皆さまいつもご覧いただきありがとうございます。
もう少し決定まで時間がかかるかと思ったのですが、前回の記事から2日で野上の人的補償が決まりましたね。
なんと、3年目の高木勇人が人的補償で移籍となりました。ルーキー年度は9勝を挙げ、昨年は2年目のジンクス、今年は怪我で結果が出ませんでしたが、先発・中継ぎとも不安のある巨人からしてみれば手痛い流出になったのではないかと思います。
本来であれば、プロテクトしておきたい選手だったと思うのですが、なにせ球界の乱獲者巨人、乱獲できてもらったしがらみの多い選手はプロテクトせざるを得ないでしょう(笑)。
あくまで予想でしかないのですが、前回記事においても高木勇はプロテクトボーダー選手におり、しがらみ選手を全部プロテクトした場合はプロテクト漏れとなっていました。その中で選択されるとすれば、ある程度若く実績もありポテンシャルも大きい宮国か高木勇かなと思っていたのですが、予想が的中しましたね(笑)。
巨人ファンからしてみれば、内海、大竹、杉内など30台中盤の結果が出ていない且つ、これから衰えていくのみの先発投手を持っていかれる分には、まあいいかなという感じだったかと思うのですが、やはりしがらみ選手はプロテクトされてしまったのではないかと思います。
年齢的には社会人卒のオールドルーキーなので野上と二歳しか違わないのですが、過去三年の成績を見ていると大して野上と変わりません。今年こそ野上は躍進を果たしたものの、果たして球場が狭いセ・リーグにおいてフライ投手が通用するのか見ものです。成瀬のようになるといいですね(笑)。また、高木勇には和気藹々とした西武の雰囲気の中で「巨人を出る喜び」を思う存分感じ、キャリアハイを目指してほしいと思います。
ということで、注目の巨人の人的補償はなかなか面白い結果となったのですが、ついでといってはなんですが、書くネタがなくなってきているので日ハムから大野捕手をF/Aで獲得した中日のプロテクトリストに関しても予想してみたいと思います。
中日ドラゴンズのプロテクトリスト
北海道日本ハムファイターズの編成状況
まず、日ハムですが今季谷元のトレード、大谷の大リーグ挑戦、マーティンの大リーグ復帰、その他F/A選手が大量流出することが予想されていたのですが、宮西、中田が残留し、戦力外も多く出さず、鶴岡・実松を補強したことから、現状支配下登録予定選手が68名となっています。
日ハムは育成選手を取らない方針なので、そこからの昇格枠は考える必要がないのですが、現在の支配下登録選手の人数とシーズン中の補強も考えると、多くて後一人補強するのみかと思います。もしかしたら人的補償はないかもしれません。
F/Aで流出したのは年俸ランキングAクラスが予想される増井、Bクラスが予想される大野で両方とも人的補償が発生するケース。但し、推定年俸2.2億円の増井と5,000万円の大野を考えると、球場移転費用も必要な中、オリックスによっぽどいいプロテクト漏れ選手がいない限りは、オリックスからは多額の金銭補償を優先し中日から補償選手を取るのではないかと思います。中日から金銭補償しても人的補償の場合と比較し1,000万円しか変わりませんので。
ちなみに、オリックスのプロテクトリスト予想は以下記事ご覧ください。ご参考までに。
主力選手
まずは、主力選手ですが、まず確実にプロテクトされるであろう選手は以下のとおり。
投手(8名) 大野・小笠原・伊藤準・又吉・田島・三ツ間・岡田・祖父江
野手(6名) 松井雅・京田・亀澤・福田・平田・大島
バリバリのレギュラーではない選手もいるのですが、今季ローテや勝ちパターン、スタメンで出場していた中心選手たちですのでまずはプロテクトされると思います。
プロスペクト選手
次に、年齢も若く一軍やファームでもいいものを見せ、今後主力選手に成長する期待のかかる選手。
投手(5名):柳・鈴木・笠原・阿知羅・藤嶋
野手(2名):高橋周・石垣
この層はなかなか薄いですね。特に野手。近年社会人卒の選手を獲得し、あまり結果が出ていないのが如実に表れている感じです。藤嶋は二軍でもそこまで結果が出ているわけではないのですが、地元東邦高校から指名された伸び代の大きい選手、ファン感情を考えてもプロスペクト枠には入れるのじゃないかと思います。
功労者
中日という球団は阪神と同じく、どちらかというと功労者への待遇が手厚い。逆にこれが主力選手の高齢化に拍車をかける一つの要因にもなっているのですが、数年前の黄金期を支えた選手たちで、そこそこ一軍でも活躍している選手たちは外しにくいのではないかと思います。
