阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 選手名鑑2018 外野手編②

みなさんいつもご覧いただきありがとうございます!

今日はキャンプもロサリオが170m弾を飛ばした以外、特に大きな出来事がなかったので選手名鑑を再開したいと思います。

選手編はこれで最後です!ようやく最後までたどり着いた。引き続き首脳陣編もやりますので、よろしければご覧ください。

また、記事の長さの都合上大体1回5名程度紹介していましたが、まとめたものをトップメニューに置く予定ですので、またご覧いただける方はそちらからもアクセスお願いいたします。

見方は以下のとおりです。

①投打 ②身長/体重 ③2018年満年齢 ④入団年 ⑤年数 ⑥経歴 ⑦2017年成績(Wはウエスタン)

#53 島田海吏

①右左 ②175cm/72kg ③23歳 ④2017年4位 ⑤1年 ⑥九州学院-上武大 ⑦出場なし

桐生に勝った男。2017年ドラフト4位で入団。赤星の背番号53を引き継いだところからも期待の高さを伺わせる。ドラフト時は福留・糸井・中谷・高山・俊介のいる外野手の指名はいらないだろうとネットではいわれていたが、ラ米の虎的にはこのドラフトで一番のヒット指名。福留・糸井は超ベテランであることに加え、期待の横田は育成落ちの状況で、リードオフマンタイプの外野手が不足しており、走攻守ともに期待できる島田を獲得できればいいなと思っていた。

中学時代のジュニアオリンピックで桐生に100m走で勝ったことばかりが取り上げられているが、桐生は体調不良で同組で8位、島田も4であったので、参考記録にもならないだろう。

しかしながら俊足であることには変わりなく、「以前は俊足がプレーに生かせていなかったが、大学高学年になってから盗塁ができる選手になった」と赤星にも認められており、ファンが長年追い求めた赤星二世の誕生が期待される。

打撃はシャープなスイングでバットコントロールもよいようだが、走攻守ともにまだプレーが軽いところがあるとの評価であり、現状一軍外野陣は人数は揃っているので、1年間はじっくりとプロのレベルになるように二軍で鍛えてほしいと思う。赤星になれるか柴田に終わってしまうかはこれからの努力次第、是非背番号に恥じない活躍を期待している。守備・走塁が計算できるレベルにあるということであれば、早いうちに一軍デビューがあると思う。

 

#60 中谷将大

①右右 ②187cm/89kg ③25歳 ④2010年3位 ⑤8年 ⑥福岡工付城東 ⑦133試合 打率:.241 / 本塁打:20 / 打点:61 / 盗塁:2 / OPS:.751

小新庄。阪神タイガースの希望その62010年ドラフト3位で入団。入団時は捕手だったが、長打力を生かすために1年目から外野手へと転向。2年目のキャンプではフリー打撃で柵越えを連発し、「中谷柵越え60本、未来の大砲誕生や!」とオフの風物詩となっているネタのないスポーツ紙の紙面を大いに飾った。

というラ米の虎も当時も長距離打者としての成長を大いに期待していたのだが、二軍で優先起用されるものの何年経っても打率は2割前後、本塁打も増えないと伸び悩みを見せ、新外国人同様、もはやキャンプ時のフリー打撃の柵越え情報にはまったく耳を傾けなくなった

2015年は二軍でようやく開花の兆しを見せ、一時は首位打者にも立ち本塁打も9本と増加。一軍昇格も果たし、プロ入り初安打も記録したが、与えられた打席は11のみ。いくら優勝争いはしていたとはいえ、マートンは大不振だったので、もっと機会を与えてあげるべきだったと思うし、本当に大企業の中間管理職のような起用方針はみていてイライラした。

2016年は金本政権の若手優先起用の流れに乗り、64試合出場でプロ入り初本塁打含む4本塁打を記録。翌2017年にはついに中谷の才能が開花する。開幕スタメンこそ果たせなかったが、原口・キャンベル・高山の不調に伴い、一塁手・外野手でスタメン出場すると、その後チームトップを走る本塁打を放ち続け、ついに2006年濱中以来の右打者20本塁打を達成し規定打席にも到達。というか右打者有利な甲子園でどれだけ選手を育てられなかったんだかと(泣)。

浜中の後、桜井・林・野原・森田・一二三とそれこそフリー打撃で紙面を賑わせた長距離打者候補が結局芽が出ず退団していった歴史を見ると、阪神において生え抜き長距離打者が出るなどパワプロか夢の話にすぎないと達観していたが、あのフリー打撃で楽しそうに柵越えして満足してた中谷がついに一軍で20本打ったことは隔世の感があり、いまだに現実の話として受け入れられていない自分がいる

