阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 一回り終了

 

 

皆様いつもご覧頂きありがとうございます。

 

さて、広島とはもう二回対戦しましたが、とりあえず全チームと一巡しました。9勝7敗貯金2とまずまずの走り出しになりましたが、最後の中日戦は正直不満大爆発の試合が2試合続き、開幕当初機能していた打線もここの所噛み合っておらず、中継ぎにも不安が見えてきてしまい、更に作戦・継投面は昨年から全く進歩しておらず、なんとも後味が悪い中でのブログ更新となってしまいました。

 

取り合えず、気を取り直してここまでの感想です。

 

 

 

 

【投手陣】

 

開幕当初は先発陣が総崩れ、頼みのメッセも7回投げられずの状況でしたが、藤浪の好投以降、メッセ、岩貞、能見、秋山、そして中日三回戦の青柳と先発ローテ陣が安定してきました。まあ、開幕当初の雰囲気というのもあるので、ある程度想定できたといえば想定できていたことですが、ここにきて安定してきているのは非常によいことですね。一方で、能見、秋山は明らかなスタミナ不足、青柳も急に崩れる癖が直っておらず、6回QSが精々というところですので、やはり4番手投手に不安がある状況ですね。また3番手の岩貞もまだ一試合(しかも調子の悪い中日相手)しか好投しておらず、予断を許さない状況です。もう一枚イニングを稼げる投手が欲しいところですが、2軍は岩田は相変わらずの不調、小野・竹安・福永は時期尚早、守屋は被弾も多く問題外、横山くらいしか候補がいない状況です。

広島・横浜等は近年ドラフトで獲得した上位投手が活躍してる一方(広島:野村・大瀬良・九里・薮田・岡田・加藤・床田、横浜:井納・山崎・石田・今永・濱口)、阪神は岩貞くらいしか戦力になっておらず、竹安・小野は育成段階だとしても、3年目の上位指名横山・石崎の二人には今年結果を残してもらう必要有り、奮起に期待したいところです。まずは今週の巨人戦で横山が登板予定です。5番手6番手候補は秋山・青柳・能見・岩田等ある程度充実しているので、4番手に食い込めるくらいの内容を見せて欲しいと思います。

 

まあ、ある程度落ち着いてきたことは梅野の成長もあると思います。開幕当初は0-2から簡単に打たれたり、球威・キレで勝負する投手が多い阪神にて(メッセ・岩貞・藤浪・青柳・能見・ドリス・マテオ・藤川・桑原・岩崎・松田・高橋)、ゾーンを広く使わず厳しいコースを要求したりと、疑問に思うことも多かったのですが、昨年殆どマスクを被っていなかった以上致し方なし。4月中に各投手の生かし方をしっかりと覚えて欲しいと思います。それにしても、コントロールとコンビネーションで勝負する選手が秋山しかいないといのは中々面白いチームですね。。。二軍をみても、安藤くらいじゃないでしょうかね。。

 

中継ぎ陣に関しては、一番の驚きは桑原でしょう。管理人の中では既に戦力外候補だったのですが、見事な魔改造。150km/h超のストレートと、小さな曲がりに改造したスライダーが有効で、ランナーがいる場面で6/7回に登場しますが、絶対的とはいえないものの見事な投球を見せてくれています。抑えのドリス、左腕高橋も安定した働きを見せてくれています。問題はマテオ。これまで抑えてくれていましたが、決して安定した内容とはいえない状況。更に左打者に被打率5割以上と、.280程度でもよく打たれるといわれる中、正直異常です。

そして、それを大島と勝負させた首脳陣も正直異常です。挙句の果てにはビハインドで投入してBCADを起こしてしまう始末。兎に角、去年はよかったのだから左対策を急ぎ、セットアッパーとしてもう一段安定感を増してもらうが必要あります。また、岩崎・藤川・松田の使い方も定まりませんね。。

管理人の構想ではドリス・マテオorメンデス・岩崎の方程式だったのですが、岩崎の調子が上がってこない。今の使い方であれば、一度ファームに落として久保さんに見てもらい、2軍で調子のよい山本を上げ、球速は出ないが出所がみづらく一巡目では対応できないストレートを取り戻してはどうかと思います。