特に、ドラフトでもF/A戦線でも余り人気のない中日。これに加え選手を大切にしないというイメージを与えるのは得策ではなく、全く活躍していないのであればまだしも、まだまだチームに貢献しているという選手は外せないでしょう。
一方で、日ハムという球団を見てみると、基本的には年俸の高い選手は獲らない。F/Aでもトレードでも年俸の割りにコストパフォーマンスの悪い選手は、どんどん出てってくれて構わないというスタンスです。巨人にトレードされた吉川などは最たる例でしょう。
ということで、多分日ハムは獲らないのですが、保守的に考えると外せない選手たち。
投手(2名):吉見・岩瀬
野手(2名):荒木・藤井
各選手まだまだスタメン・ローテ・勝ちパターンで活躍しており、プロテクトは確実かと思われます。山井と浅尾も功労者なのですが、今年のパフォーマンスと年俸と相手が日ハムということを考えると外れそうですかね。
ということで、ここまでで25名、残り3名プロテクトできます。
ラ米の虎が考えるプロテクトボーダーとプロテクト漏れリストは以下のとおり。
プロテクトボーダー
投手:浅尾・若松・小川・福谷・佐藤・小熊
野手:杉山・堂上・松井佑
プロテクト漏れ
投手(4名):福・丸山・山井・谷元
野手(15名):桂・加藤・木下・武山・谷・三ツ俣・石岡・溝脇・阿部・石川・遠藤・近藤・井領・野本・工藤・友永
プロテクト漏れは野手が目立ちますね。ほとんどが即戦力期待の選手でしたが、見事な外しぶりです・・・・
谷元はそこそこ投げていたのですが、なんせ金銭トレードで放出した選手。宮西も残留した今、呼び戻す意味はないでしょう。
後3名プロテクトを考えた場合、相手チームの戦力構成を考えるべきなのですが、野手に関しては大谷は抜けたものの、アルシアを獲得したことにより略陣容は固まっています。
- 捕:市川/清水/鶴岡
- 一:中田/清宮
- 二:横尾/田中賢
- 三:レアード/松本
- 遊:中島/石井一
- 外野:近藤/大田/西川/アルシア/岡/谷口/杉谷
二軍を見てみても、内野・外野ともに20台前半の選手が多く、補強の必要性が感じられません。むしろ誰か若手阪神にくれないかしら。
一方で、投手は大谷、増井、メンドーサ、吉川、マーティン、谷元と大量に抜けていった一軍主力選手の穴埋めがロドリゲスとトンキンでの外国人投手の入れ替わりでしかできておらず、量・質ともに非常に薄い選手層。
ということで残り三名のプロテクトはいずれもまだ若く、先発実績のある若松、抑え実績のある福谷、そして左の中継ぎとして計算できそうな小川の三名になると予想します。
プロテクトリストまとめと人的補償獲得選手予想
ということでまとめると以下のとおり。
プロテクトリスト
投手(18名) 大野・小笠原・伊藤準・又吉・田島・三ツ間・岡田・祖父江・柳・鈴木・笠原・阿知羅・吉見・岩瀬・藤嶋・福谷・若松・小川
野手(10名) 松井雅・京田・亀澤・福田・平田・大島・高橋周・石垣・荒木・藤井
プロテクト漏れ
投手(7名):福・丸山・山井・谷元・浅尾・佐藤・小熊
野手(19名):杉山・桂・加藤・木下・武山・堂上・谷・三ツ俣・石岡・溝脇・友永・石川・近藤・井領・野本・阿部・工藤・遠藤・松井佑
内野守備には定評のある堂上、今年開花しかけた松井佑、二番手捕手の杉山あたりは入れ替わりあるかもですね。ただ、正捕手候補の大野を獲得し、松井雅以外の捕手はみなどんぐりの背比べで誰が出ても痛手にはならない、日ハムも清水が育ってきており、鶴岡・実松獲得により捕手登録は8名なので、捕手は松井雅以外は外しても問題ないかと思います。
矢野の後任で松井佑、田中賢の後任で堂上を獲得されると中日としては痛いかもですね。
人的補償予想
このリストの中からだと、余りいい選手が残っていないのですが、ずばり予想は以下のとおりです。
本命:丸山・佐藤優
次点:なし(笑)
穴:松井佑・堂上
大穴:若松・福谷 (漏れていた場合)
最後に
ということで、年末の暇な時期に、二回連続で阪神とは関係ない記事をお送りしましたが、最後までご覧頂ありがとうございました。
中日も現在世代交代を図っている最中ですが、阪神・横浜と比べてもまだプロスペクト選手も少なく、流出しても横浜や巨人のように痛々しいことにはならないかと思いますが、いずれにせよ、ファンが悶絶するような選手を日ハムさんには選んでほしいですね!
これから年末に向けお休みも頂くので、記事の更新頻度が減っていくと思いますが、来年1月からは「どこよりも早い阪神タイガース選手名鑑2018」を複数回に分けお送りしたいと思いますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
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