一方で、ラ米の虎としては昨年高山・原口・北條ばかりが期待の若手として取り上げられていたが、中谷も既に同じくらいの能力はありもっと評価されるべきと本ブログでも謡っていたので、この活躍は鼻高々である。

しかしながら、シーズン後半は直球と外角に逃げる球への対応に弱点を見出されており、CSスタメンは全て俊介に譲ってしまった。既に弱点を把握されたことは厳しいものの、レベルアップの為に昨シーズンの段階から課題を確認できたことを前向きに捕らえるべきだと思う。秋季キャンプ・オフシーズンそして春季キャンプと課題解決に向け努力していると思うが、今シーズンどこまで中谷がレベルアップしてくれるかが楽しみでならない。逆に課題が解決できなければ、いくら昨年20本打ったからといっても、より確実性があり守備もうまい俊介にレギュラーは持っていかれてしまうだろう。

それにしても、中谷がスタメンで出場し続けられたのはやはり守備が安心してみていられることが一番大きいと思う。高山・伊藤隼も守備が改善すれば我慢して使ってもらえますよ!

ヒーローインタビューは始めは明るかったのだが、徐々につまんなそうに話すようになったことは、何か圧力でもあったのだろうか。若いんだから福留みたいな塩対応を真似るのではなく、ファンを盛り上げるようなインタビューをしてほしく思う。

 

#63 板山祐太郎

①右左 ②180cm/78kg ③24歳 ④2016年6位 ⑤3年 ⑥成立学園-亜細亜大 ⑦3試合 打率:.000 / 本塁打:0 / 打点:0 / 盗塁:0 / OPS:.000

「アスリート」枠。2016年6位で入団。ドラフト時は直前の打撃が不振に終わったことや、ヒッチの癖があったため指名が見送られたが、金本監督が利用していたスポーツジムを利用しており、同ジムの平岡代表から身体能力の高さを金本監督が伝えられていたことから最終順目での指名となった。この話を聞くとプロのスカウトというのはなんなんだろうなと心配させられる。

一年目は二軍キャンプスタートとなったが、よいパフォーマンスを見せたことから高山とともに一軍昇格。2016年の若手優先起用の流れもあり、40試合に出場、打率236と下位指名にしてはまずまずの成績を残した。初のヒーローインタビューとなったヤクルト戦では「ルーキーは高山だけじゃないので応援お願いします」とライバル意識剥き出しのコメントを出し、非常に気持ちの入った選手

二年目は出場機会を増やすべく、前年チームが固定できなかった二塁手への挑戦を行うが、やはりオフシーズンの筋トレしすぎの影響なのか打撃が低迷。一軍は三打席のみで安打なし、二軍でも打率.202と大きく成績を落としてしまった。

去年の今頃は、期待の若手としてレギュラー候補とまで呼ばれていたにもかかわらず、今やネット上でもなかなか名前が出てこないほど、1年で期待値ががくっと落ちてしまった。

レベルは落ちるも二塁と外野を守れしっかりとバットの振れるる左のスプレーヒッターということで、同じ長いあごの平野コーチを髣髴させるが、平野のレベルには打撃・守備とも到底達していない。

注目度は落ちてしまったものの、まだ3年目で体の強さはあるのだから、まだまだ延びる余地は十分にある。去年もさして注目されていなかった中谷がブレークしたので、板山もマスコミやタニマチのおじさんたちが寄ってこない野球に集中できる環境の中でしっかりと実力をつけ、ライバルたちをまくる活躍を見せてほしい。

 

#65 緒方凌介

①右左 ②176cm/75kg ③28歳 ④2012年6位 ⑤6年 ⑥PL学園-東洋大 ⑦W105試合 打率:.244 / 本塁打:3 / 打点:28 / 盗塁:7 / OPS:.693

2012年にドラフト6位で入団。ドラフト時は膝の再建手術の影響もありプレーができる状況ではなかったが、同様に怪我を抱えていた金田とともに将来を見据えての指名となった。

ルーキーイヤーの2013年は前述の怪我の影響もあり二軍スタートとなったが、なぜか二軍で結果も出ていない4月の早い段階で一軍昇格となった。しかしながら他若手と同様ほとんど出場機会を与えられずに二軍に戻った。一軍ベンチの雰囲気を経験してもらうという程度の目的だったのかもしれないが、小学生の社会化見学じゃないんだから、上げるなら上げるできちんと使ってほしかった。オフには台湾ウィンターリーグに参加し、盗塁王を獲得するなど久しぶりに1番を打てる俊足型中堅手の誕生を予感させた。

