阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 光明は見えてきたか?

皆さんいつもご覧頂ありがとうございます!toruillinoisさんいつもコメントありがとうございます。

 

さて、前回エントリーからかなり時間がたってしまいましたが、その間7勝3敗1分と調子を取り戻し、貯金も再び二桁とよい形でチーム状態が上がってきているのではないかと思います。なんといっても立役者はロジャース。某解説の方には酷評されていましたが、癖のない素直なバッティングで選球眼もよく、チャンスにも強いため、待望していた軸がひとまずできた感じです。但し、まだ一周りしていませんので、二周り以降どのように対策をされ、それに対して対応できるかが、来年の編成も含め重要になってきます。現状ではロジャースがどっしりと四番に座ってくれることにより、中谷・福留へのプレッシャーが減り、俊介・大和の中堅どころの活躍もあり、大爆発はないものの、確実に点をとれる雰囲気は出てきています。

 

 

一方で、課題は先発投手陣。先週は秋山のアクシデントはあったものの、岩貞・小野・岩田・能見ともに6回持たず、中継ぎ陣に大きな負担をかけてしまっています。藤浪の復帰ももう少しですので、それまでどうにか耐えてほしいですね。

 

さて、ここから暫く9月の頭まで6連戦が続く形となります。疲れもたまってくるこの時期、なんといっても物をいうのは選手層の厚さ。巨人なんかはやはり物量がすごい為、毎年終盤は追い上げが得意な感じです。では、我が阪神はというと、藤浪・糸井と投打の軸が離脱しており非常に厳しい状況にあります。カバーをしてほしい岩貞・能見、高山・福留あたりも安定には程遠い状況です。

 

だがしかし、この状況をどのように戦えるかが来年以降の選手層の厚さにつながってくると信じています。もっといってしまうと、現在の阪神にフルシーズン戦える選手が少ない為今シーズンのうちから主力がいないうちに控え選手に活躍してもらい、使える選手を増やしておかないと来シーズン以降も厳しい戦いになるというものです。

 

野手でいうと、糸井・福留・鳥谷の3ベテランは怪我や体力的にも休ませながら使うことが大事、上本・大和もよい活躍していますがやはり体力に問題がある選手。中谷・高山・北條・原口・大山・糸原は発展途上。捕手は言わずもがなフルシーズンは無理。ということで、彼らをうまく回しながら戦っていくことが大事です。広島なんかはタナキクマルと誠也が年齢的にも体力的にも技術的にも熟している時期でフル出場が期待でき、5-7番を厚い選手層(エルドレッド、新井、安部、西川、バティスタ、松山)で休ませながら固めればよく羨ましい限りです。

 

一方で、阪神も若手の成長があれば広島に負けない打線になる可能性はあります。今年ロジャースがこのまま活躍してくれて残留となれば、来年も基本的には今の布陣で戦うことになるでしょう。その場合、今の時点で考えられるオーダーは期待もこめて以下のとおりかなと。

 

捕:梅野、一:ロジャース、二:上本、三:鳥谷、遊:大和、左:中谷、中:高山、右:糸井

(控) 捕:坂本、一:原口、二:糸原、三:大山、遊:北條、左:伊藤隼、中:俊介、右:福留

 

控え選手もいつでもスタメンで出れる実力があり(成長があれば)、悪くない布陣だと思います。

福留は糸井の休養時、高山、中谷の不振時にいつでもスタンバイ、俊介・伊藤隼も悪くありません。というか、中堅の四人(上本・大和・俊介・伊藤隼)が今年活躍してくれていることは、来年の選手層を厚くする上で非常に大きい。

 

体力に懸念のある内野手は鳥谷→大山、上本・大和→北條・糸原とここも見劣りしません。唯一もったいないなと思うのは原口、ロジャースがこのまま活躍・定着ということになると出番は極めて限られてきます。管理人としては出番を増やすために三塁・左翼への挑戦も視野に入れてほしいと思いますが、当該ポジションはそれなりに候補がいるため、より柔軟な運用をする為には捕手への復帰を目指してほしく思います。勿論不安のある肩・腰の具合によるのですが、第三捕手で週一起用(是非岩貞の時に!)、且つDH、代打、一塁控えということであれば、梅野・坂本の負担も減らせるし、打撃も活かせるし、第三捕手をベンチに入れておく必要もなく、実に柔軟な運用ができると思います。今シーズン中は難しいと思いますが、秋季キャンプから取り組んでくれると管理人的にはとてもうれしく思います。

