阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 残りシーズン見ておきたい選手

皆さんいつもご覧頂ありがとうございます!

 

さて、今シーズンも後34試合、CS出場は余り興味のない管理人ではありますが昨年からの成長を証左する意味でも、是非首位とは1桁ゲーム差の2位で走り切ってもらいたいと思います。

 

前回エントリーからの間、メッセンジャーの不運な離脱、藤浪復活せず、岩貞不調&故障と開幕前に想定してた3本柱が全て離脱している非常に厳しい状態にあります。一方で、岩田のプチ復活、青柳の好投、秋山の安定とどうにか才木、竹安、望月、福永、浜地等のファームで鍛えたい選手の学徒動員をせずにまわせている形です。また打線の方も、ロジャース加入、西岡・糸井の復活に伴い、不調の高山をファームに回し、大和・糸原の離脱、上本・原口の不調があっても使いたい選手が余るほど選手層が厚くなってきたのを実感している今日この頃でございます。

 

これを支えているのは、福留・糸井の復活は大きいものの、二人とも休養が必要な中、やはり安定した中継ぎ陣でしょう。逆に言えば広島との差はやはり安定した先発陣、打線の差といえます。この差、特に打線の差は短期間で埋めきれるものではない一方、来年優勝を目指す中で必要なことは厚い選手層を形成することだと思います。

広島はレギュラー選手が全て脂が乗っており隙がない状況ですが、選手層を見るとそこまで厚くないのが現状。先発投手陣はジョンソンの離脱はあるものの、野村・薮田・大瀬良・岡田の次に出てくる選手が中村祐・九里(基本中継ぎ)くらいなもので、8-10枚程度用意しておきたい先発投手陣は薄いといわざるを得ない。中継ぎ陣も今村・中崎・ジャクソン・一岡・九里・中田と安定していますが、他は正直上げる選手が見当たらない状況。野手を見ると流石の選手層ではありますが、丸・菊池・鈴木・田中は代えのきかない選手。一塁・左翼・三塁を(左)安部・西川・松山・(右)エルドレッド・新井・バティスタで回せるのは確かに素晴らしい選手層ですが、それに次ぐ選手といえば、野間・岩本・堂林程度でしょうか。即ち、確かに広島は強いですし、軸となる選手は素晴らしい選手ばかりですが、一軍登録の28名を全て良い選手で埋められるほどの選手層ではないというところが唯一の弱点といえるのではないかと思います。

2年前のヤクルトは先発投手陣ほど大したことはなかったものの、爆発力抜群の打線、6回で試合を諦めさせる3枚の外国人リリーフが優勝に導いたのであり、選手層が薄い中、外国人リリーフ体制崩壊及び主軸故障者続出の中、現在の状態にあるのは見てのとおりです。つまり、選手層という観点では広島にも穴があるのではないかと思います。一方で育成上手なので、雨後の竹の子のように今後も良い選手が出てくるかもですが、予算編成上ソフトバンクのように弱点補強を短期的且つ効果的にやりにくいチームでもあります。

ということで、繰り返しになりますが、広島との差は大きいものの来年更に躍進するためには、選手層の強化が不可欠であると思います。阪神は予算だけはあるチームですので、この辺もうまく活用してほしいと思います。

ということで、補強ポイントといきたいところですが、ドラフトもまだ甲子園最中、シーズンもまだまだ続きますので、前置きが長いですが今日は来年に向けてまだ試していないけれども今シーズン中に戦力化しておきたい選手(希望)です。

先発投手:竹安・横山・島本

管理人としては5枚のローテ選手、5枚の谷間投手、5枚の育成選手の15名が理想と考えています。5枚のローテ選手は、メッセ・秋山しか名前が挙げられないのですが、まずは藤浪・岩貞に復活の切欠を掴んでほしいと思います。

後、一枚はまだまだ能見さんなのですが、左右は違うものの青柳・小野のポテンシャル抜群の二人が控えており、来年入れ替わっても不思議ではありません。

裏の5枚ですが、岩田・青柳・小野は裏としては十分確定、残り二枚ですが中365日と揶揄される横山、大事なところで怪我をしてしまった島本、ファームではそこそこ結果を出しているものの一軍登板がまだない竹安の3名に是非消化試合ででも登板機会を与え来年の飛躍に繋げてあげられればと思います。

メッセが離脱してしまったのは痛いですが、彼らの飛躍の機会にしてほしいと思います。この内二枚にある程度の目処がつけば、選手層という観点からは10枚ばっちり揃います。後は、藤浪・岩貞さえ復活してくれれば先発A級が4枚揃うので、かなりの選手層になるかと思います。特に左腕がベテラン且つ層が薄い中横山には期待しているので早く怪我治してください(泣)。望月・才木・浜地はまずは二軍ローテをがっちり掴んでほしいと思います。

