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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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爆勝!オープン戦対楽天戦(3/16)感想

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

 

昨日は所用があったのと、試合がなかったので更新をお休みさせて頂きました。

トレードで加入の岡本はやはり先発起用のようですね。そして左が高橋聡しかいない不安な中継ぎ左腕枠に岩崎を戻すようです。一昨日のブログで考察した通りとなりました(笑)。

それにしても岩崎はキャンプイン時は先発、途中で中継ぎ、オープン戦始まってまた先発、岡本がトレードされてまた中継ぎとすごい振り回されようですね、

岡本はまずウエスタンで試してからでしょうね。そんなに無茶苦茶よくなくていいので、谷間で使い勝手がよい投手になってくれることを期待しています。5回3失点くらい!

 

さて、いよいよあと開幕が後二週間に迫ってきました。残りのオープン戦は、昨日の試合を入れて8試合。

ここまで、全く打線が繋がらずオープン戦最下位を独走している阪神、早くも「なにやってんだ!」「今年も打線が駄目だ!」「ロサリオは外れだ!」挙句の果てには金返せとまでの声まで聞こえてきていましたが、オープン戦の勝敗はどうでもいいし、今まで打線が湿っていたのも、投手が抑えていたのも、ある意味予定通りだし全く問題ないと。だって、勝ちパターンの継投じゃない試用運転の投手を打ち崩して1点差で勝っても、シーズン想定したらなんの意味もないでしょ?

確かに打線は湿っていましたが、先週は時期的に打者不利の時期且つ、打線は水物なので今週末くらいから上げてきてくれればよいと考えていましたが、予想通りというか、期待通りというか徐々に調子が上がってきましたね!

また、今週は若手選手の開幕スタメン・一軍に向けた最後のアピールの週になると考えていたのですが、金本監督は週末の中日戦は既に実戦を想定した試合に入るとの事で、昨日の楽天戦が事実上若手がアピールする最後の機会となりました。後2日くらい待ってもいいと思うんだけどな。。。

 

それでは試合を振り返ってみましょう。

 

試合結果

 

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今日の先発は前回登板で初回炎上したメッセンジャー、対して楽天はエース則本という試合でした。

則本は直球が非常にきれていて、こりゃ今まで以上に打てないなと覚悟して見ていたのですが、9安打4得点と見事攻略。その後楽天の勝ちパターンに入りそうな宋から一挙8得点セットアッパーの福山抑えの松井も攻め立てると、若手中心の打線でしたが、いよいよ打線も温まってきたなという感じですね!

というか、20安打なんて一気に点火しすぎです(笑)。こんなのずっと続くはずないのだから、徐々に調子を上げて行ってて欲しかったのですが、まあ今週末くらいは好調で、来週頭に少し落ち着いて横浜相手に死んだふりをして、最後の3連戦のオリックス戦でがつっと上げて行って欲しいと思います。

 

投手陣感想

メッセはまだ安心できない

キャンプ時から実戦で球が走ってこないメッセンジャー、前回登板からの反省か今日は変化球を織り交ぜ緩急を使って、5回4安打1失点(自責点0)と数字だけ見れば合格点の結果を残しました。

ただ、メッセンジャーってこんなもんじゃないでしょ!確かにベテランでもあり、直球が走らなかった場合は今日のようにカーブを織り交ぜて相手の目線をずらしながら十分に押さえられる実力はあるのですが、メッセンジャーに期待しているのは圧倒的なピッチング。そう、骨折後見事にシーズン中に復活し、最終試合とCSで圧巻のパフォーマンスを残したあの投球です。

シーズン終盤であの投球ができたので、決して衰えはきていないと信じていますが、ここまでの実戦登板は直球のスピードはまだしも、球が全然走っていませんし、抜ける球も目立ちます。メッセンジャー自身もマウンド上や、ベンチに帰るときに納得のいかない顔で首を横に振る姿がよくみられ、正直心配ではあります。

開幕前に残された登板機会は後1回ですので、そこまでに直球の威力も戻せるよう逆算して調整しているのであれば徒労に終わるのですが、何せまだエースとしてメッセンジャーの投げる試合は貯金を計算しなければいけないだけに、次回登板でいつものメッセンジャーの姿を見せて欲しいと思います。

 

岩崎は結局中継ぎ起用かな?

