阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ

一回り終了/ここまでの感想と他球団分析

皆様いつもご覧いただき有難う御座います!

 

開幕14試合が終了し、各球団と一通り対戦し、7勝7敗の勝率5割の結果となりました。

正直采配次第ではもっと勝てたなという試合もいくつかあったのですが、今の打線の状況でよく5割で踏みとどまったなという感じでもあります。

4月は残すところ後11試合となるのですが、GWの9連戦までが今シーズンのチームの戦い方を固めていく上での一段落といった感じですかね。ここまでは、大型連敗をせず5割のラインを保ってほしいと思います。

 

昨日はゲームもなかったので、一回りしたところで、ここまでの阪神の感想と他球団の感想を書いてみたいと思います。

 

阪神タイガース感想

先発投手陣

キャンプからかなり不安視されていた先発投手陣ですが、ここにきて藤浪・岩貞の二人が好調ヤクルト打線相手に好投してくれたこと、高橋遥の台頭により、一気に整備が進んできた形です。まだ安心はできませんが(笑)

メッセ・秋山・小野は期待通りの投球、藤浪・岩貞が4/5番手に入ってくれれば、6枚目は登録/抹消を繰り返しながら、大事に使いたい高橋遥、才木大ベテランの能見で埋めることができるので、理想的な体制が整いつつあります。才木はどこかで一回投げさせてほしいですが、今のところ日程的にもチャンスがなさそうですね。

ここまで14試合で、QSは9試合、内HQSは6試合とダントツリーグ1の成績を残しています。QSじゃなかった5試合は藤浪2試合、能見1試合、メッセご乱心1試合で崩れた試合と小野がビハインドで好投しながら5回降りた試合でしたが、ゲームを壊すという感じではなく、先発陣に関しては今のところよいスタートが切れたといってよいでしょう。

ただし、藤浪・岩貞・高橋遥が好投したのは一試合のみ、信頼を得るためには今後好投を繰り返すことが重要になります。

この先発ががんばっている間に整備してほしいのが2軍の先発控え組。開幕直後の変則日程もあり、一軍ローテ投手が投げることが多いことから中々登板機会を与えられていませんが、今のところ先発機会は高橋遥、岩貞、才木、福永が3試合ずつ、谷川・青柳が2試合、岡本、松田が1試合で小野・藤浪・能見が調整登板で1試合ずつという形です。

ウエスタンも試合数が増え週6試合ある日程が多いことから、一軍ローテ5/6番手組の岩貞・能見・高橋遥・才木から2人は調整登板、あと4人必要になりますが、現状福永・谷川・岡本・青柳って感じでしょうかね。

ここに実力的には岩田・横山・竹安・馬場に入ってきてほしいのですが、全然登板機会がありませんね。。。キャンプの延長でやり直しているんですかね?鳴り物入り下新外国人のにも期待しているのですが、まだ中継ぎ登板のみで、そこでも打たれていたので、まだまだ時間がかかりそうです。

もう一人期待の選手は腰痛からの復帰を目指す望月!先週の日ハム戦では先発予定だったものの雨で中止。今週どうやら先発の機会をもらえるようですね。3回ほどらしいのですが、後半戦には二軍ローテを回せるようにじっくりと上げていってほしいと思います。

ということで今年の二軍ローテは、ポテンシャルを考えると才木・高橋遥(この二人は一軍先発ローテ調整含み)・青柳・望月・横山・馬場くらいになって、調整中は岩田と岡本のベテラン組みが入ってくるくらいの形になると、未来も明るいですね!福永・谷川はどちらかというと、スケール感に欠けるのでリリーフ調整した方が道が開けると思うんですけどね・・・

 

救援投手陣

先発投手陣の好調とは裏腹にいまひとつ調子の上がってこない救援投手陣。すでに救援陣だけで4つ負け星がついており(ドリス・マテオ・桑原・岩崎)、この投手出しておけば大丈夫と自信をもって送り出せる投手がいない状況。

WHIPをみても安定しているのはドリス(0.86)・桑原(1.15)くらいですかね。マテオに関しては2.17です。。。岩崎もよいときと悪いときがはっきりしすぎですね。

