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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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投打明暗 オープン戦対オリックス戦(3/23)感想

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

 

ついに開幕一週間前に迫ってきました。雨でオープン戦が流れた影響で、このオリックス三連戦が開幕前最後の調整機会、散々このブログでは「今までのオープン戦の成績は気にすることはない」、「最後の週にきっちり仕上げればよい」ということをうたっており、ウエスタンの中日戦とともに、この三連戦を重要視していました。

懸念点としては投打ともに山積みで、ここがどの程度目処が立つか注目していました。

  • 開幕ローテ候補の仕上がり具合(メッセ・秋山・藤浪・能見・小野・岩貞)
  • 中継ぎ7人衆の仕上がり具合
  • ロサリオの調整ベテラン3人の調整(福留・糸井・鳥谷)
  • レギュラー候補の若手の成長(高山・糸原・大山・中谷)
  • 捕手の起用方針

それでは試合を振り返ってみましょう。

 

試合結果

 

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今日の先発は開幕一週間前ということで、お互い開幕投手のメッセンジャーと西で始まりました。阪神のオーダーは糸井を1に置くパターン。初回に先頭打者本塁打かと思わせる当たりで出塁し、続く糸原がセンター前ヒットで幸先よく先制したのですが、結局見せ場はこれだけでした(涙)。

 

投手陣感想

メッセの調子は上がっている

前回登板では5回4安打1失点(自責点0)と数字だけ見れば合格点だったものの、直球の走りが余りよくなく、うまくかわしてまとめたなという印象でしたので、開幕前最後の登板で直球のきれがどこまで戻っているか注目していました。

球速は大体145km/h程度だったのですが、今までの登板と比べるとかなり直球のキレは出てきており、さすがメッセ開幕に向けてきっちり調整してきたなという感じですね。しっかり三振も奪えており、カーブやフォークのキレもよかったと思います。

4回に打球が足の裏に当たり集中打を浴び3失点してしまいましたが、開幕に向け順調に仕上げてきているのではないでしょうか。

 

中継ぎ陣も一安心

今日は一軍で藤川・岩崎、二軍で桑原・ドリスが登板しましたが、それぞれしっかり結果を出してくれたので一安心です。ここのところ中継ぎ陣が打たれるケースが増えており、特に藤川の衰えと、コンディション不足のドリスと中継ぎ再転向の岩崎の調整が気になっていたのですが、今日の出来であれば問題ないでしょう。後は高橋聡がしっかりと仕上げてくれれば中継ぎ陣に関しては不安要素が取り除かれます。明日は高橋に加え、マテオ・石崎が登板するかと思います。

 

藤浪も一安心

もうひとつの懸念であった藤浪の仕上がり。キャンプ前から藤浪の復活が優勝への必須条件とあげていただけに、前回ヤクルト戦での大乱調で大きな不安を覚えていました。

今日はウエスタンの中日戦に先発登板し、6回2安打3四球4奪三振1失点(自責点0)とまあまあの結果を残しました。二軍相手であればもっとばしばし三振とってほしいところなんですがね。放送も見ていましたが、制球もそこまで荒れることもなかったので、まあ格下相手だったとはいえ、開幕ローテ入りは問題ないかと思います。

おそらく横浜戦での初登板となると思いますが、得意の横浜戦でしっかりと結果を残し、勢いをつけて行ってほしいと思います。

あとは守備はしっかりやるように!

これで、メッセ・小野・藤浪に加え控え第一候補の才木までは開幕前最終登板で結果が出ました。残り二試合で能見・秋山・岩貞・高橋遥が登板予定ですが、能見・秋山はそこまで心配していません。ここで一番結果を出してほしいのは岩貞ですね。明日のウエスタンで藤浪に続きしっかりと結果を出してほしいと思います。岩貞に目処が立てば、雨で試合が流れバタバタはしましたが、今シーズンのピッチングスタッフはある程度目処がつくかと思います。

 

野手陣感想

打てないわね・・・

投手陣がひとつずつ不安を解消してきてくれているのとは対称的になかなか調子が上がってこない打撃陣。打撃には波がありますので、この三連戦で調子が上がってきてくれれば、「終わりよければ全てよし」ということだったのですが、まったく上がってくる気配を見せませんね。今日の試合を見て順調だなと見えたのは、安打を放った糸井・糸原と凡退はしたもののよい当たりを放っていた福留くらいです。

