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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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四番打者獲得なるか!? 阪神新外国人野手候補 ウィリン・ロザリオ

皆さまいつもご覧いただきありがとうございます。

山崎憲晴選手、電光石火で獲得となりましたね。完全に森越と役割が被ってしまうのですが、一軍経験は山崎憲の方が断然上、現状野手の人数が少なく枠が余っている事もあり、獲得はいいと思うのですが、本人の言うとおり一度死んだ身、バイプレーヤーとしての存在感を示してもらい、森越・荒木との競争に勝つともに、年齢もまだ若いので更に上を目指して頑張ってもらいたいと思います。

 

そして電光石火といえば、西武/野上の巨人入り。毎度のことで驚きもしないのですが、それにしても突然横から出てきては掻っ攫うというスタイルはすごいですね。阪神もいつも怒りの撤退ばかりではなく、調査段階ではそれくらい情報統制して、ファンに嬉しいサプライズを届けてほしいものですね。正直、西武残留が一番よかったのですが、横浜に行かれるよりはよかった。これまで通り、F/A選手を乱獲し、若手選手がいつまでたっても育たないチーム文化を継続してほしいと思います(笑)。ヒール役はこれくらいでいいものです。叩きがいがあるというものです。若手有力選手を人的補償で引っこ抜いてほしいですね。

それにしても、虎党の嫁さんの石川梨佳ちゃんはどうするのでしょうね?巨人のユニフォームを無理やりきさせられ嫌がっていた場面がありましたが、巨人応援するのかな?自分が梨佳ちゃんなら確実に反対していたか、スパイとして内部崩壊を指示していますね(笑)。

 

また、本日の報道にも出ていましたが、日ハムからF/Aの増井はオリックスが有力とのこと。巨人がこちらもちょっかいを出していたかつ、愛妻家で家族を関東に残している増井は巨人で決まりかなと思っていたので、いつものパターンでオリックスがふられるのかなと思っていましたが、獲得となれば見事ですね。正直マシソンが何度も回跨ぎを強いられるなど中継ぎ陣に不安のある巨人に行かれるのが一番嫌だったのですが、オリックスに行ってくれるということであれば一安心です!

 

四番候補の新外国人野手の獲得

さて、11月も終わりに近づき、大和の去就はまだ決まりませんが、12月10日~14日に大リーグ/ウィンターミーティングが予定されており、その時期の前後で新外国人選手の獲得も決まるものと見られます。

これまで、サンスポさんの飛ばし記事を中心に色々な名前が出ていますが、本日はこれまで名前の出ている選手を中心に新外国人野手候補に関し記事を書きたいと思います。

金本監督も一塁手か外野手になると明言しているとともに、左右関わらず、30本100打点を打てる打者を熱望しているとのことで、これに当てはまる選手の獲得を目指していることでしょう。

 

本日は、まず各紙から新外国人野手の筆頭候補として挙げられている、韓国/ハンファイーグルス所属のウィリン・ロザリオ選手について。

 

KBOの大砲/ウィリン・ロザリオ

ロザリオはドミニカ共和国出身の右投右打の捕手・一塁手で、今年28の比較的若い選手です。昨年の段階から既に調査報道は出ており、ハンファとの二年契約が今年切れる為、満を辞しての獲得トライとなります。


基本的にKBOは今年引退の李承燁でも24本打つなど打高投低のリーグです。従い、投手でよい成績を残した選手は比較的NPBでも活躍するケースが多いのですが(H/バンデンハーグ・H/ホールトン・S/グラインシンガー・T/呉昇桓・D/宣銅烈・S/林昌勇、等)、打者に関していえばKBOでの成績を鵜呑みにすることはできず、近年ではM/ナバーロが大外れでした。そして、横浜で全く成績を残せなかったロマックが31本塁打を放つなど、KBOからの野手の獲得は地雷臭がぷんぷんしてきます。野手で当たりはM/フェルナンデス、Bs/ウッズ、Bf/李大浩、M/李承燁くらいでしょうか。いずれにせよ、打つことに関してはリーグトップクラスの選手達です。