球児の使い方も不明ですね。2戦目でへんてこ審判のせいで押し出しをしてしまいましたが、その後は三振も取れておりまずますの内容。桑原がビハインドも含めて10試合も登板しているのに、まだ4試合。今日なんてビシエドのところでマテオ使うなら、中4日空いてる球児にすればよかったのに、本当に謎です。

 

作戦面に関しては昨年同様、本当に不満です。一つは登板数に偏りがありすぎること。9回のドリスは8回のマテオは接戦が多い中で登板数が嵩むのは仕方ないにせよ、先発投手の見極めが悪いことで、接戦になり結局投入せざるを得なかった試合が多すぎます(広島二回戦、ヤクルト三回戦、横浜一回戦)。シーズン通して長い回を投げさせるために、開幕直後はぎりぎりまで引っ張る采配はある程度理解できますが、いくらなんでも桑原には投げさせすぎです。

二つ目は先発投手の見極めが悪いこと。確かに中継ぎの負担を減らすために長い回を投げさせたい気持ちはわかりますが、6/7回に捕まることが多い中、球数を考えて先頭打者を出したらすっぱり諦め、点差を詰めさせずドリス・マテオを温存させることも考えて欲しいものです。先週日曜日の能見の交代などは非常にうまくいったと思います。

三つ目は勝負勘がないところ。連敗した中日戦に代表されますが、大島勝負と松井雅敬遠は本当にありえない。さらに、負けている状況で登板過多のマテオ投入はもっとありえない。マテオも自身を失うし、球児も自分はどこで投げるんだとモチベーションが下がる原因になりかねます。ネットでも相当荒れていますが。継投策は香田なのか矢野なのか分かりませんが、これが続くようであれば、選手の成長とは別に責任をとって欲しいと思います。矢野は金本との関係上切れないでしょうからバッテリーコーチ選任。投手コーチは交代でしょう。金本が継投は素人といっている以上、改善が見られない場合金本に強く意見できる投手コーチが必要でしょう。

 

いずれにせよ、やはり強いチームは7回までに試合を諦めさせるのが、近代野球の定石になっています。現状他チームと比較してみても、後ろはまあまあ安定していると思いますので、9回ドリス、8回マテオは大事に使いながらしっかりと固定し、勝ちパを高橋・桑原でしばらく凌ぎ、ポテンシャルの高い球児・岩崎の調子を上げてもらい、この4枚を登板過多とならないよううまく使って欲しいと思います(いずれも一年間持つタイプではないと思うので)。

まだインフルエンザの藤浪以外登録抹消になっていないのは、安定している証拠でしょう。

松田はここまで調子よかったですが、やはり僅差リード時ではまだまだ怖い感じ。はやくセットアッパーとして独り立ちして欲しいのですが、このレベルまでくると最早精神的な問題でしょうね。今年しっかりと自信をつけてもらい、もう一二段階ステップアップして欲しいと思います。

 

二軍を見てみると、メンデス・山本・島本・柳瀬・安藤とそこそこ調子がよいようですので、うまく一軍メンバーと回して調子が落ちた選手は適宜入れ替え、一年間戦える体制を作って欲しいと思います。但し、メンデスは球速は出ているものの奪三振率が4.50と後ろで使うには正直物足りない。若くポテンシャルもあるのでしょうから、久保コーチの魔改造に期待しています。

 

 

 

 

【攻撃陣】

 

開幕当初は高山・原口・北條二年目のジンクス、糸井がセ・リーグで通用するか、福留の年齢、鳥谷の復活と懸念事項も多かったのですが、今のところ及第点でしょう。といいたいところだったのですが、ここの所めっきり得点力が落ちています。何かこう広島や巨人のような畳み掛ける攻撃ができていないというか、ちぐはぐな状況が続いているように見えます。個々の調子というのはあるのでしょうが、勝ち試合でも負け試合でも後一本が出ない状況が続いています。やはり、打順と作戦に問題があるように感じます。

 

まず1番高山ですが、ご存知のとおりチャンスに強いフリースインガー。一番打者として求められるのは中軸につなぐ出塁であるにも拘らず、出塁率が北條とほぼ同じでは及第点とはいえません。また、出塁に拘りすぎて打撃が小さくなっているようにも見えます。いまだ本塁打は0です。今年も殊勲打が多く、その活躍を見ても、やはり出るタイプよりは返すタイプ、3番か5番が適切に思えます。

 