このキャンプで最も起用方針を振り回されたのが岩崎。昨年の投球からも天職は中継ぎにあるのですが、キャンプ終盤に差し掛かったところで岩田・青柳がいま一つ、馬場が期待はずれ、横山・竹安は二軍で先発もしていない状況かつ、ローテ候補のメッセ・能見・秋山・藤浪・岩貞・小野がそれぞれ不安要素があったがために、先発投手の層を厚くすべく、先発調整が続いていました。キャンプ途中までは各投手調子が良さそうだったので、中継ぎ濃厚だったんですがね。

そこに、榎田と岡本の電撃トレードの話が舞い込んできました。去年見方が強力西武打線だったとはいえ先発で6勝、大体5回2-4失点な感じの投手ですが、谷間の投手としては十分でしょう。

それに加え、才木・高橋遥の今年は育成で考えていた二人が、谷間であれば一軍先発できそうな目処がたったこと、そして高橋聡がここまで余りパフォーマンスがよくなく、島本も前回費に油を注いだことから、やはり岩崎を中継ぎに戻すという判断になったのではないかと思います。

という訳で早速中継ぎ登板となった岩崎でしたが、今日は2回3失点と結果が出ませんでしたが、まあ今日のところは調整というところでいいでしょう。直球は相変わらず走っていたし、空振りも見逃し三振も奪えていたし、四球を出したのと、ウィーラーに打たれたのはよくなかったですが(高山じゃなかったら取れてたかも・・・・)、次回以降修正して欲しいと思います。

まあ、石崎も岩崎もそうなんですが、投げてる球はいいのになぜか制球を微妙に見出し、地味に四球から崩れて行くパターンは去年からありまず。ベテラン中継ぎ陣と比べると経験の差なのでしょうが、この辺りの安定感を今年は高めてもらい、シーズン中に大ベテランの藤川とベテランの高橋聡より上の扱いになり、来年以降はセットアッパーとなれるよう今シーズンがんばって欲しいと思います。

 

野手陣感想

金本監督の言葉に尻に火がついた?

もう少し若手見極めの時間を設けると思っていたのですが(少なくとも中日戦までは)、いつまでたっても打つ気配が見えない打線に痺れを切らしたのか、若手の競争は楽天戦までで、中日戦からはベテランを入れる打線にすると突然明言がありました。

若手選手にしてみれば、ベテランの福留・鳥谷・糸井に外国人のロサリオ、更に西岡・俊介・上本と力がわかっている中堅が出てきてしまうと、アピールの場が激減していまうので死活問題。この監督の言葉を聞いて尻に火がついたのか知りませんが、若手中心の打線で20安打12得点の大爆発となりました(笑)。

内、8点は本日出血大サービスの宋家豪から集中打で奪ったものなので、オープン戦あるあるの話なので余りこれをもって打線復活とはいえないのですが、今日評価すべきは、150km/h超の直球が走っており調子の良さそうだった楽天のエース/則本から4点奪った点です。

4回まではそこそこ安打は出るもののなかなか打ち崩せなかったのですが、球の見極めがよい意味でよく、チーム全体で粘り強くいい内容の凡退をしているなと感じていました。そして、5回に原口の先頭打者ヒットをきっかけに2得点、6回には隼太の本塁打、梅野のタイムリーで2得点、見事な攻撃だったと思います。

ここまでやってきたものの仕留め切れなかった、粘り強い攻撃が実を結んだなという攻撃でしたね。

さらに、楽天の勝ちパターンの福山と松井もきっちりと攻め立て、得点には結びつかなかったものの、打撃陣の調子の上向きを感じました。

 

