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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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打線の調子を上げるのはまだまだ先/オープン戦対DeNA戦(3/7)感想

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

さてさて、ついに5連敗です(笑)。オープン戦なので勝ち負けはどうでもよいのですが、どうにも打線が冷え冷えですね。昨日まではヒットは出ていて正面をつく当たりで点が入らなかったのでさほど心配はしていなかったのですが、今日も決してローテ・勝ちパターンレベルとは呼べない投手から1得点のみと、そろそろネット上でもざわつき始め、ファンの堪忍袋の緒も切れそうな状況になってきています。

まあでもいいんです。打線は水物。こんな時期は強力打線の広島にだってソフトバンク打線にだってシーズン中にも訪れます。開幕までオープン戦はあと14試合もあるのです。本調子になってきてくれるのは開幕二週間前の来週末くらいからでよいのではないでしょうか。そこから一週間で若手選手はスタメン及び開幕一軍への見極め、そして最後の一週間で開幕後に戦う形を試していく形でよいでしょう。それまでは、余り結果に拘りすぎず、タイミングの調整や試したいことを試せばよいと思います。

だって、あれだけ開幕スタメンとか騒いでた島田を推す声もちょっと打たなかったら聞こえなくなってきたでしょ。多分今は三塁/陽川を推す声が出てくるんじゃないでしょうか?また開幕前に打ち出したらスタメン候補になりますし、今は打撃内容でよいものを見せればよいと思います。とはいっても、打撃内容もよくない試合でしたがね(苦笑)。まあ、昨日は寒かったということで(笑)

キャンプと同様、一番大事なことは怪我をしないこと。今日はドリスが投げ9日にはメッセンジャーも投げますので、これで一通りの主力投手は登板することになります。打線は水物ですが投手はある程度計算できる。ですので、これから開幕に向かっていくにあたり、怪我なく先発、勝ちパターン候補がきっちりと仕上げてきてくれること、これが一番重要と考えています。

 

では試合を振り返ってみたいと思います。

試合結果

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今日はローテション候補の小野と、昨日と同じくローテ入りまでは望まないが期待のプロスペクトの飯塚で始まりました。キャンプ中の練習試合ではボコボコにしたのに、今日はいいようにやられてしまいましたね。

注目の二遊間は今日は西岡・鳥谷のコンビから糸原・上本へのシフト、まあ開幕後しばらくはこの4人の組み合わせが基本となるでしょうね。

そして、打撃の調子のよい陽川は5番で起用、外野5番手枠テストで引き続き緒方が起用されました。

 

投手陣感想

小野合格!

ここまで好投しながらも、金本監督からはまだまだ高みを期待されている小野、久しぶりの実戦登板となりました。今日は寒かったのか、いつもと比べると直球の走りがよくないように思いましたが、テーマとしては課題である変化球に重きを置いていたようですね。

その変化球が低めにきっちり決まっており、5回を2安打無失点で二塁を踏ませない素晴らしい内容。結果はともかく、直球が走らない中で変化球を主体にした投球できっちりとゲームを作れたところに大きく成長を感じました。

金本監督はもう少し球数を投げさせたかったみたいですが、贅沢な悩みというものです。この引き出しの多い投球が今後も継続できるようであればローテ投手としては今のところ合格でしょう。

今のところ藤浪が好投したことにより、自分の中での序列はメッセ、秋山、藤浪の3番手までは確定(メッセはまだ投げていませんが)、4番手は暫定で能見ですが、小野・岩貞にここまで入ってきてほしいですね。4番手に入れれば優先起用されるので規定投球回達成も現実味を帯びてきます。

 

球児・ドリス一安心

前回のソフトバンク戦で直球をことごとく引っ張られ失点していたので若干心配していた球児ですが、今日は直球で空振りを奪えており素晴らしい内容でした。さすがベテランきっちりと調整してきましたね。

ドリスは肘の違和感があり調整が遅れていましたが、ようやく初登板となりました。今日は制球が整っていませんでしたが、まずは1回きっちりと投げられたことが収穫でしょう。今後開幕に向け調整して行ってほしいと思います。

そしてドリマテの控えポジションのモレノは1回無失点で抑えましたが、ちょっと制球難と球に迫力不足を感じました。まあ寒いので仕方なかったのかもしれませんが、それ以上にセットポジションになってからあの盗塁の下手な大和から見事にモーションを盗まれており、そちらの方が問題でしょう。ドリマテも今のところ順調なので、二軍にいる間にセットポジションの課題を解決し、有事にきっちりと戦力となってほしく思います。

 

今日の石崎はノーカンで(笑)

侍ジャパンで素晴らしい投球を見せていたので安心していた石崎ですが、今日は直球の伸びも走りも悪く、また自身のエラーもからみ3失点と不安を残す内容となりました。

まあやっぱり今日は寒かったということで(笑)。珍しくアンダーシャツも着ていましたし(笑)。あと、もしかしたらオーストラリア戦のボールとオープン戦のボールが違った可能性もありますね。

