阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ

阪神タイガース 2017年総括と補強ポイント 救援投手編

皆様いつもご覧頂ありがとうございます。

 

今日は前回の先発投手編に続き救援投手編の総括です。

 

今シーズン二位、貯金17への飛躍は間違えなく強靭な救援投手陣の賜物です。普通のチームであれば勝ちパターンの選手が3枚いれば7回からは継投に入れるため磐石な中、60試合以上登板5名(ドリス・マテオ・桑原・高橋・岩崎)、球児も52試合、前半戦は7番手で松田、後半は石崎で計51試合と正に大車輪の活躍。中継ぎ陣だけで貯金17、ホールド130は日本記録とか、救援防御率も2.65とリーグ一位、タイトルホルダーもドリスのセーブ王、桑原・マテオのホールド王と嘗てのJFK/SHE凌ぐ大活躍を見せてくれました。

 

 

一方で、チームQS率47.55%が示すとおり、いくらなんでもこれは中継ぎ陣を投げさせすぎです。今年はとくに6回の3回り目で先発投手陣が崩れを見せることが多く(相手も慣れてきてこちらも疲れているので当然なのですが)、中継ぎ陣への信頼が厚かったため早めのスイッチが多かったのですが、流石に毎年こんなに投げさせられまへん。。。。。打線の援護があれば先発をもう少し引っ張れたのかもしれませんが、来年の課題は打線の成長とともに、まずは先発投手陣の整備です。兎に角この中継ぎの体制を長持ちさせるべく、長い投球回数を投げられる先発投手が求められます。藤浪・岩貞あなたたちですよ!

今シーズン一軍での救援登板は以下のとおり。

 

 

 

 

 

抑えのドリスは昨年オフの段階では手術の影響があり自由契約となっていましたが、手術後にも関わらず素晴らしい活躍を見せてくれました。メンデスが背番号20ももらって抑え候補かと思っていましたが、ほんとドリスに戻ってきてもらってよかったです。

去年はドリス怪我、マテオ投げさせすぎで不調、先発から転向した藤川、大ベテランの安藤に頼らざるをえず、救援陣が火の車でしたが、抑えにしっかりと入ってくれることにより、チームが落ち着きましたね。150km/h後半の角度のあるストレート、落差の大きい高速SFFで打者を席巻し、奪三振率は12.14と抑えの中でリーグトップと圧倒的な数字です。

課題はランナーを出した後の安定感。やはりセットポジションになるとボールがシュート回転してしまう場面が増え、打者に合わされやすくなります。今の成績で決して文句は言えないもののまだ29歳ですので、来年はこの課題も克服し、サファテ級の抑え投手として長く阪神で活躍してほしいと思います。牽制も得意で意外と器用な投手なので十分克服可能と見ています。

 

セットアッパーは8回マテオ、7回は基本的に高橋・桑原が務めてくれました。

マテオはシーズン当初に左打者の被打率が3割超になるなど心配されましたが、昨年に続きえぐいスライダーを武器に大車輪の活躍。課題はドリスと同様にランナーを出すと不安定となるのですが、それよりもマツダスタジアムでの相性の悪さ(ドリスもメッセもなんですが)。。。兎に角マウンドが合わないんでしょうね。チーム全体としてもマツダでは防御率5.80と岩貞・メッセをはじめとして苦手とする投手が多い状況。

来年優勝を狙うのであれば広島とはきっちりと戦わなければならず、チーム一丸となり対応してもらう必要があります。桑原・高橋・球児・岩崎はマツダでもきっちり抑えている為、マツダ限定で救援陣の組み換えというのも一つの手だと思います。恐らくマウンドが堅いので、投げ下ろすタイプの投手には向いていないのかもしれません。

 

高橋は昨年に引き続き、これまた大車輪の活躍。中日時代のスペックからは怪我が多く大事に使わなければならないということでしたが、二年連続50試合登板、今年はWHIPも0.90とキャリアハイの成績。本当に来てくれてありがとうございます!来年も引き続きよろしくお願いします!

