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菅野からこれしかないという勝ち方をした阪神、しかしながらここの所初戦だけとって連敗という三連戦が続いており、三戦目は才木とまったく計算できない投手になるので、交流戦を借金なしで迎えるためにも今日は絶対に取っておきたい試合でした。
二点リードされたものの、江越・梅野の連続タイムリーというノーヒットノーラン張りの奇跡的な下位打線の活躍により追いつき、その後追加点を奪えていたことからすんなりいくかと思いましたが、そうはうまくいきませんでしたね(笑)。
読売ジャイアンツ第11回戦感想
小野はぼちぼちかなぁ
ぼちぼちと書きましたが、今日の小野は調子がよかったと思います。直球も154km/hを計測し、直球はこれまでで一番走っていました。ただ、やはり課題は変化球ですね。カーブをうまくカウント球で使えていましたが、カーブは勝負球にはならず、スライダーかフォークの精度が今日はそこまで高くなかったので、カーブで目線をそらしながらストレートでごり押ししていく配球になってしまい、速球に力があったからよいもののもう少し投球に奥行きがほしいところですね。
HQSは達成したものの昨日の岩貞と比べると少し安心感は劣るかなという印象でした。いずれにせよゲームはしっかり作り、開幕からローテをしっかり守ってくれているので、今日は勝ち星がつかず残念な結果となりましたが、これくらいの調子を継続すれば勝ち星は後からついてくるでしょう。
桑原への継投は仕方なし
小野が先発の仕事をきっちりと果たし後はご自慢のリリーフ陣で逃げ切るのみという展開でしたが、今日はまさかの系統が裏目に出ましたね。
岩崎は岡本には打たれたものの、調子がよさそうでしたのでそのまま投げさせてもよかったと思うのですが、まあ結果論でしょう。桑原もこんな日もあります。とにかく勝てば官軍なので勝ち試合で点を取られる試合を消化したと思いましょう。
やはりここにマテオに復活をしてほしいんですよね。そうなってくると後ろの安定感がかなり変わってきます。先発は藤浪、打線はロサリオが優勝へのキーマンであり、ファンもやきもきして復調を待っているところですが、三人目の待ち人としては救援陣の軸マテオですね。
この三人が交流戦中に目処をたててくれると、まだまだ優勝争いに残れるチームだと思うのですが、もう少し我慢でしょう。
うれしい若手の活躍
今日は福留の休養日ということで中谷→大山→江越→梅野という未完の大器が下位打線に並びました、彼らに加え高山、北條がしっかりと成長してくれないおかげで超変革も失敗に終わりそうな空気すら流れてきていますが、今日はそんな空気に希望をもたせてくれる活躍でした。
まず大山は今季初の猛打賞。右方向が中心でしたが、ようやくやりたい打撃ができてきているのではないでしょうか。数試合前から引っ張る強い打球も増え始めておりこのまま調子を上げていってほしいと思います。右打ちとか引っ張れとか色々な声があるのですが、コースに逆らわない柔軟な打撃、無理なく内角は引っ張り、外角は逆に弾く、こんな打撃をしたいのだと思いますが、これまでは少し何でもかんでも右にもっていく(特に追い込まれた後)打撃をしており、手段と目的がひっくり返ってしまっているように思いました。
そして江越、もうあれでいいです(笑)。いくら三振してもいいので自分らしい打撃をしていってほしいと思います。そして1番には使わないように。守備のよい7番打者でびっくり箱、これでよいと思います。
梅ちゃんはセフティスクイズ失敗して、また監督からどやされるのかと思いましたが、しっかりと右打ちで結果を残してくれました。ロサリオ以上に外角の球にノー感な選手なのですが、本当にもう少しだけ、成長したリードを打撃面に生かしてほしいところです。
そして、最後にプロ入り初サヨナラヒットを決めてくれた中谷。それまでの打席では甘い球を打ち損じたりしており、これまた結果が出なければまた泥沼にはまりそうなところでしたが。最後に結果を残してくれました。正直ボテボテのコースヒットで決していい内容とはいえなかったと思いますが、彼の場合は結果が出ることが大事。ここからメンタル面を楽にして躍進してほしいと思います。
ロサリオついにスタメン落ちの危機か
今日ついに3打席目で見限られ鳥谷を代打に送られました。正直この采配はいかがなものかと思いましたね。2点差で勝っている場面の7回の先頭打者、どうしても点が取りたい局面であれば代打伊藤隼はありだと思いますが、もはや懲罰交代のなにものでもないと感じました。もしくは鳥谷を出すための口実。
一昨日・昨日の首脳陣のコメントから見てみてもロサリオの状態を心配しているというよりは、指示を実行できず怒っている、呆れている、こんな印象を持ちました。二日連続でヒーローになった後に、こんなになってしまうものなのかと。。。。
今日も一打席目は安打性のよい当たりでした。過去の外国人のゴメス・ヘイグ・キャンベル・ロジャース、全員そうでしたが、擁護するコメントがなくなってくると干されていました。ロサリオも首脳陣との距離が段々と離れてしまっているのではないか、非常に心配しています。
ラ米の虎の意見としてはスタメン落ちには反対です。代打で出場したところで状態は上向いてきません。一軍に残すのであればレアード・ゲレーロのように7番打者、スタメンで使わないのであれば二軍調整が適切でしょう。
それにしても、あれだけの実力者がここまで苦しんでしまうか。スコアラーからの情報や首脳陣の指導体制にも疑問を抱かざるを得ません。この辺はわかるよしがないので疑問でしかないのですが。
最後に
ということで、どうにかサヨナラ勝ちで交流戦前の借金回避ができた阪神、中谷・大山らへんの調子が上がってくれば、待ち人はロサリオ・藤浪・マテオの三人ですね。とにかくこの三人は優勝争いには絶対必要なだけに、どれだけ我慢してでも使い続けるべきだとラ米の虎は考えています。
目の前の試合だけ考えれば、外してもいいのですが長いシーズン考えると、4番福留は1シーズン計算できないし、小野・岩貞に3番手は任せられないし、リリーフもドリス・桑原にもう一枚勝ちパターンがほしいところです。リーグ戦再開までには目処をたててほしいですね。
まずは、明日才木にプロ入り初勝利をプレゼントしてあげてほしいですね。
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