阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ

阪神タイガース 2017年総括と補強ポイント 先発投手編

皆様いつもご覧頂ありがとうございます。 夏でも掛け布団さん、だいのじさん、Yumegさんコメントいただきありがとうございます!

 

 

 

さて、2017年も公式戦全日程終了しました。最終戦は安藤と新井良太の引退試合、CSに弾みをつける見事な勝利となりました。新井の電撃引退にはびっくりしましたが、腰痛がよくないとのことで、今年のオープン戦をみていると打撃も改善しまだまだいけると思っていましたが、お疲れ様でした。中日から移籍し、兄弟で数々の記録を作り、ファンにも愛され阪神に移籍して辛い事もあったでしょうが、惜しまれて引退していくのはある意味幸せな幕引きだったのではないかと思います。

 

 

安藤も良太もお疲れ様でした。そして、これまで阪神を支えてくれて有難うございました!

 

金本タイガース超変革二年目、結果は貯金17の二位と昨年の借金12の四位から大躍進を果たした我が阪神タイガース、若手長距離砲育成のために有望外国人野手を獲得せず、またエース/メッセンジャーの離脱、期待された藤浪・岩貞の不調がある中、非常によくやったといえる結果なのではないでしょうか。打撃タイトルは誰も取らず、B9は誰も取れそうにない中、強力な中継ぎ陣を軸にこれだけの貯金を積み重ねられたことは、勝つためのチーム力全体があがってきているといえるのではないかと思います。

 

金本監督としては毎月貯金3を目標としており、6ヶ月のシーズンとすると一つ足りませんでしたが、十分な結果でしょう。

まだCS/日本シリーズと残しておりますが、日本シリーズが終わるまでの間に、戦力外通告、ドラフト会議、日本シリーズ後はFAとストーブリーグが活性化してきますので、その前にまずは今年の総括をしたいと思います。

 

今日は先発投手編から

 

去年の2017年版にも書いたとおり、管理人が考えるの理想の構成は、ローテ投手5枚、ローテ候補投手5枚、育成投手5枚、それぞれ右投手3枚、左投手2枚が理想です。理由としては、エース級投手の登板数を増やす、ローテ調整をしやすくする、若手にチャンスを与える意味で、基本的に5人いればよく、4人規定投球回到達投手がいれば多い中、6枚固定する必要はないということです。

 

2017年戦力構想投手編

 

 

今期先発として登板した投手は以下のとおり。

 

 

 

 

 

 

先発投手陣で貯金を作れておれず、防御率も3.66と決してよい数字とはいえません。また、平均投球回数も5,7と6回もっておらず中継ぎ酷使の原因となりました。やはりネックとなったのが繰り返しになりますが藤浪と岩貞ですね。。。

 

昨年のメッセ・藤浪・岩貞・能見と4人の規定投球回達成を輩出し、先発投手陣はある程度計算できると思い始まった今シーズンですが、藤浪3勝・岩貞5勝・能見6勝止まり、頼みのメッセンジャーも不運な骨折で離脱、シーズン終盤には日ハムをウェーバーされたメンドーサの獲得にまで動くなどとにかく多難なシーズンとなりました。

 

その中で希望の光として出てきたのが秋山。ルーキーシーズンの活躍から将来のエースを期待されるも、その後の伸び悩みでファンの間からもいらないくらいの声が聞こえるくらいシーズン前の期待値は低かったのですが、見事な覚醒・成長ぶりを見せてくれました。特筆すべきはBB/9が0.90と堂々のリーグ一位、K/BBも7.69とマイコラスに次ぐリーグ二位(菅野よりよい!)、元々コントロールはよかったものの、直球に力が戻り素晴らしい成績になりました。ここに藤浪・岩貞が昨年並みの活躍をしてくれていれば広島とのゲーム差ももっと縮まっていたでしょうが仕方がありません。技術的にも成熟感が出ているので、来年以降も活躍が期待されます。お願いなので一年だけとならないように大事にオフをすごしてほしいと思います。

 

