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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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春季キャンプ第1クール感想とメンバー予想(2/5) 野手編

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

春季キャンプ第1クールが終了しました。ルーキーのが肋骨の痛み(軽症)で離脱した以外は大きな怪我もなく順調にメニューが消化されました。

キャンプレポートは全て見れている訳ではないのですが、全体的な感想としてはこれまでのキャンプと比べ第1クールから非常に緊張感のあるよい空気で各選手が動いているなという印象です。特にシートノックはよく声も出ており非常に活発な印象を受けました。

これも現在宜野座キャンプにきている全ての選手にレギュラー取りのチャンスがあるという、活性化した競争環境によるものかと思います。

これまでの阪神の一軍キャンプに抜擢される若手はどちらかというと、一軍の空気に慣れるというか社会科見学的な意味合いが強く、失敗するとすぐに安芸送りという感じで、若手が失敗を恐れ躍動感が見られないケースが散見されました(野原とか大和とか)。この空気が一掃されているところ、つまり若手を中心に全ての選手が希望をもってレギュラー取りに挑戦しようという意気込みが見られるが超変革の一番の成果なのではないかと思っています。

明らかにこれまでの空気とは違いますし、金本政権1/2年目の探り探りの空気とも違い、いよいよ撒いた種の芽が出始める、そんな予感と期待を大きく持たせてくれる第1クールでした。

 

それでは、キャンプ前に記事にした個別の注目点の進捗具合に関して見ていきたいと思います。今日は野手編です。といっても第1クールでまだ実戦も始まっていませんので、今の段階では次の実戦へのステップに進むための決定的な問題が起きていないかという視点での感想になります。

注目点を書いた以前の記事は以下ご参照ください。 

www.latim-tiger.com

 

ロサリオは前評判とおりの実力か!?

初日からフリー打撃に参加し、柵越えを連発するなど早くも評価がうなぎ昇りのロサリオ。確かに癖がなく、力感のないスイングから大きなフォロースルーで大きな当りを連発し、本物の長距離砲誕生に大きな期待を持たせてくれます。

右方向への打撃に注目していたのですが、インコースは引っ張って大きな当り、アウトコースはコースに逆らわず逆方向に捌いており、まずは安心材料かなと思います。

外国人選手の見切りが早い金本監督も「歴代外国人の中で一番振れており、パワーもある、自分の間合いに入らなかった場合は逆方向への打撃もできる。少々打てなくても我慢して使いたくなる選手」と上々の評価です。

一方で、打撃のポイントがかなり前にあるので、フリー打撃ではよいものの緩急で崩す日本の配球にどこまで対応できるか、これが実戦に入ったときの注目ポイントですね。

また、気になる記事もあり、「外の直球と外角の変化球を投げきれば長打を許す可能性は低い、ウッズと比べたらランクが落ちる」と、あぁまたゲンダイかなと思っていたら大本営デイリーの記事。まあいいとこに決まった外角スライダーをホームランにする打者などどこにもいないので、余り気にする必要はないと思いますが、いずれにせよ次の段階では緩急にどこまで対応できるかできなかったときに修正できるか、これを注目ポイントとしてみてみたいと思います。

news.livedoor.com

 

守備に関しては金本監督はハンドリングが上手いとこれも好評価なのですが、シートノックを見ていると結構後ろに逸らしており、現状ちょっと不安です。。。まあまだ第1クールなのでこれから上げてくれればいいと思いますが。

 

大山の二遊間守備が平均レベルに達するか!?

オフには遊撃手もやらせるとの報道も出ていましたが、現状二塁手に挑戦していますね。シートノックを見る限りは意外と無難。一方で、シートノックは打球の方向がある程度分かっているだけに一歩目の反応が楽です。ハンドリングと送球に関しては参考になると思いますが、守備範囲を決める一歩目の反応に関してはあまり参考にならない。

糸原にもいえることなんですが二人の課題は一歩目の反応(糸原は送球までのスピードも)、この辺は実戦に入らないと分からないので、実戦練習に入ってきた段階で感想を書いてみたいと思います。

 