二年目は一軍キャンプに抜擢され、一軍でも28試合に出場。小柄ながらもパンチ力のある打撃で、甲子園のバックスクリーンに本塁打をぶち込むなど、一番打者として数試合活躍し、ラ米の虎の予感が本物になるのではと大いに期待された。

しかしながら、その後怪我に悩まされるとともに、課題である変化球への対応が改善せず、また足は早く守備範囲も広く肩も強いのだが、クッションボールの処理や打球判断などに課題が見られ、二軍戦でもやらかしているところを見るとこの点もあまり改善していないため、2016年の全員試す年こそ出番が多少あったものの、2017年は守備固めとしても一軍昇格候補に挙がってこず一軍出場なしに終わる。そもそも外野経験のない人に二軍外野守備コーチをやらせているのが間違えていると思うのだが。

東洋大の監督からOBの今岡・桧山を越える逸材とまで評価を受けており、実際小力のある打撃、盗塁を狙える足、守備範囲が広く肩も強肩と、身体能力は高く一流選手への道を駆け上がるポテンシャルは持っていると思うのだが、怪我がちな体と、守備の改善が見られないため一軍昇格へのきっかけが掴めないまま若手とは呼べない年齢まできてしまった。

今年は同タイプの島田がドラフト指名されており、そろそろ後がない状況に追い込まれているのだが、よいものは持っている筈と今でも信じている。守備に打撃に課題を解決し、特に根拠のなかったラ米の虎の必ず活躍するという予感を現実のものにしてほしい。

 

#68 俊介

①右右 ②177cm/72kg ③31歳 ④2009年5位 ⑤9年 ⑥広陵-近畿大 ⑦74試合 打率:.309 / 本塁打:4 / 打点:23/ 盗塁:1 / OPS:.801

2009年ドラフト5位で入団。この年のドラフトで3位以上の指名でなければ社会人に行くと東邦ガスの内定が決まっており、12球団に通知していたが、それを把握していなかった阪神がドラフト5位で指名。本人、大学、東邦ガスとの話し合いの結果、なし崩し的に阪神に入団し、背番号もドラフト5位には異例の7を与えられる。俊介のプロ入りへの思いを把握した上での確信犯(使い方違うけど)であれば阪神のフロントも大したものであるが、十中八九現場からトップへの報告が漏れていただけだろう()

プロ入り後は「実戦向きという」評価で開幕一軍入りを果たしたが、これがドラフト時に迷惑をかけた関係者への忖度だったかどうかは知る由もない

ドラフト時のばたばたとは裏腹に、ルーキーイヤーからそこそこの活躍を見せ、守備固めでの起用が多かったものの124試合出場で打率.255と期待以上の成績を残した。二年目の2011年は108試合に出場するが、1766試合連続試合出場中の金本が代打に入った際に、盗塁死し攻撃終了、そのまま金本が交代となったことから連続出場記録が途絶える。なんとも後味の悪い途絶え方だったのだが、これ以上続けられてもどうかという状況だったので、本人は気にしているもののある意味誰も傷つかない引導の渡し方だったのかもしれない

その後は中堅手としてのレギュラー取りが期待されたが、悪癖のヒッチする癖が直らず、もやしのような体も変わらなかったことから代走・守備固めとしては起用されるも2013年をピークに徐々出場機会が減っていき、2016年には若手優先起用のあおりを受け、41試合の出場にとどまる。2012年オフには西岡の入団に伴い背番号7を剥奪され68で再出発を図ることとなった

殆どのファンはこのまま俊介は外野の守備固めとして選手生命を終えるのかと思っていたと思うが、2017年俊介は変貌した。若手期待選手がオフシーズンに筋トレノルマを与えられる裏で、俊介も肉体改造を敢行、キャンプには見た目にも判るように体が大きくなり、打球も明らかに力強さを増した。シーズン序盤送りバントに失敗し二軍落ち、高山・中谷に先発出場の座を渡していたものの、交流戦から再登録されると長打を連発し、対左投手を中心に「一番中堅」で起用され始め、終わってみれば打率.3094本塁打、26打点でOPSは強打者の目安でもある8割台を記録しキャリアハイの成績を残した。CSでは結果は出なかったものの、3試合とも一番中堅で出場し、首脳陣の信頼を勝ち取ったシーズンとなった。筋力アップで期待された若手が軒並み成績を落とした一方で、期待していなかった俊介が一番筋肉教の恩恵を受けるとは、なんとも判らないものである。