藤浪はイップスだかなんだかわからない状態で、長い間二軍での調整も続きましたが、結局解決に至らず。球の力自体は相変わらずあるのですが、調整後も右打者の内角には全然投げておらず、この状態で投げさせても無理があったでしょう。一軍に上げるにしてもこの問題が解決してから上げるべきだと思っていたのですが、いかんせんメッセの怪我、代役候補の横山・島本等の怪我もあり投げさせざるを得なかったというのが実情でしょう。それにしても昇格後広島・巨人にばかり充てるというのはちょっと厳しすぎる気がしました。得意な横浜戦や下位の中日・ヤクルトあたりから投げさせ、自信を取り戻させるほうがよかったのではないかと思いましたがスパルタでしたね。いずれにせよ管理人はWBCによる調整失敗と見ていますので、来年しっかりと調整して元の藤浪に戻ってほしいと思います。

 

岩貞はオフのトレーニング(筋トレ)に失敗したのか、ストレートの切れが出ず、結果チェンジアップも生きない、自信をなくし大きく負け越してしまいました。藤浪ほど重症ではないものの、オフシーズンはキレをしっかりと戻し来年リベンジしてほしく思います。それにしても苦手の広島戦ばかりに当てるというのは本当に勘弁してほしかったです。。。

 

能見さんは7回あたりから握力の低下なのか打ち込まれ始めるという状況と援護に恵まれなかったこともあり、6勝止まりとなりましたが、結局シーズンをわたり規定投球回には到達しなかったもののローテを守り続け、シーズン終盤には完投勝利も収めるとまだまだやれるところを見せてくれてました。特筆すべきは能見が登板した試合は15勝8敗と大きく勝ち越しているんですね。早い回で降りることもあり勝ち星には恵まれませんでしたが、かつての下柳的ポジションであれば来期も十分期待できる戦力です。

 

メッセはいうことはないです。広島登板試合にも4勝1敗とエースとしての活躍を見せてくれました。中日にとって見れば消化試合とはいえ最終戦の7連続三振はまだまだ阪神のエースはメッセンジャーというところを見せてくれました。惜しまれるべきは骨折での離脱ですね。再来年には日本人扱いになるので、来年も同じ調子でがんばって、末永く阪神で活躍してほしいと思います!

 

メッセの怪我、藤浪・岩貞の不調の穴を埋めてくれたのが小野・青柳・岩田の三名で計37試合に登板しました。小野は好投した試合もあったものの、プロ初勝利まで13試合かかり、結果2勝7敗と大きく負け越してしまいましたが、登板毎に纏まりのある投球が増え、大いにポテンシャルを見せてくれました。一方で変化球の精度はまだまだ高くなく、投げてみないとわからない状態ではあり、来年ローテ候補には入ってくるでしょうが、ローテとして計算するには時期尚早。しかしながら直球の威力は魅力的であり、オフでの成長し課題の克服されればエース級になるポテンシャルは十分に秘めています。

 

青柳は昨年に比べると成長が見られました。課題の制球もBB/9が5.27から3.92と大いに改善。一方で課題は立ち上がりの失点が多いことと、それまで完璧な投球をしていたものの5回以降急に崩れる傾向にあること。打線が点を取らなかったのもあると思いますが、相手打線3回り目で崩れる予兆が見えるため、早めのスイッチとなった試合が何度もありました。また、対右被打率は.124(!)と完璧なものの、対左が.295とわかり易く打ち込まれており、この辺りも改善が必要です。現状では小野と同じくローテ投手として計算するまでのレベルにはなっていませんが、兎に角、球の力は強く圧倒的な投球を見せてくれる場面が多いため、来年は更なる成長を見せてほしいと思います。こちらもエース級のポテンシャルを秘めており、管理人としては大いに期待しています。

 

