阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 掛布二軍監督解任と金本監督全権委譲

皆さんいつもご覧頂ありがとうございます!toruillinoisさんいつもコメントありがとうございます!

 

 

今シーズンは広島二連覇となりました。一時は5.5ゲーム差まで詰まり、9月の3連戦で三連勝すればまだまだわからないという状態でしたが、結果は三連敗。その後も先発がもたず、リリーフが登板過多で疲れている中で、中継ぎが打ち込まれるシーンが増え、9月戦線は苦労をしている状況です。

 

確かに広島は強い、対戦成績も14勝10敗1分と負け越し、ですが完全な力負けをしたわけではなく、特に最後の3連戦は紙一重の戦いでした。確かに走攻守全てにおいて広島にはまだまだ実力に差がある状況です。勝っているのは分厚い中継ぎ陣だけなのですが、そこにも疲れが見え始めている。然しながら、4番打者不在で始まったシーズン、エース/メッセンジャーの離脱、2/3番手の藤浪/岩貞の不調の中でよくここまで頑張ってきたと思います。

 

 

もし、獲得調査をしていたマギー・ゲレーロがいたら、もしメッセが離脱しなかったら、もし藤浪/岩貞が去年張りの成績を残せていたら、中継ぎの負担も減り、もっと逼迫した戦いができていたのではないかと思います。結局は4番を固定できないことによる打線の迫力不足、先発の離脱による駒不足が連鎖的に中継ぎに負担をかけてしまい、今の広島とのゲーム差が生まれ、さらにいうと3連敗に繋がってしまったのではないかと思います。

 

たらればを言っても仕方がないのですが、いいたいことは、後1-2ピースいれば連鎖的に投手陣・打線陣ともに相乗効果がでて、よりよい結果が見込まれただけに、今の現状を憂う必要は全くないということです。今年は元々一塁に関しては若手を育てるというコンセプトで始めたシーズンですので。むしろ育てながら二位、貯金14は超変革二年目においては誇るべき成績だと思います。

 

広島は特に打線が脂が乗り切った選手が多い中、阪神は投打ともにまだまだ発展途上、今シーズン残り試合は2位死守、そして広島と一桁ゲーム差内で終了し、来年への弾みにしてほしいと思います。そして、まだCSも残されていますので(管理人は優勝以外興味ないのですが)、ここで短期決戦の痺れる戦いをチームとして経験し、若手中心にさらなる経験値を積んでほしいと思います。

 

 

ということで、優勝がなくなった今シーズン、CS争いはまだ残されているものの、季節も秋口となりストーブリーグの季節が近づいてまいりました。

ドラフトの動向を大いに左右する早実/清宮君はどうやらプロ入りのようですね。阪神としては1位指名報道が出ていますが、なんせ金本ドラフト、どうなることでしょう。ドラフトに関してはまた時期が近づいてから別の記事を書きたいと思います。

 

 

そして安藤・狩野の引退。プロ野球ではドラフトで毎年5-7人程度は獲得しないといけないため、毎年寂しくなるものの退団選手が出てくるのは仕方のないことではあるのですが、功労者の引退は格別に寂しいものがあります。

 

安藤は2001年自由獲得枠で入団。2003年はセットアッパーとして、2005年は先発として優勝に貢献、その後不調の時期はあったものの2008-2010年は開幕投手も務め、限界とも思われた2013年には中継ぎとして復活し、4年連続50試合登板と、ファンの間では余り派手さはないものの長い間大車輪の活躍をしてくれました。それにしても安藤が出るとブーイングという状況から本当によく復活してくれました。

去年もセットアッパーとして十分な活躍をしていたので、今年も同様の活躍を期待していましたが、今年の中継ぎ陣は隙がなくロングリリーフタイプでも無い為、有事に備え二軍調整が続いていました。後半戦は中継ぎがばてることはある程度想定できていたため終盤に出番があるかなと思っていたのですが、案の定ばててしまった中継ぎ陣をカバーしているのは3年目で球の力が戻った石崎、二軍でも打ち込まれるシーンが目立ってきたこともあり引退への流れとなってしまいました。