やはり上本・糸原は魅力的

この粘り強い攻撃ができたのは、もちろん各打者頑張っていたのですが、上本と糸原のネバネバコンビの効果が結構あったと思うんですよね。二人とも球の見極めがよく、ボール球はまず振らない、臭いところはカットする、と思いきやチャンスボールなら若いカウントから打ってくる、体の割りに結構長打力もある、チャンスに強い、チーム打撃もうまい、と荒木・井端と対峙していた時のような嫌らしさがこの二人にはあると思うんですよね。いやむしろ長打力であれば上でしょう。守備は全然敵いませんが。

繰り返しになりますが、鳥谷のことを決して嫌いなのですが((むしろ好き)、ここまでの実戦の打席でのアウトのなり方を見ていると、確かに相変わらず選球眼はよいので四球は選べそう、ただストライクゾーンや厳しいコースで攻められたとき、余り粘ることができず、去年シーズン中によくみたようなさっくり凡退が目立つ(引っ掛けたセカンドゴロと合わせただけのレフトフライ)ので、リードオフマンにおいた場合勢いがつかなそうなんですよね。

まあ、鳥谷は大ベテランの実績のある選手ですから、今年の出来具合を見極めるにはまだ時期が早いのですが、ここ数年のシーズンの打撃の印象から考えても、上本のほうが相手としてはいやなんじゃないかなぁと感じてしまう次第です。

ま、いずれにせよ、大山も上本も調子が一年持つとは思えませんので、3人で2ポジションを回すくらいの考え方でいいのかなと思います。なので、鳥谷の三塁テストはオープン戦中に何度かやっておくべきだと思います。大山も育てなければいけないのはそうなのですが、ライバル無しに三塁レギュラー確定という信頼感はまだまだありませんので。

 

一軍争いダークホース山崎・伊藤隼

安芸キャンプで結果を出し、オープン戦から一軍帯同となった二人。打ちすぎです(笑)。

山崎は途中出場で二塁・遊撃両方の守備に就き安定した動き、打っては3打数3安打の活躍。大和が流出したことで、北條・西岡・植田・糸原・熊谷に何かあったときの備えくらいに考えていたのですが、こんだけ活躍されてしまうとベンチに入れたくなってしまいます(笑)。

糸原はもう打撃で現状チーム一の信頼感を勝ち取りつつありますので、守備の不安はあるものの開幕遊撃手は略決定でしょう。すると守備固めの控え選手を誰にするかなのですが、現状山崎が一番一軍に近いのではないでしょうか。代走で植田を入れるという構想になったとすると、北條はおろか西岡ですら開幕一軍から遠ざかってしまうかもしれません。

まあ今後もこんなに打ち出の小槌のようにヒットが出るとは思えませんが、少なくとも打撃面でもある程度期待ができ守備は堅実ということであれば、戦術的に一軍ベンチ入りの機会は増えてくると思います。スペイン語しゃべれて、最悪捕手もできるようなので(笑)

隼太は本当に今期は表情が違いますね。鬼気迫ったというか、高い集中力をもって打席に入っているのがよくわかります。打席で迷いが見える中谷・大山とは対照的です。昨日は、則本から見事な本塁打含む4安打3打点とこちらも打ち出の小槌状態。さらに、左翼の守備にもつき、まあ上手くなったかどうかを判断できる打球はありませんでしたが、首脳陣の期待の高さが伺えます。

この手の中堅の選手が戦力化してくれると、若手はじっくりと育てることはできるし、選手層も厚くなるしで、昨年あまり期待していなかった桑原・秋山がレギュラー戦力となり選手層が一気に厚みを増したように、チームの戦力アップには非常に大きな効果があります。

引き続き、中谷・西岡を二軍に落とすくらいの勢いで頑張ってほしいと思います!

 

3人の捕手候補が打撃で結果を出す!

