阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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他球団分析/読売ジャイアンツ

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

予想通り千葉ロッテ戦は雨で中止となってしまいました。どうやら関東地方では雪も降ったようですね。まあ、寒い中で怪我をされても困るので試合がなかったことはよしとしましょう。

これで裏ローテ候補の藤浪・小野・才木・能見を一軍オープン戦で試すことが出来なくなってしまったので、先発投手陣は開幕までの調整に不安が残る形となりました。

報道ではウエスタン広島・中日戦で小野・才木・藤浪・能見は調整とのこと。来週前半はウエスタンはありませんが、ここに練習試合(相手誰だろう?)を組み込むとのこと。いずれにせよ、格下相手なので最終調整の相手には向きませんが、しっかりと自分の投球をしてほしいと思います。

幸いなことに開幕直後は横浜戦と松山のヤクルト戦が2連戦のみ、この週は先発は5枚しかいりません。一方で、ゴールデンウィークに9連戦がありますので、ここまでに先発投手陣の整備を進めてほしいと思います。

中継ぎ陣に関しても、残り3試合で投げさせると思うのですが、7人の連投テストもしなければならず、こちらも不安ですね。まあ実績のある選手が多いので余り心配はしていませんが、調整が遅れているドリス、岩崎、オープン戦で結果が出ていない高橋聡、藤川を中心に投げさせてほしいですね。

打者に関しては、3連戦できっちり仕上げてもらうしかないでしょう。スタメン候補は大体固まりつつあるます。開幕後は二塁が鳥谷・上本、中堅が高山・俊介、捕手は梅野・原口という形でしょう。ここに昇格させた植田をどのように絡めるかですね。

 

ということで、中止になってしまったので、他球団分析/第三弾読売ジャイアンツ編をお届けしたいと思います。

 

野手陣

読売ジャイアンツ/野手陣構成

 

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予想オーダー

1.陽(R) 2.吉川尚(L) 3.坂本(R) 4. ゲレーロ(R) 5.マギー(R) 6.阿部(L) 7.長野(R) 8.小林(R)

控え:大城(L)・岡本(R)・田中俊(L)・山本(R)・中井(R)・立(L)・亀井(L)

 

打線

昨年箱庭ドームを本拠地にしながら20本塁打達成者0に終わった巨人。いつも通りの強奪手法本塁打王ゲレーロを中日から獲得しました。やはり巨人はこうでなくてはいけません。

ゲレーロはオープン戦でホームランを打ちまくっており、うちのロサリオの不安をさらに煽る要素になっているのですが、まあシーズン始まってみてみましょう。今年は各球団かなり研究してきてるんじゃないでしょうかね。

これにより、去年4番を務めていた阿部を6番まで下げることができ、この打順であればプロスペクトの岡本も使いやすくなるため、世代交代の体制は整ったといえるでしょう。ゲレーロがしっかり活躍すればですけどね。

後は去年とほとんど変わらないメンバーなのですが、昨年のドラフト1位の吉川がセカンドスタメンを仕留めそうですね。仁志以降、長年二塁は巨人の穴だっただけに、ここがすっぽり埋まってしまうと怖い打線になります。

一方で、懸念点は年齢。阿部39歳、マギー36歳、長野34歳と大ベテランの域。去年F/A移籍した陽も31歳、若そうな坂本・小林も30歳・29歳とスタメンの平均年齢が極めて高いです。ここに取って代われそうな選手が、吉川尚、岡本に加えオープン戦で結果を残しているルーキーの大城・田中俊なのですが、田中俊は吉川とポジションがかぶり、ショートも坂本がまだ元気なので空いていない。大城に関してもスタメンの中では比較的若い小林のポジションなのでやはり空いていない。編成的にメークセンスするのは阿部→岡本の世代交代くらいですね。

他にも立岡・橋本・中井・石川・重信など準レギュラー選手もいるのですが、もはや若手とはいえない年齢になっており、他球団ファンから見ても野手の世代交代プランには疑問が生じます。

