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ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 2017年総括と補強ポイント 一/三塁編

皆様いつもご覧頂ありがとうございます。

 

オリンピック大好きさん、通りすがりさん、コメント頂きありがとうございます。返信いたしましたので、宜しければご覧ください。

 

さて、CSから一夜明け、ストーブリーグも早速動きが出てきました。

 

まずは組閣。掛布二軍監督の後任に矢野作戦兼バッテリーコーチが二軍監督有力との報道が出ています。それに伴い、山田二軍バッテリーコーチの一軍昇格、藤井育成コーチの二軍バッテリーコーチ昇格、高代ヘッドコーチの作戦コーチ、片岡打撃コーチのヘッド兼任への配置転換が有力とのこと。

そして、久保二軍投手コーチの後任には福原育成コーチ、そして福原育成コーチの後任には引退した安藤、藤井育成コーチの後任には新井良太の名前が出ています。

 

 

まず矢野二軍監督ですが、梅ちゃん派からはバッテリーコーチを外れて朗報とのコメントがネットを賑わせております。まあ、梅野・坂本論は置いておいて、金本と矢野は一連托生でしょうから、金本監督が望む一軍二軍一気通貫でのスパルタ指導体制という意味ではよい人選なのではないかと思います。山田バッテリーコーチは楽天でも野村監督に師事し経験豊富、昨年から矢野と山田は逆の方がよいと思っていましたが、図らずもこのような結果になりそうです。

 

良太は打撃指導とかできるんですかね。天才型の選手は感覚で打てちゃう一方、良太みたいな不器用なタイプは理屈は判ってるけど、センスがない、怪我で体が動かないから結果が出なかっただけで、実は指導者に向いているのかもしれませんね。その観点では関本とか桧山とか努力型の人材を呼んでもよい気もしますがどうなんでしょう。

 

久保→福原→安藤の流れはいいんじゃないでしょうか。福原・安藤ともに、先発・中継ぎと経験豊富、引退の危機からの技巧派としての復活を果たしており、自身の経験に照らし合わせた投球メカニックの解析や、精神面の強化はコーチにうってつけではないかと思います。昨年から育成コーチポジションをおいていますが、指導者の育成という意味でも継続してほしいと思います。

 

そうなると、後任が決まっていないのは足りていないのは、今岡二軍打撃コーチ及び古屋チーフ兼育成コーチの後任ですかね。今岡の後任は外部招聘を考えているとのこと。名コーチの伊勢さんとかこないですかね。。古屋チーフ兼育成コーチも退団となりましたが、後任は置くんでしょうかね。そもそも役割はなんだったんでしょう。二軍戦を見れているわけでもなく、報道にも余りでてこないので謎です。そして謎といえば平田チーフ兼守備走塁コーチ。旧コーチ陣の中で一人一軍に残っており、前世代の平田コーチですが、ヘッドとチーフと作戦の夫々の役割期待が判らん・・・・広島みたいに打撃コーチ三人制にしてはどうなんですかね。

 

まあ、首脳陣編はまた別途やりたいと思います。

 

そして、CS敗戦から更にファンを不安の底に突き落としたのが大和のF/A報道。昨日二遊間編を投稿したばかりで、管理人としては来年の遊撃手レギュラーは大和としていただけに、流出となると構想が全く変わってきてしまいます。F/Aはドラフトの後なのでドラフト戦略も難しくなってきてしまいます。。。最終戦ベンチに残って神妙な顔つきをしていたのは、甲子園をホームゲームとするのが最後かもしれないという覚悟の表れかもしれませんね。大和のF/A流出の考察についてはこれまた長くなりそうなので、別途投稿したいと思います。

 

本日は、二遊間編に引き続き一/三塁編です。ドラフトまでに外野手編までいけるといいのですが。。。。

 

