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何か勢いはあったものの、最後はひっくり返される試合が2試合続き、その後二日間試合がなかったため、皆さんもやもやと過ごされたのではないでしょうか。
今週からは横浜・中日との5連戦。昨日の試合に負けてしまうと、1勝3敗となりなんとなくムードがこのまま悪くなりそうなところでしたが、どうにか薄氷の勝利をもぎ取りました。。。。本当に心臓に試合でしたね。。
横浜DeNAベイスターズ第1回戦感想
小野ナイスピッチング！
昨日の先発は小野、昨年は初登板から7連敗と援護に恵まれませんでしたが、今年はうれしい初登板初白星となりました。
昨年は直球の威力はあるものの基本ゾーンが高い、変化球の制度が低い、悪い日は直球が抜けてしまい投球にならないと投げて見なければわからない感じの投手だったのですが、今年は見事な成長ぶりです。さすが投手に関しては見る目のある金本監督！
ここ最近の登板はあまり本人も納得のいくものではなかったようで、今日も初回はどうかなと思いましたが、中盤にかけて徐々に調子を上げていき、8回途中まで投げてくれました。
特にやはりストレートがよいですね。中盤からは150km/h台をばんばん計測し、球も低めに集まり、このストレートを軸にスライダーとフォークで相手を揺さぶり、三振こそ少なかったものの、今年の先発陣の中で一番安心してみてられました。ただ、藤浪同様、短いスローには気をつけましょう・・・
これで後、能見・岩貞・才木・高橋遥らが登板機会あるかと思いますが、現状ではキャンプからの安定感からみても小野が先発3番手でしょう。本当は藤浪に入ってほしいんだけどな・・
攻撃陣はぼちぼち
昨日の試合で、4試合連続先制点を挙げました。2回の1死2/3塁の場面ではまさかの梅野スクイズ！かなり怪しい打球でしたが落ちどころがよく、一点をもぎとれました。
狙いとしては次が投手のところで1点は必ず取るという悪くない攻撃だと思いますが、少しうーんと思ってしまいました。
まず、第一にまだ中継ぎ陣が万全の体制を作れていない中で、チームの雰囲気として5回までに１点勝っていればどうにかなるという感じではないこと。
もし、桑原・高橋聡・藤川が磐石であれば、早い回でリードを奪えば、先発投手は5回めがけて全力投球できる、相手チームは5回までになんとかしないといけないと焦る、といい相乗効果が生まれるのですが、早くその体制に持って行ってほしいですね。
第二に2回と早い回において、相手投手が連打を食らっている状況で、梅野には波状攻撃で大量点のチャンスとなるヒットを打つという選択肢を完全につぶしていること。
これが7回とかで1点あればマテドリで逃げ切れる状況だったら、梅野が犠飛や内野ゴロで最低限ができない可能性もあるので、スクイズも理解できますが、ちょっとこれをやるには回が浅すぎるなと感じてしまいました。
金本監督は満足そうでしたが。
一方で、飯塚をなかなか崩せない中、5回の2死からの連打は見事でした。これができると阪神の上位打線は怖いですね！鳥谷ナイスバッティング！
ただ、安打数の割りに点数が奪えていなく、これは巡り合わせもあると思いますが、今日はひとつしか選べなかった四球もからめ、得点に結びつく形を作って行ってほしいですね。
今日も継投は疑問・・・
ということで、先制をめざしスクイズで1点をもぎ取り、どうにか2点目も奪った阪神でしたが、2点差の僅差の中で好投小野をどこまで引っ張るかが注目ポイントでした。7回までで100球ちょっと、7回も危なげないピッチングだったので8回も続投は小野の成長も考えると正解だと思います。
ただ、やっぱり交代のタイミングひとつ遅いんじゃないかなぁ・・・まあ、左打者が続いていたので、マテオを出すのは不安、高橋聡も被弾癖がついているので不安、岩崎？という感じではあったのですが、やはり大和を出した場面で交代だったかなと思います。理由としては8回に明らかに直球が上ずり始め、変化球も抜ける球が多くなっていたから。
その後、味方のまずい守備と四球がからみ、代わったマテオは1死1/3塁の厳しい場面で登板、巨人戦の岩崎といい厳しい場面で出しすぎでしょ(涙)。そして相手は結局左打者の神里でうまく合わせられ、さらに盗塁され1死2/3塁の絶体絶命の場面、打者は桑原。ここはなんとくなくマテオの調子と桑原の調子で抑えられる気がしたんですよね。
だがしかし、続く打者は日本の4番筒香。ここはもう勝負に行った時点で半分諦めていました。。結果的に3-2から素晴らしい内角直球で抑えましたが、マテオの左打者への被打率を考えると、ここは敬遠し右打者のロペスと勝負すべきじゃなかったかなと。。。。
ここまでの試合展開が、先制はするも追加点が奪えない、じわじわと追いつかれ、逆転された後はなすすべなしという試合が続いていただけに、3日連続こういう試合が続いてしまうと士気に関わります。この流れを断ち切る意味でも、慎重に継投してほしかったんですよね。結果勝てよかったですけど。
とにかく先取点を奪い強力なリリーフ陣で逃げ切るというのを今年もスタイルにするのであれば、そこに一貫性を持たせてほしいところです。それであれば浅い回の梅野のスクイズもナイス采配というものです。
後、9回のロペスのレフトフライはびびった(汗)。カメラアングル心臓に悪いです。
最後に
ということで、今日はどうにか薄氷の勝利をもぎとった阪神。かなり心臓に悪い試合でしたが、初登板でまだ実績のない小野がオープン戦で抑えられていた飯塚に投げ勝ち、5分に戻せたことは非常に大きいです。
そして、正直負けててもおかしくなかった試合で、土俵際で踏ん張りきって勝ち星をもぎとれたこと、これは今年のテーマの「執念」があったからこそだと思いますし、こういう試合を拾っていくことでチームの胆力がついていくのかなと思います。本当によく拾えたな思います！
明日はエース/メッセンジャーとドラ1ルーキー東との対戦。今日もエスコバー・砂田のビハインドリリーフの左腕にすら全く合っていなかったので、毎度のごとく初物・左腕には苦労することが予想されますが、執念で勝ち星をもぎ取ってほしいと思います。
1/2番は俊介・上本にするのかな？高山が当たっているだけにスタメンにも注目です。
後、ヤクルト・中日もナイス勝利でした！それにしても広島は一気に5点追いつくかな・・・
今日のMOBは8回途中まで1失点で見事な投球の小野と2死から貴重な追加点の鳥谷で！
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