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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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大和流出確実!? DeNA戦力外/山崎憲晴獲得の是非

皆様いつもご覧いただきありがとうございます!週末にかけてブログのデザインを変更していたため、更新が若干滞りました。。。

通常本ブログでは冒頭に皆様への感謝の念を伝えさせていただいているのですが、トップ画面をアーカイブ方式にしたことにより、記事が少ししか表示されなくなってしまい読者の皆様が読みづらくなってしまう為、今後は大変恐縮ながら割愛させていただきます。勿論ご覧になっていただいている方々にはいつも感謝しておりますので、その気持ちは常に忘れずにブログは続けていく所存です。

 DeNA戦力外/山崎憲晴獲得報道

さて、納会もファン感謝祭も終わり、今シーズン残されたところはあとはF/A大和の動向、新外国人選手獲得くらいというところになってきました。

結局大和は納会もファン感謝祭も参加せず、移籍か残留かの決断がファンをやきもきさせていますが、先日大和が流出するかもしれない遊撃手の補強に、DeNAを戦力外になった山崎憲を獲得する方針との報道が流れました。

 

www.sanspo.com

阪神としては珍しく「調査」ではなく、「方針」なので、これは間違いなく獲得に動くとみてよいでしょう。 中堅どころは結構だぶついているだけに全くノーマークでした。

この動きが意味するところは何かというと、余り考えたくないのですが大和が流出する流れがほぼ確実になってきたということでしょうか。後述しますが現在の編成から考えても、二遊間の選手は 大和が流出したとしても頭数だけは8人(上本・北條・糸原・植田・西岡・荒木・森越・熊原)揃っている、仮に大和が残留ということになれば、9人となる為、若干多い形。

この調査か方針かという表現が引っ掛かるのですが、大和の処遇如何で獲得を決めるのであれば「調査」という言葉を使うでしょうから、方針と言っているからには大和の処遇に関わらず欲しい選手か大和が流出が確実視されるかのどちらかでしょう。前者だといいのですが・・・サンスポでは「大和の流出とは関係なく」となっていますが、動向を注視したいと思います。

 

ということで、本日は獲得報道の出ている山崎憲選手の獲得の是非に関して考察してみたいと思います。

山崎憲晴のスペック

山崎憲晴選手は2008年に横浜商科大学からドラフト3位入団の現在30歳、右投右打。ポジションは主に二遊間ですが内野全てのポジションを守ることが可能。器用な選手でイースタンリーグでは捕手のマスクを被ったことのもあるようで、中畑前監督からは「本当のユーティリティプレーヤー」との評価を得ていました。2016年に肉体改造による体重増加の影響で右膝を故障、手術に踏み切りましたが、今シーズンも一軍出場なく自由契約となりました。

ラ米の虎的には、横浜DeNA暗黒時代終期の準レギュラーというイメージで敵として見ている分には守備は堅実ですが、何か怖いものを持っている選手ではありませんでした。

打撃に関しては大卒から入団五年間は打率一割台、2013年/2014年はいずれも準レギュラーとして115試合に出場し、打率は.249(2013年)、.239(2014年)と成長を見せましたが、出塁率はいずれも二割台と上位打線のチャンスメーカーとしては役割を果たせていません。

  • 2009:69試合/打率.187/HR1/打点8/OPS.499
  • 2010:49試合/打率.171/HR0/打点2/OPS.423
  • 2011:21試合/打率.105/HR0/打点1/OPS.255
  • 2012:18試合/打率.179/HR0/打点0/OPS.457
  • 2013:115試合/打率.249/HR3/打点23/OPS.649
  • 2014:115試合/打率.239/HR2/打点20/OPS.589
  • 2015:25試合/打率.103/HR0/打点2/OPS.325
  • 2016:一軍出場なし
  • 2017:一軍出場なし

走力は50m/6.0秒と俊足の部類ですが、通算盗塁7(盗塁死6)と足に関しては余り期待できなそうです。

守備は堅実なのですが、問題は手術をした膝。どこまで回復しているかは当然調査はしているでしょうが、年も30となるので昔のような守備範囲を誇れるかが疑問です。

ということで、管理人的には、悪くないけどこの手の選手が二番を打っていると楽な打線という選手で、石川選手とともに正に弱い時のDeNAの象徴のようなイメージですね。

 

横浜ファンのネット上の評価はどうかというと、

  • 守備はかなりうまくDeNAでは最高レベル、でも手術後は不明
  • 足は普通
  • バントはそこそこうまいが、右方向への進塁打は下手
  • 打撃には期待してはダメ
  • 外国人の面倒見がよい

うーん。。。外国人の面倒見がよい森越ですかね?