去年の同様の記事を書いた際は(2016年内)、鳥谷の処遇が二塁/三塁/遊撃ではっきりしておらず、原口もキャッチャーでカウントしていた為、構想としては以下の通りでした。

 

• レギュラー: 一塁/なし、三塁/キャンベル

• 一軍控え: 一塁/西岡、三塁/今成

• バックアップ: 一塁/新井、三塁/陽川、(西田)

• 育成: 一塁/なし、三塁/大山

 

うーん、とっても心許ない陣容ですね。特に一塁手不在の憂うべき状況であったのですが、昨年の記事にも書いたとおり、金本政権に託されていることは、今年20本打てる外国人を取ってAクラスを狙うのではなく、毎年20本以上打てる生え抜き選手を育て上げ常勝チームを作り上げていく、ということ。

 

2017年一/三塁編

 

その中で、原口の処遇が見えておらず、外野の陣容が当初は糸井・福留・高山で固まっていた中、原口・中谷・陽川・大山、そして外野手の横田・板山・江越(この場合福留一塁コンバート)のプロスペクト達の出場機会を確保するためには、一塁手は空けて置く必要がありました。

 

結果的にはこの中で主に一塁手の出場機会を得たのは原口・中谷・大山の三名で、開幕スタメンで期待された原口はスランプに陥ってしまいましたが、中谷・大山は出場機会が増え、中谷は規定打席到達、浜中以来の生え抜き右打者20本塁打達成、大山もルーキーイヤーからクリーンナップを任せられるなど、ルーキーイヤーとしては十分な成績を残しました。仮に大物一塁手を獲得していたら、彼らの出場機会は限定されていたでしょう。この育成を成功させつつ(本当の勝負は来年ですが)、貯金17の二位の成績を収めたのですから、大したものだと思います。

 

開幕はキャンベルの調整遅れもあり、鳥谷の三塁コンバート、そして今年は(飽く迄今年は!)キャッチャーを諦めた原口の一塁コンバートでシーズンがスタートしました。キャンプ・オープン戦終盤まで固められなかった内野の陣容、開幕直後は二遊間を含め、内野守備が目も当てられない状況になり、試合数以上のエラーを記録し、エラーには現れない連携ミスも可也目立ちました。ネットでは可也の鳥谷批判が飛んでいましたが、管理人としてはこれは開幕前に連携含め十分な準備が行われなかったので仕方ないと思っており、その内改善すると思っていましたが、思った通り鳥谷も三塁守備にきっちりと慣れ、上本・大和の二遊間も安定し、中盤~終盤は安心して見られる状況になりました。

 

結局鳥谷は危険球による鼻骨骨折の時期を除き、略スタメンフル出場を果たしました。

今年の鳥谷は見事な復活ぶりでした。昨年の長打を求めた打撃改造のせいでスランプに陥り、一部報道ではストレスのせいで視野が狭まるなど選手生命を脅かす状態となりましたが、今年は開幕から安定した数字をシーズン通じて残し、3割近くの打率と相変わらずお散歩屋さんで4割近くの出塁率を達成、見事2000本安打及び1000四球を達成しました。

一方で、得点圏打率は.256、ホームランも4本に留まるなど、お掃除をしてほしい6番打者としては少し寂しい結果となってしまいました。1番打者でも10試合出場しましたが、鳥谷の適正打順は出塁能力を生かした1-2番だと思います(3番はもう迫力不足)。上位で出場すると打撃を崩す、本人も6番位の方がやりやすいといっているようですが、鳥谷がいくら四球で出塁しても、大和、梅野では点が入る気がしませんでした。

 

走塁能力はまだあるので、7番に中谷や大山のびっくり長距離砲を置き、相手投手にプレッシャーをかけながら、甘く入った球を長打にするというのは非常によい攻撃だと思いますが、大和、梅野ではプレッシャーもかけづらいところです。

