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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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岩貞先発争い殴り込み!/東京ヤクルトスワローズ第3回戦

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

昨年散々貯金を作らせてもらったヤクルトにホーム甲子園でまさかの二連敗、ブキャナンは厳しかったにせよ、一昨日のそこまで制球が定まらず低めに決まっていた訳でもないカツオに手も足も出ないというか、チャンスを作っても分断打線で繋がらず完封負けと、いよいよファンの間でも打線に対する不満が爆発してきました。

当方もロサリオに関しては少なくとも我慢して使うべきと言っていましたが、水物の打線はまだしも作戦面でも工夫が見られないことから、イライラがかなり溜まる状況でしたね。

少なくとも糸井・糸原・福留の好調組はくっつけることと、不調の主軸候補が多い中で好調の上本は打線に入れるべきと言っていましたが、昨日はようやくファンがすっきりする試合を見せてくれました。

 

東京ヤクルトスワローズ第3回戦感想

岩貞もローテ入り前進

まさかの、メッセ・秋山・藤浪で3連敗となった阪神、こちらの先発は調子が上がらず二軍調整となっていた岩貞、相手は谷間先発の由規でした。普通に考えると、好調ヤクルト打線と不調岩貞、相手は谷間投手ということもあり乱打戦が予想されるところですが、なんせ31イニングタイムリーが出ていない状況で、谷間投手が出てきても打てないものは打てないと、岩貞の出来次第では4連敗を覚悟していました。

今年の岩貞はキャンプからずっと注目していましたが、昨年よりは明らかに球の力が戻っており大いに期待をしていました。しかしながら、シーズンが近づくにあたり調子が落ちてきてついには開幕ローテ落ちとなってしまう。しかしながら、二軍での数回の調整登板を経てある程度球の力を取り戻すことに成功し、今回の登板となりました。

先発ローテに余裕のない球団であれば、岩貞は一軍で投げさせなければいけなかったので、二軍で調整し球の力を取り戻させる形を作れなかったでしょうが、幸い開幕後の横浜戦が2試合だったことと、メッセが中5日で頑張ってくれたこと、高橋が台頭してくれたおかげで、岩貞にこの調整の時間を作ることができました!

ということで、注目していた岩貞の初登板でしたが、見事な投球を見せてくれました。一昨年ほどの圧倒的なという感じではありませんでしたが、外角低めに直球がコントロールされ、スライダーも切れていました。後は、伝家の宝刀チェンジアップのキレが戻ってくれば今年は岩貞はかなりやってくれるのではないかと思います。金本もチェンジアップに関してもう一つ上を要求していましたね。

なによりも、打者に向かっていく感じが見られたのが良かったと思います。大体崩れるときは自分の投球フォームとの戦いで、コースを狙いすぎ微妙にストライクが入らずランナーを溜め、甘く入ったところを痛打を浴びるというのがパターンになっていただけに、良い姿がみられてうれしく思います。

どうやら、今後の試合日程の関係で「投げ抹消」のようですが、これできっちり投げてくれた先発投手が、メッセ・秋山・小野・高橋遥・藤浪に加え岩貞と6枚揃いました。高橋遥は毎週のローテには入れないと思いますが、それでも開幕ローテを期待していた5枚がまずはきっちりとパフォーマンスを残してくれたので、これを継続できれば先発投手陣はリーグで間違いなくトップクラスでしょう。

ここに能見と才木が控えており、8枚で盤石な体制。ここをまずきっちりと固めたうえで、開幕直後でなかなか登板機会のない岩田・横山・馬場・竹安・青柳・岡本らの中から、それぞれ好不調の波はあると思いますが、常にこの中から2枚くらいは上に推薦してもよいという状態を作っておいてほしいですね。そうなれば先発投手陣に関しては盤石です!

藤浪・高橋・岩貞には信じられるように後2試合くらいいい投球を見せてほしいですね!