勤続疲労の影響が心配されるのですが、投げている球を見る限りはそこまで悪い感じではないんですよね。ただ調子の波が大きいなという感じで、正直投げるまでどうかわからない感じ。これは全員そうですね。

誰かが落ち着いてくると、全体としては落ち着いてくると思うのですが、まずはマテオと桑原の二人でしょうね。ここが落ち着いてくると、残りの投手も落ち着いてくるそんな感じがしています。まあ、春先のマテオはいつもこんな感じなので、もう少ししたら落ち着いてくれるでしょう。

二軍を見ても圧倒的な投球をしていた伊藤和が一軍ではいまひとつピリッとせず、残りもまだ圧倒的な成績を残している選手がいないので、中継ぎ陣に関しては余り上積み要素がありません。松田・福永・谷川・島本らへんにはロングリリーフを想定して先発調整させてもよいのですが、今の7人衆から誰かが落ちてくることも想定して二軍で調整をさせてほしいですね。

 

打撃陣

開幕直後は先発野手全員安打、翌日も俊介以外全員安打、主軸にも3連戦で本塁打が出て、やっぱりオープン戦は疲労困憊でバットが振れていなかったんだ!と一安心したのもつかの間、ロサリオ・鳥谷・大山・梅野の打撃がどんどん湿って行き、好調糸井・福留・糸原がどれだけ打っても、ぶつ切り打線で大量得点に繋がらない状態が続きました。

ただ打てないだけならまだしも、度重なる走塁ミスや、盗塁数が依然企画2の成功1と全く動かない采配、また物議を呼んだセーフティスクイズゲッツー試合終了など野球下手を大いに見せ付けてくれています。

ようやく日曜日の試合で鳥谷が打った事により大量得点となりましたが、ぶつ切りのど真ん中にいるロサリオはまだまだ調子が上がってきているようには見えず、しばらくは我慢が必要かと思います。

広島戦で逆方向に大きい当たりやあわやホームランの当たり出たときは、そろそろ波に乗ってくるかなと思いましたが、またヤクルト戦でノー感な雰囲気になっていますね。

どうやら配球の7割近くが変化球で、3割のストレートには1球しか空振りしていないそうです。もうお手本通りの攻め方をされているのですが、気になるのが初球の甘い変化球や直球を見逃しているところ。まだまだ球を見たいということなのかもしれませんが、これでカウントがどんどん不利になって行き、おあつらえの外角スライダーで空振り三振というのがパターンになっています。

いずれにせよ、今年優勝を目指すためにはロサリオと心中するしかない。Aクラス入りを目指すのであれば、大山一塁、鳥谷三塁で新外国人調査をしてもいい頃ですが、頂上を目指すのであれば4番右打者長距離砲の存在は絶対不可欠!

まだまだストレスの溜まる日々は続くと思いますが、スロースターターとの言葉を信じてゴールデンウィークくらいでの大爆発を期待したいと思います。

優勝の絶対条件の一つの藤浪は兆しを見せています!ロサリオも二回り目になって兆しを徐々に見せてほしいですね!

 

守備/走塁

守備に関しては二遊間中心に今年は諦めていたのですが、意外と安定していますね。特に遊撃手糸原の動きがシーズンに入ってからどんどんよくなっている。去年までの印象は、動き出しが遅く守備範囲が以上に狭い、送球までの動作に無駄が多く時間がかかりすぎる、送球の精度が高くない、というものでしたが、少なくとも守備範囲と送球までの動作はかなり改善されたと思います。いまのレベルであれば十分でしょう。

センターの高山も開幕カードではやらかしてくれましたが、無難にこなしてるかな。ヤクルト戦のバレンティンの打球は取ってほしかったけど。

問題は投内連携。能見へのトスと高橋聡へのトスで二回ロサリオがやらかしてしまっています。これが結局失点に繋がる結果に。ここまで失策は8ですが野手の失策はロサリオが2、糸原(難しいイレギュラー)・植田(ロサリオの後逸)がそれぞれ1で優秀な部類です。投手が藤浪・能見・藤川・小野と4つありこれはリーグ最多。そしてそのうち3つが失点につながっています。

