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ついに実戦が始まりました。まだキャンプ第2クールということもあり、今の時期の実戦は投手・打者ともに本番さながらのプレーというよりは、確認ポイントを一つ一つ消化していくことが目的となります。
一方で、今年の阪神はなにせ先発・野手を中心にレギュラーが確定しておらず、レギュラーを狙いに行く選手に関してはここでアピールできることが、今後の練習試合やオープン戦において優先起用されることに繋がるため、この時期とは言えど彼らにとってみれば非常に重要な機会となります。
それを踏まえた上で、本日の試合を振り返ってみたいと思います。
試合結果
1 2 3 4 5 6 計
紅 0 2 0 0 0 0 2
白 0 2 0 2 0 0 4
紅:7/俊介-6/熊谷-9/高山-D/ロサリオ-4/大山-3/原口-5/北條-2/梅野-8/島田
才木(2)-藤浪(2)-松田(2)
白:6/西岡-4/植田-5/糸原-9/中谷-7/陽川-2/坂本-3/長坂-8/江越
小野(2)-岩貞(2)-石崎(2)
本塁打:西岡、二塁打:坂本、原口、中谷、盗塁:植田、島田、西岡
投手陣
先発投手の仕上がり具合
まず一番の注目だったのが、藤浪の出来ですね。結果二失点したものの、ストレートはシュート回転しておらず、今の時期に150km/h近くの球速が出ていたので一安心でしょう。
岩貞と小野のローテ候補も直球のキレがよく、コントロールもまとまっており、こちらも一安心です。開幕ローテに向け一歩前進でしょう。
紅組の先発に抜擢された才木ですが、ランナーがいない状態でのストレートは最速149km/hでており威力も十分、いいものを見せています。一方で、ランナーを背負った場面では制球を乱すとともに、球速も5-6km/hは落ちてしまっていたので、他先発投手と比べるとポテンシャルは高いものの特にセットポジションからの投球にまだまだやることが多いなという印象でした。
松田・石崎は無失点には抑えましたが、ヒットも浴びており、まあ可もなく不可もなくといったところでしょう。
今の段階で重要なこと
早速スポーツ紙では藤浪制球乱し二失点と出ていますが、何を言っているんだかという感じですね。大体一失点は高山の大チョンボのせいだし。第2クールの現段階ではまず基本となるストレートがしっかりと打者に向かって投げ、ラインを確認することが重要。変化球の精度はこれから上げていけばよく、試し投げ程度でしょう。ましてや抑えるための配球は二の次、夫々小手先で抑えることに注力するのではなく、自分の球をしっかりと投げ調整することが一番大事です。
その観点から岩貞は二失点、小野は無失点で抑えましたが、どちらかというと岩貞の方が球のキレはよかったのかなと思いますし、失点しても問題ではないでしょう。結果ではなく現状の課題を見つけ調整していくほうが重要です(才木のように技術的な課題ではなく、開幕に向けて調整するための課題)。
ということで、藤浪・岩貞・小野の先発投手候補の3名の調整は順調に行っていると思いますので、まず安心材料です。
野手陣
野手陣はレギュラー候補が群雄割拠しているだけに全ての打者に注目していたのですが、印象としては非常に仕上がりが早いですね。
ロサリオ2安打!
まずロサリオですが、第1打席はサードゴロに倒れたものの、第2打席、第3打席と非常に柔らかいバッティングで2安打しました。こちらも第一段階としては一安心ですが、いずれも内角気味の得意コースの球だったので、今後より実戦に近くなってきたときに外角変化球の見極めと逆方向への打撃をどこまでできるか注目していきたいと思います。
大フィーバー大山3安打!
大山はもう大フィーバーの3安打。開幕に取っておいてほしい(笑)。第1クールから現役投手の打撃投手の球をポンポン柵越えし、非常に仕上がりが早いというか状態がよかったのですが、初実戦で逆方向中心に本当によい打撃を出来ていると思います。
二塁守備に関してはセカンドフライト、植田の内野安打のセカンドゴロの二つだったかと記憶していますが、守備範囲はまあまあいいかなと思ったものの、その後の切り替えしがやはり小兵の内野手に比べると少し俊敏性に欠けると思いました(もちろんあの当たりで走者が植田だと大和でもアウトにはできないのですが。)
今日は全体的に内野ゴロが少なかったので(これも恐らく投手陣の直球が走っている証拠でしょう。)、他の野手も含めなかなか判断する機会がありませんでしたが、もし今後も大山が二塁を無難にこなせるということであれば、今の調子から考えると上本を追い抜いてしまっても不思議ではないなと、ラ米の虎は上本推しながら、期待を感じさせる内容でした。
チャンスに強い原口復活か!?