管理人としては今年の中継ぎは投げさせすぎ、来年は同様のパフォーマンスにはならないことは大いに予想されるため経験豊富な安藤はもう一年頑張ってほしかったのですが、世代交代の流れとしては仕方のないことでしょう。福原同様先発・中継ぎとも経験豊富で技術で生きていた選手なので、将来的には指導者として次のステージを進んでほしく思います。

 

 

狩野は2000年ドラフト3位入団。途中大リーグに行った球児を除けば阪神最古参選手。二軍でもそこそこ結果を出しており、まだ34歳なのでまだまだやれるかと思ったのですが、本人が直球についていけなくなったとのことで引退の運びとなりました。それにしても17年前入団の選手がまだ現役というのは、高卒選手でものになれば本当に魅力的ですね。

2006年にはウエスタン首位打者、2007年にはファンの記憶に深く刻み込まれた、巨人戦プロ初安打サヨナラ安打、そして翌日のプロ初ホームラン、2009年には怪我の矢野に代わり正捕手となり、十分な成績を残してくれましたが、翌年の城島獲得及び現役中常に付いて回った腰の状態もあり、翌年には外野手登録、そして更に怪我の影響で育成落ち、2013年に支配下復帰後は代打の切り札として渋い活躍を見せてくれました。

本人にしてみれば本当にジェットコースターのような現役生活だったと思います。印象的なのは、怪我もありもう今年限りかなと思った矢先に一軍登録され殊勲打を打ってファンを喜ばせてくれました。やはり功労者なので何かしらの役職についてほしいと思いますが、リハビリの経験を生かしトレーニングコーチとかでしょうか。特に原口と被るところが多いので、彼のよき相談役になってほしいと思います。

 

兎に角、二人ともお疲れ様でした。

 

他球団で引退/退団報道が出ているのは、D/森野、F/武田久、飯山、M/井口、C/江草ですね。これから戦力外も含めて増えてきますが、戦力外からの補強に関しても別途時期が来たときに記事を書きたいと思います。

 

 

さて、ここのところ報道を賑わせているのが掛布二軍監督の退団です。球団発表では世代交代ということですが、報道上は金本監督との折り合いが付かなくなったとの憶測が飛んでいます。金本監督は徹底した管理下での厳しい練習を課することにたいし、掛布二軍監督は選手の自主性を重んじるという考え方が合わなかった、一軍への推薦選手の意見が合わなかった、等々が報道されています。そして、後任二軍監督は今岡/矢野/片岡の名前が出ていますが、どうも金本監督に一任するとの報道が出ています。

 

前置きが長くなりましたが今日はこのことについて少し考えてみたいと思います。

 

 

① 金本監督と掛布二軍監督の折り合い

去年からの印象で考えると、二人のホットラインは上手く機能していたように感じます。連絡は密に取り合っていると聞きますし、原口/田面を育成から即一軍で起用、過去の実績に捕らわれず調子のいい選手や将来性のある選手を起用等、これまでの岡田・真弓・和田の膠着体制から考えるとよい方向に向かっているように感じていましたので、真偽は分かりませんが選手起用に関する折り合いが付かないつかないというのは非常に驚きでした。もちろん、それぞれの立場で意見が相違することはあるでしょうから、極端な報道をされている可能性も高いと思いますが。

 

二人とも共通しているところは、阪神打線の課題であるストレートに振り負けない強い振りのできる打者を育てるということです。そこに至るまでのアプローチが金本監督は徹底した練習を課す、掛布監督は選手の自主性を重んじるということで報道されています。金本監督がオフシーズンに筋トレノルマを課す一方、掛布監督は合同自主トレなどせず、一人で練習することの大切さを説くなど、このアプローチの違いは報道の通りなのかなと思います。目的は一緒でもそこに至るまでの指導アプローチが異なり、自分で考えて練習メニューを組んでいるのに、それと違う練習を強制的に課せられるというのであれば確かに選手も混乱するでしょう。その観点では2年間一緒にやって意見が収斂しないというのであれば、片方の解任も納得がいきます。