原口が捕手として復活できるか

まず原口の捕手としての復活の第一関門としては打撃が戻ることを挙げていたのですが、フリー打撃を見ている限りでは坂本・梅野・長坂の他の捕手と比べると別格。

今年はメッセンジャーからも打席で固いと言われたことを踏まえ、構えの段階ではバットを寝かせ、力の抜けた柔軟な打撃フォームに改造しました。今までのピタッとしたところから最短距離で出てくるスタイルも好きだったのですが、去年それで結果が出なかったことを踏まえると、いい感じになっているのではないかと思います。早く実戦で見たいですね。

守備面に関しては肩や腰の不安もなく順調にこなしているようで、こちらも第一段階はクリア。一方で、捕手の特守の様子も見ましたが、他の捕手に比べると若干送球動作が遅いなと感じました。まだ第1クールなので無理に力を入れる段階ではありませんが、実戦に近い練習になったときにどこまで盗塁阻止能力が回復しているか注目です。

また、ワンバウンドを前に落とす練習でも結構後ろに逸らしてるんですよね。。。この辺もきっちり仕上げてこないと、スタメン出場は遠のきますし、守備型を置きたい第三捕手の座も岡崎に奪われるでしょうから、しっかりと仕上げて欲しいと思います。

 

遊撃手争い、誰が成長を見せるか、西岡は復活するか!?

現状、北條・西岡・糸原・植田にルーキーの熊谷を加えた争いになっています。

まず守備面ですが、シートノックを見た感じではどの選手も非常によい動きをしています。その中でも抜きん出ている動きをしているのが植田。守備範囲・ハンドリング・送球までの早さともに非常に上手い。

そして、収穫はルーキーの熊谷の守備が非常に安定しているということ。どこまでできるかなと思っていたのですが、シートノックでの感想に過ぎませんが既に一軍レベルにあると思います。課題は打撃の方ですね。打撃さえよくなればベンチ入りの可能性は高まってくると思います。

打撃面に関しては、糸原・北條・西岡がよい感じです。

糸原は昨年よりも更にパワーアップしている感じで非常に安定感があります。打撃面に関しては今年も期待できそうです。

北條は足を上げる打撃フォームに改造しましたが、今のところよい感じ。広角にライナーを連発しツボにはまれば柵越えと一昨年のよい状態が戻ってきているように思います。一方で、足を上げるフォームでどこまで溜めを作り緩急に対応できるか。体幹と下半身の強さが要求されるフォームなだけに、これから実戦に入りどこまで対応できるか注目です。

植田も左打席で大分振りに強さが出てきました。反対にスイッチに挑戦中の熊谷はまだまだという感じですかね。指名後に左打席に挑戦しよくまあここまでバットに当てられるものだとプロ野球選手のセンスには驚かされますが、他の選手に比べるとスイングスピードも力強さもまだなく、本気でスイッチに挑戦するのであれば今年代走・守備固めではなくやはり二軍でじっくりトレーニングと実戦機会を設けてあげたほうがよいように思います。

そして、注目の西岡。打撃・守備ともに予想以上のいい動きをしています!体もかなり絞れており、本気で今年完全復活の可能性があると期待させられるものがあります。怪我が多いので、周りの若手に引きずられる形で無理だけはしないで欲しいと思います。

ということで、今のところの序列ですが、守備は植田>熊谷>北條・西岡>糸原打撃は北條・西岡・糸原>植田>熊谷といったところですかね。

という訳で遊撃手争いは今のところまだまだ分かりません(笑)。安芸の山崎も虎視眈々と狙いにいくと宣言しており、ダークホースの登場もありえるかもしれません!

 

天才高山の覚醒はあるか!?

昨年の晩年の片岡コーチのような不細工なスイングから比べると、本来の柔軟性が戻ってきており、且つ力強さも増しており今のところよい感じです。ライバルの中谷がMVPに選ばれるなど競争環境は厳しいですが、まずは実戦の打撃で結果を残して欲しいですね。

後は守備がどの程度改善しているか・・・

 

ラッキーボーイは出てくるか!? 特に江越と陽川!!

