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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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勝ちに不思議の勝ちあり(笑)/広島カープ第1回戦

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さて今週からは、同率首位の広島とヤクルトとの対決。両チームとも打撃が好調ではありますが、こちらも甲子園6連戦とあって負けることはできません。目標としてはチームとしてもまだ落ち着いている時期ではないので3勝3敗の五分としていました。

ということで、若手期待本格派右腕の投げ合いとなった広島との第1回戦、こちらは前回見事な投球をした小野、相手は昨年15勝しながら今年は制球に苦しんでいる薮田で始まりました。

結果は序盤、お笑いのような試合が続きましたが終盤は1点差の緊迫したゲームとなり、なんとも形容のし難い試合だったのですが、薮田の調子と小野の調子から見れば勝ち試合、こちらの守備・走塁の乱れで流れを渡したところから見ればよく勝てた試合、終盤中継ぎ陣が昨年張りのパフォーマンスで逃げ切ったことを考えればうちの勝ちパターンの試合と色々な見方ができる試合でした。

 

広島カープ第1回戦感想

先発小野は相変わらずよい投球

前回見事な投球でもはや3番手となっている小野、広島打線にどこまで通用するかが注目点でしたが、今日は球数こそかさんだものの、直球・変化球ともにキレはよく安定した姿を見せてくれました。

初回三者凡退で終えたことで波に乗っていけるかと思ったのですが、裏の攻撃で高山の走塁ミスや惜しいあたりもあり無得点でいやな流れの二回。二死一三塁からの会澤、ここは歩かせてもよかった場面ではあったものの、早いカウントで追い込んだことから勝負に行きましたがスライダーが甘く入ってしまいました。もったいない1球でしたね。さらに続くピッチャーの薮田に簡単にど真ん中のストライクで入りライト前にコースヒットを持っていかれる、これも小野の球威ならとたかをくくっていたのかもしれませんが不注意な1球でした。出来がよかっただけに本当にもったいない。

5回には疲れからか変化球・直球ともに高めに浮き始め、あわや先頭打者の投手に四球を出すかというところでしたが、続くタナキクにチャンスを広げられ一死二/三塁、バッターは今一番セ・リーグで怖い打者の丸でしたが、これを注文どおりの二塁ゴロに打ち取ったものの、西岡の悪送球で併殺を取れずさらに一失点と、投球内容の割にはもったいない失点となってしまいました。

やはりエース投手はピンチでギアを上げ三振や内野フライを取りにいけます。この辺はまだまだ勉強でしょうが、今日の投球内容は反省点はあるものの十分でしょう。次回は中6日になると思いますので、万全の体制で臨んでほしいと思います。

 

ようやく形が見えてきた救援陣

ここまで、藤川・マテオ・石崎が炎上、高橋聡、桑原も調子が上がらない感じで、やはり去年の勤続疲労かと不安感に駆られた救援陣でしたが、ようやく去年の阪神の勝ちパターンの形を作り1点差を見事逃げ切ってくれました。

まず桑原は球の走りが悪いということを危惧されていましたが、今日も去年ほどキレキレではないものの、直球・スライダーとも走りと動きがよく、上位打線に回ったものの打たれる感じがありませんでした。

そして、ポイントは8回。丸・松山・安部と左打者が続く状況。本来であればセットアッパーのマテオを出したいところですが、春先のマテオはとにかく左に弱い且つ、一試合前に左が続く中日打線に大炎上したばかり。一方で、左投手はいまひとつ調子が戻らない高橋聡と、二日前に3イニング跨ぎをしたばかりの岩崎、どちらを出すかなと思いましたが、経験を取って高橋を起用しましたね。

これが功を奏し広島クリーンアップを三者凡退に収める。そもそも、球威や変化球にそこまで特徴のある投手ではなく、持ち味は内角にずばっと投げ込める投げっぷり、という投手。球のキレが落ちてくると通用しなくなる可能性が高くなり、今年はキャンプからの投球を見ていると心配していたのですが、それを覆す見事な投げっぷりでしたね!