 

桑原はまさかの大覚醒でしたね。大変お恥ずかしいことながら去年の段階で戦力外候補で考えておりましたが、昨年登板0からタイトルホルダーへの大躍進!曲がりすぎるスライダーを抑えたのが功を奏したようですが、高橋と同様WHIPは0.9台、K/BBは8.63と安定の活躍、なによりも6/7回走者を背負った場面で何度も登板し0で切り抜け、ファンの固唾を下げてくれました。今年仮に優勝していたら、MVP候補だったでしょう。それぐらいの今年の活躍でした。推定年俸800万円から5倍は上げてあげたい所ですね。

 

 

ということで、3名いればよい勝ちパターン投手の4名、来年も同様の活躍が期待されます。一方で、懸念は年齢。来年の段階でドリス30歳はよいとして、マテオ34歳、高橋35歳、桑原33歳とベテランの域に入ってきています。ここに活きのよい若手投手が入ってきてほしいところ。ここに入るのが、岩崎・石崎の岩石コンビ!若手とは言えない年齢ですが、来年岩崎が27歳、石崎が28歳と正に働き盛りです。

 

岩崎は1年目から先発で活躍をしていましたが、2回り・3回り目になると慣れられてしまう傾向があり、早目から中継ぎへの転向を提唱しておりました。今年ははじめからセットアッパーのポジションに入ってほしかったのですが、開幕当初は調子が上がらず、敗戦処理・ロングからのスタートとなりました。

その後調子を上げ、防御率2.39、K/9は11.05とセットアッパー・抑えをやらせてもよい成績まで成長しました。高橋に比べるとWHIPが1.26とまだまだ高く、BB/9も3.39と先頭打者で四球を出してしまうケースも目立ったのですが、まだ転向1年目、おつりが来る成績です。来年は高橋の座を奪うべく更に安定感を増してほしいと思います。キレのあるスライダーと、球速こそ出ないものの伸びのあるストレートはジェフにも匹敵します。

 

石崎は開幕当初から二軍でも制球が安定せず、年齢的なこともありそろそろ首が寒くなってくることかと思いましたが、まさかの後半戦大活躍。メッセンジャーの離脱後、中継ぎ陣の負担が大きくなった中、敗戦処理を中心に結果を残し、最後は勝ちパターンにも入れるようになりました。

二軍成績は防御率:3.77、BB/9:6.59、WHIP:1.33ととても誇れる数字ではなく、かといってK/9も7.85と伊藤和、山本、安藤、島本、柳瀬、メンデスら他の安定した二軍の救援陣と比べると特筆した数字ではありませんでした。それが一軍昇格後は防御率:1.17、BB/9:4.40、WHIP:1.01、K/9:9.39、失点はわずか二試合とこちらも抑えに抜擢してもよい数字。人生何があるか分かりません。

兎に角ストレートの威力が半端なく、見た目は和製オ・スンファン、投球は和製イム・チャンヨン。変化球の精度がもう少し増せば十分セットアッパー・抑えを任せられるでしょう。岩崎同様来年は桑原の座を奪うべく頑張ってほしいと思います。

稲葉JAPANにも選出されたようですが、本来であれば休んでほしいところ。まあ、選ばれたからには大舞台を経験し、色々と得て欲しいと思います。

 

そして、一軍救援陣で忘れてはいけないのが、我等が藤川球児。今年から本格的に中継ぎ復帰をしましたが、開幕からドリス・マテオ・桑原・高橋がフル回転しており、かといってロングを任せられる年齢でもないため、敗戦処理は岩崎・松田が担当し、余り出番が回ってきませんでした。シーズン当初はビハインドの場面で登場しても四球を出してしまう場面が多く、7月には3試合連続失点、9月までホールドは実に0で、戦力にはなるがロングでも使い辛いし微妙なポジションでした。それが9月に入ってから嘗てのレベルとはいわないものの、バットが球の下を通過するストレートの威力が戻り、9月の成績は12試合に登板、防御率0.66、KK/9:14.49(!)、WHIP:0.51(!)、ととんでもない数字を残してくれました。トミージョンズから復活し、去年は先発調整からの中継ぎ復帰、ついに感覚を取り戻してくれた感じでしょうか。

