阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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起死回生ならず/東京ヤクルトスワローズ第1回戦

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メッセンジャーご乱心試合から一夜明けた今日、いまだにSNS上ではメッセンジャーは悪くない、白井が悪いっていうコメントが乱立していますが、改めてみてもやっぱりメッセンジャーが悪いですね。気持ちはわかるけど。

白井の判定が微妙だったのは確かですが、口の動きを見る限りメッセンジャーはFから始まる放送禁止用語を言った後に、白井に向かって’Yeah! You!’と言っており、「くそ!!・・・そうだよ!お前だよ!!!と言ったことになります。Fから始まる言葉は「すげー」とか「やべー」とか別のいい意味で使われることもあると言う人もいますが、どう考えてもそう文脈じゃないでしょ(笑)。

白井の判定が悪いから侮辱の言葉を受けるのは当然と言うのは、人にむかついたら殴ってもよいと言う理屈と同じですので、人のすることではありません。文句のレベルならまだしも。まあ、メッセンジャーも頭を冷やしていることでしょうから、次回登板はしっかりと禊を果たしてほしいと思います。また同じことやったら有吉反省会行きで。

白井も白井で説明のときに、「我慢しろと言われたが我慢できなかった」というとても審判とは言えない発言で物議をかもし出しており、結果的に退場のジャッジは正しかったと思いますが、説明としては「審判に対し限度を超えた暴言を吐いたため退場とした」と客観的な理由をいうべきであり、「俺的に我慢できない」という主観的ともとられる理由をマスコミに発言してはだめだと思います。まあ、本当に我慢できなかったのが理由なのだと思いますが(笑)。なので、白井もやっぱりだめです。

ということで、昨日かなり中継ぎを使い込んでしまいましたので、今日はなるべく先発投手に長く投げてほしいところでしたが、先発は毎回ジキルとハイドのように尺変してしまう藤浪でした。

 

東京ヤクルトスワローズ第1回戦感想

藤浪復活の兆しか!?

ここまで二試合いい投球をするイニングもあったものの、突然崩れ四球連発で結果を残せなかった藤浪。去年と全然変わってないじゃんと言う声もありましたが、去年とは崩れ方が全然違います

去年はまずストレートがシュート回転し、且つとんでもない抜け方で右打者に向かって飛んでいく、カットボールに頼ろうとすると引っ掛けて飛んでもなく左に球が行ってしまう、と言う感じでした。入団したての時は左打者への内角球がシュート回転してしまい、痛打を浴びるのが弱点だったんですけどね。いろいろ難しいですね。

今年テイクバックを小さくし腕を上げたことにより、このストレートがシュート回転する悪癖はある程度取り除かれました。一方で、解説者が迫力がなくなったと口を揃えていうとおり、テイクバックが小さくなったことで球の殺傷力は若干落ちているのかもしれません。

ここ二試合の崩れ方を見ていると、崩れるのはセットポジションになってからが殆ど。つまりランナーを出したピンチの場面。セットになった際にまず直球が低目に行ってしまいストライクが入らない、さらに力むと左に抜けたりと梅野がゴールキーパーを始める始末。梅野があそこまで反応がいいのはもう力んで抜ける方向が見えてるからでしょうね(苦笑)。

桑田との対談の際には問題は精神的な問題ではなく技術的な問題と自他共に認識していました。そして今日試合前の談話では藤浪が今日改善を目指すポイントとして「意識のルーティン」という言葉を使っており、やっぱりそうだよなと納得させられました。

投球をする際の体の使い方、力の入れどころを意識といっているのだと思いますが、これを技術的な問題点といっているのであれば、やはり技術的な問題なのでしょう。藤浪・桑田のいう精神面と言うのは、ピンチになると顔面蒼白、弱気になったり、頭に血が上ってしまったりと、投球以前のことをいっているのかもしれません。こうなると余り境がないようにも思えますが。

まとめて考えてみると、藤浪は恐らく「考えすぎ」そして「背負いすぎ」。抑えたいという気持ちが力みに繋がってしまったと、過去二回の降板後のコメントでいっていたのですが、この「力み」「意識」を狂わせているのでしょう。つまり、①考えすぎ、責任感が強い→②ピンチで0に抑えたい!→③力む→④いつもと違う意識になる→⑤いつもと違う体の使い方になる→⑥制球が定まらない、こんな感じなのかと。あくまで想像ですが。

