阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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先発投手補強

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いよいよストーブリーグが本格化し始めました。早速阪神は他球団との競争の中、呂彦青の獲得に成功しました。以前阪神で活躍した郭李氏からもサポートがあったのか判りませんが、非常にすばやい動きで見事なフロントワークでした。この調子で新外国人野手もいい選手を獲得してほしいところです。

後、更なる外国人投手の補強作としてインディアンズ/ディエゴ・モレノの獲得が報道されています。今年もマテオが不調で不在の時期もあり、マテオの年齢を考えても外国人中継ぎのスペアを用意しておくことは、いい戦略だと思うのですが、メンデスじゃだめだったんですかね?

 

ちょっと年齢も来年31歳と高く、もう少し若い投手をとってもよいんじゃないかと思ったのですが、追っての報道を待ちたいと思います。それにしても、モレノを獲得してしまうと投手が既に35名、現在野手が32名で外国人を取ると33名、仮に大和がFA流出したとしても追加補強は後1名程度になりそうです。

ストーブリーグに入り日本シリーズ後から11月14日までがF/A宣言期間となるのですが、現在の動向は以下のとおり。

  • ポスティング:L/牧田、F/大谷
  • F/A宣言確定:M/涌井(大リーグ/残留)、H/鶴岡(退団)、Bf/平野(大リーグ/残留)、T/大和(残留/Bf/Bs) 、F/大野(残留/D)
  • F/A宣言検討: H/明石、L/炭谷、L/野上、F/増井、F/中田
  • 残留:M/唐川、T/俊介、D/谷元、F/宮西、L/中村、H/川島

うーん、相変わらずパ・リーグが多いですね。DH制が両リーグの実力差との意見が多く出ていますが、実はF/A制度で落ち目の選手が出て行く一方で、新陳代謝がよくなり新戦力がどんどん出てくるところがパ・リーグの強い原因なのではないかと思ってしまいます。ドラフトで有力選手がことごとくパ・リーグにいっているのもあると思いますが。

さて、本日は一塁手編に続き、色々と補強の報道が出ている先発投手の補強について触れたいと思います。

現在の構成は以下のとおりです。

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まず、先発投手陣ですが、今ドラフトの一位/二位で先発候補の大卒二名、馬場と高橋遥を獲得できました。ということで、不在ポジションであった先発4枚目候補、及び不足していた育成左腕の獲得となったのですが、現在までに以下の報道が出ています。

  • 台湾アマチュアNo1左腕の呂彦青の獲得
  • 岩崎の先発復帰
  • ソフトバンク戦力外報道のあった山田の調査
  • F/A権取得の野上の調査

ではそれぞれ見て行きたいと思います。

まず前提として、管理人の考える先発投手陣の構成は、これまでも触れているとおり、ローテション5枚、控え5枚、育成5枚の計15名程度、夫々右3枚、左2枚が理想です。

まずローテション投手ですが、基本的に一年間一軍で安定した活躍をして欲しい選手。ここが一番の不安箇所。安心できるのはメッセンジャーのみ、秋山の二年目のジンクス、藤浪・岩貞の復調、能見の劣化が心配され、来年も今年と同様の状況となれば、控え選手の成長に賭けるしかなくなり、非常に不安定な状況です。

控え投手は、安定感はないものの、一軍で通用する投球をできるレベルにあり、ローテ6番手、谷間候補、ひいては、前述ローテ投手を追い越して一軍への定着が望まれる投手です。候補としては、今年ルーキーとしては活躍した小野、少しずつ成長している青柳、スペ体質も一軍では通用するレベルの横山、ゲームは作れるベテラン岩田、そして今年のドラフト一位の馬場君と考えています。馬場君はある程度纏まっているタイプなので、一年目からの活躍が期待されますが、期待しすぎてもいけないので今年の小野をもう少しよくした成績くらいが期待値です。

そして育成選手はいきなり一軍に登板させるというよりは、体力面・技術面をしっかりと磨き、まずは二軍のローテでしっかりと一年間投げることを目標とする若手選手。候補としては、今年リハビリから復帰し一軍初勝利も果たした竹安、高卒二年目の望月、高卒一年目の才木、浜地、これに加え今年ドラフトで獲得した高橋遥になります。竹安、望月、才木に関しては二軍やフェニックスでも結果を残しており、いつ一軍先発デビューがあってもおかしくないところまで来ています。

これに加え、ロングリリーフ候補のルーキー福永・藤谷、榎田、島本、松田、守屋あたりも先発調整はありえるでしょうし、今年ドラフトで入団予定の谷川も先発適正があります。