まあ戦力外選手なので当然なのですがレギュラー選手やスーパーサブとしての期待はできず、期待値としては守備固め要員のバックアップ選手としての獲得といったところですかね。

阪神の二遊間事情と獲得の是非

では、現在の阪神の二遊間事情はどうなっているか。以前大和のF/Aの記事の際も考察したのですが、遊撃手のポジションをメインに考察したので、内野手全体を再度考えてみたいと思います。

www.latim-tiger.com

 

まず、いつもの表ですが現在の阪神の野手構成は以下の通りです。

f:id:latintiger:20171126203523p:plain

二遊間の選手で見た場合、大和を入れると現在9人、先述したとおり若干だぶついている形です。仮に大和が抜けたとしても一軍レギュラー二名、控え二名、二軍育成二名、バックアップ二名を埋める人数は揃っている状況。

問題は誰が遊撃手のレギュラーにするかなのですが、ここは仮に糸原としましょう。その場合、恐らく西岡が一軍控え選手として上がってくるので、二軍は植田・熊谷の育成組、荒木・森越のバックアップ組で主に構成される形となり人数的にはやはり十分でしょう。

ということで、二遊間の戦力バランスだけ考えた場合、ラ米の虎的には森越とほぼすべてのスペックが被る山崎憲は獲得不要と考えます。

 

 但し、二遊間だけを考えた場合です。注目いただきたいのが、一塁/三塁のポジション。レギュラー一塁手は外国人選手で賄うとして、育成の三塁手のポジションが不在になっています。清宮・安田で埋めたかったポジションなんですよね。ということで、大和が仮に流出した場合は、二遊間は8名いるものの、一/三塁は外国人加えても7名となってしまい理想形からは一人足りない状況です。さらに原口が捕手本格復帰となると6名となってしまうのでこの部分の手当ては必要です。

さらに、仮に大和が残ったとし、新外国人選手は獲得しても、現状野手の人数が31名例年に比べると非常に少ない状況です。横田と歳内の育成落ちで空いた枠をどのように使うかは以前の記事で述べましたが、この野手の頭数不足という現状を踏まえて、ユーティリティプレーヤーの山崎憲の獲得は大和の動向にかかわらずありなのではないかと思い始めました。

www.latim-tiger.com

 

理想としては、育成枠の若手捕手・内野手・外野手ともに不足しているのでここを補強したいところなのですが、ドラフトが終わってしまった今、なかなか難しいところであります。前回のブログでも述べたとおり25歳の戦力外野手はロッテの脇本しかおらず、やはり当たり前の話ですが戦力外選手から探してくるのは難しい。

トレードの手はあるのかもしれませんが、若手プロスペクトということであれば相手は足元を見られるでしょう。特に現在はどの球団も育成の方向に舵を切り始めており、昔の阪神のように、年棒の上がった中堅選手を引き取り、若手選手を放出する球団はいないのではないかと思います。

ということで、世の中理想通りには行かないわけですが、時計は進んでしまうわけで、今度は短期的なビジョンに立ったうえで来年戦う戦力を整備する必要があります。

野手はどのポジションも足りていないのですが、守備位置的に一番足りなくなって困るのが捕手、次が二遊間でしょう。外野手はいざとなれば内野の選手が左翼であればいくらでも対応できます(大山・陽川・西岡・荒木・森越・今成)。一塁/三塁も二遊間の選手であれば対応可能でしょう。

しかしながら捕手と二遊間だけは逆のパターンができない。ですのでバックアッププレーヤーに関しては、二遊間を厚めにしておくことは、有効な手立てと考えます。但し、これも短期的な視野で1名-2名程度においてです。

バックアッププレーヤーといえども、貴重な戦力。例えば主軸の一軍選手が怪我をして二軍落ちの際に、一軍に上げられるのが守備型の打撃が期待できない選手しかいなかった場合、打撃力が極端に落ちてしまいます。逆に関してもしかりで、一軍のセンターラインの選手が怪我をした際に、打撃型の選手しかいなくても守備力が落ちてしまう。

要はバランスと言ってしまってはそれまでなのですが、二遊間に関しては若干余っている程度でよいかなというのが、管理人の意見です。

ということで、枠が余っているという現状下を捉えると、獲得してもよいんじゃないかというラ米の虎の結論です。

 

もう一点獲得してもよいかなと思うのは、山崎憲は森越・荒木の同タイプの選手と比べると年齢は1歳しか違わないのに、圧倒的に経験値が上ということです。同タイプの選手が何人も被ってしまうことには賛成ではないのですが、先述した通り、すでに補強をしたい育成ポジションを補強できる段階ではなく、来年のドラフトまで待つ必要があります。即ち、現存選手と役割が被っている山崎憲を来年ドラフトまでのモラトリアム期間でテストをし、その経験を活かし膝も問題なく貴重なバックアップ選手として森越・荒木よりも結果を残せるのであれば、入れ替えもこれありです。地味なポジションですが、ここでも競争を活性化してほしいと思います。

 

最後に

ということで、獲得には消極的賛成ではあるのですが、阪神のユニフォームに袖を通すということであれば全力で応戦したいと思います。とにかく膝の状態が心配なだけにそこだけはきっちりと見極めて獲得に動いてほしいと思います。

ふたを開けたら大和より活躍した!!なんてこと起きないですかね(笑)

 

本日も長文ご覧頂きありがとうございました。  

 

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