そして、二人の後を打った原口。やっぱり打撃は魅力的ですねー。打球が早くチャンスで結果を出しました。4番:ロサリオ、5番:大山、6番:原口、本番でも見たいなと思わせるような、今日の3人の存在感でした。
一方で、盗塁阻止時の二塁送球の際は力弱い球が高めに浮いてしまい、松田のクイックと投球コースからアウトにするのは難しかったのですが、今後よいところを見せてほしいですね。
幕張のスピードスター復活の兆し!
大山とともに非常に目立った活躍をしたのが西岡。2安打/1四球/1本塁打/1盗塁。打ってよし、選んでよし、走ってよしです!ライバルの北條が余りよいところがなかったので、今日の段階では遊撃手争い一歩リードでしょう。
本塁打もよかったのですが、逆方向に打ったライナー性のヒットの打席は非常によい内容だったと思います!
ポスト赤星誕生の予感
そして、ドラフト指名時からずっと注目してきた島田、本サイトでは今ドラフトの一番のヒットと詠っていましたが、さっそくアピールしてくれましたね。鋭いコンパクトな振りから安打を放つと、桐生に勝った足で早速盗塁も成功。このままアピールが続けば開幕ベンチどころかスタメンのチャンスまで回ってくるのではないかと思います。
その他、植田が2安打1盗塁、中谷・陽川・坂本・糸原もライナー性のよい当たりを放ち、仕上がりの早さを感じさせてくれました。本当によい競争環境になっています。それにしても植田は左打席の振りが大分鋭くなってきましたね。打撃面が改善されれば守備・走塁がよいだけに一軍ベンチは近づいてくるでしょう!ただ、初回の送りバント失敗は頂けません!
と、仕上がりの早さとアピールが目立った野手陣ですが、ダメポイントもいくつかありました。
高山・・・・
もう外野守備うまくならないんですかね、この人。。。
まず右翼守備で落下地点を見誤り一旦後ろに下がる。大きなセンターフライが上がりランニングキャッチしたときは、島田って結構もたつくんだなと思っていたら守備交代していた高山でした(泣)。
極めつけは糸原のセンター前ヒットを後逸し、ランニングホームランに。確かにイレギュラーはしていたのですが、イレギュラーバウンドから捕球までの間は大分余裕がありました。集中力の欠如なのか、センスがないのかわかりませんがとにかく酷い守備でした。
とにかく若手プロスペクトの中軸候補の左打者は高山しかいないので、成長してもらわないと困るのですが、どうにか一般レベルまで守備が改善しないと使うに使えません。中堅が本職のようですが、他に比べるとましというだけの話であり、その中堅であのプレーでは怖くてとても試合に出せないですね。
江越・・・・
相変わらずの3三振。左打席はまだまだ振り遅れてますね。まあまだスイッチに挑戦したばかりなので、長い目で見守りたいと思います。あんまり同じこと繰り返しているとチャンスも少なくなってしまうと思いますが、バットに当てること以外は一流なので、ずっと特別メニューでバッティング練習だけしているわけにはいかないんですかね?
・・・・・・・高山と江越合体してくれないかな?
コンタクト率の悪いフリースインガーで守備判断が悪い選手ができちゃったりして・・・
最後に
ということで、特に高山の守備にはがっかりさせられたのですが、それ以外は野手陣も現状順調すぎるくらいに仕上がっています!
こんなにキャンプの段階から練習試合の打席を見るのが楽しみな年もいままでなかったと思います!まだまだレギュラー争いは続くでしょうから、引き続き楽しみに見て行きたいと思います。
次の実戦は週末の横浜DeNA戦ですね!結果は重要ですが、結果にこだわらず、各自課題と調整点を明確にし試合に臨んでほしいと思います!
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