 

ようやく爆発した打線もまだまだ不安

この試合まで31イニングタイムリーなしと、正に打線はどん底。かといって活路を見出す作戦もなく、刺激を与える新戦力も大幅な打順入れ替えもなし。そして右投手ということで今日も先発二塁手は鳥谷と、まあ流石に由規から点を取れないことはないかと思っていましたが、前日も石川から全然点が取れなかったので、厳しい展開になることもある程度覚悟していました。

ヤクルトは後ろの勝ちパターンはカラシティが入ったことである程度安定しているものの、ビハインドは今一つなだけに、大事なのは先制点と思っていましたが、今日もやってくれたのはわれらがキャプテン福留でした。

初回から鳥谷がフェンス直撃の2ベースで出塁し、糸井四球後1/2塁の先制のチャンス。ロサリオは相変わらずノーカンな感じのライトフライで、ああ今日もぶつ切り打線だなと思いましが、福留がフルカウントから見事にレフト前に運び、見事先制。

その後満塁のチャンスになりましたが、大山はいつも通りの力ないライトフライで1点しか奪えない。2回・3回とこれも得点圏までランナーを進めるものの、点を奪えない。あ~いつもの展開だな、もたもたチャンス潰してるうちに5回くらいに岩貞がひっくり返されて、その後も無抵抗という今年よくあるパターンになりかねないな、と思っていましたが、ここを救ってくれたのが超人/糸井。

二死から鳥谷がレフト前で出塁すると、見事なバックスクリーンへのホームラン!いやーすごいですね、福留と糸井は。ここで3点のリードを奪ったことで先発の由規は降板、5回からビハインドの投手が出てきたことで追加点を効果的に奪うことができ、終わってみれば8-3の今季初めての左団扇のゲーム展開に持っていくことができました。こんな試合でも、桑原やら石崎やらを投げさせなければいけないのは贅沢な悩みです。まあ彼らには調整登板機会としてうまく使ってほしいと思います。

やはり、作りたいのはこの形なんですよね。まず先制点を奪う、中盤で追加点を取り投手の打順で代打を出させて先発を早めに下ろす、ビハインド投手が出てきたところでダメ押し点を取り、先発を長い回投げさせ、中継ぎも温存し、ベテラン野手を早めに休息させる。この試合展開を目指すべきベースの試合展開として形を作ってほしい。

そのためには当然先発投手がきっちりとゲームを作る必要があるので、チームの土台としては先発投手から計算し、そして近代野球では僅差を逃げきれるように終盤3イニングをきっちり任せられる投手を用意する、これが優勝チームの条件になるわけです。

ここの整備に関しては金本監督の慧眼というか、投手整備の方が後回しになるかなと思っていましたが、どんどん戦力が出てきており、中継ぎ陣がもう少し安定感を取り戻せればリーグNo.1投手陣といっても間違えないでしょう。

一方で、点を取らないと野球は勝てない!当たり前のことです。とにかく、阪神はシーズン終盤に打力が落ちていき、勝ちきれない。ここを是正すべく、打線の強化を中心に金本監督は3年間取り組んできたと理解しているのですが、今一つ結果に結びつかないどころか、開幕からここまでの試合を見ていると、退化すらしているんじゃないかという状態に陥っていました。

 

鳥谷今季初の猛打賞の効果

こんな状態の一番の原因はぶつ切り打線。2番4番6番8番に不調の打者を置いているので、ランナーを溜めてもどこかでアウトカウントを稼がれてしまい点を取り切れない。なので1点2点は取れても大量点には結びつかない、こんな状態でした。

今日大量点が入ったのは間違えなく、髙山・鳥谷でそれぞれ2出塁、4出塁の計6出塁3得点できたこと。特に2番でぶつ切れることがなくなったことから、穴は我慢起用中の4番ロサリオのみになり、こうなれば好調の3番と5番でどうにかカバーできる、それに加え好調の7番糸原を6番に上げたことで、5番と6番の間のぶつ切りも解消し、結果として波に乗った形で不調の大山・ロサリオにもタイムリーが出て、相手がアップアップになっている中で相乗効果を出すことができました。