最後はエルドレッドを四球で出して、西川のあたりにはハラハラさせられましたが、ドリスが締めてゲームセット。このミス合戦の試合の中いくらでも荒れてもおかしくない状況で一点差を見事逃げ切ってくれました。

野手陣には大いに反省が必要なものの、この去年から続く6回までリードしておけば後は鉄壁のリリーフがいるという試合を作れたことは、チームにとって大いに自信にしてよいと思いますし、今後の戦いにおいても大いに相手にプレッシャーをかけられると思います。

マテオが打ち込まれた中で、高橋聡・桑原というオプションの継投が成功したことは、チームとしては本当に大きいです。それも広島相手に。ここで二人が逆転されていたら、1点差リードは勝てないチームとの印象がついてしまい、こちらはプレッシャー、相手は士気が衰えないとなってしまい、長いシーズンを戦う上で大きく不利に働きます。

今日は球児も死球は出したものの、球はキレキレだったので後はマテオと石崎、一回落ち着いた投球をして、シーズンにソフトランディングしてほしいと思います。

 

今年は走塁に苦しむのか・・・

開幕から牽制死が多くなんとなく走塁ミスが目立っていたのですが、去年は守備で苦しめられたものの、今年は走塁ですか。

まず初回の高山の走塁、糸井の打球はどうみてもタッチアップできたでしょ。しかもライトへの打球を一番見やすいニ塁上にいるのですから、打球と堂林の動きを見た時点でタッチアップを狙うべきでした。ここで塁を進めておければ、西岡は盗塁を仕掛けることができ、よりチャンスが広がったというものです。

続くロサリオの大きなセンターフライ、あれは仕方ないかな。丸がとれるかどうかぎりぎりの打球、抜けていれば一点だっただけにあれをタッチアップ狙いにいけというのは少し酷というものでしょう。

というか、高山は1番にいる以上、盗塁や次の塁も奪う走塁も期待したいだけに、中堅の守備は見れるようになって来ましたが、走塁面でも野球脳が低いという話になると、本当に使いづらい選手になっちまいますよ。ラ米の虎はIsoDの低い1番高山にはそもそも反対なんですけどね。

そして三回の四球二つをもらった場面。二塁走者/西岡が偽走で三塁を狙うふりをしましたが、引っかかったのは一塁走者の糸井(涙)。どちらが悪いのかよく判りませんが、あの状況では偽走をしたら一塁走者は出てしまうので、西岡の走塁が悪かったようですね。もう、ベテランなんだからきちっとしてほしいところです。

極めつけは、5回。ロサリオがようやく右方向に大きな当たりを打ち、二死だったこともあるので一塁走者糸井は帰ってくるだろうなと見ていましたが、三塁を回ったところでなぜかスピードダウンというか足元がグラグラの走塁をしており、高代コーチが慌てて制したものの、今度は止まれず余裕のアウト(涙)。よっぴは守備・走塁ともやらかすとは聞いていましたが、なんであんなヘロヘロ走塁してたんだろう?歳ですか(涙)

ということで、薮田が散々四球でどうぞどうぞとダチョウ倶楽部のように塁を譲ってくれていたにもかかわらず、こちらもダチョウ倶楽部のようにアウトどうぞどうぞと譲ってしまう始末。こんなところで譲り合い精神などいりません(涙)。

こうやってベテラン中心に走塁のミスをすることで、ただでさえ仕掛けが少ない攻撃がより仕掛けが少なくなってしまわないことを切に願います。

たとえば、4回無死一塁打者大山3-2の場面は走者動かしてもよかったと思います。薮田はボール荒れてるし、ストライクゾーンに来れば大山は指余らせ打法でバットには当てられるし。

この辺の作戦が矢野コーチがいなくなったことで、より杜撰になってしまったのではないかとちょっと心配になってきます。

 

二遊間の連携

そして、やはり守備面も今年はやらかしています。というか今日のやらかしは西岡。丸のおえつらえの併殺コースを送球をそらし併殺を取れず、続く回も堂林の当たりのトスが遅く、併殺取れず。糸原の肩がそこまで強くないというのもありますが、まあちょっと息があっていない感じですね。