特筆すべきはブルペンリーダーとしての役割を一年間果たしてくれたこと。敗戦処理の立場にいながら、やはり伝説の投手、活躍一年目の桑原や、若い石崎・岩崎は大いに勉強になったことでしょう。英語もできるでしょうから、ドリス・マテオにとっても心強かったと思います。上原・五十嵐・斉藤隆・福原・安藤等ベテランになってからもセットアッパーで大活躍した選手は枚挙に暇がありませんので、来年はセットアッパーの座を奪い返すくらいの勢いで頑張ってほしいと思います。

 

そして、賞賛すべきはコーチングスタッフの香田コーチと金村コーチ。昨年はマテオを序盤から3イニング投げさせる、怪我人が続出するなど、継投策に大いに不満がありましたが、昨年の失敗を糧にしたのか、一時期マテオの抹消を除いては、上記5投手は抹消なくフルシーズンを通して活躍。今年は可也細やかに登板管理やブルペンでの投球数管理を行ったらしく、見事な手腕だったと思います。一方で今年は投げさせすぎ、来年各投手同様のパフォーマンスになるとは思えませんので、オフの休息・調整プランをしっかりと組んでもらった上で、来年に望んでほしいと思います。

 

ということで、来年の構想は以下の通り。

 

 

抑え・セットアッパー(3名):一年間7-9回をしっかりと任せたい投手。

抑え:ドリス

S.U.:マテオ・桑原

 

勝ち継投投手(3名):主に大差勝ち・同点・僅差負け・6回僅差勝ちの場面でワンポイント~1イニングを任せたい投手

右:石崎・藤川

左:高橋・岩崎

 

一人余っちゃいましたね(笑)。

高橋は今のポジションをキープしてもらうとして、球児の更なる復活、石崎・岩崎の更なる成長があれば、極端な話マテオを外して不安のある先発投手陣に新外国人を充てるという手もあります。いずれにせよ中継ぎのベンチ入りは7名がmaxなことから、毎試合負け試合で上記選手を投げさせるわけにはいかず、特に石崎・岩崎が負け試合登板が多いですが、セットアッパーへの昇格を狙わせたいだけに、1名敗戦処理投手をベンチ入りさせたいという、なんとも贅沢な悩みであります。

しかしながら、前述の通り2015年のオリックスやヤクルトの万全な中継ぎ投手陣が一年にて崩壊したとおり、中継ぎの寿命は短く来年どうなるかは分かりません。ベテラン投手も多く、ここから一人二人は離脱することも考えると、今年の状態をmaxとして準備したほうがよく、戦力構想としては上記の通りでよいかと思います。

 

一応、勝ちパターン投手としての即戦力の補強候補を考えてみると以下の通り。

 

F/A:L/牧田、F/増田

大リーグ:上原、田澤、中後

自由契約:F/武田久

ドラフト:西村(NTT東)、鈴木博(ヤマハ)、高橋(亜大)、斉藤(明大)

 

牧田と増田はランクAなので年齢的なことを考えてもいりません。セットアッパーがいない状況だったら喉から手が出るほどほしいのですが、獲得した場合上記の誰かが一軍からもれるので、人的保証のリスクも考えると費用対効果が低いです。

その観点では、上原・田澤も獲得した場合即戦力として一軍帯同になるでしょうから、同様に誰かが漏れますし、年俸も相当高いでしょうから、対象外です。自由契約の武田久も実績はありますが、であれば安藤を残しておいたほうがよくこちらも対象外。

岩崎を先発に戻すという手もありますが、前述したとおり短イニングでは対応しきれないストレートは正に中継ぎが天職。他の投手も先発向きはいないだけに、今のままでいいかと。