ということで、地雷臭しかしない韓国リーグの打者ですが、近年では国際試合が多くなったからかリーグのレベルも上がっており、姜正浩(クビになりましたが・・・)や昨年大リーグ復帰を果たし大活躍したテームズ等、大リーグからも韓国からの逆輸入が評価されつつあります。

それでは、ロザリオと近年韓国でプレーをした打者との比較をしてみたいと思います。

 【ロザリオの過去二年の成績と他打者との比較】

 

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うーん、見事な成績としかいいようがない。まずロマックでも30本打てるリーグなので地雷だという声もありますが、注目していただきたいのが三振率。ロマックが3割近いのに対し、ロザリオは.169→.120と劇的な改善を見せており、対応力の高さが伺えます。

日本の投手はとにかくいやらしく弱点を攻めてくる。特に外角に逃げるスライダー・カットボール、落ちるチェンジアップ・フォークへの対応に苦しむ打者が多く、ロマックも当たれば飛ぶものの全くこのパターンで成功しませんでした。従い、ロマックのような失敗にはならないと断言できます(外れたらやだな・・・)。

今年で引退の李承燁より全ての成績で上回っていることは当たり前として、昨年まで大リーグに所属した李大浩よりもOPSが.150近く高く、今年大リーグで31本塁打と大ブレークしたテームズと比較しても全く遜色のない成績です。

ラ米のトラ的には3Aやアジアリーグの打者を評価する際に重要なスタッツは本塁打数や打率ではなく、出塁率・三振率・OPSを見ています。当然レベルが日本より低いリーグなので、先述したとおり日本の投手のいやらしい攻めを受けたときに対応力があるかのまず第一の評価ポイントになると思っています。

ナバーロは出塁率・三振率・OPSともいい成績残しているじゃないかって?・・・・・まあ打率は全然低いし、実弾持ってて捕まって謹慎くらったし、怪我したし、KBOは2015年さらに打高だったし、向こうでは飲酒運転で捕まったりもしてたし・・・・多分、管理野球の日本の水に合わなかったのでしょう(逃)。

 

ウィリン・ロザリオの動画

気を取り直して実際に映像を見てみると、癖のないバッティングフォームから広角に本塁打を放っており、引っ張り専門で穴が多い打者には見えません(この辺は素人なので印象ですが)。広角に打てるのは球を長く見れている証拠であり、外角の球も動画を見る限り(当然ハイライトなのでよいところばかりですが)対応力があるように見えます。

今年の本塁打集がありましたのでリンク張っておきます。

www.youtube.com

 

ちなみに、ホームランじゃないと勘違いして三塁まで一生懸命走っているシーンもありますが、足もそこまで遅くなさそうです。実際、今年は10盗塁を決めています。

 

大リーグでの実績

ここまでで、大分と期待が膨らむロザリオですが、これに加え素晴らしいのが、大リーグでの実績。これまでの助っ人(マートン・ゴメス・ヘイグ・キャンベル・ロジャース)とは段違い(これがナバーロとも違う!言い訳が見つかってよかった)。

狭い球場が本拠地のコロラド・ロッキーズでの成績とはいえ韓国に来るまでの2012年から4年連続で二桁本塁打を記録。まだ28歳で若いのになんでこんな打者が韓国なぞにいるのかというと、守備が問題だったようです。

元々は捕手として大リーグデビュー。ロッキーズの新人記録を塗り替え正捕手して活躍も、なんせ守備が酷い。正捕手として定着した2014年の盗塁阻止率は.160パスボールも三年連続でリーグ最多と捕手としては失格の烙印を押されました。2015年は一塁手として出場していたようですが、打撃不振かつ一塁手であればもっと打てる選手が期待されるため、オフにノーテンダーFAとなったようです。

どこかで聞いたことある話ですが、まさに大リーグ版原口といったところでしょう(捕手としての復活期待してます!)。

 

獲得競合必至、大リーグへの復帰の可能性は?