と考えると誰を1番におくべきか。これは上本がよいかと思います。出塁率の高い糸井や鳥谷でもよいのですが、糸井はチーム内打点王でもあり、長打力もあり、状況判断もよいので3番打者が適切。すると鳥谷との比較になるのですが、上本もタイプの割りに細かいことをやらせると失敗するタイプ。また、鳥谷よりも盗塁能力も高く、一番で粘られた上に出塁し、足を絡めたプレッシャーをかけられるのは相手からしたら嫌で仕方がないでしょう。逆に鳥谷はベテランらしく状況判断がよく色々なことができる為、二番が適切。また、走塁能力もまだまだ健在。現状出塁率が.424もあるにもかかわらず、得点が3というのは非常にもったいない話。四球乞食且つ足がある二人が一/二番というのは相手にはかなりプレッシャーになると思います。二人ともチャンスに強く、後ろに強打者が控えていることを考えると中盤以降も下位打線から回ってきたチャンスでも活躍してくれると思います。

 

それにしても鳥谷の復活はうれしい出来事ですね。長打率もOPSも打率の割りに低く、もう少しがんばって欲しいところですが、しばらくはプレッシャーの掛からない(3番とかではなく)ところで調子を戻していって欲しいと思います。

 

3番はここのところ若干調子が落ちていますが糸井で問題ないでしょう。打点もチームトップと勝負強く、四球も多く次打者につなぐことができる為、1/2番で強攻策でいって1out一塁の状況となっても、得点圏にランナーを繋げれる可能性高く、理想的な3番打者です。やはりポイントは如何に糸井の前にランナーを溜められるかでしょう。

 

4番は福留が開幕から休養日以外勤めています。出塁率は高いのですが、未だ打点5、併殺打も多く、4番打者としてはもう一つの状況(去年も打点が少なかった。。。)。今年40歳で、休養日も必要となることから、まだまだ活躍はできると思うものの、もはや4番を張ってもらうべきではないと思っています。6番くらいに構えてもらい、5番高山と勝負せざるを得ない状況を作ってもらうことがよい相乗効果を生むのではないかと思います。休養日は中谷・江越等調子のよい選手を起用となりますが、6番であればインパクトは少ないでしょうし、世代交代もスムースにいくというものです。

 

となると4番は誰か。やはり原口ですね。なんというかやはり持ってますね。5番にいることで、進塁打等少しバッティングが小さくなっているシーンが目立ちますが、一塁という本来大砲が座るべきポジションなので、併殺・三振問題なし、原口が打たなきゃ仕方ないと思わせるぐらいの起用方針をとってほしいですね。今年、中途半端な成績(.280/15本等)では、やはり一塁では物足りないとなりFA中田や新外国人の獲得という路線に成りかねませんので、今年が勝負、大きく育てて欲しいです。

 

全体的にいえることですが、今年はホームランは出ているものの異常に長打が少ない、特に二塁打。満塁から単打でつないでも、守備体系から一点ずつしか奪えず、終盤追いつかれ始め窮地に陥るシーンを何度見たことか。繋ぐイメージも大事ですが、もう少し自分で決めてやろうという気持ちが欲しいように思います。

 

5番は前述の通り高山、6番は福留時々中谷。

 

7番は北條ですが、やはりチャンスに弱いのが直りませんね・・・内野ゴロばっかり。北條のこの点が直らないのであれば、福留が出塁率がよいことを考えると、5番福留、6番フリースインガー高山でもよいかもしれません。今年はやってくれると思っているのですが、開幕から不調。巨人戦で2本の本塁打を放ってからも調子が戻らなかったのですが、ようやく調子が戻ってきた感じですね。まだシーズンンも長いので期待しています。出塁率もよいので、鳥谷・上本不調時は1番でもよいと思います。足は使えなくなりますが。

 

8番梅野は打撃面はまだまだ物足りないものの、新井・江越型の粗い打撃に大分粘りが見られるようになり、満塁時の打率も高く、打点もチーム三位と意外性のある発揮してくれています。ディフェンス面が充実しているだけに、もう少し打率は上げて欲しいものの、正捕手目指してがんばって欲しいと思います。

 

 

纏めると、以下の感じですかね。

 