岩田はプチ復活といったところでしょうか。特筆すべきは金本監督からの助言もあり、交わす投球から直球の強さを取り戻したこと。球速も回復しており、140台後半も出ていました。年齢的にも今後の成長というのは難しいと思いますし、ローテ投手としての計算は立たないと思いますが、貴重なバックアッププレーヤーとしてまだまだ活躍してほしいと思います。まだまだ若いので願わくば昔の輝きを取り戻し、4番手あたりに入ってほしいと思います。

 

メンドーサは緊急獲得の上4試合に登板。まあなんというか聞いていた通りのスペック通り、いい投球はするが5-6回程度、突然崩れる癖ありというまんまの投球でした。それでも終盤先発投手がいない中イニングを潰し、中継ぎ陣の負担を少しでも減らしてくれたことは感謝したいところです。来年はメッセンジャーもまだ日本人扱いにならず、ドリス・マテオは契約延長でしょうから、本人のこれまでキャリアや年齢を考えても二軍控えという訳には行かないでしょうから、残念ながら今年まででしょうか。。。

 

そして、管理人が毎年期待している横山君。今年も巨人戦で見事な投球を見せてくれ、次の登板機会があった中で、怪我で離脱。ファンから中365日と揶揄されるほどスペ体質なのですが、大体肩・肘周りの故障なんですよね。いつも手術までの大事には至らず、ようやくブルペン投球を開始したとのニュースがでていましたが、投球フォームの問題なんでしょうかね。その辺のメカニックはよく分からないのですが、兎に角まずは怪我に強い体を作ってほしく思います。ポテンシャルは岩貞以上のものがあり、年齢もまだ23歳と若く、大いに期待していますので、今年ブレークした社会人時代の先輩石崎の後を追い、来年はローテに定着してほしいと思います。子供も生まれたとのことなので、がんばってミルク代を稼げ!

 

一軍で残り登板したのは松田が一試合、福永が一試合でした。これは超谷間の状態であり、松田は球種の少なさから基本的には中継ぎ、福永はお試しで上げましたが、どちら向きかはこれから見極めですかね。

 

ということで、メッセ離脱+藤浪・岩貞の不調のせいで、6番手以降の投手が合計45試合に登板しました。これはそんなに悪い数字ではなく、先発投手陣が充実しているソフトバンク・広島でも6番手以降の先発登板は40試合程度はあり(ジョンソンの離脱、和田・武田の離脱はありましたが)、ソフトバンクは中田・石川・松本、広島は九里・薮田・中村がカバーしました。

 

6番手以降の先発投手の登板試合の勝敗を見てみると21勝22敗1分と実は結構がんばっています。

 

 

 

 

 

結局差がついてしまったのが岩貞・藤浪の登板試合で実に10の借金を作ってしまったところです。両優勝チームとも打線の厚い庇護があるものの広島は野村・大瀬良・岡田が、ソフトバンクは東浜・千賀・バンデンハーグの開幕ローテでしっかりと貯金を作った一方、メッセの離脱に伴い、計算できる投手が秋山一枚になってしまったところで、中継ぎ陣の負担が増え、8月は善戦したものの9月に星を延ばすことができなかったのが、広島と大きく差が出た原因でしょう。

 

ということで、来年の課題はメッセンジャー・秋山に続く3/4番手の先発投手の整備をしっかりとすること。能見は長い回をシーズン通じてというのは厳しいので5番手納まってくれるくらいが理想的。打線に関してはまだまだ広島のレベルに追いつくには時間がかかるため、兎に角投手力での勝負が必要であり、優秀な中継ぎ陣を来期もしっかり活用するためには、3番手だけではなく、4番手までしっかり整備する必要があります。

 

3番手は藤浪に復活してもらうしかないでしょう(球の力が落ちているわけではないので。絶対復活します)。4番手に岩貞を入れたいところですが、今年の球の力が落ちてしまったところをみると、管理人の中ではローテ候補に格下げ、まずは小野・青柳・横山との6番手争いから始めて、信頼回復に努めてほしいと思います。

 

ということで、現状の先発投手陣の構想としては以下の通り。

 

先発ローテ(5名):一年間ローテーションを守ってもらいたい投手

①メッセンジャー、②秋山、③藤浪、④不在、⑤能見

 