本来チーム構成的に巨人が確保しなければいけないのは、阿部・吉川以外右打者しかいないスタメン状況から考えても、左打ちの外野手か三塁手、清宮と村上には果敢に挑みましたが、その後のドラフト指名にはいささか疑問が残りました。

狭い球場の中で、長打力のある選手が揃っているので怖い打線には変わりないのですが、吉川・岡本が今年成績を残さないと、ますます高齢化が進み、今年はまだいいかもしれませんが、将来性のない編成になっていくと思います。

まあどうせ成長しなかったら浅村・柳田・丸らへんにちょっかい出していくんだと思いますがね。

 

守備・走塁

守備に関しては捕手を除いてはリーグ平均点といったところでしょうか。坂本はゴールデングラブ級ではありますが、そろそろ年齢が気になる年に差し掛かっています。一/三塁のマギー・阿部は普通、吉川は安定感に乏しい、外野手の陽は守備範囲は広いですが怪我がち、長野は守備面では大分衰えが見え、ゲレーロは下手です。いずれにせよ、人工芝の狭い球場がホームグラウンドですので、天然芝で土の内野の甲子園を相手にするよりは、守備面でのインパクトは低いと思いますので、そこまで気にならないレベルかとは思います。

走塁面に関しては、鈴木尚がいた時代は他のレギュラー選手も若く、かなり足を使ったいやな攻め方をされてきたのですが、年齢があがり長野・陽らへんも走れなくなってきたので、走塁で崩されるという懸念はかなり減ってきました。吉川に成長されると厄介なんですがね。

と、野手陣に関してはなめたような発言が多いのですが、ゲレーロが入り四番が定まったことで破壊力が増したのは確かです。なにより阪神は長い間巨人に勝ち越せていません。

今年こそは、ぎゃふんと言わせてほしいところです。

 

新戦力

野手の新戦力はドラフトでなぜか大量の捕手(岸田・大城)と二塁手(田中俊・若林・北村・湯浅)を獲得しました。後、江越二世の村上ですね。後はご存知のとおり強奪ゲレーロ

岸田・田中俊がオープン戦で結果を残し開幕ベンチに入りそうですが、小林・吉川尚とポジションが駄々かぶりなのでどうするつもりなのかなという感じですね。

まあ、ドラフトの結果は5年後位にしか分からないので、5年後振り返ったときに当時はへんてこドラフトだと思ってたけど、実は巨人のフロントは優秀だったという日がくるかも知れず、来ないことを信じながら過ごしたいと思います。

  

野手選手層

かつては、F/Aで強奪を繰り返しベンチにも四番打者がいる状態だった巨人ですが、ここ最近は国際的なナショナリズムの流れからなのか、チーム愛を貫く選手も増えてきて、なかなかイメージしているような強奪ができていない状況です。

それに加え、近年ドラフトで獲得した選手も小林以外ほとんど戦力になっておらず、一軍半の選手は結構いるのですが、かつてほど選手層が厚いとは言えなくなってきています。

まあ阪神と同様、常に勝つことを求められている集団なので、ある程度短期的な結果を求めても仕方なしなのかと思いますが(それでも巨人は結果が出ているので偉い。阪神は求められて頑張っても結果が出ていない・・・)、球界全体が日ハムから始まり、生え抜き選手の育成強化の方向にシフトしている中で、経営体制が旧態依然としている巨人・中日・阪神は乗り遅れた形ですね。阪神はようやくシフトを始めましたが。

主力の野手も高齢化が進み怪我がちの選手も多いため、怪我で離脱ということになると一気に打線が弱まってしまうリスクを秘めていると思います。

 

投手陣

読売ジャイアンツ/投手陣構成

 

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先発投手陣

菅野(R)・田口(L)・野上(R)・山口俊(R)・吉川光(L)・中川(L)

控え:大竹(R)・内海(L)・畠(R)・ヤングマン(R)・宮国(R)