1.上本 出塁率◎、長打力△、走塁◎、得点圏○、チーム打撃×、見極型

2.鳥谷L 出塁率◎、長打力△、走塁○、得点圏○、チーム打撃○、見極型

3.糸井L 出塁率◎、長打力○、走塁◎、得点圏◎、チーム打撃○、見極型

4.原口 出塁率○、長打力◎、走塁×、得点圏◎、チーム打撃○、見極型

5.高山L 出塁率△、長打力○、走塁○、得点圏◎、チーム打撃△、フリー型

6.福留L 出塁率◎、長打力○、走塁△、得点圏○、チーム打撃○、見極型

7.北條 出塁率○、長打力△、走塁△、得点圏×、チーム打撃△、見極型

8.梅野 出塁率×、長打力△、走塁△、得点圏○、チーム打撃△、見極型

 

 

兎に角、出塁率・走塁のいい打者を1-3まで並べ、3-5で得点圏に強い選手を並べる。左が大分並んでしまうことが懸念としてありますが、間に原口がいること、高山・糸井ともにあまり左を苦にしていないことを鑑みるとよい並びかと思います。

出塁率がセ・リーグトップの割りに得点にあまり結びついていないことを考えると、やはり打線の流れに問題があるように感じますので、特性を見極めて対処をして欲しいと思います。中日も打線を組み替えてまあまあ機能したことから、やはり流れは重要です。

 

次に、走塁面ですが去年から変わっていないのは企画数が異常に少ないということ。ここ数試合盗塁やエンドランが増えてきていますが、プレッシャーが少なすぎる。特に高山・上本・糸井・鳥谷は盗塁もうまいのだから、もっとプレッシャーを掛け相手バッテリーの配給範囲を狭めさせるべきだと思います。単に次の塁を取るだけではなく、ストレート中心の配給にさせることで狙い球が絞られ、打撃面にも好影響になるはず。広島のように何でも走るというのは考え物ですが、決して足の遅いチームではないのだから、打ったら勝つ、打たなかったら負けるではなく、もっと走塁と打撃の相乗効果を狙って欲しいものです。

 

特に昨年の盗塁王の糸井には期待していたのですが、今のところ二盗塁。そもそも、金本が「糸井の足はまだ全快じゃないから盗塁は控えている」なんて発言するのは言語道断。これだけで相手バッテリーへのプレッシャーが一つ減ります。

 

走塁面も含め、采配面にはまだまだ不満たっぷりです。一発がでれば同点のチャンスで新井・江越を使わず、荒木・狩野の一発のない選手を起用する。次が投手で代打も出せないのに梅野にバントさせる。足を絡めた攻撃のサインがでず相手にプレッシャーをかけられない等々、個々の選手のレベルは上がっているものの、それを生かす作戦面での成長が見られません。また、先発投手と入れ替えの登録抹消でも、江越・新井とタイプの被る穴の大きい長距離打者を二枚残し、狩野・打撃の成長した俊介と率を期待できる打者を抹消する、等、選手層に奥行きがないんですよね。江越も殆ど使ってないし。江越なんかは将来中軸への期待もある選手なのだから、現状の代走・守備の使い方であれば力が既に見えており、代走・守備ができる俊介を一軍に残し、掛布の指導を仰いだほうがよいように思いますがいかがでしょうか。

 

 

 

【守備陣】

 

まあ、予想はしていたものの酷いものですね。。。及第点は梅野くらいでしょうか。結局守備の綻びで何試合落としてきたことか。現在の7敗中実に5敗(広島2/3/5回戦、中日2/3回戦)が守備の綻びからきているもの。開幕当時の酷い状況よりは落ち着いてきているとは思いますが、内野に関しては原口・鳥谷と慣れていない選手、成長途上の北條と糸原を考えると、もう少し時間がかかるかなー。

上本は非常にいい活躍をしているのですが、接戦ではすぱっと大和に切り替える勇気がほしいです。大和も調子いいときは上本に劣らず打撃もよいので、折角スイッチにまでなったのに全くチャンスを与えないのはもったいないです。

外野に関しても、落球が開幕当初目立ちましたがまあこんなものでしょう。やはり糸井は守備範囲狭いですね。。。開幕からずっとでずぱっりで、やはり休養を入れないとパフォーマンスが落ちるタイプみたいなので、守備固めにスーパー守備範囲の江越を使って欲しいと思います。

 