ということで、藤浪がポイントとしていたのが意識のルーティン「ピンチになってもいつもと同じルーティンの意識をしっかりと保ち体を動かす」ことで、上の図式で言うと悪い循環を④でたち切る、ということだと思うのですが、そうだとすればこれがうまくいったのではないでしょうか。

まず、今日は初球と初回を注目していましたが、初球はきっちりとストライク、山崎にはうまく打たれましたが危なげなく初回を終えます。真ん中付近に投げとけば早々打たれないのでそうすればいいのに、という風にここで述べていましたが、大体そんな感じでしたね。

ただ、二回はバットコントロールの上手いアベレージヒッターを打線に揃えてきたヤクルト打線に直球一本で臨んで捕らえられます。三連打を浴び一点を失い、さらに8番中村にはストレートの四球と、ああ今日もだめかと多くのファンが思ったかと思います。しかし、ブキャナンを併殺に打ち取ると、山田を空振り三振にとりどうにかピンチを脱します。フィールディングも慌てずによくできたと思います。自分で取ったのにボールを見失っており、慌てる暇もなかったのかとも思いますが(笑)。ポイントはピンチからの結果も当然よかったのですが、中村に四球を出し、いつものハイド藤浪になってもおかしくなかったところを、ちゃんとストライクゾーンで勝負ができたところ。これは「意識のルーティン」としていたポイントができたということではないのかと思います。

その後は、自信を取り戻したのか、ぐいぐい直球で押し危なげないピッチング、途中からはこちらも今まで制球がよくなく頼れなかったカットボールも有効に使えるようになり、6回にピンチは招きましたが、ここも「意識のルーティン」がきちんとできたのか、危なげないピッチングで7回6安打2四球1失点5奪三振で当たっているヤクルト打線相手に十分な投球だったでしょう。

今日の投球でまたローテーションに残ると思いますが、スケジュール通りであれば次は巨人戦、開幕カードの借りを返すとともに、もう一度万全の投球を見せ藤浪復活を印象付けてほしいと思います。一回だけではまだ信用はできません(笑)

 

リリーフ陣は準備できてた?

7回裏に梅野がヒットを打ってしまったことで、代打を出されてしまった藤浪。こうなると、1点差なのでリリーフ陣が追加点を防いで、逆転のチャンスを待ちたいところ。

でしたが、岩崎の出来が悪い・・・・。ビハインドの場面で昨日石崎も球児も投げさせてしまったので、岩崎一択だったのですが、山田に本塁打をくらい、その後左打者に3連打を食らって、どうにか糸井の捕殺で3アウト、今日のブキャナンの出来からいって非常に痛い一点でした。こういう感じなので、まだセットアッパーにできないんですよね。。。

9回裏に福留が起死回生の同点2ランを打ち、サヨナラの機運が強まったところで、投手は守護神ドリス。でしたが、先頭の山田に2ベースを浴び、送りバントで3塁にいかれところで、今日復帰の雄平に簡単にレフト前に運ばれ勝ち越し点を許してしまう。今日は制球が極めて悪く、9回裏で負け越している状況で、果たして体と気持ちの準備ができていたのかな、と思ってしまいました。中日戦で5点取って勝ち越した後に登板したマテオにも言えることなのですが。

「ダセンモウタネーシ、ハヤクオワッテラーメンタベニイコーゼ、マテオ。メッセモヨンデヤルカ」とか言っていたのか分かりませんが、なんか打線が追いつくことなど想像していなかった感じの登板でしたね。こういうのも含めて投手・野手間の信頼感なのですかね。追いついてもらえると思うから頑張って投げられる、抑えてもらえると思うから集中力をもって打てる、というのが信頼感だと思うのですが、今の打線の体たらくからみて、これがなかったのかなとも想像してしまいました。あくまで想像ですよ。

 

打てないわね

今日も1点が遠い打線。福留が最終回起死回生の同点2ランで、さすがの「誰も打たないところで殊勲打を打つ」というのを今年も体現してくれましたが、他がまったく続きませんでしたね。