 

では、金本監督のアプローチと掛布監督のアプローチはどちらがよいのか。管理人としてはそれぞれの選手のステージによって異なるという意見です。現在の阪神で一軍選手として十分な活躍をしている選手は、打者では糸井・福留・鳥谷・上本・中谷、投手ではメッセンジャー・秋山・ドリス・マテオ・桑原・高橋・岩崎くらいでしょうか。中谷を除けばいずれも中堅からベテランの選手です。といっても中谷・秋山・桑原・岩崎はまだ活躍1年目、2年目以降他球団に研究されどうなるかはまだ分からないのは、今年の高山・原口・北條・岩貞をみればよく分かります。これらの選手に共通して言えることは、ベテランだから当たり前なのですが、自分で考えて自分のアプローチでしっかりと調整ができるということです。

すなわち一流選手になる為には、練習メニューをただこなしたりコーチからの指導を鵜呑みにするだけではなく、掛布監督の言うとおり自分でしっかりと考えられることが必須条件となります。逆の言い方をすると、一流選手であればその選手の自主性に任せたほうがよく、去年の鳥谷のモデルチェンジ失敗はよい例でしょう。

 

では、若手選手に対して自主性を重んじた場合はどうなるか。もちろん各選手が自分で課題を認識し、それに対し適切なアプローチを自分で考え課題解決を実現するというのは理想ですし、各選手意識しながらやるべきだと思います。然しながらそれをできる選手は実際問題ごく一部のように思います。

 

入社間もない若手社員を思い浮かべるとよいのですが、経験が浅く、知識も乏しく、右も左も分からない状態で自分で考えろといっても思考が止まってしまうことはよくあることだと思います。その場合は仕事の意味をしっかりと理解させつつ、兎に角量をこなさせ経験・知識を積ませ、ある日これまで単に吸い取ってただけのスポンジから水が溢れ出すように、自らアウトプットできる人材になるまで粘り強く育て上げることが重要だと個人的には思っています。

 

特にプロ野球選手は、恵まれた才能と肉体だけでアマチュア時代他を圧倒している人材が多いでしょうが、プロに入った段階でそのレベルに達している選手はごく一部。多くの選手が体をプロ仕様に作り、技術を上げる為に、一から始める必要があります。それらの選手に対しては始めから自主性を求めるのではなく、ある程度管理下でプロ仕様のトレーニングを積み、体力・経験・技術を積み上げていくことが始めのうちは大事なのではないかと考えます。

 

阪神のチーム事情を考えてみると上記に挙げた少数のベテラン選手以外はこれから伸びようとしている選手で多く占められています。野手では高山・中谷・北條・大山・原口・糸原・江越・陽川・植田・横田・板山・西田・梅野・坂本・長坂、投手では岩貞・横山・青柳・小野・島本・竹安・守屋・松田・歳内・望月・才木・浜地・福永・藤谷がそれに該当します(藤浪はもう一流選手なので除外(笑))。

 

彼らを積極的に起用し今後の主力に育てるべくチームを一回壊し再建している最中ですので、今の段階では一軍二軍とも一部の一流選手を除いては、金本監督のアプローチでいいのではないかと感じます。勿論、ただやらされるだけではなく、それらの意味を自分で消化し、自分で考えてプレーをできる選手にならないと一流選手にはなれませんので、常にそれを意識しながらきつい練習メニューに取り組み必要はあります。

 

仮に一軍選手が優勝争いをするのに十分なメンバーであった場合は、掛布一軍監督、金本二軍監督が理想的だったのかもしれませんが、なんせルーキーの大山や40歳の福留に4番を打たせている状況ですので、まだまだ自主性に任せる段階ではないかと思います。

 