管理人としては鳥谷を2番に置き、上本・鳥谷のネバネバお散歩リードオフマンコンビを作り、糸井以下のクリーンアップに繋げた方が得点力あがると思うんですけどね。。。今年何度もブログで書いたとおりフリースインガーの高山は1番には向いていません。寧ろ、長打力は鳥谷より上で、新人の時はチャンスにも強かったのだから、5/6番に置いたほうがよいと思うんですけどね。

いずれにせよ、本塁打はもう望めないものの、選手としての総合力は大山よりもまだまだ上、競争になるとは思いますが、引き続き阪神の看板選手としてチームを引っ張って欲しいと思います。

 

一塁手は多難な年でしたが、これは前述した通りもう想定どおり。原口の開幕スタメン→不調に伴いキャンベル起用も結果が出ず→原口に戻すも調子は上がらず→中谷が起用され結果を出し始める→糸井の怪我で中谷外野、原口に戻る→原口調子が上がらず大山が起用され始める→高山不調で大山が外野起用、ロジャース獲得→ロジャース活躍継続せず大山に戻る→大山不調でロジャース昇格→直ぐに見切られ大山に戻る、と目まぐるしい一年でした。。。。

 

その中で、原口・中谷・大山に出場機会を多く与えられたことは大きなプラスになります。

 

原口は開幕直後サヨナラホームランを放つなど打撃好調、球の見極めもよく出塁率も高く歩いてまえ打線の原動力となり、去年の成長を継続し今年は20本は余裕で行くだろうと大いに期待をしていました。しかしながら、研究された結果か内角攻めで打撃を崩し、外の落ちる球の見極めまで悪くなり、不調で二軍落ち、そして脇腹の怪我をし現在に至ります。まあやはり高山・北條と同様二年目のジンクスというやつですかね。。。

 

Ys山田・C鈴木の成長曲線を見ていると三人とも今年は飛躍の年と思っていたのですが、そうは問屋が卸しませんでした。まだ若いので代打の切り札としてはもったいないのですが、来年は休みが必要な福留をいつまでも4番に据える訳にも行かず、即戦力として新外国人や中田の獲得、そして清宮のドラフト指名が予定されています。チャンスにも強くポテンシャルは大きいと思うのですが、出場機会が代打に限られてしまっては発揮できません。

 

コンバートを考える必要があるのですが、捕手編でも書いたとおり、捕手への復帰が出場機会を増やす一番の近道ではないかと思います。三塁手は鳥谷ががんと構えており、次の候補は大山、下にも陽川がおり、左翼も高山・中谷・俊介・江越と競争が激しい状況です。捕手復帰は腰と肩の状況次第によるのですが、難しい場合は左翼手の練習はして欲しいと思います。誰かベホマ使えませんかね?

 

大山はドラフト獲得時は大いに不満たらたら(ホントスイマセンデシタ)で、実はこのブログを始めるきっかけとなったのですが、そんな周りの邪気に満ちた空気を見事に払拭する一年目の結果だったのではないかと思います。

 

ファームではさほど打っていなかったものの、一軍昇格後初安打が本塁打。その後も得点圏で勝負強い打撃を見せ、221打席で本塁打7、打点38、OPS.723は新人の成績としては十分だったのではないかと思います。そして、CSでの大活躍は記憶に新しい通りです。

 

二軍コーチ談では、兎に角吸収が早いとのこと。学生時代ウェートを殆どしてこなかったとのことで、謙虚そうな性格も助け、プロ入り後みるみると成長したのではないかと思います。終盤は他に候補がいなかったにせよ4番打者まで経験し、最終試合では本塁打含む4打点と来期に大いに期待を残す結果となりました。一方で、中谷と比較すると、逆方向へも強い打撃を飛ばすため対応力が高いように見え、今年かなり打った印象はありますが、実は打率は.237。不調とされた高山(.250)や対応力がまだまだとされた中谷(.241)よりも低い数字です。9月が特に酷かったのですが、まあ疲れでしょう。北條にせよ高山にせよ原口にせよ、昨年オフから休みなしに相当トレーニングを積んでおり、それは入団してからの大山も同様。コンディショニングが整わず疲労困憊の状態で試合に臨んでいたことだろうと思います。それでは当然バットスイングも鈍ります。

 

しかし、この経験はプロ野球選手として一流になるための一つのプロセスだと思いますし、体が出来上がった後に各選手がどのように成長するのかが今から楽しみでなりません。まだ金本スパルタ体制になって二年目、結果が出るのはまだまだです。皆さん長い目で見守りましょう!