 

一方で、先述したとおり、心配なのは高齢化。ドリス・岩崎・石崎以外は軒並み30台半ばで、藤川に限ってみれば40も近い歳。従い、ドラフトでセットアッパーまで視野に入る有力投手を獲得したいところですが、投手陣の補強の優先順位は先発投手。しかも上記投手は2位までには消えるでしょう。余り縁がないかもしれませんが、2順目まで残っており、他の補強箇所の有力選手が既に獲得されている場合は是非指名してほしいと思います。特に左腕投手。いずれにせよ、ドラフト獲得選手は育成層から始めたほうがよく、結論としては、このカテゴリーの補強は不要と考えます。

 

次に、二軍待機の中継ぎ候補です。

中継ぎ候補は全部で6名(内右4名、左2名)いれば十分でしょう。役割としては、敗戦処理、ロングリリーフ、上記勝ちパターン投手の怪我・不調時の代替となりますので、完璧に抑える必要はなくとも、2~3イニング1失点で防御率3.33~4.50程度の成績は求められます。

 

勝ちパターン投手の怪我・不調時の代替としては、経験豊富な安藤・高宮両投手にはまだまだ期待していたのですが夫々引退・戦力外となってしまいました。高宮はまだ現役続行希望のようですので、左リリーフが必要な球団からは声がかかるのではないでしょうか。広島とかいっちゃうかもですね。

 

今年一軍で登板した上記以外の中継ぎ投手は松田25試合、伊藤和9試合、メンデス8試合、山本6試合、榎田3試合、柳瀬2試合、才木・竹安・守屋が各1試合と、上記中継ぎ陣の活躍もありなんとも少ない数字です。才木・竹安は先発育成でしょうから対象外ですね。

 

松田は去年よい成績を残したので今年は期待していたのですが、序盤こそそこそこの成績を残したものの、5/20のヤクルト戦で炎上してからは再昇格後も打ち込まれるパターンが増え、8月の昇格ではそこそこの結果だったものの、先発で起用され2回しか持たずその後の昇格はありませんでした。

力強い直球はよいのですが、コントロールはアバウト、変化球の精度もまだまだで、2013年の衝撃的なデビューから期待は膨らむものの、やることは多そうです。しかしまだ23歳、既に中継ぎ候補としてのスペックは十分であり、二軍では先発調整もさせているようですが、まずは二軍のセットアッパーなり抑えなりのポジションをしっかりと掴むとともに、変化球と制球を磨いてほしいと思います。

 

伊藤和は二軍では防御率1.05、KK/9に11.51と圧倒的な数字。一軍でも千葉ロッテ戦で炎上した以外はそこそこの投球を見せており、中継ぎ候補としては十分でしょう。何より、直球に威力があり奪三振率が高いため、桑原のようにどこかで覚醒してほしいところです。

 

メンデスは二軍で23セーブとよい成績を収め、一軍でもマテオの穴を埋める活躍をしてくれましたが、カープ戦で大炎上してしまいました。一軍ではそこそこの奪三振率でコントロールもまずますでしたので、大炎上のせいで数字は悪く見えますが、ドリス・マテオの怪我・不調時の代役としては十分でしょう。来年契約となるかはまだ分かりませんが、27歳とまだ若いので、先発転向もよし、マテオの後釜でもよし、来年魔改造されることを期待しています。ただ、背番号20は日本人にあげてほしいな。。。

 

山本は昨年からファームでは好投していましたがなかなか出番がなく、今年も開幕から6月まで防御率1点台と安定した成績を残し、一軍昇格となりました。決して球に力があり奪三振率が高いタイプではなく、制球と変化球のキレで勝負するタイプで今の阪神リリーフ陣には珍しいタイプなのですが、昇格直後は広島戦でも好リリーフを見せてくれました。