ということで、やはり好調の打者を固めることの効果が図らずも出た形になったのですが、一番大きかったのが、鳥谷が突然変異の好調モードの打撃になったこと。前日までは全くのノーカンで首脳陣も認めるほど全てのバランスが取れていない状況。しかしながら、今日はフェンス直撃の右中間二塁打、流し打って左安、そしてタイムリー中安と持ち前のスプレーヒッターぶりを発揮、更には先頭打者で粘って四球を取りに行きお散歩鳥谷も健在ぶりをみせてくれ、何が急に鳥谷を変えたんだと、変貌ぶりにびっくりさせられました。

これが出来るんであれば2番鳥谷全く依存はございません。なんですが、ここまで調子が悪かった状況であれば、やはり調子のよかった上本を起用、もしくは鳥谷起用時は糸原を上位にしておけばもう少し点は入っていただろうなという思いだけは変わるところはありません。

まあ、相手も投手力の弱いヤクルトの谷間先発とビハインド投手だったので、本当に復調かというと今後次第なのですが、少なくともいい形で打ったり選んだりできていたことは確かであり、今年も鳥谷健在ということであれば、上本と併用でしっかり活躍してほしいと思います。

それにしても、上本はどっか怪我でもしてるのかな???今週は恐らくガルシア、田口と左投手も投げるでしょうから、上本にも出てほしいですね。大山が調子が上がらなかった場合は、二塁/上本、三塁/鳥谷もあり得るでしょうから、両選手ともに調子を整えさせてほしいと思います。

 

大山・ロサリオもマルチ安打とタイムリーもまだまだ

鳥谷・糸井・福留・糸原に乗せられるような形で、マルチ安打を放ち、タイムリーまで打った大山とロサリオ。なんですが、鳥谷が自分の打撃を取り戻した感じに見える中で、ロサリオ・大山に関してはまだまだだなぁという印象ですね。

やはり、崩され方が同じで変わらない。甘く入ったところをたまたま安打にできましたが、1本はそれぞれコースヒット的な当たりだったので、まだ時間がかかるかなという印象です。ただロサリオは二回り目に入って、上がり目というのを見せてほしいですね。

前述の通り、二番鳥谷/上本が好調モードに入るのであれば4番ロサリオ、7番大山はある程度我慢できますので、4月一杯はこれでよいかなと思います。

 

ノーアウト一塁で打者梅野は必ず送りバントなのか?

5回の大山の今季初のタイムリーの後、依然ノーアウト1塁の場面でバッター梅野。ここでベンチは送りバントを選択しましたが、この采配もはや今シーズン定型化していますよね?

この采配はどうなのかなと物凄く疑問です。確かに梅野の打撃は期待できないですが、強攻させた場合怖いのは併殺打のみ。他の手段で凡退し、ランナーが進められない場合は投手にバントさせればよく、併殺打の場合でも次の回は1番からと、特にデメリットが見れないんですよね。これを投手に打たせる作戦にするなんて、なんか固いようでローリターンしかとっていないと思います。みなさんどう思います?

 

最後に

ということで、甲子園開幕シリーズ、そして各チームとの一回り目を5割で終えた阪神。まあ及第点でしょう。この間に見えたのは、こんな感じですかね。

  • 先発投手陣が藤浪・岩貞がある程度投げてくれたことで目途が見えてきたこと
  • 中継ぎ陣は崩壊状態ではないも、もう少し落ちついてほしい
  • 打線に関してはいい打者と悪い打者が混在しすぎて打線になっていないが、最後の試合を自信にある程度戻ってほしい。
  • ロサリオと大山はまだまだ我慢が必要
  • 守備は去年と比べるとまし。特に遊撃/糸原の成長には目を見張るものあり
  • 代わりに走塁は盗塁だけではなくかなりやばい。糸井は足痛いのかな?

チーム方針を固めていく4月の期間もまだまだ後半分あります。今週は中日・巨人と負け越しを許した二チーム。いずれも状態はよくないのと、借りを返す必要があるので、今週の目標は4勝2敗、そして金本監督のいう月間貯金3に弾みをつけていってほしいと思います。

昨日のMOBは初登板ナイスピッチングの岩貞と、二死からプレッシャーのかかる状況でタイムリー欠乏症に終止符を打ってくれた福留ですね!

 

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