 

ここに加え、新井良、今成、狩野の中堅、緒方、陽川、江越の出遅れ組み若手にもどこかでチャンスを与えいいものを見せてくれると、非常に厚い選手層となります。原口・北條・高山(復調気味)、特に原口はノーカンなので、無理して一軍帯同させず、新井と入れ替えもありだと思います。植田・板山・西田・横田(ホント心配・・・)はまずは二軍で結果を。

 

投手陣でいうと、先発でしっかりと働いているのはメッセと秋山のみ。通常4枚は25試合程度投げローテを守ってほしいところですが、藤浪の離脱及び岩貞の不調が大きく響いている形。能見さんも疲れが見え始めています。。。秋山の一回飛ばしに伴いローテが厳しい状況ですが、一方で控えローテ及び経験させたい若手を伸ばすいい機会です。控えローテでいえば岩田のみなのですが、ここまで二試合まずまずの結果なのですが、一番評価したいのが直球の球威が戻ってきていること。岩田が谷間といえど計算できるとなると、選手層的に非常に大きいです。能見と岩田で二枚で一枠計算できるので。また、小野に加え、青柳、島本(怪我?)、横山(まだか)、二軍で結果を残しつつある竹安あたりまではチャンスは回ってきそうですので、とにかく彼らに一軍を経験させ来年への飛躍につなげる事。特に巨人戦での登板が予想される青柳には期待しています。

 

中継ぎ陣は、最近ドリスのご乱心があるものの、岩崎がさらに成長を見せており、相変わらずの安定です。現状は抑え:ドリス、セットアッパー:桑原・マテオ、対左:高橋、便利屋:岩崎、敗戦処理:藤川、松田の布陣となっていますが、是非来年を踏まえ、岩崎のセットアッパーでの起用を視野に入れてほしいと思います。

現状では、岩崎はビハインドのロングリリーフから勝ちパターンの回跨ぎまでまさにフル稼働の状態。一方で、過去にも榎田・西村等々蓄積疲労でやられた若手中継ぎは多く、このまま使い潰されないかが一番不安。

一番の原因は敗戦処理の藤川がロングリリーフできないことなんですよね。。。ベテランということもあり、無理使いできないことも判りますし、ブルペンの精神的支柱であることも判るのですが、高橋もロングリリーフできないため皺寄せは確実に岩崎に来ています。

理想としては年齢や外国人枠も考えると、9回:ドリス、8回:マテオ、7回:岩崎、6回:高橋/桑原の勝ちパターン(豪華!)、敗戦処理・ロングリリーフに左右一枚ずつとできると非常に堅いリリーフ陣になります。右の候補としては、松田、伊藤和、石崎、守屋、福永、左の候補としては山本、榎田、島本となります。

いずれの投手もいい時もありましたが、打ち込まれる場面も多く、更なる成長が必要ですが、敗戦処理ですので上げては下げ、候補の中で競争をし、ポスト高橋・桑原の場を狙っていってほしいところです。安藤・藤川・高宮のベテランもまだまだできると思いますし、メンデスも意外とよい結果でしたので、勝ちパターン投手の休養の際に勝ちパターンを一つずつ繰り上げ、穴を埋める形で来年以降も戦力化してほしいと思います。

管理人としては、岩崎に無理をさせないこと、藤川と安藤・榎田・高宮・石崎あたりのまだ一軍で登板していない選手をどこかで入れ替え、来年への戦力化を果たしてほしいと思います。

 

ということで、まだまだ楽しめる今シーズンですが、来年優勝を目指すためには選手層の強化がとても重要です。特に野手陣はプロスペクトが多く、来年中途半端な補強をして出番をなくすことはしてほしくないだけに、若手の成長を後押しできるベテラン・中堅陣の選手層の確保及びベテラン・中堅が休めるように若手の躍進が不可欠なだけに、今シーズン中からプランを立て来年の躍進に繋げてほしいと思います。

 

以上、長文ご覧頂きありがとうございました!