一週間以上登板間隔が空いたやはり広島戦で大炎上し登録抹消となってしまいしたが、対左被打率は.200(対右.364)と対左ワンポイントや敗戦処理としては十分戦力計算できます。一方で、年齢も来年30歳ですので、そろそろ結果を出してほしいところです。

 

榎田は開幕からファームで先発に中継ぎに有事に備えて準備をし、両方で結果を残してくれていましたが、昇格は9月となりました。それでも、敗戦処理で広島打線を3回無失点に抑えるなど、ロングリリーフとして存在感を示してくれました。枠の関係で残念ながら降格となってしまいましたが、昨年も中継ぎでそこそこの結果を残しており、まだまだ31歳ですし、経験も豊富ですので不安な先発左腕、中継ぎ左腕ともにもバックアップとしてほしいです。願わくばルーキー時の輝きを取り戻してほしいところですが、本当に酷使しすぎましたね。

 

柳瀬はソフトバンク産ということもあり、期待していましたが、二軍では抜群の安定感を見せたものの、一軍ではやはり広島戦で大炎上(どんだけ炎上させんねん)。もう一試合のヤクルト戦も被安打3と一軍敗戦処理としても十分な成績を残せませんでした。ということで中継ぎ控えとしては計算することはできず、厳しい立場です。一方で、他球団から移籍の投手は二年目以降から活躍するケースも多く(加藤・高宮・桑原)、もう一年みるかもしれません。いずれにせよ経験豊富な投手ですので、戦力となれば心強い限りです。

 

ということで、中継ぎ控え選手は以下の通り。

 

中継ぎ控え投手(6名):大差の敗戦処理、ロングリリーフ、上記勝ちパターン投手の怪我・不調時の代替

右:メンデス・松田・伊藤和

左:榎田・山本

 

5名となっていますが、既に勝ちパターンカテゴリーで一枚右投手が余っており、育成枠にも右投手がいますので、右投手に関しては早急な戦力補強は必要なし。一方で、左投手は一軍でも二枚、榎田・山本も来年は30代になり若手~中堅の中継ぎ投手が岩崎だけとなりますので、左のリリーフは補強をしたいところです。

 

ここにきて名前が挙がってきているのが大リーグ挑戦中の中後投手。今年は2Aと3Aをうろうろし、メジャー昇格となりませんでしたが、今年メジャーに上がれない場合は日本復帰を明言しており、阪神も獲得調査しているとのこと。ロッテ時代は壊滅的なコントロールでしたが、渡米して何かを掴んだらしく、2Aでは奪三振率・四球率とも優秀な成績。

一方でボールも異なり、今年は3Aでは余り活躍できていないので、日本に戻ってどこまでやれるかは懐疑的ですが、背水チャレンジ枠としては面白いのではないかと思います。この手の球に力のある投手の魔改造は阪神は得意ですし。さらに、本人は大の阪神ファンとのこと。阪神にきてモチベーションが一層上がればひょっとすればひょっとするかもしれません。是非獲得に動いてほしいですね。

 

後は、ドラフト中位から下位で大卒・社会人のリリーフタイプの選手を獲得してほしいと思います。候補としてはHonda/永野、JR東海/若林、近大/岡田あたりですかね。

 

次に育成投手です。育成選手は25歳までと勝手な線引きをしていますが、来年25歳までの先発育成以外の選手で言うと、藤谷(22歳)・福永(24歳)・歳内(25歳)・守屋(25歳)となります(年齢は来年満年齢)。

 

福永は一軍先発経験し(大炎上でしたが)、二軍でも先発・リリーフともに多く起用されておりドラフト下位指名の一年目としてはまずまずではないでしょうか。これといって特徴がない選手なのですが、やはり150km/h超とも称されるストレートを磨くことが第一ではないでしょうか。可也の苦労人なので管理人としては応援したい選手ですので、来年は先発・中継ぎのどちらかでまずは二軍で結果を残してほしいと思います。

 

