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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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二遊間の危機管理

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今日も大雨の中での試合となりました。広島攻撃中に大雨→試合中断、小康状態になってから阪神が攻撃と天候にも恵まれず、本当に今年の阪神は厄がついているというか、プレー中の故障も多く、鬱憤のたまるシーズンとなっています。

 

その最たる例が二遊間。鳥谷の不調から始まりましたが、途中で調子を上げてきた上本がまず離脱、そしてそれに変わる形で調子を上げてくれた北條がこれまた怪我で離脱と、ついていないにも程があります。

上本・糸原・北條の持ち味はなんといっても出塁能力。出塁率は上本.481、糸原.390、北條.370と他球団と比較しても武器と呼べるレベルです。(C/田中.355、菊池.305、Bs/大和.299、桑原.326、神里.312、D/大島.333、京田.273、平田.417、G/陽.295、吉川尚.304、坂本.416、重信.335、S/坂口.413、青木.413)。

間違えなく、この3人がリードオフマンを担っていたときは阪神の得点力は上がっていました。いうまでもありませんが、野球は点取りゲーム。いかに塁にランナーを出し、一番打撃が期待できるクリーンアップでランナーを返すか、これが攻撃面での作戦の基本になると思います。仮に下位打線がお掃除したり、上位につなぐことができれば大量得点に繋がりますが、計算すると言う観点では1番~5番で点を取る、これはどの時代においても変わらないものです。

今年のヤクルトが強いのは間違えなく青木の加入により、1/2番で脅威の出塁率を誇っていること、そこで出たランナーを山田・バレンティンで還す、そして雄平、西浦まで繋がってしまえば大量得点という流れです。

中日に関しても平田を1番に持っていってから得点力が上がりました。自分が監督なら京田は8番か9番に置きますけどね。

逆にクリーンアップが強力にも関わらず、得点がリーグ再開の横浜はリードオフマンの問題を結局今年も解決できていません。大和がF/A移籍でもそこまで怖くなかったのはこのせいなのですが、チームとして早打ち傾向のあるチームなので、桑原・梶谷・倉本・柴田・大和らリードオフマンを担わせたい選手の出塁率が低く、長打力の割りに怖くない打線。自分なら今岡型1番で宮崎をもっていきますかね。

 

さて、話を戻すと現在上本と北條という阪神の武器とも呼べる高出塁二遊間が離脱の状況です。糸原がシーズン通して一人がんばってくれていますが、この際の危機管理をどうしたものかと。

 

北條離脱後のスタメンは植田と森越を起用していますが、正直実力不足。植田は以前も書いていますが、打撃面だけではなく、守備面に関してもポテンシャルはあるものの一軍レベルになっていません。多分このまま控え選手として少ない打撃・守備機会を与えても成長を阻害してしまうように思います。熊谷に関してはスタメン出場させていませんが、練習等見て植田より下という評価なのですかね?

森越も守備はいいのですが、やはり守備固めの選手。後、遊撃を守れる選手としては山崎くらいですが、こちらも森越と似たようなものでしょう。ただし、実績が違うのでもっと使ってもいいとは思うんですがね。

とにかく、植田・熊谷・森越・山崎は守備固め代走の域を出ている選手ではなく、スタメン、しかも二番で起用してしまうと一気に打線の迫力がなくなる、特にクリーンアップはリーグ最低レベルなだけに、ここに切れ目を入れてしまうともう相手にとってみれば楽もいい所でしょう。ヤクルトで坂口・青木とつながる打線がいかにバッテリーにプレッシャーをかけるかを考えてみればわかると思います。

 

ということで、現状北條に代わる遊撃手の選手はいない状況。こんなときの大和でしょうが、まあ言っても仕方がないでしょう。一方で、二塁を守れる選手はいます。鳥谷と西岡です。二人とも実績はばっちしであり、どう転んでみても現時点でのポテンシャルは先に挙げた4人よりも高い。ここまで糸原を二塁手で使ってきたので、いまさらコンバートもという感じかもしれませんが、元々糸原は今シーズン遊撃手でスタート。守備範囲や送球までのスピード等遊撃手では厳しいとの評価をオフまでしていましたが、始まってみれば守備は非常にうまくなっており、及第点レベルまで担っていたと思います(北條は上手いレベルまで成長していると思う)。

それであれば、リードオフマン問題を解決するためにも、糸原遊撃手、鳥谷or西岡を二塁で起用という形が一番いいのではないかと思っています。

さらにいうと、現状スタメンで使える二遊間は北條・上本・糸原のみで荒木・山崎・森越は守備はきちっとこなせるバックアップとしては貴重な戦力もスタメンでは力不足、熊谷・植田はまだまだ力不足という状況です。やはり二遊間で4人スタメンをはれる選手を揃えておくのが理想であり、ここの選手層を厚くするためには、鳥谷と西岡を二塁手として使える形というのを作っておかないと、来期以降も離脱が出た際にはチーム力ががた落ちするということになってしまいます。スタメン控えなので打つのは打率.250、出塁率を.330程度程度でいいんです。ホームランも二遊間なのでいりません。守備は普通でいいです。盗塁もいりません。ただ、こういう選手が控えスタメン野手が現状皆無な状況です。

この層を厚くするためには若手育成もいいですが、現状戦力をきっちり戦力化すること、これは非常に重要であり、今のままの起用方法だと、鳥谷は来年代打か大山不調時のスタメン(これも陽川の次)、西岡に至っては守備・走塁に目立ったところがないので、二軍そして引退ということになってしまいます。

主力選手はどんどん若手のプロスペクトに移行していけばいいのですが、ベテランは長いシーズンの中で必ず重要な役割を果たします。超変革以降、若手の優先起用ばかりに躍起になっており、こういうモメンタムも必要だとは思いますが、鳥谷・西岡はまだまだ能力はあると思いますので、若手育成ばかりに目を向け彼らの選手としての能力を殺してしまわないように、こういう状況ですので是非戦力化をはかってほしく思います。

 

間違えても、今二遊間が心もとないからといって、ドラフトに反映させるというのは愚の骨頂。根尾君や小園君がダメと言っているわけではなく、彼らが活躍できるのは速くて今から3年後、今怪我で離脱している状況の穴埋めにはならず、先発投手陣にも言えることですが、シーズン途中の離脱や好不調でドラフト戦略をあれこれするのではなく、やはりドラフトは長期的視野に基づきチーム作りをしていかないと、歪んだチームが出来上がってしまいます。

 

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