ということで、一軍ローテレベルは不安があるものの、一軍ローテを目指せる選手の頭数は結構は揃ってきているんですよね。当然怪我や調整期間もあるので備えは必要なのですが、一軍を上記5人に加え、あと一人控えから排出すると(仮に小野とします。)、来年の段階で積極的に二軍で先発経験を与えたい投手は、二軍待機の岩田はもちろんとして、青柳、馬場、横山、竹安、才木、望月、呂と8名おり、まだ体力・フォーム作りから始めたい選手は浜地、高橋遥くらいなんですよね。二軍の試合も一軍と同じ程度の試合組まれているので、6枚ほどいればよいのですが、余ってしまっている形です。才木、望月、呂を育成組みに加えたとしても5名と二軍ローテを回すには十分な人数です。仮に怪我や調整選手がいたとしても、先に述べたとおり、中継ぎロングリリーフ候補組みからの補充は十分に可能です。

逆に言うと余り一軍を狙う先発候補が多すぎた場合、3軍がない阪神において試合の出場機会がなくなり、育成の妨げになってしまうことが懸念されます。

従い、今の状態はローテ投手には不安が沢山残るものの、プロスペクト選手が多く存在し、頭数的には左右ともに足りているというのが管理人の意見です。

という状況を踏まえ、補強策です。

まず、台湾アマチュアNo1左腕の呂彦青。これはナイスな獲得でした。まず、左の先発候補は岩貞・横山・高橋遥といるものの、人数不足且つ一軍ローテへの目処が立っていない状況(岩貞しっかり!横山怪我するな!)。唯一の先発ローテの能見さんは来年もう39歳、早急に跡継ぎの手当てが必要です。これに加え再来年からはメッセが日本人化するので、投手の外国人を一人先発に補強することができます。呂はまだ大学4年生の年で若く、且つ田嶋よりもいいと一部のマスコミは言っていたものの、映像を見る限りにおいてはちょっと褒めすぎ。直球・変化球・制球ともに素晴らしいものを持っていると思いますが、NPBで助っ人外国人として活躍するためには、まだまだ努力が必要でしょう。ということで、来年一年は育成期間として阪神の優秀なコーチ陣の元でびっしりと練習し成長をしてもらい、再来年のローテ入りを狙ってほしいと思います。背番号は郭李氏の背番号の20がいいですね!

次に、岩崎の先発復帰。これは絶対に反対。金本監督も先発投手陣にはかなりの不安がある模様ですが、いままでも中継ぎ適正にも関わらず、先発で3回り目になると捕まり続けていて、ようやく中継ぎで高橋の後継としてセットアッパーまで狙えるポジションにきているのに、ここで先発に戻してしまうのは勿体無いと思います。春キャンプでは先発調整もやらせるといっていますが、是非中継ぎ調整に集中させてあげて欲しいと思います。どっちつかずが一番問題です。後半戦の一人一殺が求められる中継ぎに比べ、先発投手陣は力があれば右でも左でも関係ありません。残る左中継ぎ候補は、榎田・山本・島本と育成の石井のみ、榎田が全盛期の活躍を見せるか、島本が成長すれば話は別ですが、それでも中継ぎは右投手に偏っているので、岩崎には是非セットアッパーの座を目指してほしいと思います。

次に、ソフトバンク戦力外報道のあった山田選手、見事なまでの阪神キラーで今年も交流戦で唯一の勝ち星を献上しました。二軍でも安定した成績を残しており、層の厚いソフトバンク先発陣の中でなかなか出番がやってきませんでしたが、年齢も来年30歳とまだ若く、ローテ谷間としてくらいは計算できるのではないかと思います(今年の岩田くらい)。ただ、報道は出たものの結局二次戦力外通告では名前が出てきませんでした。西武・ヤクルトも興味を示しているとのことで、急遽もったいなくなりトレード候補に残したのかもしれません。ソフトバンクは日本シリーズを見ても判るとおり左投手を苦手としており、同リーグに流れないように調整しているのかもしれないですね。後、松坂の退団で枠が空いたのかもですね。投手はいくらいても困らず、岩田も来年35歳ですので、他の左投手が育つまでのポスト岩田としての繋ぎとしてはよいのかもしれません。一方で、前述したとおり、ローテを狙う控え選手層には困っておらず、若手選手にはどんどん登板経験を積ませたいだけに、機会損失になってしまうことが懸念されます。中継ぎというタイプではなさそうですが、先発谷間兼不足している左腕のロングリリーフ枠としてくらいの扱いであればありかもしれません。

但し、現在支配下選手は既に66名おり、報道されているモレノと一塁手を補強すると68名、後2名しか枠の余裕がない為、育成からの昇格や外国人の緊急補強を考えると、後述する野上の補強を優先したいため、取れたら取れたでよいかな程度で管理人は考えています。といっている間にヤクルトに移籍になりそうですね。阪神にだけ強いのは勘弁してほしいところです。