ということで、今日の石崎に関しては見なかったことにします(笑)。次回以降も同じことを繰り返されると不安ですので、次回登板時はきっちりと仕上げてきてほしいと思います。

 

野手陣感想

湿りすぎの打線

オープン戦とはいえど、これだけ点が入らず勝てないと多くのファンの間ではストレスが溜まってきていますね。昨日まではいい当たりもあったのであまり心配はしていませんでしたが、全体的に湿りがち。

どうも、全体的に球を見過ぎているのか、甘い球を見逃して追い込まれ、厳しい球を引っ掛けてしまったり三振してしまうシーンが多いように思います。なんというか積極性に欠けるというか。これが、今の時期に球をなるべく見るためのチームとしての指示であれば納得できるのですが、この傾向は実は昨年のシーズン中から見られるんですよね。

昨年の四球獲得数はリーグ1の531、IsoDもリーグ1の.078、一方で三振は2位の1008で三振率は一番低いという結果になっています。一方で広島はほぼ同じ打数で三振が阪神よりも106も多いリーグワースト1位。これが何を意味しているかというと、阪神はどの球にも対応しとにかく粘れ、広島は狙い球を絞りしっかりと振れ、というチームの打撃方針の違いが現れているのではないかと想像しています。

これがうまく回っていたのが去年の序盤の歩いてまえ打線ですが、結局最後の方は糸井の離脱や外国人が機能せず、中位打線まで歩きすぎて(特に鳥谷)打って返すポイントゲッターがおらず、糞詰まり打線で広島との得点力に差が出てしまったという印象でした。

今年は糸井が順調、四番候補のロサリオも加入しポイントゲッターが増えたので、この方針(と思われるもの)が生きるかもしれませんが、ぶっちゃけラ米の虎は片岡コーチの狙い球の指示や打撃指導を余り買っていないので(調子の見極めはよいと思う)、このあたりがどう機能するのかが見ものです。

 

意識は見えるロサリオ

一昨日懸念されていたスライダーに全くできなかったロサリオでしたが、まあこれは想定の範囲内でありこれからどういう風に調整をして日本の配球に慣れていくかが注目ポイントなんですが、今日の打席を見ていると外角の球を一生懸命見極めようとしている姿は見られましたね。結果2四球を選びました。また、最終打席でも逆方向への打撃を意識していましたが、いかんせん右足が引いてしまい踏み込みが甘いので強い球が飛ばない(一昨日の安打も同様)。

今後、ある程度配球を読む形にして踏み込む打撃に変えるのか、どう調整していくのかが注目ポイントですが、少なくとも対応するために努力する姿は好感が持てます。

まあ、とにかくやってもらわなければいけない選手。もともと開幕直後はスロースターターのようですので、多少打たなくても首脳陣は我慢して使ってほしいと思いますし、ファンとしても我慢して見てあげるべきだと思います。

 

守備面でアピール!長坂

地味に一軍帯同している長坂ですが、本日は先発マスクでした。小野はきっちりリードできていたと思いますし、捕球面でも低めの球をしっかりと止めていました。

後はなんといっても、俊足楠本を盗塁阻止した場面、ランナーのスタートもよかったようですが、ワンバンドの投球の難しい捕球からここしかないというストライク送球でアウトにしました。

打撃でもファールにはなりましたが惜しい当たりもあり、相変わらず地味ではありますが確実に一軍戦力としてのステップを上がってきていると思います。原口も教育リーグでマスクをかぶり、守屋をきっちりとリードしアピールしたようですが、原口の持ち味は打撃、これが上がってこないのであれば、守備に安心感のある選手を第三捕手に入れたほうがよいです。この候補は岡崎くらいしかいなかったのですが、長坂がきっちりと守れるということであれば、まずは第三捕手の座も近づいてきます。

今年は、基本:梅野、控え:坂本・原口、バックアップ:長坂・岡崎、という体制は少なくとも作れそうですね。ここが安定してくると安心して次世代捕手のドラフト指名ができるので、各自期待された役割をしっかりとこなしてほしいと思います。もちろん小豆畑、小宮山の逆襲にも期待しています!

 

最後に

ということで、まさかの開幕5連敗となってしまったオープン戦。今日は試合がないのでもやもやした時間が続きますが、金曜日はついにエース/メッセンジャーが初登板。ここまで計算したい先発投手候補は能見以外きっちりと結果を残しており(岩貞を先発でもう一回みたいですが)、中継ぎ陣も基本的に順調、ということでメッセがきっちり仕上げてくれれば投手陣に関しては開幕への目処が立つというものです。

後はバックアップ組みの岩田・青柳・榎田・伊藤和・山本らにも調子を上げてきてほしいですね。伊藤和は調子がよさそうなので、そのうち一軍での登板があると思います。

打線?そのうち上がってくるでしょう(笑)

 

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