一方で、心配なのが首脳陣の指導が適切になされるのか。選手は指導者に従って練習に取り組むわけですから、その練習メニューが夫々の選手に合っていなかったり、間違えた方向に進んでいれば全てが瓦解します。例えば北條はオフの筋トレで体を大きくしすぎスイングが狂ってしまったという話、岩貞は西岡のトレーナーに筋肉のつけ方を問題視される、鳥谷も金本監督のプレシャーのもと長打を狙い始め打撃を崩してしまう、また筋トレの影響か研究された結果かわかりませんが高山・原口・江越の去年からの飛躍が期待された組も打撃を崩しています。

 

金本監督の理念はまず一年間戦える強い体を作り、野手であれば速球に力負けをしない、投手であれば強い球を投げれることを理想しており、心技体を体技心の順番で育てているアプローチのように思いますが、清原のような例もあるので管理下のもとで選手を鍛えるのであれば、単一的な指導ではなく、各選手の適正に合わせた細かい指導要綱を作ってほしく思います。

 

今年結果が出ず苦しんでいる選手は、この体を強くするというプロセスが、今は大きくなった体を使いこなせていないかもしれないけれども、将来的にスケールの大きい選手になるための一里塚であり、その為の生みの苦しみであってほしいと願っています。

 

 

② 金本監督への首脳陣組閣の全権委任

これは非常に興味深い報道でした。昨今の躍進しているチームを見ると、広島/DeNA/日ハム/ソフトバンク/楽天等フロントが非常に上手く機能している球団が多い中、時代の流れに逆行するように金本監督に権限を委譲しているように見えます。ドラフトにおいても金本監督の鶴の一声で高山・大山の指名になり(当初は批判していたものの慧眼は見事です)、今度は組閣の全権委任ですか。

 

通常監督というのは結果が出なければ退任となってしまうので、短期的なビジョンで物事を見がち(歴代監督が即戦力投手ばかり望んでいたのが分かりやすい例)、一方でフロントはずっと続くので長期ビジョンで物事を考えます。特にドラフト・FA等による戦力補強、首脳陣の組閣は現場の意見は取り入れるもののスカウトも含めたフロントの管掌となるのが一般的なチーム作りだと思います。これは現場とフロントでお互い牽制機能を働かせる意味もあり、このような組織設計が理想的だとは思いますし、フロントの責任放棄のようにも見える今回の報道ですが、この体制が意味するところを少し考えてみました。

 

まず第一に、金本政権の成り立ちから見直してみると、フロントから金本監督への要望は今年優勝してくれではなく、F/Aや大リーグ帰りで補強を繰り返したものの惜しいところまで行くが10年間優勝していないチームを中長期のスパンでチームを立て直してくれというものです。従い、上記に書いた通常監督が求められる結果を短期間で求められていないというのが一つのポイントです。当たり前ですが現場を預かっている以上は勝ちに拘り采配を振るっていくものなのですが、去年・今年と不振や層の薄さもあるものの、実績のある選手やフロントが獲得した外国人に拘らず、若手選手を積極に起用し、特に一番育ちにくい主軸となる大砲系の選手を育てようという意図が見られます。

 

またドラフトを見ても、目の前の結果に拘りたければ即戦力投手を指名したいところを、将来主力になりうるポテンシャルの大きい選手の指名をしています。外国人選手に関しても、若手の成長の阻害になる一塁手を獲得せず、F/Aに関しても限界の近い福留の後釜になりうる糸井を獲得しました。

何が言いたいかというと、金本監督が置かれているミッションは本来短期的な結果を求められるべき通常の監督業のミッションとは若干異なり、よりフロント寄りのミッションを課されている監督といえるのではないかと思います。従い、フロント側と現場側の意図はある意味一致していることが想像され、その為全権委任という形を取れているのではないかと想像する次第です。

 

フロント側からしてみればこれは非常に勇気の要ることで、結果が出なければ監督の首の挿げ替えをしてしまうことで責任がフロントまで及ばないとところを、フロントの責任まで金本監督に委譲してしまうということは、金本監督が失敗した場合は、フロントとしても責任を取らなければいけないということになります。任せたのですから。フロントとしてはやるべき努力はしたが監督がだめでしたと言えないのですから。従い、金本監督が結果を残せなかった場合には当然坂井オーナーと四藤社長を含めたフロント陣は責任を一緒にとる必要があり、まさに一蓮托生、金本監督のタクトに全てを賭けた形になるでしょう。