今日はブキャナンが本当にすばらしかった。動く球で内野ゴロを増産し、ピンチの勝負どころでは150km/h台の直球で三振を奪う。高山・隼太から奪った高め直球の三振は見事としか言いようがありませんでした。それを読んでしっかりとホームランにした福留は、こちらもまた役者が違うとしか言いようがありません。

まあ、それにしたところでやっぱりチーム全体に「打てへんなー」っていう空気が蔓延している気がするんですよね。調子のよい打者は糸井・福留・糸原の3人ですが、打順が3/5/7で分断されてしまっている。後は1割台が3人(鳥谷・大山・梅野)、2割前半が2人(高山・ロサリオ)と、チーム打率も.222まで落ち込みどうやって点とんねんって感じですね、

ロサリオと大山はこれはもう心中すると決めたのだから、4月中は起用し続けるのはいいでしょう。梅野も守備面でよくやっているので、休養日は設けてほしいですが、起用は致し方なし。ただ、我慢をする打者がこれだけで3人いるのだから、他の打者はそこをカバーできる打者を起用するべきでしょう。

具体的にいうと、高山鳥谷ですね。高山ははじめ調子が良さそうでしたが、出続けていることで調子が落ちてきています。引っ掛けた二ゴロが多くなり始めると危険サイン。中谷の調子が悪く、まだあたりの出てない俊介しか代わりがいないのが厳しいところですが。江越!?

鳥谷に関しては残念ながらロサリオ・大山に当たりが出ていない現状で起用する打者ではないでしょう。ロサリオ・大山が当たっていれば下位で使うのは問題ないと思いますが、打線全体がここまで低迷の中で、3も調子が上がるのを待っている打者をスタメンに入れるべきではないと思います。4月中は調子が上がるまで我慢が必要だということは分かっていますが、バランスの問題です。そんな打者は2人で十分です。

今日も最終回ランナーを出したい場面で3-1から打ちにいき内野ゴロで試合終了。あそこから打ちにいくなら、きっちりヒットを打ってほしいところ、でなければ粘って四球を選んでほしい。鳥谷らしくない打席で、やはり調子の悪さを物語っていました。

ということで、昨日から提言している通り、調子のよい打者はつなげるべきだと思います。

具体的には糸原・上本の出塁率の高い1/2番。上本は足も使えます。

クリーンアップはロサリオ4番のままでもいいですが、今は糸井・福留・ロサリオとしてもよいでしょう。ロサリオをスタメンから下げてしまうことだけは反対。

大山はもう少し我慢できますが、そもそも実績のない打者なので実力があるのかどうかはまだ分からない。フル出場なのでそれこそ鳥谷と併用でよし、7番は高山と俊介の併用。中谷・江越が上がってくれば、彼らとの併用でもよし。

としないと、相手にとって見れば二人に一人は安心打者が出てきてしまうので、抑えるのが非常に楽です。

采配面も1点を追う6回、鳥谷が四球で先頭打者で出た場面、ここもブキャナンを全然打てる気配がないので、代走植田で足でかき回すことを考えてもよかったと思います。今の阪神打線は、相手投手は打者に100%集中できるので、今日たまたま9回に捉えましたが、やはり相手にとって嫌なことをこちらもやってほしいと思います。

広島に足で仕掛けられたり、巨人に代走鈴木を出されたりして、ピッチャーが投球を乱す場面は何度も見ていると思いますが、そんなことを阪神にもやってほしいところです。絶対に相乗効果も出てくると思います。

 

最後に

ということで、福留のまさかの同点2ランでサヨナラの空気満載だったのですが、さくっと次の回で勝ち越され、さくっと抑えられて負けてしまいました。先発藤浪がよい投球をしてくれたことは大きな収穫なのですが、まだまだ課題は山積みですね。

とにかくロサリオが当たってくるまでは、周りの打者がカバーするしかなく、そのカバー役には調子のよい選手を使ってほしいと思います。明日は調子の上がらない石川、明後日は山中?由規?で谷間なので、勝ち越しを狙ってほしいと思います。特に日曜登板予定の岩貞が好投すれば、懸念の先発陣はかなり安定してきます。

ということで、甲子園開幕カード6連戦残り2試合必ず勝ってくれることを信じています!

 

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