 

話を大山に戻すと、守備に関しては安心して見てられました。特に送球は正確で、一/三塁のフィールディングもよく、やはり守備のよい選手は使いやすいですね。左翼の守備もはじめは駄目でしたが、徐々に慣れ高山よりうまいように思えました(高山練習しろ!)。二塁や遊撃への挑戦案も出ているようですが、これはちょっと無理じゃんと思います。少なくとも最終戦の二塁の動きを見る限り、守備範囲は遊撃手のそれではないと思います。一方で、足も遅くなくまだ若いので小久保/今岡ばりの大型二塁手というのはありなのかもしれません。いずれにせよ、来年レギュラーを取るためには、一塁:新外国人(or中田)・原口、三塁:鳥谷、二塁:上本、左翼:俊介・福留・中谷・高山、等々との競争に勝たなければならず、厳しい競争環境化にいますが、そこはプロの世界、鳥谷に引導を渡すくらいの活躍を見せて欲しいと思います。

 

外国人は去年のヘイグに引き続き今年も当たりませんでした。キャンベル・ロジャース共に帰国してしまっているので来年の契約はないと見ていいでしょう。結果論として、原口の苦い経験、中谷の躍進、そして大山の成長に繋がったのでよかったのではないかと思います。獲得を狙っていたゲレーロ・マギーが入団していたらまた別の結果が生まれたかもしれませんが、少なくとも若手選手の経験は激減していたでしょう。

 

巨人なんか途中からマギーをセカンドで起用し、阿部・村田・マギーのベテラン三選手を漏れなく起用する体制を作り、後半戦盛り返しましたが、数少ないホープの岡本や吉川尚に出場機会を与えることができず、余剰戦力まで強奪する大戦力は脅威ではありますが、チームとしては全くうらやましくありません(笑)。

 

それにしても、歴代監督と比べ金本監督は見切りが早い。キャンベルもロジャースも二軍では無双しており、じっくり使えばもう少し結果を残したのではないかと思いますが、結局は金本監督が外国人選手に求める圧倒的なパワーが不足していたため(ビシエド・ゲレーロ・バレンティン・ロペス・エルドレッドのような)、それであれば若手を育てたほうがよいとの方針で、消極的起用となったのでしょう。

両選手とも鳥谷の怪我の時や、糸井等主力選手の怪我や若手不調時にチームの勝利に貢献する殊勲打を打っており、少なからず二位への躍進には貢献したのではないかと思います。現在の阪神の状況において出場機会には恵まれませんでしたが、まだ現役生活は続くと思いますので日本での経験を糧にして向こうでも頑張って欲しいと思います。二人とも異国の世界でチームに馴染むべく努力をし、明るく性格のよい、愛されるべき選手だったと思います。

 

二軍に目を向けてみます。まずは陽川。

 

二年連続ウエスタン二冠王達成しました。しかし、二軍でも三振率.274、昨年は.256だったので寧ろ悪化、一軍でも打席は少ないものの三振率.421と課題の解決には至りませんでした。チーム全体の三振率は減り、リーグ一位にも関わらず、江越、陽川あたりは全然変わりませんね。。。高山、中谷も2割台ですね。。。

 