ということで、非常に魅力的な選手であり、是非とも阪神に来てほしい選手でございます。問題は報道によると獲得が競争になっているということ。一部報道では米国への復帰を希望しているとの噂もあり、また国内球団もロザリオかは分かりませんが、阪神が獲得を狙っている選手にライバル球団がいるとの報道も出ています。

 

国内であり得るとするとどこなんでしょうかね?まず一塁かDHしか守れないので、そこから考えてみると以下の通り。

  • ヤクルト:一塁手不在。あり得る。
  • 中日:ビシエドがおり、すでに他の外国人野手獲得報道も出ており、ないでしょう。
  • 巨人:阿部がいて、岡本・宇佐見とかも使いたいだろうから、取るとしても外野手でしょう。邪魔される可能性はあるけど、外野もできるゲレーロにいくという報道も出ているのでないかな。
  • DeNA:ロペスがいるのでまずないでしょう。
  • 広島:新井さん、松山、エルドレッド、バティスタがいるからまずないでしょう
  • ロッテ:外国人はペーニャ以外解雇されたのでありえますね。韓国との繋がりもつよいですから。
  • 日ハム:中田、清宮といるからないでしょう。
  • オリックス:ロメロとマレーロのレギュラー格が残留なのでないでしょう。
  • 西武:メヒア、山川、森、中村剛と一塁候補は多いのでなさそうですね。むしろ投手でしょう。
  • ソフトバンク:デスパイネ、サファテ、バンデンハーグ、モイネロといるのでないと思いますが、なんせ金満球団なのでモイネロのところであるかも。

 

ということで、国内球団であればありえるのはヤクルト、ロッテですかね。

ロッテが不気味ではありますが、去年から調査を続けていた先行者利益、金銭面の条件、またマテオ・ドリスとドミニカ共和国の同朋もいますので、対国内球団であれば阪神が有利ではないかと思います。なんなら獲得した山崎憲は内野手・捕手・スペイン語の三刀流らしいですから(笑)、外国人のケアもばっちりです(二軍にいられても困るが)。

 

一方で、大リーグの場合はどうか。確かにKBOに対する見直しがされており、今年テームズが活躍したこともあるので、食指が動く可能性は十分にあると思いますが、その場合金銭面ではどうあがいても対抗することはできず、いい条件のオファーがあればメジャー復帰が予想されます。しかしながらラ米の虎は阪神にもチャンスはあると思っています。それはロザリオが大リーグの原口だからです(笑)。

 

今年大リーグ復帰をしたテームズの場合は主に左翼・右翼を守れ、2016年にはKBOで40盗塁を記録するなど、守備・走塁面でも期待のできる選手。一方で、ロザリオは守備面から大リーグから干されてしまった選手です。仮に大リーグに復帰したとしてもポジションは一塁かDHしかなく、そのポジションはどのリーグでも打撃優先させたいポジション。打つだけということであれば、群雄割拠の大リーガー達の中で生き残れるかは大いに疑問です。

 

ということで、本人が大リーグ復帰希望ということであればウィンターミーティングを待つ必要があるのですが、その間に他の有力選手を他球団に獲得されてしまうというリスクも同時に秘めています。昨年は三塁手の候補を獲得のためにもやもやしている打ちに、完全に巨人と中日に後れを取り、狙っていたマギーとゲレーロの獲得に失敗しました。

本当にタイミングが難しいところではあるのですが、どうにかうまいこと獲得してほしいと思います。大和の残留と同様にフロントの腕の見せ所ですよ!

 

次回以降で、現在報道に出ている他の外国人野手候補についても記事にしてみたいと思います。本当は纏めて書きたかったのですが、思いの他長文になってしまったので、分けたいと思います。今のところ報道で出ているのは以下の選手ですかね?

  • ロブ・セゲディン:ドジャース傘下、28歳、三塁手、右打
  • オズワルド・アルシア:ダイアモンドバックス傘下、26歳、外野手、左打
  • オニス・マーティン:カブス傘下、29歳、外野手、左打

見落としている選手もいるかもしれないので、別途調べた上で書きたいと思います。

 

本日も長文ご覧頂きありがとうございました!コメント・ご意見なんでも受け付けておりますので、お気軽にコメントください!

 

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