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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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練習試合/対楽天戦感想(2月16日)

みなさまいつもご覧いただきありがとうございます。

昨日は対外試合第2試合の楽天戦。キャンプも第4クールに入り折返しということもあり、ここからレギュラーはもちろんのこと、控えの一軍枠も含めた競争が激化してきます。キャンプ前半戦と異なり、特に若手選手は今後のオープン戦での優先出場権を獲得するために、アピールが重要となります。

それでは、本日の試合を振り返ってみたいと思います。

 

試合結果

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前回の横浜戦に比べると、野手では岡島・島内・銀次、投手では期待の藤平と昨年結果を残した高梨が出場しており、面子的には一軍メンバーも出ていましたが、基本は1.5~2軍選手との対戦となりました。高卒ルーキーも出ているし。

対して阪神はスタメン・ローテ争いをしている1軍~1.5軍選手が多く、まあ実力的に勝たなければいけない試合ではあったのですが、これだけ大勝するとやはり気持ちいいは気持ちいいですね(笑)。

ただ、やはり藤平級が出てくると手も足も出なかったので、これをもって「今年は行けるで!」と大喜びまではできないと思います。

では個別の感想です。

 

投手陣

ここまでのキャンプを見ていると頭数だけはいる先発候補の中で、岩貞・藤浪・小野に加え才木が優先起用されています(メッセ・能見・秋山はほぼ確定なのでカウントしない)。ベテランの岩田は別として、残りは青柳・馬場・岩崎といったところなのですが、青柳は前回登板いまひとつ、馬場はルーキーなので遅めの調整、岩崎は中継ぎも両睨みした調整ということで、前記の4名が開幕ローテレースをリードしていると見て間違えないでしょう。首脳陣としてもまずこの4人の仕上げを優先し、パフォーマンスを見極める方針のように思えます。

一方で明日のシート打撃で馬場・岩田は登板するようなので、どの程度投げられるか楽しみですね!

 

悪いなりにまとめた岩貞

先発は実戦3試合目の岩貞。今日は直球のキレは相変わらずあったものの、ばらつきが多く余り調子がよくなかったですね。悪いになりにも1失点に収めたところは、成長の証だと思いますし、全幅の信頼はまだ寄せられないものの、ローテ最有力候補には間違えないでしょう。

 

藤浪は順調で一安心

二番手の藤浪は前回横浜戦を回避したので若干心配していたのですが、心配無用ですね。速球は150km/hオーバーを軽く計測し、シュート回転や抜け球もなし。変化球が抜ける場面も見られ二四球は出しましたが、藤浪は荒れ球が特長でもありこんなもの。コントロールに窮している感じではなかったので、順調かと思います。

 

今日は素晴らしかった小野!これを続けよう!

三番手の小野は前回登板がいまひとつだったのですが、今日は素晴らしかったですね。昨年は伸びのあるよい直球は投げるものの高めへの抜け玉も多く、まだまだ下半身中心に安定感が必要だと思っていましたが、前回登板も含め直球が低めコーナーにばしっとコントロールされるようになり成長を感じます。課題の変化球も今日はよかったと思います。藤浪はものが違うとして、4番手争いを今後も岩貞と繰り広げることになるかと思います。次回も同じ投球ができれば一気に有力候補でしょう。

 

相変わらず素晴らしい才木!怪我だけ気をつけて!

四番手の才木は今日も素晴らしかったですね。熊谷のエラーからピンチは招きましたが、落ち着いて三振を取り、終わってみれば3奪三振。とにかく直球が力強く、変化球が課題かなと思いましたが、コントロールもかなり落ち着いてきています。なにより、いいなと思うのがマウンド裁き。本当にふてぶてしく投げています!まだ長い回を投げていないので、先発ローテ入りの評価は難しいですが、小野も出てくるということであれば、6番手で能見と交代しながら一軍マウンドを多く経験させるのもいいかなと思います!それぐらい期待値が上がってきていますね。

今日登板した4人は本当に順調にいいものを見せてくれていますが、今後長い回を投げさせたときの課題、そしてまだまだライバルも登板しておらず、競争はこれからです。しかしながら、今の段階では大いに期待させてくれますね。できればもう一枚加え8人くらい先発候補がほしいところです。

 

野手陣

ロサリオまたホームラン!もう本番に取っといて(笑)

また打ちましたね(笑)。もう、どんだけ弱気なラ米の虎でも信じざるを得ない感じになってきましたが、まだ信じません(笑)。今日は左腕池田から右方向にホームラン。若干甘く入ってきましたが、甘い球を一発で仕留める能力は本当に素晴らしい。中谷にも見習ってほしいですね。

そして、ついに出た右方向への長打。一つのポイントとして見ていたのですが、これが出来れば無理に引っ張り日本の配球の術中にはまる心配は少ないのではないかと思います。

また、藤平には三振を喫したものの、ボール球には殆ど反応せず、選球眼がよいところも見られました。この時期にあの高めの速球はそりゃ三振するでしょう。

とにかく順調で大きく期待させてくれるのですが、順調すぎるて怖いです(笑)。

 

またまた大フィーバー大山3安打!

大山はまた稲葉監督の前で3安打。チャンスでもきっちりとレフト前に運び、いよいよ三塁レギュラーが目の前に見えてきました。欲をいうと大きなあたりがほしいのですが、今のスイングを見ているとそのうち出るのではないかと思います。こちらも順調すぎて怖いですね(笑)。

 

原口捕手で使ってもいいんちゃう?