今年も一軍で本塁打を記録しておりパワーはチーム随一、但し一軍投手のキレ・緩急に対応できるようにならないと、いくら二軍で打とうと二軍の帝王になってしまうだけです。同タイプの新井良太が引退し、来年は大卒5年目、育成期間は過ぎ一軍戦力としての期待が今年以上にかかりますので、来年は何か一軍でも通用する何かを掴んで欲しいと思います。この手の大型選手は中々大成しづらいのですが、C/松山や、Ys/畠山、嘗てのD/和田のように30手前でブレークする選手もいますので、内野大砲候補がまだまだ不足する中、一軍でブレークして欲しいと思います。まず挑戦するのは、一塁手控えの原口の座でしょうね。

 

新井良太は本当にお疲れ様でした。今年はオープン戦も好調、打撃スタイルも柔らかくなり右の代打として戦力になるかと思っていたのですが、やはり腰の状態が悪いらしく、引退となりました。安藤の引退試合で同時に出場しましたが、大きなファンの声援に包まれ最後までフルスイングで良太らしい最後だったと思います。

 

その後のセレモニーでファンへの挨拶を丁寧に行っている姿をみると、本当にファンを大事にするいい選手だったんだなと改めて思いましたし、ファンからも大いに愛された選手でした。プロ野球ニュースでは新井良太生涯40本を全て見せる特集が組まれており、泥臭い実直なプレースタイルがもう見れないのかと思うと、涙を流さずにはいられませんでした。前述通り育成コーチへの打診がありそうなので、長距離砲の育成に一役買ってほしいと思います。

 

新井と並んでチームのムードメーカーの今成は一軍戦力として考えていたのですが、まさかの一軍出場0に終わりました。

一軍で期待される役割は、一/三塁守備固めと代打の一番手だったのですが、鳥谷がトコロテン的に三塁にコンバートされ、守備固めが不要になり、また代打の切り札としてはチャンスに弱いため使いづらく、それであれば一塁守備固めができ足のある荒木が優先されてしまう結果となりました。二軍ではそこそこの成績を残し、二塁にも挑戦していましたが、このままではそろそろ首が涼しくなってきます。緊急捕手もでき、バットコントロールがよく守備のうまい選手ですので、勝負強ささえつけばまだまだ一軍で活躍の場があると思いますので、上本・俊介・大和・伊藤隼の去年辛酸をなめたが今年躍進した組を目指し、兎に角必死に頑張って欲しいと思います。

 

最後に、育成から再昇格した西田。今年は振りがよくなり、オープン戦にも呼ばれたのですが、結局二軍でも目立った結果を残せませんでした。育成からの昇格一年目、内野手不足の状況下、もう一年は見てもらえるかもしれませんが、走行守ともに目立ったものがなく、生き残るのであれば兎に角打撃を磨くしかないと思いますので、最後の年だと思って頑張って欲しいと思います。

 

ということで、来年の構想は以下の通り。

 

• レギュラー: 一塁/なし、三塁/鳥谷

• 一軍控え: 一塁/原口、三塁/大山

• バックアップ: 一塁/陽川、三塁/今成、西田

• 育成: 一塁/なし、三塁/なし

 

うーん、すごく不足していますね。現状必要な人材は即戦力の一塁手。ここは外国人かF/Aで補強するしかないでしょう。

 

現在報道を賑わせている候補は以下の通り。

 

F/A:F/中田

新外国人:D/ゲレーロ、KBO/ロザリオ

 

そして、育成枠の中軸候補打者も必要になります。現在の若手中軸候補は右打者が多く、左打者が高山、難病から復帰の横田しかおらず、内野の左打者の中軸候補は皆無ですので、左打者の獲得が必須です。主なドラフト候補は以下の通り。

村上はコンバート前提、比嘉・園部・藤岡は遊撃手ですが、スタイル的に三塁手にもいれています。

 