 

上司からこの案件はお前に任せる、全ての責任は俺がかぶる、といわれているような感じでしょうか。そんなにかっこいいか分かりませんが飽くまで想像です(笑)

 

 

さらに想像を働かせて見ます。阪神という球団は他の球団と異なり、巨人軍と並び兎に角外野がうるさい球団です。マスコミはすぐにネタにするし、OBからの影響も極めて強い。当然それはフロントに対するプレッシャーにもなるでしょう。するとフロントは外野への対応のために、現場の意と異なることをしたり、野球に関しては素人なのでOBに対し不要な気を使ったり、さらには電鉄本社・株主に気を使ったりすることが想像されます。結果それは現場への無理な要求に繋がったり、軋轢に繋がったりする可能性があるのかなと想像します。これも想像の域を出ませんが、岡田・真弓・和田のOB監督はやはりフロントには気を使っていたでしょうし、結果リスクや批判を恐れ、若手選手起用への躊躇、フロントの責任である外国人選手を結果が出ていないにも関わらず使い続けるという状況になっていたのではないかと思います。

 

その観点で言うと金本監督は外様監督、現役時代お世話になったOB、若いころから可愛がって貰った先輩にそこまで気を使う必要はなく、当人のキャラクターもあり、マスコミ・OBともによい距離感が取れているのではないかと思います。そこで、フロントとしても文句がきたところで監督に一任していますという対処ができる為、ある意味雑音を排除できる体制になるのではないかと、勝手な想像をしてみました。そこまで考えての金本監督全権委任であればフロントもたいしたものだなと。

 

一方で、リスクとしては金本監督を裸の王様にしてしまわないかということ。別の言葉で言うと、権限の集中により、間違えた方向に進んだときに修正ができないのではないかということ。いかに周りに意見をしてくれるコーチングスタッフがいるとはいえ、自分で決められるのであれば当然自分がやり易い、自分が優秀と認める人材を登用します。金本監督が独裁で全てを決定しないにせよ、似通った価値観の人間ばかり集まった場合組織がモノカルチャーになってしまい、そのカルチャーがうまく嵌った場合はものすごい爆発力を秘めているものの、多様性が失われることにより瓦解するリスクは高く、組織体制としては極めて脆弱なものになってしまうと思います。金本監督はよくコーチへの信頼をマスコミに発言しており、決して独善的な人物ではないと思うものの、矢野コーチもいみじくも去年は余り自分の意見を出せなかったと発言しており、組織としてお友達内閣になり牽制機能が働かないことで、誤った判断に進んでしまわないか非常に危惧しています。例えば、若手に対する筋トレ指示や打撃スタイルに関しても、うまく嵌ればよいものの、各選手に合わなければ筋肉ダルマのみ残る結果になりかねません。従い、ある程度のうるさ型がいて健全な形での牽制機能が組織として働くべきと管理人は思います。

 

さらにいうと今年のコーチングスタッフに問題がないかというと疑問です。一軍打撃陣は本塁打は増えたものの相変わらず低打率で速球に弱い、守備軽視のスタメン起用、偏った捕手起用、二軍をみても打撃成績が燦々たる結果等々、梃入れをすべきところは選手だけではなくコーチングスタッフも多いのではないかと思います。まあまだ二軍監督も含めコーチングスタッフが決まったわけではないので、金本監督がどのように組閣するか楽しみに待っていたいと思います。

 

いずれにせよ、この来年も含めたこの三年間は球団として金本監督に賭けたわけで、全権委譲するということはある意味、野村/星野監督起用時よりも劇薬投入だと思います。これが吉と出るか凶と出るか、じっくりと楽しみたいと思います。

 

 

以上、長文ご覧頂有難うございます。

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