今日は途中出場となりましたが、貫禄の2点タイムリーで相変わらず打撃では結果を出しています。守備については小野と才木をリードし、無失点・無四球・5奪三振。素人目ではありますが、変化球の使い方もうまく、うまくリードできていたのではないかと思います。

金本監督談では、守備は梅野がリードしているとのことですが、梅ちゃんの肩と捕球能力は12球団でもトップクラス、このクラスを原口に求めるのは厳しいでしょう。しかしながら今日のように普通に守れるのであれば打撃で大きく差を空けている原口は十分チャンスがあると思います。

捕手がどのように起用されるかの一つの判断材料は周りの打線によってきますかね。打線の不調時や7番打者の遊撃手が打撃が期待できないという状況であれば、起爆剤として原口の起用は十分ありうる戦略だと思います。

ただし、打線のどこからでも足で崩してくる広島先発投手がクイックが苦手な場合や、落ちる球が多く壁能力が必要とされるマテドリの場合は梅野もしくは坂本を起用すればよいと思います。

捕手も使い分けがメインな昨今のプロ野球ですので、打撃と守備が両方そろっている捕手がいない中、柔軟な起用をしてほしいなと思います。

 

熾烈遊撃手争い!! 打撃の糸原、躍動の植田、逆襲の北條

今日は西岡は出場しませんでしたが、遊撃手争いが本当に熾烈ですね。いいことです!

糸原は今日はオコエのファインプレーに阻まれ安打こそでなかったものの安定した打撃。

植田はセンター前ヒットを驚異的な足で二塁打に!しかも外野手は強肩好守のオコエ!

そして北條は指名打者で出場ながら左中間を破る2点タイムリー三塁打!

うーん誰を使うか悩ましい・・・・ただ、植田は初回かな?センター前のあたりはとってほしかったですね。大和ならと思わされたシーンでした。

まだまだ西岡を含めレギュラー争いは続くと思いますが、今後一流投手との対戦が増え、一流打者の早い打球が増えていく中で誰が対応できるかですね。今のところは全員挑戦者としてはいいパフォーマンスです。

 

悩める高山

今日1安打を放ったものの、やはり打撃のタイミングが取れていないように見えます。なんというか晩年の片岡コーチのようなこねた当たりが多いですね。守備面でも犠牲フライの場面の捕球体勢やレフト前ヒットで一塁走者のオコエを三塁に行かせてしまった場面(あれは誰でも無理だと思いますが)の捕球体勢を解説者に指摘されていました。

捕球体勢などは頭の問題なので考えてプレーすれば改善できると思うのですが、攻守ともに全体的に自信と余裕がないように見えます。他の若手が躍動している中で焦りもあるのでしょう。

金本監督が引き合いに出していた島田が今日はノーヒットだったものの、惜しい当たりを2本放ち盗塁も決め、守備も無難にこなしている状況なので、ひょっとすると打撃しか特徴のない(本当は走れると思うも)高山は今のままだと開幕ベンチ漏れもありえるかもしれません。

といいながら、今の調子が全員継続するはずもなく、なんとなく高山は他が調子を崩したときに必ず遅れて出てくるものと根拠のない予想をしています(笑)。なぜなら天才だから!終盤には福留のレギュラーを左翼で奪ってんじゃないのかな?なんとなく(笑)。

確かに守備はまずいですが左翼の守備であればそんなに目くじらをたてる程でもないでしょう。ただし、中堅は一番慣れてるかもしれないですが、高山当社比なので、両翼がベテランと考えるともうやめたほうがよいように思います。

 

生き残れ江越・陽川!

先日の紅白戦でようやく結果を残した背水の陣にいる江越と陽川。今日は持ち味の長打でアピールしましたね。

江越はここまでの実戦で11打数2安打8三振ととんでもない成績を残しています。まあ、左打席が殆どなのですが。今日は変化球に若干崩されながら、左中間の深いところに運び流石のパワーを見せ付けてくれました。まあ、左打席は右打席への好影響を与えることの狙いが大きいと思いますので、何か掴むまでは今のままで三振しまくってもいいと思います。どちらにせよ、去年の状態では試合に出れないので。開幕までにはなんとかなると思いませんので、じっくりと今年1年打撃を鍛えてほしいと思います。

陽川は代打で1打席のみでしたが、甘く浮いた高めの球を一発回答しましたね。出場のチャンスは一塁・三塁・左翼に限られるのですが、いずれも激戦区。鳥谷が二塁に回ったことにより、大山が不振の場合三塁でチャンスが回ってくる可能性が増えたのですが、そこも北條・上本・糸原等の壁を越えなければいけません。ということで、江越と違い二軍ではもうやることはないので、とにかく打ちまくるしかない!キャンプもまだ半ばなので、とにかく結果を残してほしいと思います。

 

最後に

 

次の実戦は明日の日ハム戦ですね!この時期に大勝し、開幕が近づくにつれ打線が冷え始めることはよくあることなので、ラ米の虎としてはそこまで大喜びせず(だけどやっぱり嬉しい!)見ていますが、本日の実戦形式のシート打撃を含め、若手メンバーにはどんどんアピールを継続してほしいと思います。

ここまでは本当に順調にキャンプを過ごせています。毎日若手の躍進を見るのは本当に楽しみでなりません。特に投手陣を中心にここまで実戦で出ていない選手もどんどん出てきてほしいですね!

 

本日もご覧頂きありがとうございました!

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