阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 先発6枚目を考える

皆様いつもご覧頂きありがとうございます。

 

 

 

巨人一戦目の秋山対菅野は感動しましたね!本人は緊張したと言っていましたが、ピンチにも動じず落ち着いた投球ができ、四球は敬遠の一つだけ、横浜戦の一試合を除き全てQSを達成すると、球威で勝負する投手が多い阪神投手陣の中でストレートのキレとコントロールで勝負できる秋山は出色の存在、今やメッセに続く二番手といっても過言ではないでしょう。

思い返せば、高卒新人で完封勝利を含む4勝をあげた後、翌年の二段モーション禁止の影響もあり(最近ゆるくなっていますが他球団もいんだろ。形骸化するなと)、フォーム探しの旅が始まり早7年、纏まってはいるものの決め球がなく、150km/hを計測した急速も年々落ちていき、ネット上でも打者転向しろと揶揄されるほど苦しんでいたのですが、見事な成長振りです。

 

このまま一年走りきってほしいですが、まだまだスタミナ面には不安があり、夏場以降ストレートのキレが落ちてくることも予想されますので、体のケアを大事に、二桁勝利をとは言いませんので一年間ローテーションを守ってほしいと思います。

 

二戦目の岩貞はまったく球が走っておらず逆球をことごとくドームランされましたね。。初回から落ち着きがなかったのですが北條が併殺打を取れていれば展開は変わっていたかもしれません。すぐに同点に追いついてもらった後もこの体たらくなので、あんまり関係ないかもしれないですが。

今年は開幕からストレートが走っておらず、さらに巨人にも研究されたような感じなので、暫くは広島・巨人は避けるべきでしょう。

また松田もここのところ球も走っておらず安定感なく、二軍で中継ぎが結果を残している中、ロング要員として伊藤和、島本、山本、柳瀬あたりと入れ替えリフレッシュした方がよいでしょう。今日の展開であれば松田と藤川で2イニングずつつぶして欲しかったのですが、結局高橋も岩崎も出す羽目になりました。明日休みだからいいようなものの。

それにしても打線は好調ですね。追いつくまでは至りませんでしたが、今後十分にプレッシャーを与えられる印象を残せたと思います。またキャッチャー原口も試すことができました。去年岩貞と相性がよかったので、岩貞専用で週一でマスクを被らせることはできませんかね。梅野の休養も含めて。とにかく岩貞がローテ落ちしてしまうと非常に心許ない先発陣になりますので、どうにか復調して欲しいと思います。

 

 

さて、今週は5試合しか試合がないものの、来週から交流戦終わりまで6連戦が続きます。という訳で、少し気が早いですが本日は来週以降の先発6枚目を考えてみたいと思います。当ブログはその日の試合というよりも、戦力構成的な話が多いのですが、試合結果の考察は他のブロガーの方が面白い記事を書いてくれていますので、差別化ということでご了承ください(笑)。

 

先発の谷間に関してですが、中日のバルデスおじさんのように中四日でばんばん投げてくれる投手がいれば谷間を極力減らすことができるのですが、スタミナを期待したい藤浪・岩貞がそこまで本調子ではなく、メッセ・能見も年齢的に無理はさせたくない、秋山もまだ大事に使ったほうがよいだけに、谷間の投手の存在が大事になってきます。谷間があることは次の観点からも悪いことばかりではなく(マーくんが6人いればよいですが)、二軍投手の調子を見極めるとともに、どのように活用していくかが重要となります。

 

① 相手チームの得手/苦手に応じてローテの再編成が容易になる。(例:得手/神宮藤浪、苦手/マツダメッセ、等)

② 後半戦の備え(怪我の離脱や不調含む)として色々な投手を試すと同時に、彼らに一軍慣れをさせることができる。

③ 二軍投手の中で競争原理が生まれ、層の厚みにつながる。

④ 若手プロスペクトに経験を積ませることができる。

⑤ 登録枠が一つ空く為、野手や中継ぎを補充できる(今回の伊藤隼、以前の柳瀬等)

 

という訳で、どこが来週以降谷間になるかというと現状今週試合のない木曜日なのですが、中日三連戦三戦目は翌カードの神宮が苦手なメッセを詰めてくるでしょう。また中継ぎを使う能見を日曜日に固定すると、金曜日か土曜日になるのですが、日曜日二軍で結果を残した選手を中5日で登板させることを考えると、藤浪を金曜日にずらし(そうすることで、翌週の中5日巨人戦にも中6日DeNA戦にも登板可能)、土曜日が谷間になると予想されます。この場合相手が現状ライアン小川なので厳しい状況が想定されますが、金曜と日曜はヤクルトも谷間であり藤浪・能見できっちりととっておきたいところです。アウェイなので欲張らず3連敗しなければよいでしょう。

 

ヤクルト戦の翌週の土曜日はDeNA戦となり、今のところのローテ順では今永。ここも相手のエース格ですので厳しいですが、小川程の投球は見せておらずワンチャンあると思います。

 

 

もしくは、本日爆発した岩貞をヤクルト戦まで間隔を空け、本日二軍で好投した榎田を来週の水曜日にそのまま充ててもよいと思います。今週の残りの二軍投手の結果次第なのですが、恐らくこちらですかね。但し、その場合再来週の巨人戦で榎田vs大竹と球場は違うものの、2014年の福留・西岡クラッシュが頭をよぎりって若干不安を覚えてしまいます。巨人戦得意な青柳がそれまでに復調しているとよいのですが。