今シーズンの起用は流動的であるが、リードオフマン型の選手が上本しかおらず、鳥谷も6番継続、糸井3番ということであれば、1番中堅でレギュラー獲りできるチャンスは大いにある

個人的な希望としては若く主軸になれる可能性のある中谷・高山を優先起用し、俊介は対左や相手投手との相性を見ながら起用する形が一番いいと思うが、中谷・高山が情けないパフォーマンスしか残せないようであれば、全然俊介にポジションを取ってもらって問題ない。先頭打者としての出場であれば、出塁率や盗塁をもう少し改善してほしいと思うが、本人も課題には思っているようで、今年の更なる飛躍を期待している。

イチロー以来下の名前での登録がブームとなったが、「鈴木一郎」のような地味すぎる名前サブローのようなイチローのもじり、「前田大和」「藤田太陽」のように下の名前が特殊である場合はかっこいいなと思うが、拓也(H/甲斐拓也)、哲郎「H/西田哲郎」、雄平「S/高井雄平」や俊介のように、家庭の事情であれば仕方がないが、地味すぎる訳でもなく、特殊な名前の訳でもない普通の名前の選手が下の名前を登録名とするのは、DJやバンドマンじゃないのだから正直ダサいと思うのは自分だけだろうか。

 

#124 横田慎太郎

①左左 ②187cm/89kg ③23歳 ④2013年2位 ⑤5年 ⑥鹿児島実業 ⑦試合出場なし

阪神タイガースの希望その72013年ドラフト2位で入団。父はかつてのロッテの名選手横田真之。鹿児島実業時代は投手も兼任していたが、阪神は類まれなる身体能力を評価し、外野手として獲得。

ルーキーイヤーから積極的に二軍で起用され、打率.225、6本塁打を放ち、終盤には一試合3本塁打を放つなど、将来を有望視された。二年目も二軍での出場試合数を伸ばすと、三年目の2016年で金本監督に評価され、オープン戦で打率.393を記録し、高卒3年目で開幕スタメン2番中堅手の座をしとめる快挙を達成、開幕戦で一軍初安打も記録する。しかしながら、出塁を意識するあまりかオープン戦終盤から打撃フォームを崩し、当てるバッテティングが目立ち、安打も当たりそこないの内野安打ばかりとなってしまい、長距離打者として育てるために二軍に降格する。余りいいことではないが、当たり損ないの内野ゴロをことごとく内野安打としてしまう足は脅威であった。

オフに台湾ウィンターリーグでもよい成績を残し、2017年も一軍キャンプでスタートし飛躍が期待されたが悲劇は起こった。キャンプ中盤に原因不明の頭痛が続いたことから離脱、検査の結果重病の脳腫瘍を患っていた。半年以上の入院加療により現在は寛解しトレニーングも開始しているが、本人を焦らせない為にも2018年のキャンプインを目標にリハビリに取り組むことを視野に育成契約となる。

離脱から寛解の球団発表まで報道規制がしかれていたからか、一切情報が公にならならず、ネット上では精神病だとか心無い憶測が飛んでいたが、命に関わる重病であり、本人に余計な負担をかけない為に情報統制を貫いた球団はすばらしかったと思う。というか、先発予想とかドラフトとかF/Aとか新外国人についてもやればできるのだから、きちんと情報統制をお願いしたいところである()

糸井を髣髴とされる肩幅と体格、別格の守備範囲と金本監督に評される守備範囲と強肩、平凡な内野ゴロも内野安打にしてしまう走力、背筋220kgを記録するパワーと、将来は糸井か柳田級のトリプルスリーを狙える選手に成長し、阪神では真弓以来の5ツールプレーヤーとなることを嘱望されている。まずは、プロ野球選手としてプレーをできるようにリハビリからの再スタートとなるが、球団も背番号24を空けて待ってくれており、体調面には気をつけて焦らずにじっくりとリハビリをこなし、元気な姿で縦横無尽にグラウンドを走り回る横田の姿が見れる日がくることを信じ、一ファンとして長い目で見守っていたい。

 

最後に

本日もご覧頂きありがとうございました!

ようやく選手名鑑も外野手編まで終わりました。野手すべてをまとめた物をトップメニューにまとめますのでよろしければまたご覧ください。

 

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