阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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まずまずのスタート!オープン戦対ヤクルト感想

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

ついにオープン戦が始まりました!気合を入れて応援しようと思っていたのですが、なんとまさかの録画ミスorz・・・。5回からしか見れませんでしたので、その後ネットでいろんなシーンのハイライトを見ましたが、実際に自分では見れなかったので、今日は見ていない部分の意見的な感想は控えめにさせて頂きます。

まず、オープン戦の位置づけですが、もちろん勝ったらファンにとって見ればうれしいものの、飽くまで主力選手たちにとっては開幕までの調整の場、レギュラー取りにチャレンジしている選手にとってはアピールの場となります。言わずもがなですが。

従い、今の段階では直球や変化球の相手の反応を見るためにシーズン中にはやらない配球をしたり、新戦力に対してはスイートスポットと弱点を見極めたり、打者においては活きた球に対する目とタイミングの慣れというのが、オープン戦序盤における大きなテーマでしょう。

チームの采配としても、今の段階では長いシーズンで誰が戦力となりうるかの見極めをしている最中なので、打線は打線になっておらず、作戦も普段とは違うものを取っているでしょう。

何がいいたいかというと、自分としてはオープン戦の序盤においてはチームとしての勝ち負けは特に気にする必要がなく、個々の選手の仕上がりの確認、戦力としての見極めという観点で、良し悪しをみるようにしています。

もちろんその中で今年のテーマである「執念」というところを見せてくれると、自然と勝ちにも繋がってくるので、ここで一本出ればというところの「執念」に関しても、またチームの勝敗に歓喜するのではなく、どの選手が執念を見せてくれるかの個々の選手の見極めの一つの位置づけになると思います。

では試合を振り返ってみたいと思います。

 

試合結果

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両チームの先発は昨年エース級の活躍をしたブキャナンと今年先発へ再挑戦を図る岩崎、打線に関しても、相手は川端を除けばフルメンバー、こちらは飛車角金銀抜きという形で始まりました。

結果は負けとなってしまい、ネット上でも早速「ロサリオいないと全然点取れないやん」とか、「収穫なし」とか意見が出てますけれども、まだオープン戦一試合目ですよ。

プロ野球はよく勝てても6割程度、打っても7割失敗してもよいというスポーツなので、毎試合のようにここまでの練習試合のように馬鹿みたいに点が入ることはありません。平均して5点取れれば多いほうです。

結果を見るとバレンティンに2発浴び4失点しましたが、内容的にはこちらの方がよっぽどポジれる内容だったと思います。バレンティンの二発以外、相手4出塁(2安打、1四球、1エラー)ですよ、しかも略ベストメンバーで。

 

投手陣感想

岩崎は上々の出来かな

録画が出来なかったので、岩崎の投球はハイライトでしか見れなかったのですが、結果とハイライトを見る限りは上々の出来だったのではないでしょうか。

二巡目以降の投球に注目していたのですが、打者14人相手にしていますので1回り半くらいですが、2安打1四球は十分合格点でしょう。

そして3番手で投げた島本2奪三振のパーフェクトリリーフ、コントロールも球の切れもよく、右打者に対してシュートでストライクを取れたこともよかったようですね。

島本がある程度計算できるということであれば、岩崎はしばらくは選手層に不安のある先発調整でよいかもしれないですね。金本監督もリリーフにはいつでも戻せるといっていますし。

 

秋山3失点も問題なし

秋山も北條のエラーからバレンティンにホームランを浴びましたが、あの外角高めを二球続けるリードは実戦ではやらないでしょうから、特に気にする必要なし。

今年取り組んできた直球の威力を上げるというテーマは、しっかりと出来ているように見えました。ただその分若干制球が乱れていたかな・・・でも十分合格点の内容です。

 

野手陣感想

中谷復調の兆し

前回の記事でバットが遠回りし始め、去年の打撃と変わらなくなってきていた中谷ですが、今日はきっちりと結果を残しましたね。

評価できるところはブキャナンの内角の146km/hの直球をしっかりと振り遅れず引っ張れたところ。ここを一番の弱点としていただけに、これに対応できるということであれば今年の中谷は成長したといえるのではないかと思います。

同じところで原口・高山・北條がつまずいているだけに、中谷にはしっかりとクリアしてほしいと思います。

 

糸原・大山も継続して好調

糸原は絶好調というかもうあれが普通くらいのレベルになっていますね。打撃に関する期待値が非常に高くなっています。選球眼もよいので、今の打撃レベルでいえば1番を任せられるレベルですね。

大山は今日安打は出ませんでしたが、サードゴロに終わった打撃はヒット性で特に悪くなく、引き続き好調を保っていると思います。

地味ですが陽川も以前に比べよく球の見極めが出来るようになっていると思いました。今日は2四球でした。三振率の高さが問題の選手だっただけに、ここが改善されてくれば出番はやってくるかもしれませんね!

 

高山・北條、自信をもって!

悩める2016年デビュー組みの二人、ネット上でも非常に厳しい意見が飛んでいます。高山はハバレンティンのポテンヒットの処理を誤り二塁打に、北條はなんでもないショートゴロを悪送球で失策(まあ陽川に捕ってほしかったけどあれくらい)。

正直プレーだけ見れば、チャレンジした結果でもなんでもないただの集中力の欠如としか見れないプレーです。もし、あれが集中しても時々やらかしてしまうというのであれば、それはもうレギュラーは諦めてください。というくらいエラーの中でもまずいプレーでした。

恐らく二人とも去年大ブレークから、レギュラーは掴んだものと思った矢先去年は結果が出ず、今年はすでに新戦力がどんどん出てきているため、レギュラー争いからも一方遅れている状況です。

阪神という球団なのでとにかくこの状況になったときは、マスコミ、OB、ファン、ネットからの雑音が煩くてたまらない事でしょう。そして、新しい選手が出てきている中で焦って仕方ないことでしょう。

結果、「やってやろう」より「失敗してはいけない」というネガティブサイドの考え方になり、体と頭が思うように動いていない状態のように見えます。昔のすぐに結果を出さないと鳴尾浜送りされていた若手と同じような感じですかね。

ただ、これに関してはもう自分で打破するしか仕方がない。どの選手もが期待だけされているプロスペクトから結果を残す責任のあるレギュラー選手に上りあがる際には、このフェーズを克服しあらゆるプレッシャーに打ち克たなければいけません。

若く焦りがあるのはわかりますが、今見ている感じの雰囲気では悲壮感こそ感じるも、自分がやってやろうという感じや自信が見えません。ポテンシャルや期待は他のプロスペクト選手十分に高いのだから、現状に満足せず一方で自分のポテンシャルを信じ、努力を続けていってほしいと思います。

金本監督の談話の中でも、高山の全力疾走はよかったというコメントもあり、当然高山も北條も期待はされています。焦ったり、自信を失っている場合ではないですし、必要もないと思いますので、自分の力を信じ今出来ることをしっかりやる、ということに集中してほしいと思います。

 

最後に

ということで、本日は録画失敗したせいで禄な考察が書けなかったのですが、ご覧頂きありがとうございました。

明日は中日戦、藤浪・岩貞がしっかり投げてくれることを願います。

いよいよ、週末からオープン戦も始まり、キャンプも最終局面に入ってきます。ベテラン選手はこれから調整に入りますが、若手選手はこれからが開幕一軍入りをかけた勝負本番です。

まずは後1クールとなったキャンプを無事怪我がなく完走し、実戦での開幕一軍レースに入って行ってほしいと思います。