監督からは若手の目立った選手として中谷・大山・北條・高山の名が挙げられましたが、チャレンジ枠である江越・陽川は今のところ目立った感じはありませんね。

江越の左打席はこれまたよくバットがボールに当るなと感心させられ、更には飛距離もなかなかのものが出ており時折柵越えも見せています。ただ、安定感でいうと打ち損じも多く、まだまだかなという感じですね。左に挑戦したことで右打席が改善しているかが注目ポイントだったのですが、放送では左打席ばかりなので今のところ分かりません。

陽川はフリー打撃をみた感想に過ぎないのですが、余りよいものを感じませんでした。昨年オフからゴロやライナーを打つ練習に取り組んでいるようですが、兎に角打ち損じが多くフリー打撃でも打てるゾーンが少ない。まだ第1クールなのでこれから上げていけばいいと思いますが、ライバルたちがよいものを見せている中、ぼやぼやしていると実戦のチャンスも失われていきます。次のクールではよいものを見せてほしいですね。

他の選手でいうと、ルーキーの島田、金本監督も名前を出したとおり非常によいですね!タイプ的にミート中心の打撃をするのかなと思っていましたが、スイングは力強くフリー打撃では広角にライナーを連発しています。外野守備固めが少ないだけに打撃がある程度計算できれば結構チャンスが回ってくるのではないかとひっそり期待しています。

そして安芸の選手ですが西田。映像は見ていませんが、矢野監督も打撃面で目立っているといっているとおり、ひょっとすると今年のラッキーボーイとして出てくるかも!?

 

横田はどの程度回復しているか

まだ全快とはいかないようですが、一部全体練習にも合流するなど順調な回復振りのようです。打撃練習も再開しており、次の段階としては安芸の練習に全て合流し、リハビリ枠から抜け出すことでしょう。あせらずゆっくり見守りたいですね!

 

その他感想

ベテランの福留・鳥谷・糸井は順調で一安心。というか糸井はさらにパワーアップしていますね!昨年はリハビリからキャンプインでしたが、今年は初めから全開、とにかく怪我だけは気をつけてキャリアハイを狙って欲しいと思います。

中谷は反対方向への打撃に取り組んでいますが、昨年外回りしていたスイングが明らかに内からコンパクトに出るようになっており、フリー打撃では打ち損じもまだまだありますが、順調に成長曲線を描いています。1クールのMVPにも選ばれており、今年がっちりとレギュラーを確保して欲しいですね。

そして、中谷以上のパフォーマンスを見せていると感じたのが大山、巨人の007も言葉を失う(笑)くらいの打撃を見せたようですが、確かにバッティング投手によるフリー打撃は勿論のこと、現役投手が投げた直球に対しても他の選手と比べると高い対応力を見せており、非常に仕上がりが早い。日本代表候補にも選出されたようですが、このまま本物になってくれれば、上本・鳥谷を押しのいてでも使いたくなってきますね。

 

開幕スタメンレース(2/5)

 

ということで春季キャンプ第1クールを終えた後の、開幕スタメンレース状況の更新です。青塗りが変更点です。

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確実:首脳陣も明言しており開幕スタメン確実の選手

暫定:実績から見ても恐らくスタメン入りする選手

挑戦:開幕スタメン入り挑戦権を持っている選手

B.U.:バックアップ。まずは挑戦権を獲得する必要あり

育成:育成中心の選手

リハビリ:まずは怪我を治し万全にしましょう

 

  • 打撃面でよいところを見せ、守備も無難にこなしている原口を1ノッチアップ
  • 安芸で打撃面でよいところを見せた西田を1ノッチアップ
  • 打撃面で素晴らしいパフォーマンスを見せ、二塁守備も無難にこなしている大山を1ノッチアップ
  • 打撃・守備ともよい動きを見せている北條・西岡を1ノッチアップ
  • 打撃面が改善している高山を1ノッチアップ
  • 第1クールMVPの中谷を1ノッチアップ

 

最後に

 

ということで、第1クール感想の打者編でした。今のところ順調すぎるくらいですが、まだまだ第1クール、実践に入るまで誰が出てくるかわかりません!

投手編も一気に書いてしまおうかと思いましたが、長くなったので今日はここまでとさせて頂きます。投手編はまた明日。

 

本日もご覧頂きありがとうございました!

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