特にロサリオがいよいよ心配な感じになってきましたね。今日は四球を選び、盗塁も決めましたが(その後暴走・・・)、凡退の打席は本当に当てただけの内野ゴロ、復調の兆しがいまひとつ見えてきません。投手では藤浪の復活、打者ではロサリオが当たることを優勝争いの必須条件と上げていたのですが、後者は不安ですね。残り二試合でなにかきっかけを作ってくれるとよいのですが、いずれにせよしばらくは4番ロサリオと心中せざるを得ないので、どうにか復調してほしいと思います。

そして、大山もいよいよ酷いですね。右打ちを意識しすぎているのか分かりませんが、引っ張った打球が飛ばない。大山だけじゃないんですが、なんか阪神の打撃指導スタイルってトップを深く作り球をよく見極め呼び込んで軸回転で打つ、というのが多い気がするのですが、結果が余り出ていませんよね。高山もこの型で弱点の内角に対応しようとしていたのですが、結果コマみたいに回るだけでぜんぜんバットに当たらない、キャンプ後半から元々の柔軟な自分の打撃スタイルに戻し、ある程度当たりが戻ってきました。

余り技術的なことはいいたくないのですが、どうも金本・片岡体制の打撃指導がうまく機能しているように見えません。今年結果が出ないようであれば少なくとも打撃部門の大リストラだけは敢行してほしく思います。

後は、鳥谷。いくら名球界入りの大選手とはいえ打率.045は以上です。というかまだ1安打しか打っていません。まあオープン戦の通算打率などどうでもいいのですが、やはり上昇傾向が見えません。あと二試合でしっかりと仕上げてくれればよいのですが、やはり上本と比較すると打席での期待感に欠けます。

 

糸井1番はやめましょう

今日は糸井1番のオーダーでしたが、これだと点入らないですね。まず第一に一番安打が期待できる糸井を梅野→投手の後の1番に置くとランナーがいない場面で回ってくる可能性が高い。今日はたまたま二塁打からの糸原で得点となりましたが、毎度毎度というわけには行きません。

第二に大山を5番に置かなければいけないので、ロサリオへのマークがより厳しくなる。5番に福留がいれば、ロサリオと勝負にいかざるを得ませんが、今の状態の大山であればロサリオとの勝負を避ければよく、ストライクゾーンで勝負してこなくなるので、ロサリオの調子が狂ってしまう可能性が高いと思います。

後、二試合でどういう風に打撃の調子が上がってくるかは分かりませんが、現状であれば糸井の前にランナーをためるのが得策。そう考えると、上本・糸原・糸井・ロサリオ・福留・大山/鳥谷・高山/俊介/中谷・捕手の並びが一番得点の可能性が高いと思います。

糸原1番でもよいのですが、チームバッティングが得意な選手でもあるので、上本の盗塁のサポートもできる。上本が二塁にいる状態で糸原・糸井に回るのであればかなり得点も期待できると思います。

大山の状態が上がってくれば5番起用でもよいのですが、まだ実績のない選手。下位打線から徐々に育てて行く形にしないと、プレッシャーだけかかりますし、その前のロサリオにも悪影響です。

金本監督は江越/二番とか大山/四番とか去年の糸原/遊撃とか結構現状の実力値・期待値よりも厳しいところで起用する場面が目立つのですが、実力が伴わないのに責任と結果だけを求められると、選手が自分を見失ってしまう危険性があります。

ということで、開幕1週間前になりそろそろラ米の虎も打撃陣には我慢できなくなってきましたが、これまでの主張と首尾一貫するために、後二試合は我慢してみたいと思います。

 

最後に

ということで、打撃陣に大いに不安の残る結果となった最後のオープン戦三連戦初戦。対戦相手となる菅野は今日も無失点とばっちりと調整ができているようです。

何点も取れる相手ではありませんので、少しのチャンスをどういう風に生かすか、一点をもぎ取るためにはどの並びが最適か、後二試合でしっかりと見極めてほしいと思います。

あと、上本は二戦のどちらかできちんと先発でテストすべきだと思います。

 

本日もご覧頂きありがとうございました!

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