 

 

さて、谷間の先発の選定作業ですが、今週のウエスタンリーグの出来で決まってくると思います。先週のローテから考えられる候補投手は以下の通り。立派に二軍もローテ組めてますねぇ。島本は木曜日先発しましたが基本中継ぎでしょう。

 

火曜日:岩田、水曜日:榎田、木曜日:竹安、金曜日:小野、土曜日:福永、日曜日:青柳

 

 

岩田は開幕直後はボコボコだったものの、ここ三試合は以下の通り。

• 対ソフトバンク:5回2失点8安打2四球、

• 対広島:7回2失点7安打2四球、

• 対中日:5回3失点(自責点2)7安打?四球

まあまあ、試合は作っています。ただし後半二試合で2本ずつ被弾しており、神宮球場では山田・バレンティンと右の長距離砲に対峙するには非常に不安です。一方で、翌週の横浜戦は甲子園、長距離砲が筒香、梶谷でありホームランが出にくいのでよいかもしれません(ロペスもいるけど)。

 

 

 

榎田は今年も中継ぎかと思ったものの、開幕以降ずっと先発調整していますね。二軍先発の中では福永に続き安定しており、ここ三試合は以下の通り。

• 対オリックス:5回0失点4安打1四球

• 対オリックス:6回0失点3安打0四球

• 対中日:7回1失点2安打

岩田と比べると被安打も少なく大分安定しています。谷間の筆頭候補でしょう。一方で神宮榎田というとバレンティンの日本記録のトラウマが。。。。克服してほしくもありますが、翌週の横浜戦に回した方がいいかなぁ。

 

 

 

竹安は漸く先発として実戦に入り始めた形。まだまだイニング数を伸ばしている段階ですが、ここ三試合は以下の通り。

• 対カナフレックス:6回0失点2安打2四球

• 対オリックス:3回0失点1安打0四球

• 対オリックス:5回1失点6安打2四球

徐々によくなっては来ていますが、二軍公式戦の先発を始めたばかりであり、ちょっと一軍で使うには時期尚早かなー。怪我明けでもあり、また育成中でもあるので慎重にもう少し二軍でイニング数を伸ばしてからの方がいいかもしれません。

 

 

 

小野はキャンプではポテンシャルを見せてくれましたが、オープン戦で課題もはっきりと判り、まだまだ素材中の素材という感じ。ここ三試合は以下の通り。

• 対ソフトバンク:5回5失点6安打4四球

• 対巨人:5回2失点5安打4四球

• 対オリックス:6回0失点3安打2四球

相変わらず強い直球を投げているようですが、まともな投球となったのは最後のオリックス戦。二軍の試合を見る機会が少ないので成長カーブが見えないのですが、今週の試合でよい結果がでればお試しでヤクルト戦はありかもしれないですね。藤浪のような暴れ球投手に弱いイメージもあるので。

 

 

 

福永は先の広島戦でボコボコにされ、まだ再昇格という段階ではないでしょう。味方の守備に足を引っ張られたものの、今の球じゃ通用しないことは痛く判ったと思うので、久保コーチとともに暫くは課題の解決にあたってほしいと思います。

 

 

 

最後は青柳ですが降格後のオリックス戦でもひどい乱れ具合。そもそも二軍の降格理由が四球・エラーの独り相撲癖の解決ですので、青柳の将来も鑑みしばらくファームで課題解決にあたったほうがよいでしょう。球の力はありますし、一軍の試合でも中日戦や中止となった巨人戦では力のある投球をしていたのですから、殻を剥けるためには後一歩です。拙速に一軍に上げ調子を落とすより、じっくり二軍で成長してほしいと思います。

 

 

 

ということで、来週からの昇格予想は以下の通り。というより、余り候補がいないのが現状でございます(泣)。横山ぁーーーー(号泣)。

 

 

土曜日谷間の場合

5月20日/ヤクルト戦 本命:小野、次点:榎田、穴:岩田、大穴:竹安

5月27日/横浜戦 本命:榎田、次点:岩田、穴:小野、大穴:竹安

交流戦 上で投げた人の結果のよかった人(笑)

 

水曜日谷間の場合

5月17日/中日戦 本命:榎田、次点:岩田、穴:なし、大穴:竹安

5月24日/巨人戦 本命:青柳、次点:榎田、穴:岩田、大穴:竹安

交流戦 上で投げた人の結果のよかった人(笑)

 

 

以前の記事でも書きましたが、能見の限界が近づいてきている中、今年は岩貞に続き横山の飛躍の年になって欲しかったのですが、本当にいつも間が悪いですね。。。腰痛とのことですが、軽症で交流戦もしくはオールスター後に出てきてくれることを祈ります。いつも長引くんだよなー・・・

 

 

今後も二軍待機選手が6枚目および緊急時によいパフォーマンスを出してくれることが、後半戦への戦いにおいて重要ですので、基本は青柳・横山・岩田・榎田で凌ぎ、成長を見ながら竹安・小野・福永を投入して欲しく思います。もちろん、才木・濱地・藤谷・望月(怪我どうなったのでしょう??)が出てきてくれれば是非経験させてあげたいと思います。

 

 

まずは明日からの横浜三連戦、ホームでメッセ・藤浪・能見ですので勝ち越しは厳守で望んで欲しいと思います。

 

 

 

本日も長文ご覧頂きありがとうございました。