阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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いよいよ開幕!今シーズンの展望

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いよいよ、本日2018年シーズンの開幕です。恐らく、多くのファンの方が色々なゲンを担いでいることだと思いますが、取り合えずラ米の虎はカツ丼を食べました(笑)。まあ、相手が菅野ということもあり、すでに気弱な虫が走っているのですが、がんばって勝利をもぎ取って欲しいと思います。

 

うれしいニュースとしては昨日の二軍との近大との練習試合で望月が実戦復帰したようですね。そしていきなり154km/hを計測し三者連続三振とのこと。腰の不安も去年の手術で取り除かれたようなので、いよいよ楽しみですね。あまり話題になっていないも投げたようで、次世代も才木・望月・高橋遥・馬場・呂と本当に楽しみな投手が増えてきました。今年の若手ローテ組の秋山・藤浪・小野・岩貞(本当はここに横山も入って欲しい・・・)に彼らが加わると、投手陣の未来は明るいですね。

 

さて、ここまで阪神の戦力分析や、他球団の戦力分析をしてきましたが、開幕する前にひとまず今年の展望と希望を書いておきたいと思います。順位予想はしません(笑)。

 

2018年セ・リーグ展望

まず、今年のセ・リーグですが、去年は広島が圧倒的な強さを見せましたが、昨年に比べると各球団戦力差が埋まってきているかなと思います。従い、去年のような独走態勢には入らず、もう少し団子レースが繰り広げられるのではないかと予想します。

 

広島カープ/大きな補強ないも優勝筆頭候補

まず広島ですが、打撃・守備・走塁ともに隙のない打線が年齢的にも成熟期に入っており、先発・リリーフ陣ともしっかりと去年と同じ名前が並び、優勝候補の筆頭候補であることには間違いありません。

一方で、補強はドラフトと新外国人のカンポスのみ。ドラフトも育成中心で即戦力と呼べる選手は入っていません。底上げとしては、投手ではローテ入りを果たした高橋昴と野手ではバティスタに続き覚醒しそうなメヒアでしょう。

新井・エルドレッドの大ベテランの衰えが心配ではあるのですが、既に手当てはできている状況です。

一方で、心配なのが先発ローテ。エース野村はまあ調整してくるとして、昨年二桁を挙げた岡田と薮田が制球難で調子が上がってこない。大瀬良もいま一つとのことで、ジョンソン以外の先発投手陣の出来がいま一つの状況です。ジョンソン・野村は実績もありまあ大崩れはしないとして、岡田・薮田に関しては二年目のジンクスに陥る可能性あります。

なにより他球団が補強してきているのに、大きな戦力増強がないことで、去年山ほど貯金を稼いだヤクルト・巨人相手にもそう楽な試合はさせてもらえないでしょう。

打線は大きな穴はないので、ポイントは岡田・薮田・高橋昴の三人と見ています。

 

横浜DeNAベイスターズ/ドラフト1位・2位が活躍すると怖い

横浜に関しては、日本シリーズ行きましたが去年3位ですからね!優勝した気になってんじゃないと。今年も去年からの顔ぶれが並びますが、去年と同じであればそこまで驚異的ではないと思っています。まず、先発の絶対的な投手は今永くらい、山崎とパットンのリリーフは強力もそれ以外は安定感はない。打線もクリーンアップが強力な割りに、リードオフマンの出塁能力が低く、爆発すれば怖いが、基本淡白な攻撃が多い、というのが理由です。これは大和が入っても同じ。

一方で、ポイントはドラフトで加入した神里と見ています。まず、ここまでかなりよい投球をしている東が今永張りの投球をされると、先発陣の締まりがかなり変わってきます。そして、やはりここまで攻・走・守の評判の高い神里がレギュラーを取りリードオフマンを担えるようになると、桑原・大和という出塁能力が高くないリードオフマンを改善することができ、強力なクリーンアップがより怖くなります。

この二人が大活躍するようだと、優勝も見えてくるのではないかと思います。

 

読売ジャイアンツ/マイコラスの穴は大きいも新戦力が額面通りの活躍をすれば

今年もゲレーロ・野上を強奪した巨人、そして開幕スタメンに岡本・吉川尚を入れてきて、世代交代も図ろうとしています。去年からの上積みでは謹慎明けのどすこい高木京、怪我から復帰の澤村、そして大リーグから復帰の上原ですね。

これだけでも、昨年4位に終わった戦力からみると相当な上積みがありますが、後は期待通りの活躍をするかどうか次第。

岡本・吉川尚は結局大田のように我慢できない可能性あり、チーム体質から行って早々に変えられる可能性あり(というかそうなれ)。ゲレーロは他球団から今年はかなり研究に合っているでしょう。