 

名前だけ見るとビックネームが揃う巨人の先発投手陣5年前であれば最強の布陣が組めたでしょう。大竹・内海はオープン戦でそこそこの結果を残しているようですが、多くは期待できない。阪神でいれば岩田を少し良くしたくらいでしょう。

一番痛いのは3本柱の一人マイコラスの大リーグ復帰ですね。それでも巨人ファンの方は野上と山口俊でカバーできるといいますが、確実に貯金をできる選手と勝ち星が5分の選手二人ではぜんぜん違います。マイコラスがいてこそ野上・山口俊タイプの選手が4番手5番手で生きるというものです。

それでも、巨人にはいまや球界のエース菅野がいます。そして安定感抜群の田口もいます。この2枚が少なくともしっかりと計算できるところが、他球団と比べて大きく異なります。阪神はメッセ、広島は野村・ジョンソン、横浜は今永がいますが、安定感で対抗できるのはメッセと野村くらいではないでしょうか。ヤクルト、中日に至ってはこのレベルの投手は今のところいません。

ここに、山口俊が復活してきて3番手、野上は去年くらいで4番手、が途中で復帰し5番手、谷間が大竹・内海・吉川光・中川らへんで適当に埋めるという体制が出来上がれば、リーグ屈指の先発投手陣が出来上がります。ただ、3-5番手の誰かがだめだと崩壊しますがね。

特に山口に関しては復活されると厄介な存在なのでここをチェックポイントとしてみています。

 

救援投手陣

抑え:カミネロ(R)・マシソン(R)・澤村(R)・上原(R)・池田(L)・田原(R)・谷岡(R)

控え:西村(R) ・桜井(R)・篠原(R)・戸根(L)・山口鉄(L)・森福(L)

抑え:カミネロ、セットアッパー:マシソンは去年とおり、ここに加え大リーグから復帰の上原と怪我から回復した澤村が勝ちパターンに入ってきそうです。澤村と上原の加入により去年マシソンに散々回跨ぎをさせ、運用に苦しんだ救援陣に関しては去年よりかなり面子が揃ったのではないでしょうか。

マシソン大リーグ復帰、上原引退、澤村調子戻らずだったら、巨人の中継ぎ陣は崩壊してたのに・・・

ここに、田原・谷岡・西村・桜井の右腕、池田・戸根の左腕を加える形でしょうか。去年F/Aで移籍の森福と、鉄腕山口鉄は調子が上がってこないようですね。。。。

 

後、リリーフとしては賭博問題で失格となっていた高木京が支配下登録間近とのことです。

個人的には全く持ってこの対応には納得がいかないので、全く頑張ってもらう必要はないですし、絶対に応援しません。

罪を犯した選手に更生のチャンスを与えるなといっているのではなく、それであれば同様の罪を犯した松本にも救済措置を与えるべきですし、復帰させるのであれば巨人が責任を持って更生・復帰まで面倒を見て、無償トレード等で他球団に保有権を譲るべきだと思います。

今の対応では、戦力にならない選手はトカゲの尻尾切り、戦力になりそうな高木京は発覚後もずっと隠していたにもかかわらず、あの涙の会見だけで更生の余地ありと理由をつけて復帰させる、他にも絶対にやっていた選手がいるにもかかわらず、蓋をしてしまうと、罪を犯した選手をかばうつもりはありませんが、「他の選手もやっていたのにスケープゴートにされた」という失格となった選手の気持ちも分からないではありません。

まあ、裏金問題からこういうのも含めてヒール巨人なので、阪神がぼこぼこにさえしてくれればそれでいいんですけどね。

っていうか何年も負け越してないで、早くぼこぼこにしてくれ!