藤谷は去年のドラフト8位最下位入団となりましたが、制球面や球威ともにまあまだまだといったところですね。身長が194cmと長身で、今年21歳とまだまだ若いのでこれから大いに伸びる可能性があると思うので、じっくりとスケール大きく育ててほしいですね。

 

守屋は昨年は一軍先発を経験、今年の飛躍が期待されましたが一試合の登板のみ。今年は主に中継ぎで二軍で起用されましたが、同期入団の元同僚のヤクルト土肥は今年戦力外通告となっており、歳は2歳若いものの4年目となる来年は結果が求められます。開幕後に派手に炎上してたせいで、シーズン通しての成績はいまいちですが、直球の力が出てきて150km/hを計測するなど、少しずつ成長しているように思います。福永同様、先発・中継ぎのどちらかでまずは二軍で結果を残してほしいと思います。

 

歳内はU23代表でストッパーを務めたものの、開幕直後肩の調子が悪くなり、回復しないまま育成落ちの報道が出ています。お化けスプリットに特徴があり、一軍でも中継ぎで2015年はそこそこ活躍していたのですが、直球の力が伸びておらず、スプリットも効果が出ないような状況です。まだ若い投手で怪我さえ治ればポテンシャルはあると思いますので、じっくりと直し、復帰を果たしてほしいと思います。

 

 

ということで育成投手は以下の通り。

 

中継ぎ育成投手:

右:守屋・福永・藤谷

左:なし

 

高卒で中継ぎ適正を見初められた選手以外は、大社下位が対象になるだけに、入れ替わりの早いカテゴリーです。先述したとおり、左の若手投手が不足している状況ですので、ドラフトで1枚は補強してほしいと思います。右投手は歳内が育成落ちとなってしまったのと、上記3選手がそこまで期待できる成績を残しておらず、中継ぎ候補も伊藤和が中堅に指しかかっていることから、不作年の今年に無理して補強する必要はありませんが、下位で面白い選手がいれば補強はありだと思います。。

 

最後に、その他背水チャレンジ枠。これまで出てない選手でいうと、前述した柳瀬、歳内、そして田面です。

 

田面は昨年育成から復活し一軍当番も果たしたものの、今年は二軍でも目立った成績を残せておらず、非常に厳しい立場です。苦労人であり奮起してほしいところですが、今年は厳しいかもしれません。フェニックスリーグにも呼ばれるようですので、ここでアピールしてほしいところです。上のカテゴリーの山本・伊藤和辺りも30近い年齢ですし、育成の守屋も3年目は結果を残す必要あり、いつでもこのカテゴリーに落ちてきても不思議ではありません。夫々奮起してほしいと思います。

 

背水・チャレンジ枠投手:

右:柳瀬・田面・(歳内)

左:なし

 

 

以上、中継ぎ編となりました。補強対象としては、ドラフト中位~下位で中継ぎ育成枠~控え左腕1名、中後投手の左腕二名を補強してほしく思います。仮に右投手で自由契約が出た場合は、下位でのドラフト指名はありかと思います。

 

今年の投手の支配下登録選手は35名。安藤引退、高宮自由契約、歳内育成落ちで32名。メンドーサが退団として31名。F/Aで先発投手を1名、左中継ぎで中後を獲得するとすると1名、先発候補、中継ぎ左腕を2名ドラフトで取るとすると4名となります。管理人は投手枠は33名、野手枠は35名で2名は新外国人獲得・トレード等で余しておくべきと考えていますので、仮に33名とするとこの中から追加で2名程度は自由契約・育成落ちになる可能性があると見ています。

応援していた選手がチームを去るのは悲しい話ですが、プロのアスリートの世界なので仕方のない話。CSの影響もあり阪神だけまだ高宮しか自由契約を発表していませんが、ドラフトの結果次第で二次通告でこの中から去る選手も出てくると思います。

 

いずれにせよ、まずはドラフト会議からですね。次は捕手編としたいと思います。ドラフトまでに全て投稿できるといいのですが、頑張りたいと思います!

 

 

以上、長文ご覧頂ありがとうございました!