先発に目を向けると野上はそこそこはやるでしょうが昨年できすぎの可能性あり。山口は復活されると2/3番手級の投手になるので厄介なのですが、まあここも復活すんなと、ずっと反省してなさい。ということで、この二人がまあまあの活躍程度ではマイコラスの穴は埋まらない、ここが一番大きいでしょうね。

リリーフ陣に関しては澤村は完全復活してそうです。上原はどうですかね。投げてる姿をみてもあまり球に力はないように見えました。まあこの二人がいなければ、マシソン・カミネロしかいないので楽だったのですが、リリーフ陣は固そうですかね。

ということで、打線ではゲレーロが額面通り活躍するか、岡本が覚醒するか、投手ではどすこい山口が復活するかが鍵と見ています。全てうまくはまってしまえば、優勝候補でしょう。

 

中日ドラゴンズ/選手層は薄いも若手投手陣の躍進次第

なかなか世代交代が進まない中日、主砲ゲレーロも流出してしまい、投手陣もエース格の大野・吉見の調子が上がらないため、下馬評はかなり低い状態です。しかしながら、ラ米の虎としては、今年の中日ははまれば結構強いんじゃないかと思っています。

まず、先発投手陣ですが、小笠原・柳・鈴木翔・鈴木博・笠原といった、ポテンシャル十分の投手たちが開幕一軍に入りました。持っているポテンシャルは十分なので、彼等が急成長すれば、ここにジー・田島・又吉を加え強力投手陣を形成することができます。まあ、全員活躍するということは難しいかもしれませんが。先発投手陣は上記に挙げた名前以外にも大野・吉見・松坂・若松などカバーできそうな投手が多いのですが、鈴木博がセットアッパーに入れないということになると、リリーフ陣は一気に弱体化します。ここがポイントですね。

打線に関してはゲレーロは抜けたものの、二年目の京田は順調に成長(なんで阪神の若手は二年目必ずつまずいちゃうんでしょう・・・)、ここに福田・高橋も伸びてきています。それでもまだ迫力不足なのですが、ゲレーロの獲得したアルモンテがオープン戦でなかなかのパフォーマンスを見せました。ゲレーロもホームランを打つ割に打点を稼げない感じの打者でしたが、スイッチヒッターでシュアな3番打者という形ではまったとすると、大島・京田からアルモンテ・ビシエドの並びはなかなかの脅威です。

ということで、ポイントはアルモンテそして鈴木博と見ています。

 

東京ヤクルトスワローズ/2015年打線+青木も相変わらずのヤ戦病院と投手陣

中日に関しては上位進出の可能性があると思っていますが、ヤクルトに関しては厳しい見方をしています。今年は畠山と川端という2015年優勝の立役者に加え、青木が復帰と打線に関しては去年のような山田・バレンティン・坂口しかいないという自体にはならなそうですが、相変わらず怪我が多いです。これは恐らくシーズン中も続くでしょうから、そうそうベストの布陣は組めないだろうとの見方です。

仮に組めたとしても、投手陣がこれまた火の車。小川と星が戻ってくればそこそこ見れるようにはなれますが、それまでにまた誰かが離脱してそう。さらにリリーフ陣も秋吉・石山くらいしか勝ちパターンとしてはまともな投手がおらず、投手陣に関してはかなり厳しいと見ています。

一方で、警戒すべきは昨日も書きましたが、首脳陣が大幅に変わったこと。特に広島から移籍した石井・河田両コーチ。この二人がどのように打線に影響を及ぼすか、ここをポイントとしてみています。

 

ということで、ラ米の虎としては順位予想はしないものの、本命はやはり広島、巨人・横浜・中日は新戦力次第で十分チャンス有り、ヤクルトは投手力的に少し厳しいかなという見方です。いずれにせよ、広島と各チームの差は新戦力次第では埋まる可能性がありますので、ここに大いに期待したいところです。特にヤクルトには広島を丸裸にして欲しいですね!