今年は、二遊間は糸原・西岡・鳥谷・上本を回していく方針でしょうが、固定できないことにより、今後もこのようなシーンは増えることだと思います。

その中でひとつの希望の光が糸原の守備。送球はまだ不安定なものの守備は本当にうまくなりましたね。初回の先頭打者/田中の三遊間の深い当たり、5回ピンチが続く中で安部の難しいバウンドの強い当たりをきちっと裁きアウトを奪い、これまで散々糸原の守備を批判していたものの、うまくなったなぁと思わず唸ってしまいました。

課題の左打者に対してもここまで高打率を記録しており、ロサリオ・大山に当たりが出てくれば今後打点も稼いでくれることだと思います。ということで、糸原を固定できれば後は、二塁手を鳥谷・西岡・上本の誰から選ぶかですね、守備固めは山崎・植田といます。

まあ、なんとも豪華な顔ぶれなのですが、豪華なだけに選ぶのが難しい・・・。ラ米の虎としては終始一貫して上本推しなのですが(2番打者として一番ふさわしい)、糸原が今後調子を落としていくことも考えると、二遊間は西岡も含め2枚ずつスタメン候補を作っておきたいという考えなのかもしれません。

まあ、4月中はこんな感じで続くでしょう。鳥谷の守備固めも(笑)。まあ、確実性と連携という観点では鳥谷は一番上手いと思うので、守備固めはありだとは思いますがね。ただ普通なら山崎でいいでしょう。

明日は相手先発が左投手なので上本先発期待したいですね。

 

隼太の独壇場

5回まで塁に走者を出しながらも、というか貰いながらも拙い攻撃で2点リードされていた6回、このあと尾仲辺りが恒例の公開処刑にあうのかなと思っていましたが、広島さんも優しいもので、薮田続投の上この回もダチョウ倶楽部を継続してくれました。

一死から二つの四球を選んだところで、一岡にスイッチ。開幕カードの巨人戦でこの流れで澤村に見事に封じられたことと、打者が梅野だったことから、またバントでもさせて俊介の惜しいレフトフライくらいを想像していましたが、広島戦の梅野は何かもってますね(笑)

タイムリーヒットも見事でしたが、この打席は高めに空振りを繰り返しつつ、最後はどうにか見切って四球をもぎ取る、そして打者俊介。ここまでボルテージが上がっており、一岡も調子が悪そうだったので、走者一掃左中間2ベースくらいを期待していましたが、結果はボテボテのショートゴロ・・・・一点くらいはくれるかなと思っていましたが、田中がまさかの後逸(笑)。いや~家で跳ね上がっちゃた上に、大爆笑しちゃいましたよ(笑)。お前は阪神の選手かと(笑)。

まあ、田中はいいプレーもするんですが、結構やらかすんですよね。譲り合い精神がここでも出てくれました(笑)。

そして、こうなれば甲子園はもうイケイケムード、打者は代打の伊藤隼。初球から積極的に振っていったところで、犠牲フライくらいは期待していましたが、結果は見事な投手強襲ヒット!今シーズン初安打、しかも決勝点となったことで、隼太もいいスタートを切れたのではないでしょうか。まさに隼太の独壇場でした!

 

最後に

ということで、珍試合をものにした阪神。これで再び貯金1となりました。ここまで、守備・走塁・采配で色々とミスは出ているものの貯金1、完全に手も足も出なかったという試合は今までありません(逆もしかりですが)。ということは、逆に考えるとミスがなければもっと勝っている=地力がついてきている、ということではないかと思います。まあ、このミスをなくせるかが課題なんですけどね(笑)。

この辺は、4月中に選手の使い方というのをある程度確定していけば、慣れの問題で各選手準備ができてくるでしょうから、ミスは減っていくかと思います。去年の開幕直後の失策嵐も後半戦はましになっていましたし。采配面は以前不安がありますが、ここも落ち着いてきてくれることを切に願います。

あと、ロサリオも雰囲気出てきましたかね。センターから逆方向に大きな当たりが出始めており、相変わらずスライダーにはクルクルですが、見極められる球も増えてきているのでもう少しの我慢かと思います。ここが繋がってくれば、打線はいい方向に向いていくと思います。

 

今日はルーキーの高橋遥のプロ入り初登板。昨日のミスのオンパレードは十分反省したことでしょうから、今日は守備や走塁のミスで足を引っ張ることなく、高橋遥にプロ入り初勝利をプレゼントしてほしいと思います。

 

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