 

中継ぎ投手:安藤・榎田

中継ぎは前述のとおり、抜群の安定感のため7番手以外中々入れ替えがありません。7番手としては松田中心に伊藤和、山本、メンデスが起用されていました。それぞれ打ち込まれる場面は多いものの、敗戦処理・ロングリリーフとしては良いものを見せてくれるときもあり、中継ぎ控えとしては戦力として計算可能でしょう。

ここにきてきたのが石崎選手!強いストレートが魅力でずっと期待していたのですが、怪我がち、二軍でも余り結果でずと社会人卒の年齢的にも厳しいかと思っていたところ、ここのところ見事な活躍。変化球に課題はあるのでしょうがやはり直球が強いのは魅力ですね。

という中で、見ておきたい選手は安藤・榎田のベテラン二名。二人とも二軍で結果を残しているのですが、特に安藤は敗戦処理・ロングリリーフというタイプでもなく中々出番が回ってきません。年齢的にも一度も一軍にあがらないと引退も見えてきてしまうので、是非一軍でどこかで起用してほしいと思います。五十嵐も岩瀬もまだまだ頑張っていますので、安藤もフルシーズンとは言わずも休養たっぷりであれば老獪な投球術がまだまだ通用するところを見せてほしいです。特に、中継ぎ投手は二年連続で活躍するのが難しく、丈夫な外国人投手はまだしも、桑原・高橋・岩崎・球児が勤続疲労で今年のパフォーマンスが出せない可能性が高いと見ておいた方がよく、彼らの疲労を除く意味でも勝ちパで起用できる安藤をどこかで使ってほしいと思います。

榎田も開幕から先発・中継ぎとたらい回しにされていますが、逆に言うとどちらもこなせる貴重な戦力。榎田以外で両方できる選手は島本くらいでしょうか。安藤と違いロングリリーフもこなせるだけに、谷間の先発もしくはロングリリーフとしてどこかで起用し、まだまだ健在であるところを見せてほしいと思います。守屋・藤谷・福永はまだまだ若いのでまずは二軍で結果を。

 

打者:なし

なし、というのは悲しい話なのですが、いくつかの要因があります。一つは野手陣は投手陣に比べ成熟度が低く、上げて育てたい選手は上げきっているということ(大山・中谷・原口・北條・糸原)、一つは二軍の打撃陣、特に若手が陽川以外二軍で結果が出ていない(江越・板山・緒方・植田・西田・横田)ことです。陽川もホームランはよく打っていますが、掛布に言わせると課題対応中とのことで若手選手に関してはまずは二軍で結果を出してからでしょう。

中堅・ベテランでいうと、大和・糸原の怪我に伴い森越が昇格、守備ではよいところを見せ打撃でも移籍後初安打を打ってくれました。二遊間の守備面では大和に次ぎ阪神では二番目に上手く、ここでチャンスを生かせば来年以降もバックアップとして貴重な戦力となるでしょう。ちょっと話はそれますが、西岡も二塁守備はばっちりこなしており、遊撃手もこなせるかどこかで試しておきたいところではあります(来年キャンプからでもいいけど)。

荒木は代走・守備固めでポジションは確保済み、特に確認することもないでしょう。キャンベルは二軍でそこそこ結果を出しているようですが枠の問題。

残りは狩野・新井・今成の三ベテラン。良太は二軍で調子がよいようですが3名とも大体の力量は見えています。唯一あるとすれば不調の原口を落として、一塁控え、第三捕手控えで3名の一軍昇格もありだと思います(できれば捕手復帰目指して早目から練習してくれないかな・・・・・)。

いずれにせよ投手陣の上げておきたい選手(経験させたいor力量を見定めたい)と比べ、力量が分かっておりまだまだ戦力なだけに、どこかで起用してほしいと思います。

後、忘れていましたが捕手。岡崎は戦力になるのは分かっているのでよいとして、小宮山・小豆畑・長坂の3名。長坂はまだ育成でよいでしょう。小宮山・小豆畑は梅野・坂本の出場機会を奪ってまで上げるほどの結果が出ておらず、厳しい状況でしょう。

 

だがしかし、桑原にせよ伊藤和にせよ、昨年ファンの間では今年までの声も多かっただけに、投手陣で上にあげなかった歳内・田面・柳瀬・高宮も含め残り試合でファームでもよいのでいいものを見せ、投手陣・野手陣ともに第二の桑原を目指してほしいと思います。

 

ということで、まだまだソーズン途中気合を入れて応援していますが、来年の優勝の為にも広島に唯一対抗しうる選手層を厚くする戦い方に残りシーズン注目したいと思います。

 

以上、長文ご覧頂きありがとうございました!