ローテ候補投手(5名):ローテ6番目、怪我・不調による谷間カバー

①岩貞、②青柳、③小野、④岩田、⑤横山

 

懸念材料は多いものの、悪くないメンツですね。大きな懸念材料は藤浪の復活、能見の劣化、岩貞の復活、横山の怪我といったところでしょうか。ということで、不在の4番手が補強の対象となってきます。当然即戦力が求められるので、FA・外国人・ドラフト上位での補強となります。若手ローテ候補投手がすっぽりと嵌ってくれれば、ローテ候補投手の補強となるので、自由契約からの補強も可能ですが、能見の年齢を考えると、やはりしっかりとした即戦力がほしいところです。現状左右のバランスはよく、左右どちらでもよいのですが、ローテ投手枠に能見しか左がいないことを考えると、左投手がほしいところです。

 

ということで候補は以下の通り。

 

FA:L牧田、野上、M涌井、唐川、F増田

ドラフト:(左)田嶋、東、斉藤大、高橋、(右)鈴木博、鈴木康、馬場、西村、近藤、鍬原

自由契約:Bs久保

 

まずFAですが、この中でABランク予想は牧田・増田・涌井、Cランク予想は野上・唐川。牧田・増田ともに先発経験はありますが、増田は抑えが希望ポジションなので除外。岩崎を先発に戻すこともありですが、今年中継ぎで結果が出ており、高橋の年齢も考えると、次世代セットアッパーとして育てるべき。

牧田は先発でも結果を出していますが、先発すると左打者に弱く、また、ここ二年はセットアッパーに専従しており、来年34歳Aランクということも考えると、同タイプの青柳を育てたほうがよく、積極的には獲得に向かってほしくないですね。

 

涌井は今年援護なく結果が出ませんでしたが、これは今年のチーム事情もあるでしょう。まだ31歳と若く、兎に角丈夫でイニングを食えるピッチャーなので取れるに越したことはないのですが、Aランクで人的保障で高濱の二の舞になる可能性あり、ここが最大のリスクです。また、千葉出身の横浜高校卒、奥さんの押切もえさんも千葉出身で関西にゆかりがなく、子供の出産も控えていることから、縁がなさそうですね。わっくんも女性関係が激しく、単身赴任は奥さんも許さんでしょう(苦笑)。

 

Cクラスと予想される唐川と野上ですが、唐川はどうにも伸び悩みといった感じですね(阪神戦ではやられましたが)。28歳と若く、環境を変えることで成長する可能性を秘めていますが、4番目でしっかりと計算するというには心許ない感じです。他の補強状況次第ではありかもしれませんが、積極的に獲りにいく必要はないかと思います。

 

そして、野上ですが今年は初完封を含む久しぶりの二桁勝利、勝っては負けてというタイプでさほど信頼感はありませんが、毎年安定して投球回を稼いでおり、4番手という観点では十分な投手です。そして、奥さんの石川梨華は関東出身にも関わらず、大の虎党とのこと!モーニング娘。を卒業し、関西でもう一花咲かせる意味でも奥さんとしては興味あるかもしれませんね。

 

自由契約に目を向けてみると、まだ一次通達なのでこれから増える可能性はありますが、興味を惹かれるのはBsから自ら自由契約になった久保ですね。特に故障もないようで、活躍の場を求めてとのことですが年々指標も悪化しており、獲得した場合の期待値としては今年の岩田くらいですかね。4番手ということにはいかないでしょう。投球術に定評があり、安藤が引退した今若手のよい手本になると思うので、獲得興味ありですが、起用の優先順位としては、岩貞・小野・青柳・横山・竹安の次になるでしょうから、本人としては若手投手を優先起用しているDeNAの環境と変わらず、恐らく縁がないかと思います。先発投手候補にも困っている巨人・ヤクルト・ロッテ、FA流出が予想される西武あたりですかね。先発投手が充実しているソフトバンク・広島、若手優先起用の楽天・オリックス・DeNA・中日辺りはなさそうですね。と書いたところで中日が興味を示していますね。