そして勢い余って、原口も4安打、梅野好調維持の2ベース、坂本も3ベースと一軍レギュラーを狙う三人の捕手が打撃面で結果を出しました。特に、原口は則本、福山から3安打、梅野も則本から見事な左中間の二塁打といい感じです。(坂本ももうヨレヨレの宋からだったけど見事な当りでした!)。

守備面では原口は二軍で才木・小野をきっちりとリードし盗塁を刺すなど、いよいよ捕手としての評価も上がってきています。梅野も打撃がよくなっています。坂本は悪くないのですが、結構出たときに投手が打たれる場面が多く、ちょっと二人に比べると印象が薄いですかね。

いずれにせよ、開幕は梅野でいくと思いますが、今期は先発投手と相手チームとの相性によって、捕手は変えるべきかなと思います。メッセ・能見・藤浪→梅野、小野・才木・岩貞→原口、秋山・高橋遥→坂本、広島戦→梅野とかね。まあこの辺も実戦に近い形で今日からやっていくでしょうから、どのようなバッテリーになるか注目したいと思います。

 

一人蚊帳の外の中谷

ということで、若手がこぞって活躍する中で、一人蚊帳の外の5タコに終わってしまった中谷。金本監督もバットの軌道がおかしいといっており、なかなかトンネルから脱出できません。確かにもうアウトのなりかたがワンパターンなんですよね。外角の高めは右方向への浅いフライ、内角はショートゴロかサードゴロ、外の逃げる球か、内角速球に三振という感じですね。

それにしても、金本監督はスイングが良くなったといったり、おかしいといったり本当に名k谷に関しては期待しているのは分かるのですが評価がコロコロと変わります。

まあ元々、やらかしたら次の日はすごく打って、調子いいと思ったらどうしようもない日もあったりと、短いスパンでの好不調がコロコロ変わる打者なので、こんなものなのかもしれません。

高山同様あんまり考え込ませずに、外回りしても自分の振りやすいスイングをさせながら、自分で考えて完成させて行くほうがよいのかもしれないですね。

まあ自分の予想だと来週あたりいきなり打ち出しますよ(笑)

 

という高山がいよいよ本領発揮してきました。今日も見事な本塁打。まだまだ安定感には乏しいですが、持ち味が十分に出てきています。

ということで、高山中堅推しの声が出てきているのですが、まあまだまだ中堅手に関しては分かりませんね(笑)。高山はあんだけひどい調子で二軍落ちとまで言われていたのに、いまやレギュラーの筆頭候補、中谷は第1クールMVPだったのに、いまや逆の立場。

ラ米の虎としては、この状況は今だけではなく、シーズン通じて続くと思っています。なので、今年もかなり猫の目打線になると思います。

一見安定感がなく駄目なように見えますが、実はメリットは大きく単純に調子のよい選手を出場させられるということ。これはある程度同じ実力レベルの選手層がないとできないのですが、それが今年の阪神はできている。これが広島・横浜に比べると固定できる選手は少ないものの、誰が出ても同じように活躍できる可能性があるという面白いチームになっています。

これを有効活用するためには、選手の調子の見極めが重要になるのですが、これは唯一ラ米の虎が片岡コーチのことを買っている部分です!もちろん、ロサリオ・糸井に関しては安定して活躍してもらわなければ困るのですが、それ以外のポジションは調子を見極めつつ、二塁:鳥谷・上本、遊撃:西岡・糸原・山崎・北條・植田、三塁:大山・陽川・北條、外野:福留・伊藤隼・高山・中谷・俊介・緒方・島田、等々で回していけばよいかなと思います。

 

最後に

ということで、いきなり一流投手相手に大爆発を見せた阪神。まあ、これも水物ですので大事なことはここから開幕に向け内容のある打撃をできるようになることです。ボールの見極めから始まり、狙い球の絞り方、狙った球を一発で仕留める、ファールで逃げる、進塁打・犠飛を打つ等々、単に結果だけではなく、色々と最終調整をすることがあると思います。

各打者によって打撃スタイルは異なるので、一概にチェックポイントは言えないのですが、それぞれ適材適所での「らしい打撃」を開幕までに仕上げて行ってくれることを期待しています。

投手陣は後はメッセの球威復活と、藤浪ですかね。ここさえ安心できれば、後はそこそこ揃ってきているので、よい状態で開幕を迎えられそうです!

今日はとりあえず、前回全然打てなかった小笠原へのリベンジと岩貞のローテ入りを決定付ける投球を期待しましょう!

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