ってきてほしいと思います。

 

最後に

ということで一ヶ月におよんだ春季キャンプも本日を残しあと1日となりました。メッセンジャーの状態のみが心配ですが、他は大きな怪我もなく例年にない充実したキャンプだったのではないかと思います。

キャンプ総括とオープン戦への展望は、また明日以降に書いてみたいと思います。

本日もご覧頂きありがとうございました!

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