阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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それでも藤浪を信じよう

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今日はもうなんともいえない試合。藤浪は0回1/3でプロ入り最短降板ですか。西川の当たりもまあポテンヒットのようなもので打たれたというよりは、もう文字通り自滅ですね。

確かに大雨で一時間も開始が遅れた中で入りも難しかったでしょう。マウンドもぬかるんでいて思ったようにコントロールできなかったことでしょう。でも、それは相手も同じこと。岡田も岡本もコントロールには苦しんでいましたが、どうにかこうにか修正をして凌いでいました。

今の藤浪は何か一つ不安のスイッチが入ってしまうと、そこから簡単に決壊してしまう状態。二軍では無双していますが、それは不安が表に露呈しない環境ということでしょう。

不安材料が出てきてしまうと、どうにか小手先で修正を試みるものの、それがしっくりこず大崩をしてしまう。好投している試合でさえ、なにかきっかけがあると大崩してしまう試合が続いています。エースといわれる投手は誰でもそうですが、ピンチになればなるほどギアを上げ点を取られないので、エースと呼ばれる訳であり、藤浪はポテンシャルは誰よりもあるものの完全にその逆を行ってしまっていますね。

 

いつかの桑田との対談の中で、本人も精神的なものではなく技術的なものと自負していましたが、二軍ではきっちり抑える(というか自分の投球ができる)、一軍では崩れると非常に脆いという状態をみると、やはりプレッシャーに対する胆力が失われているのではないかと思ってしまいます。その状態での修正というか引き出しの少なさを技術的な問題というのであれば技術的な問題なのかもしれませんが、まあ結局スポーツにおいては精神面と技術面は大きくリンクしているものであり、ちょっとしたきっかけで負のプレッシャーが掛かってしまう精神面は、拠り所のない技術面からきているものであり、両方が問題なのでしょうね。

ということで、今日はネット上もSNS上も批判がすごいこと。「二軍に落とせ」はまだ理解できるものの、「阪神では育てられないのでトレードに出せ」、さらにはもっと酷い誹謗中傷の言葉まで浴びせられており、本当にファンがやることなのか、いくら匿名のSNS上だからって言っていいことと悪いことがある。自分の不満をただぶつけているだけ、言葉は悪いですが本当にそういう輩は人間としてのレベルを疑いますね。

阪神のことが好きすぎるのでイライラする気持ちは分かりますし、怒りで頭が一杯になってしまうことはラ米の虎もあるので、怒るなとはいいませんが、それを公共の場で罵詈雑言・誹謗中傷という形でぶつけるというのは本当に人のやることではない。そんなくだらないものは酒でも飲んで屁こいて寝て勝手に自己解決しろと。

 

と、まあSNS批判はこれくらいにして、これからの藤浪のこと。

 

誰がなんといおうと、藤浪は阪神タイガースの宝です。高卒から育成計画をもって大切に起用され、3年連続二桁勝利を達成。投げては常時150kmオーバーの力のある速球。素材としては松坂、ダルビッシュ、田中マー君レベルの逸材ですよ。ここ20年のドラフトで言えば、このレベルの超目玉選手を獲得できたのは、鳥谷と藤浪だけです。それをトレードに出せだ?アホ言っちゃいけません。藤浪のためにも他球団で育てたほうがよいという、藤浪を思ったご意見もあり、それも一理あるとは思いますが、ここで育成を諦めて球界の宝ともいえる藤浪を出してしまったら阪神にはもう誰も来たがらないでしょうし、チームとしての未来は閉ざされ、今後強くなっていくこともないでしょう。

 

ということで、藤浪をどうしていけばよいのか。まあ、本人、首脳陣、チームメート全員が悩みに悩んでいるので、こんなところの意見はどうでもいいのですが、ラ米の虎としては今シーズンはもういくら打たれても一軍で使い続けるべきだと思います。シーズンはまだ半分くらい残っていますが、これは先行投資です。

去年から今年に掛けて何度もファームに落ち、長い時間を掛けて調整をしてきました。去年も今年も崩れていますが、違いとしては去年と比べると直球の抜け球が明らかに少なくなっている(今日はほとんど抜けてましたが)。従い、メカニックスの部分はある程度解決に向かっていると思うんですよね。その証拠に二軍戦では無双しており、四球もある程度は出すものの平常時の藤浪程度に戻っています。従い、これ以上二軍で投げさせても、メッシにJリーグでプレーさせているようなものであり、何か克服できるものではないと思います。