最後にF/A選手。メッセンジャーはよいとして、秋山、藤浪まで計算したとしても、4-6枚目が非常に不安な陣容です。理想としては4枚目までしっかりと固まっており、5枚目を能見・岩貞に加え、控え枠から誰か成長してローテを確保、残りの陣容で6枚目の谷間を回すというのがよいのですが、4-6枚目を計算が立たない選手で回すというのは少し心許ない状況です。

ということで、4枚目までに入れる候補としては、M/涌井、L/牧田、L/野上、F/増井といるのですが、涌井・牧田は大リーグ挑戦。特に涌井は挑戦失敗の場合残留を明言しており対象外。牧田は国内F/Aの可能性もありますが、年棒・年齢・先発適正(左に異常に弱い)・人的保障のリスクから考えても厳しいかなと。

増井は日ハムなので人的保障のリスクは西武よりは低いかもしれませんし、先発・中継ぎ両方できるのでいればありがたいのですが、特に調査しているとの報道もなく、縁がなさそうです。

上記3名はエース・ストッパー級の選手で人的保障が必要となる選手なのですが、彼らに比べ少しスペックが落ちてしまうのが阪神調査中の野上。今年は11勝するなどキャリアハイの成績を残しましたが、基本的には勝ったら負ける、イニングも6イニング程度、怪我は少なくイニングは稼げるとエース級の活躍というよりはまさに4-5番手にいるとありがたいなという投手です。ただ、阪神はこの手の投手が少ない。プロスペクトに関していえばいくらでも名前が上がり、質・量ともに充実しているのですが、計算できるかといえばできない。能見もそろそろ4番手として数えるのが厳しくなっている状況下、計算できる先発投手として獲得してもよいのではないかと思います。但し、Cクラスだった場合に限ります。今年は西武もF/A、ポスティングで流出が多く、選手層もそこまで厚いわけではありません。従い、Bクラスとなった場合は野上の推定年棒5,000万円から考えても人的保障とする可能性が大きい。ここのところの若返りの成果もあり阪神はプロスプクトにあふれています。おそらく28人のプロテクトでは江越、陽川、横山、松田あたりは外れてしまう可能性が高く、野上の年齢的に考えても4番手の投手の獲得に対する代償としては大きいと思います。

現在の推定年棒でいうと、野上は西武の中で8位タイの5,000万円。この中に渡辺・武隈・十亀といるのですが、規定では通算登録日数の少ない選手の方がランクが上になるようですね。そうすると、武隈と十亀の方が通算登録日数が少ないので、野上は11位ということになり、報道されている年棒だけでかんがえるとCランクとなります。しかし、年棒は飽くまで推定年棒。5,000万円+1円でも8位になってしまうのでBランクの可能性も大いにあります。この辺は公に発表されるのか判りませんが、少なくとも各球団には通知されるでしょうから、Cクラスであれば積極的に狙いに行ってほしいですね。

野上を獲得できた場合、5-6番手を、能見・岩田・岩貞・横山・青柳・小野・馬場・竹安らで争っていく形になり、よい選手層が作れるのではないかと思います。プロスペクトが成長し、4番手以上に上がってきてくれた場合は投手が余りだす嬉しい悲鳴というやつですね。その場合は小野・馬場・横山あたりの球の強い投手はセットアッパー・抑えへの変更案もありだと思います。中継ぎのプロスペクトは少ないので。

一方で、プロスペクト選手はここ数年で多く獲得できており、先発投手候補の頭数は揃っています(飽くまで候補)。理想としては野上が獲得できなかったとしても、来年上記選手の中から二人ローテを守れる選手が成長して、能見が6番手として計算するような布陣となることです。上記の岩貞・横山・青柳・小野・馬場・竹安に加え、望月・才木の中から一人でも多く出てきてくれることを期待しています。藤浪はもう計算します!絶対復活するので。

問題は、枠の問題。既に66名、モレノ+新外国人で68名、大和流出の可能性もありますが、仮に野上をF/Aで補強すると69名、緊急時の外国人獲得や育成石井の昇格機会を残すためにも2枚は空けておきたいところです。歳内の育成落ちの報道があったのですが、結局支配下のままなのでしょうかね?

後、中後なんかは不足している中継ぎ左腕補強で面白いと思うのですが、枠の問題で難しいかもしれませんね。

いずれにせよ、来週の火曜日までにF/A選手も出揃いますので、動向を注視したいと思います。

本日も長文ご覧頂きありがとうございました!

 

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