 

2018年阪神タイガース展望

投打ともに軸が作れるか

では、我が阪神タイガースはどうかと。うーん、優勝から5まであるかなと見ています(笑)。ほとんど予想になっていませんね。

5位というかBクラスになってしまうケースとしては①ロサリオが外れ②藤浪が復活しないのどちらか一つが起きた場合と考えています。

1.の場合は結局去年と同じ面子の打線になってしまい、大山・中谷・高山などの成長があるかもしれませんが、同時に福留・鳥谷の衰えもあり、課題である得点力の向上は解決されません。

2.の場合は計算できる先発投手がメッセと秋山だけになってしまい、能見の衰え、他チームの補強等も考えるとかなり厳しい状況になると思います。小野がそこそこ投げたとしても。

逆にこの二つが解決できれば、上にいけるチャンスはあります。まず、昨年固定できなかったクリーンアップを糸井・ロサリオ・福留で固定できる。リードオフマンは一人は出塁率の高い鳥谷か上本を置けるので、得点パターンというものが作れます。6番7番は大山・高山・中谷・北條・陽川ら誰でもよいので競争に勝った選手を育成していく、こんな体制が作れます。問題はやはり2番ショートですね。打撃は糸原なんですが、やはり守備が・・・この穴だけはどうにも埋められなそうですが、西岡・北條・植田らで調子の良い選手で埋めていくしかないでしょう。

先発に関してもメッセ・秋山・藤浪の3本柱さえできればかなり楽な戦い方ができると思います。ここに小野が4番手としてしっかり活躍できれば、後は5/6番手候補は岩貞・能見を中心にそこまで困りませんし、6番手に関しては才木や高橋遥といったプロスペクトを試すこともできるので、打線同様、安定した戦い方をしながら育成もできるという理想的な体制に持っていけると思います。。

 

世代交代と若手のポジション獲得

今の阪神の主軸は投手ではメッセンジャー・能見・ドリス・マテオ・桑原・高橋聡・藤川、打者では福留・糸井・鳥谷・上本です。いうまでもありませんが、ドリス以外は全員ベテラン選手です。

当然この状況を危惧しての金本監督の就任となったので、若手の育成も相当力をいれてやっていますが、ついに3年目です。若手といわれている中谷・高山らも25歳になりますので、来年からは若手とはいえない年になってきます。従い、今年中にバトンタッチの目処というのをつけてもらう必要があります。

今まで若手など一切出てこなかったので勘違いしがちになるのですが、ここ2年で芽を出した若手選手は、将来をファンから大いに期待されているものの、誰もレギュラーを取れていません。大山も中谷も高山も北條も原口もです。彼等が一昨年・去年と少し活躍したので、若手の今年の飛躍を計算に入れた上で今年は優勝や!という雰囲気も出ていますが、花はまだ一切咲いていません

これが今年も花が咲かないということでは、現在のプロスペクトたちも若手とはいえないとしに差し掛かりますので、いよいよ超変革失敗の声も聞こえてきてしまいます。

投手陣に関しては、秋山・藤浪にメッセンジャー、小野・岩貞に能見のポジションを、岩崎と石崎に高橋聡・藤川のポジションをひっくり返す結果を出してもらうことが重要。

野手陣に関しては、中谷・高山福留のポジションを、大山には鳥谷が三塁に戻らなくて済むようにしっかりと活躍して欲しいと思います。

ここがしっかり固定できてくるといよいよ常勝チームへの道が開けていきますが、ここに挙げた投手6名(秋山・藤浪・小野・岩貞・岩崎・石崎)、野手3名(中谷・高山・大山)がポジションを取れないようだと、またF/A戦線や海外帰り、外国人選手など迷走が始まってしまってもおかしくはありません。

過去二年は若手の試用期間で済みましたが、その観点で今年は非常に重要な年になると思います。

 

前半戦は戦力の見極めに

ということで、他のチームと比べても中継ぎ陣以外は面子はそれなりにいるものの、活躍するかどうかが確信できないチームですので、オールスターまでの前半戦はしっかりと戦力の見極めと今シーズンの戦い方の確立を目指して欲しいと思います。

特に今年は昨年と比べると先発投手・野手ともにスタメン・ローテにいれてもよい候補が増えています。それだけ底上げはできているものの、前述のとおり固定メンバーを作れない状況ではあります。使える候補の選手が多い一方で固定が難しいので、采配が非常に難しいのですが、ベテラン選手の休養のさせ方、守備固め、勝負所の代走や作戦面も含め、前半戦は無理をせず、得意パターンを形成し後半戦にしっかりと戦える層の厚いチームを作り上げて欲しいと思います。

その観点では特に3/4月は5割目標でよろしいかと思います。あんまり上に離されない程度にね。

 

最後に

ということで、いよいよ2018年開幕します!オープン戦の結果から非常に気弱な状態でスタートしてしまうのですが、まずは宿敵巨人を叩いて、オープン戦のうっぷんを晴らして欲しいですね!まあまずはアウェーですので3連敗しなければよいと思います(心の保険)

本ブログは基本的に戦力分析やチーム戦略などの考察を中心としていますので、シーズン中に毎試合の感想を書くかは決めていないのですが、徐々にやりながら考えていきたいと思います!

 

本日もご覧頂きありがとうございました!

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