今年は藤浪に関してはとにかくチームもファンも我慢をする。去年よりはよい方向に向かっているので、とにかく一軍で投げることに対する自信を取り戻してほしい。何をやったら抑えられるのか、何をやったら打たれるのか、どういう場面で制球が乱れるのか、どうなると精神面で不安が出始めるのか、あらゆる角度でチーム・本人が藤浪の現状を分析し、来年の完全復活につなげる、そんな年にしてほしいと思います。

 

そしてもう一点。これは金本采配でよくあるのですが、今の状態の藤浪に背負わせすぎないこと。とにかく金本監督は求めるものが高い。目標が高くないとそれ以上にはならないので、それ自体はよいと思うのですが、その壁を越えるのには必ずステップが必要となります。

投手起用に関しては自ら素人といっているのでそこまで目立ちませんが、専門の打者に関しては鳥谷・高山・北條・原口・中谷・大山・江越などなどそれぞれのキャパシティを大きく上回る部分の期待・要求やそういうプレッシャーのかかるポジションでの起用をすることで、縮こまったプレー(中谷の右打ち)や自分のキャパオーバーのプレー(北條の筋トレ、鳥谷に長打要求)が増え成績を落としてしまった例は枚挙に暇がありません。

藤浪にしても、開幕から起用方法に疑問が残っていましたが、去年結果が出なかった状況で得意の横浜戦で投げさせ自信をつけさせるのではなく巨人戦で起用、後半戦も横浜戦起用はできたものの、後半戦からはがんがんいってもらうと、苦手の広島戦から起用と、今の藤浪の状態からは精神的に参ってしまいそうな場面での起用が続いています。

金本監督は藤浪に対しエースとしての期待をしていますし、それ自体は正しいことだと思うのですが、エースへの道というのは与えるものではなく自分で切り開いていくものであり、そこに辿り着くまでのプロセスというのをしっかりとチームとして作っていくべきだと、ラ米の虎は思います。

 

今シーズンは捨てるのかと批判はあると思いますが、とにかく阪神の将来にエース/藤浪は絶対。秋山・小野・岩貞・才木・高橋遥・馬場・望月ら楽しみな投手は沢山いますが、絶対的エースの素養があるのは藤浪だけです。藤浪が絶対的エースとして君臨することで他の投手にも好影響が出てくるはずであり、そういうチーム作りをしていくべきだと思います。その観点では野手はいないなぁ・・・清宮がが取れてればよかったんですがね。

藤浪は継続起用していくとしたら、しばらくボコボコにされる場面も出てくることでしょう。ただ、藤浪に必要なことは恐らく開き直り。無理に責任感を負わせず、「投げる試合は先行投資のつもりでお前にやる」くらいな形で、長い目で成長を促してほしいと思います。

例えば会社でも、2年目のまだ実力不足の若手社員に「この商談はお前に任せた、ダメになってもケツは拭く」と多少損してもいいというつもりで仕事を任るのか、「この商談は会社の命運をかけている。責任をもってやってほしい」と実力もないのにプレッシャーのかかる仕事を任せるのかでは、全然違ってくるでしょう。

前者であれば本人は思い切って取り組めるし、失敗をしても糧になるし、成功すれば自信になる。後者であれば実力がまだないので失敗しないように縮こまってしまうし、十中八九成功しません。藤浪には当然後者の仕事をしてほしいのですが、それは結果を残し実力をつけてからの話、今は一つ一つ自信回復と実力向上のために再度積み重ねをする時期だとラ米の虎は思います。

 

ということで、沢山の批判が集まっていますが、ラ米の虎は藤浪がいつの日か阪神の絶対的エースとして君臨し、チームを常勝チームとして引っ張ってくれる日を信じ、引き続き応援しますし、いつまでも信じています!

決して甘い目でみるつもりはないですが、ファンとしていつまでも期待し信じ続けること、これをファン全体として雰囲気を作ること、これが藤浪を勇気付けるためにファンが唯一できることとして大切なことではないかと思います。

 

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