 

そして、ドラフトに目を向けてみます。

 

即戦力候補は上記に挙げたとおりですが、ばっちりニーズにはまる選手は今年の目玉田嶋君ですね。ランディ・ジョンソンのような長い手足からキレのある直球・スライダーは一級品、一年目からローテ入りが期待されますが、今年は一位で清宮を明言しており、競合確実な田嶋君は縁はないでしょう。来年勝つことだけ考えれば、一塁は外国人を補強し田嶋君を取れればかなり優勝に近づくと思うのですが、致し方なし。この辺はまたドラフト編でも触れたいと思います。

 

清宮を外した場合は、左即戦力投手を明言していますが、候補としては東・斉藤大・高橋の3名ですかね。東君も恐らく一巡目で消えてしまうと思いますが、清宮を外した場合でも東君が残って取れれば万々歳のドラフトになると思います。斉藤君・高橋君はリリーフ向きっぽく、即戦力というにはどうかなー。後は、右投手になりますが、鈴木博、西村はリリーフ向き、残りもいずれも即ローテ入りというよりは岩貞・横山・小野・青柳ポジションからのスタートでしょうね。

 

ウルトラCとしては、新外国人先発投手ですかね。今年の阪神の強みは磐石のリリーフ陣にあった訳なのですが、このうちマテオを外し先発投手を獲得するという手はあります。マテオもタイトル獲得したものの、超磐石かというと不安定な面も見せていた為、石崎・岩崎の成長次第では入れ替えもありかもしれません。7番手まで敗戦処理がいないというのは異常ですし、来年も全員今年どおりの活躍とはいかないと思いますが、先発投手陣に目処が立たない場合はありだと思います。翌年はメッセも日本人扱いですので、外国人枠は再びリリーフ二枚、先発一枚の体制が取れますので、来年から若めの先発投手を獲得し谷間の登板からはじめてもらっても面白いかもしれません。

 

ということで纏めると、懸念の4番手ローテの補強はFAで涌井・野上、ドラフトで東君ってところですかね。この結果次第では、ローテ候補の補強で唐川・久保そして上記に挙げた残りのドラフト一位候補、そしてウルトラCで新外国人投手ということになるでしょうか。まあまずはドラフトですね!

 

大分、長くなってきましたが育成選手にも目を向けてみたいと思います。

 

育成選手の獲得は基本はドラフト。高卒投手の育成も大分うまくなってきた印象があるので、じっくりと大きく育てることも考え、育成枠での先発投手候補は高卒投手の獲得が望ましいでしょう。若い戦力外投手やドラフト大卒、はたまた外国人の青田買いも考えられますが、やはりスケールの大きい選手を育ててほしく、人数厳選でポテンシャルの高い人材をこの枠に入れてほしいと思います。

 

二軍も試合が増え一軍ばりの試合数になりましたが、今シーズンの二軍先発投手は以下の通り。成績の集計はめんどくさいので割愛(笑)。

 

 

 

 

 

灰色はすでに上のカテゴリーに入っている選手なので除外(というかいちゃいけない人がたくさんいますね。。。)、榎田・松田・歳内(育成落ちのようですね)は基本中継ぎでしょうからこれも除外、育成といえない歳の田面も除外、守屋は基本中継ぎ起用なので除外。藤谷・福永は下位の大社卒からローテの柱にということも余り考えづらいですが、まだ先発・中継ぎどちら向きか見極めている最中でしょう。ということで、飽くまで将来のローテ候補ということに絞ると、以下の通りとなります。

 

先発育成投手(5名):二軍のローテーション投手、時々一軍で経験を積ませる

①竹安、②島本、③才木、④望月、⑤浜地

 

 