一塁手:清宮(早実/L)、丸子(JR東/L)、

三塁手:村上(九学/L)、安田(履正/L)、園部(いわき/R)、比嘉(盛付/R)、楠本(東北福祉/L)、笠原(立大/R)、藤岡(トヨタ/L)、前野(ヤマハ/L)、伊藤(大ガス/L)

 

ここの補強策に関しては、全て清宮君次第ですね。本来であれば、甲子園を本拠地とする阪神においては左打者はアーチストというよりはライナー系の打球を飛ばせる中長距離打者が理想。長距離砲ではないので、守備面も求められます。すなわち、桧山、福留、糸井、鳥谷らへんが理想です。

 

ということで、生粋のホームランアーチストの清宮君は、本来であれば阪神には合わないのですが、何せ普通の候補とは格が違う清原・松井級の素材です。左打者で一塁専門であっても関係ありません。仮に清宮の交渉権を獲得できれば、F/中田はまだ来年29歳なので不要。

 

清宮が獲得でき中田にも手を出した場合、最低中田には年齢的にも5年は働いて欲しいところですので、清宮の成長の妨げになってしまいます。まるで岡本を起用できない巨人のようになってしまいます。一方で、流石の清宮君も一年目に四番というわけにはいかないでしょうから、清宮君の成長までの期間、外国人選手を手当てすることが望ましいと思います。ゲレーロは左翼も、一/三塁(うまくないが)もでき、既にマネーゲームを匂わせ余り長くは同じチームいないタイプに見えるため、獲得できれば理想なのですが、ソフトバンク・巨人とのマネーゲームに勝てるとも思えず、また、HR王は取ったものの得点圏に強い印象もないため、縁がないのと取れなくてもいいかなという感じですね。できればソフトバンクにいってほしい。。。。

 

そしてもう一人噂されるのが韓国リーグのロザリオ。二年連続で好成績を残し、今年は三振も少なくなり日本向きにアジャストされているのではないかと思います。なにせ、大リーグでの実績は桁違いなので、是非獲得に動いて欲しいところですね。去年韓国リーグから大リーグに移籍したテームズも今年大リーグで大暴れ、韓国リーグは打高/投低なのでそのまんま鵜呑みの成績は期待しては駄目だと思いますが、リーグのレベルも上がっているように見えるので、本命として期待したいと思います。

 

では、清宮が取れなかった場合の育成枠はどうするか。まず大卒候補は大山と年齢が被り不要、清宮以外は一塁専門は不要、高校生であれば右でもいいが不足しているのは左の内野手なので、三塁の左内高校生が補強対象となります。履正社/安田君、九州学院/村上君が補強対象となるのですが、外れ一位じゃないと無理でしょうね。。。

 

面白そうなのが、外野も含め複数ポジションをこなせるトヨタ/藤岡、東北福祉大/楠本の二名。両者とも強肩が特徴で広角に打てる中距離砲。仮に三塁が大山で埋まったとしても外野での起用が可能です。足もそこそこ速いようで、もう一つの課題のポスト糸井としては面白い選手だと思います。但し、ドラフト一位はやめてほしい。特に楠本は東北福祉大、日本大学代表四番と聞くと阪神にばっちり当て嵌まってしまう気がして心配でありませんが、守備力に定評のある選手でもなく、上位指名はやめて欲しいと思います。清宮を外し、一位即戦力投手が取れた場合、折り返しの3順目くらいで残っていれば指名して欲しいと思います。

一/三塁もカテゴリーx4で考えていますが、実際問題一塁手の控えは余りいりません。三塁の育成選手は積極的に補強して欲しいと思いますが、打撃に特徴のある高卒遊撃手を獲得し三塁にコンバートするくらいでもよいかと思います。いずれにせよ、一年のドラフトで全ての穴は埋められないので、数年かけてドラフトでよい素材を指名し常勝体制を築き上げて言って欲しいと思います。

 

次回は外野手編を考察したいと思います。

 

本日も、長文ご覧頂き有難うございました。

 

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