現状、福留には休養日を充てているものの、スタメン交代させているのは高山・北條と若い選手ばかりで、ベテランの糸井・鳥谷に関しては守備固めもなく基本フル出場、一年持つのか極めて不安です。また、中谷と糸原以外殆ど打席チャンスを与えてもらっておらず、余り好ましくない状況だと思います。

以前ブログで4月は5割でよいと書きましたが、これは戦い方を固めるとともに、色々な選手を公式戦で試し見極め、後半戦の戦いに厚みを持たせるために他なりません。中日戦の岡崎のように急にマスクを被らされても準備ができてないでしょうし、中谷だって打席数をもらい、漸く感覚が整ってきた感じです。このあたりの戦い方は巨人がとてもうまいのですが、今の選手起用では正直岡田・和田政権の凝り固まった戦い方と変わりませんし、積極的休養を福留以外にも適用して欲しく思います。

 

唯一管理人が守備で及第点と考えている梅野ですが、捕手能力としては抜群ですね。盗塁阻止率はリーグトップの.385、制球難の多い阪神投手陣にて壁としても高い能力を発揮しています。これでリードに信頼感が出てくると捕手としてはセ・リーグ一といっても過言ではないでしょう。打撃はもう少しがんばって欲しいところですが、基本は守備、扇の要がある程度固定できているところは阪神としては強みになると思います。願わくば、原口にも捕手の可能性を残すべく、また、キャンベル・中谷等を起用しやすくすべく、相性のいい岩貞の日だけ(但し走られまくる広島戦を除く)原口を起用し、梅野にも休息日を与えて欲しいのですが、現状難しいのでしょうね。。

 

 

ということで、愚痴が多くなってしまいましたが、まだまだうまく噛み合っていないものの超変革二年目としてはまずますのスタートではないかと思います。まとめるとこんな感じでしょうか。

 

【ポジティブポイント】

① 糸井の加入・鳥谷の復活

② 打線全体が四球乞食の脅威の出塁率

③ 先発陣のまあまあの安定

④ 中継陣のまあまあの安定

⑤ 梅野の捕手としての成長

 

【ネガティブポイント】

① 長打力不足

② 得点力不足

③ 先発のイニング消化

④ 8回のセットアッパー

⑤ 守備の綻び

⑥ 継投判断

⑦ 走塁面采配

 

 

 

ネガティブポイントの①はもうこのメンツでやっている限り本塁打が少ないのは仕方ないでしょうね。但し、もう少し二塁打というか野手の間を抜く打球は増えてもいいように思います。出塁に拘りすぎて思い切りが足りないようにも感じますので、出る時と返す時の役割期待をはっきりさせて、思い切った打撃を心がけるように作戦を立ててほしいと思います。。面白いデータとしては、三振が巨人・広島に対して結構少ないんですよね。これは粘り強いとも取れれば、思い切りに欠けているとも取れます。つまり全方位待ちなのか、狙い球をしぼるのか。後者の方が三振の確率は高まりますが、当ればでかい。現状鑑みると得点力は上がるようにも思います。

②に関しては上述の通り1-5番までの打線の組み替え及び走塁でのプレッシャーで打線に相乗効果を持たせること、

③に関しては、余り手当てがないのですが、メッセ・藤浪・岩貞の三枚柱にはきちっと働いてもらい、藤浪の抹消期間を有効利用して横山あたりが4番手張れるようにがんばって欲しいです。。

④に関しては、暖かくなるまでマテオに粘ってがんばってもらう、若しくは球児の積極起用、安藤の昇格ですかね、⑤に関しては、一塁/三塁に関しては慣れ、遊撃に関しては成長、二塁に関してはもう長年解決しないので早めの大和への切り替え、外野に関しては休養も含め中谷・江越等の積極起用で解決すると思います。

 

一番の問題点はとにかく采配。走塁を絡めた立体的な攻撃の采配、流れと調子を読んだ継投。これが全然変わっていない。この二戦で可也の批判を浴び、首脳陣も十分目にすることでしょうから、十分に反省してもらい、巨人との三連戦に臨んでほしいと思います。相手はマイコラス・田口・内海と阪神を得意にする三人ですが、ビジター6連戦をどうにか5割で戻ってきて、ホームでの躍進を期待しております。

 

 

 

長文になってしまいましたが、ご覧頂き有難うございました!

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