今年の守備の鬼門は投手陣と一塁手ロサリオですね。まあこれもロサリオの慣れの問題ということであれば、早いうちに慣れていってほしいと思います(泣)。

 

ということで、今年も投手陣におんぶだっこな感じで始まりましたが、ここまであまり圧倒的にやられた試合は少ないです。打線の反発力がなく中継ぎ陣が我慢し切れなかった試合で負けてることが殆どです。これをよい方向に持っていくためにも、打撃陣の復調とともに確実に点を取れるところは取りきるという野球上手の方向に選手・首脳陣の采配とも向かっていけるかがポイントになると思っています。そうすれば、中継ぎ陣はプレッシャーが薄まりある程度精神的な余裕が出てくるかなと見ています。

 

他球団感想

今年はかなり団子状態で始まりました。各球団連勝したり連敗したり調子の波が激しく、落ち着いた幹事にはなっていませんね。他球団感想は現在の順位順に。

 

横浜DeNAベイスターズ

開幕直後4つの借金を背負ったものの、現在球団新記録の8連勝で首位を走る横浜、今永・ウィーランド・濱口が怪我で離脱、石田が不調とのローテの柱が不在の中で、新戦力が台頭し乗りに乗っています。クリーンアップは相変わらずの破壊力なのですが、以前のラ米の虎がポイントにあげていたのがリードオフマン。一番中堅/桑原、二番遊撃/大和の出塁・走塁能力は正直怖くなかったので、ドラフト2位の神里あたりが出てくると怖いという風に分析していたのですが、これがうまくは待っている形ですね。早々に桑原を下位打線に下げ一番に神里を置き現在盗塁7でリーグトップタイを走っています。ここで揺さぶりをかけられることにより、クリーンアップへの好影響が出ていますね。

投手陣はそこまで超エース級がいる訳ではないので、そこまで怖くは思っていなかったのですが、主力陣が不在の中、京山・飯塚・バリオス・東が踏ん張っていますね。まあ、今永は別として、ウィーランド・濱口が戻ってきても、バリオス抹消となるので、戦力はそこまで底上げされないかなという感じですね。

どちらかというと、神里・京山・飯塚の新戦力が慣れられて調子を落とす時期が来るでしょうから、今がピークという印象を横浜DeNAには持っています。

 

広島東洋カープ

二年連続の覇者の広島カープ、今年も好スタートを切り、もー誰か広島止めてくれという感じでしたが、今年は4連敗も喫するなどそこまで万全な感じではありませんね。ひとつは開幕早々4番の鈴木誠が離脱してしまっていることでしょう。代わりに堂林を置くなどやりくりしていますが、やはり破壊力不足ですね。丸が三冠王を取ろうかという勢いで打っていますが、他はそこまでの調子ではなく、鈴木誠の復調が待たれます。

また、投手陣に関してもジョンソン・大瀬良・岡田まではここまではよいのですが、野村が大炎上、薮田も四球連発など先発陣が早くも火の車の状況。岡田も阪神打線がしょぼかっただけで、まだまだ安心できる投球ではないでしょう。

一方で、鈴木誠が戻ってくることで、投手陣が安心して投げられる去年の状態に戻ってくる可能性が非常に高く、やはり今年も広島は強いだろうという印象ですね。この状態で貯金3つですから。

 

東京ヤクルトスワローズ

キャンプからけが人続出で今年も最下位候補に上げられていたヤクルトですが、ここまで貯金1と奮闘しています。牽引しているのは調子を取り戻してきた火ヤク庫。多少打たれても、山田・バレンティンを中心に、川端・青木・坂口と好打者を揃え、ここまでリーグ最多の得点をたたき出しています。

投手陣はカラシティが抑えとしてしっかり入ったことから、中継ぎ陣は去年よりも安定しています。しかしながら先発投手陣はブキャナンと原ががんばっているものの他は総じて崩れている状況で、小川が戻ってきたら少しは改善すると思いますが、今年も厳しい戦いになることでしょう。っていうか阪神負け越してるけどね(泣)・・・