 

新戦力

新戦力としてはドラフトで鍬原のみ(投手陣に不安あるのに何で1人だけだったんだろう)、新外国人でヤングマン、F/A強奪で野上、そして大リーグから復帰の上原ですね。

鍬原は1年目からローテ入りを期待されていたようですが、どうも怪我のようでリハビリ中。

ヤングマンは枠の問題で出番は少なそうですね。澤村・上原がセットアッパーにきちっと納まり、先発投手陣が不安だった場合は、カミネロを抹消し出番が回ってくるかもしれません。

上原は今年で43歳で年齢が気になりますが去年も大リーグでもそれなりに通用しており、それなりにはやるんではないでしょうか。阪神ファンらしいので、最後は阪神きてほしかったんだけどな。

ただ、オープン戦の初登板を見ると、球も高く浮いており、まだまだ調整不足かなという印象を受けました。

野上嫁さんが阪神ファンなのになんで巨人行っちゃうかな。。。8勝8敗が期待値の4番手がしっくりくる投手なのでそこまで大きく飛躍するとは思えませんが、結構阪神に強いんですよね。阪神ファンのリカちゃんから野上の弱点でも引き出せないもんですかね。。。とにかく人的補償で移籍したオム高木の方が活躍し、巨人ファンが地団駄を踏むことを切に願います。

 

選手層

野手と同様、F/Aで毎年のように投手を獲得しているのでビックネームは揃っています。一方で、F/Aで獲得となると当然30前後になるため、数年経った後に活躍できないもののクビにもできないしがらみ選手も杉内・大竹・森福と在籍しており、彼らを優先起用してきたせいで若手有力選手も田口くらいしか育ってきていない状況です。

一見選手層が厚そうに見えますが、かつてほどの厚みは感じられません。ただ、先発3本柱が菅野・田口・山口俊で、勝ちパターンがカミネロ・マシソン・上原・澤村でかっちり固められてしまえば、残りをうまく運用できるだけの面子は揃っています。

従い、今シーズンの巨人投手陣のキーマンは山口俊、上原、澤村と見ています。この3名がしっかり働けなければ、現在の選手層的に崩壊していく可能性を大いに秘めていると思います。

 

まとめ

ということで、辛らつな意見が多くなってしまったのですが、腐っても球界の盟主巨人、去年はなんと11年ぶりのBクラスです(これまで強かったという意味)。これが何を意味しているかというと、チームとしての地力があるんですよね、巨人は。別の言い方をすると、ペナントの戦い方を熟知しており、シーズンの進め方を分かっているということです。ここが巨人の一番厄介なところです。

序盤は使える選手を試しながら、誰が本番で使えるかの見極めを行い、その年の戦い方を固めていく、これが大体首位とつかず離れずでオールスターくらいまで続く。その後他球団が夏場以降疲れてきたところで、物量攻撃と前半戦で見極めた戦力を使いながら猛チャージで追い上げてくる。こんなシーズンを何度も見てきました。逆なのが秋口で失速していく阪神ですね(涙)。

シーズン終盤に近づけば近づくほど、ゲーム差を睨みながら一戦一戦を必勝で戦っていく必要があります。当然、優勝争いをしているチームにはエース級を当てますし、攻撃のパターンをしっかりと持っている方が有利です。ここの戦略が巨人は非常に上手いですし、選手たちも常勝を求められているプレッシャーのかかるチームで長年戦ってきたことで、このプレッシャーを逆に力にできますし、引っくり返せるという自信に満ちています。

長年Bクラスのチームや優勝していないチームはこの終盤のプレッシャーに弱い。星野監督のときは抜群のリーダシップに引っ張られ最後まで勢いついたまま行きましたが、その後は優勝争いを毎年のように繰り広げるものの結果はご存知のとおりです。

このメンタリティを変えない限りは、優勝は見えてきませんし、金本監督が就任以来一番変えたいところは打撃の技術的な部分ではなくこのメンタリティのところという風に自分は解釈しています。

ということで、戦力的には不安箇所も沢山あり昨年はBクラスの巨人ですが、阪神は勝ち越していませんので、やはり今年も胸を借り「挑む」つもりで巨人を打ちのめしてほしいと思います!

 

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