竹安は初登板初勝利と強運の持ち主ぶりを発揮、ヒーローインタビューでも「ポジションはピッチャーです」とわかっとるわと突っ込みたくなる天然ボケぶりを発揮してくれましたが、怪我明けの二年目、期待できるものを見せてくれました。開幕直後は怪我明けということもあり、イニング限定で投げていましたが、徐々にイニング数を伸ばし後半戦は安定した成績を残してくれました。秀太スカウトが「怪我は必ず治る、来年以降競合じゃないと獲れない」と豪語したらしく、そのポテンシャルを垣間見たシーズンだったのではないかと思います。まだ一軍での先発経験もないのですが、育成カテゴリーから来年はローテ候補カテゴリーに殴りこんでほしいと思います。

 

島本は二軍で一時は防御率トップを走っており、一軍登板間近というところで怪我をし結局今期は登板なしと残念な結果に終わってしまいましたが、今年はすべての指標が劇的に改善しており、もはや二軍では無双の状態。このまま足りていない左の先発候補に名乗り出てほしいのですが、やはり育成上がりの選手で上背もないとなると、ローテ候補まで入ってもローテ入りはスケール的にどうかなとも思います。同じく左の中継ぎで高宮が戦力外となり、高橋も超ベテランに差し掛かっていることから、中継ぎでポジションを狙っていった方が長く活躍できるのではないかと思います。いずれにせよ、来年は先発・中継ぎのどちらかでキャリアハイを目指してほしいと思います。

 

望月は去年の最終戦ですばらしい直球を披露し、その後も150kmオーバー連発とファンの期待が膨らむばかりですが、今シーズンは怪我に泣きました。既に実践復帰を果たしており、秋キャンプにも呼ばれるでしょうから、怪我には気をつけてより一層成長し、まずは二軍の先発を一年間守り通してほしいと思います。

 

才木も一年目で一軍登板を経験。一点差2out満塁のピンチを抑え、プロ入り初ホールドを達成しました。直球やフォークに目を見張るものがあったのですが、なんといっても藤浪を髣髴させる長身と長い手足、そして、ピンチでマウンドに行った香田コーチに「全然大丈夫です」と豪語、試合後も「楽しかった」とコメントするそのメンタルは正にプロ向きではないかと思います。まだまだ、課題は多いと思いますが、望月同様大きなポテンシャルを感じる投手ですので、来年は二軍のローテをしっかりと守り、一軍初先発を果たせるよう頑張ってほしいと思います。

 

浜地は望月・才木とは正反対の既に纏まってはいるが、体作りがまだまだの選手。二軍でも6試合に登板し、先発も経験しましたが、まだまだ体作りの段階でしょう。クレバーな投手のようですので、まずは焦らずじっくりと体を作り、二軍での登板機会を増やしてほしいと思います。

 

ということで、育成枠は既に5名いるのですが、竹安・島本を次のステージに送り出すこと、そして能見・メッセ・岩田の年齢を考えると、中位・下位で高卒投手、特に左投手を獲得してほしいと思います。ドラフト候補としては、桜井・田浦・北浦投手といったところですかね。

 

長くなりましたが纏めると補強候補は以下の通り。現役大リーガーのダルビッシュ・田中・岩隈・前田あたりのまさかの獲得があれば面白いのですが、バリバリの現役であり、まずないでしょうね。。。

 

ローテ四番手:M/涌井・L/野上・ドラフト/東・新外国人投手

ローテ候補:Bs/久保・ドラフト/斉藤大、高橋、鈴木康、馬場、近藤、鍬原

育成:ドラフト/桜井・田浦・北浦、他高卒投手

 

願わくば、打撃陣だけではなく投手陣も超変革の最中ですので、岩貞・横山・小野・青柳・竹安・島本の中からローテ定着をしてほしいですね。各投手なかなかのポテンシャルは秘めていると思いますので。できれば能見を6番手に追いやるくらいの活躍を期待しています!一方で、若手選手を起用する上でも、他が安定していることが重要であり、現状メッセと秋山しか計算できない中(能見はイニングは稼げない)、やはりあと一人しっかりとした選手を獲得し、藤浪含め、若手投手に4-6の座を争って欲しく思います。

 

以上、長文ご覧頂ありがとうございました!