 

中日ドラゴンズ

現在借金3で5位にいますが、今年の中日はそこまで悪くなさそうという印象です。打者のキーマンとしては3番アルモンテを挙げていたのですが、これが大成功。大島・京田が不調なのでそこまで得点に結びついていませんが、この二人が調子を上げてくればアルモンテ・ビシエドの並びは結構な脅威です。

投手陣のキーマンとしては鈴木博を挙げていたのですが、見事な活躍ですね。一方で又吉が大炎上を繰り返していることから、中継ぎ陣に関してはプラスマイナス0の状況。先発投手陣は柳が完封してがんばっていますが、可もなく不可もなくといったところですかね。頭数はそこそこいるも絶対的な投手がいないという感じです。阪神負け越してるけどね(泣)・・・

Aクラス争いはするかもですが、優勝ともなると難しいかなという印象です。

 

読売ジャイアンツ

開幕カードは阪神に勝ち越し、よいスタートを切ったのですが、その後6連敗を喫し、現在借金5で最下位(笑)。あまりいじると逆フラグになりそうなので、いじりませんが、まあ気持ちいい状況ではあります(笑)。

打線はリーグ打率No.1なのですが、防御率がリーグ最下位。馬鹿勝ちはするものの、リリーフ陣が総崩れで僅差をものにできずという試合が続いています。阪神戦で好投した上原と澤村が炎上を繰り返していることで、勝ちパターンを今年もマシソン・カミネロに頼らざるを得ない状況。っていうか阪神戦好投すんな!

先発投手は軸の菅野と田口がまさかの二試合連続炎上。残りの投手も山口ががんばっているものの、残りは5回3失点が精々といった感じで、先発投手陣は非常に厳しい状態です。菅野はシンカーの影響らしいですが、これを諦めたらしく復調、田口もようやく広島戦でそこそこの投球をしたことから、この二人は戻ってくると思いますが、残りの上積みが少なく、やはりマイコラスの穴が大きいですね。

打つ方は、陽が早々に骨折で離脱後は打てど点に結びつかない試合が増え、ゲレーロは不調でもないのに依然打点4と、阪神をも髣髴とさせる拙攻ぶりを見せています。岡本が奮闘していますが、このまま吉川も岡本も尻すぼみとなり、結局阿部が一塁、中井が二塁を守っているという感じで収斂していってほしいですね(笑)。

 

最後に

ということで、ネタがなかったので一回りしたところの感想なのですが、今年のセ・リーグは余り安定感がなさそうですね。安定した戦いをするためにはまずは先発投手の整備、そして後ろ3枚のリリーフの整備、打つほうでは得点パターンをしっかりと作る、これが重要になってくると思います。投手陣に関しては、他チームと比べいち早く先発投手整備の完了の目処が見えてきていますので、後はマテオに調子を取り戻してもらえば、安定した戦いとなるかなと思います。

打つ方は何といってもリーグ最下位の打率・得点・本塁打・盗塁からはやく脱却の必要があり、キーマンは何度も繰り返しになりますがロサリオ。上がって来るまでまだ時間はかかると思いますので、その間にどうにか1点をもぎ取る野球を体現してほしいと思います。

鳥谷が本当に復調であれば心強いのですが、まだなようであればまずはぶつ切り打線を見直してほしいと思います。

 

本日もご覧頂きありがとうございました!

この記事がいいなと思った方は下のバナーをぽちっとクリックお願いいたします!

皆様にご覧いただくことだけが、本ブログを続ける励みになりますので、是非ランキング投票へのご協力お願いいたします!

阪神タイガース 人気ブログランキング IN順 - 野球ブログ村

にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ

阪神タイガース | 野球 - 人気ブログランキング

また、はてなブックマークユーザーの方はブックマーク頂けますと大変うれしく思います!

このエントリーをはてなブックマークに追加

Twitterもはじめましたので、よろしければフォロー・リツイートお願いします!

twitter.com