阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 交流戦終了

皆様いつもご覧頂ありがとうございます。

 

交流戦終了しました。10勝8敗と勝敗的には及第点といってよい結果になったのではないかと思います。一方で、広島が勝ちまくったのでゲーム差は2ゲーム開き3ゲーム差となりました。他チームが例年通り交流戦で苦労し特に巨人が13連敗を喫するなど散々な結果になりましたので交流戦前と比較し4ゲーム差開きましたが、DeNA・中日は五分となり殆どゲーム差は開かない形となりました。

 

 

正直なところをいうと、勿体無い試合も多く、守備で乱れた試合(F一回戦)、一人の打者にやられた試合(H一回戦(柳田)、L二回戦(中村))、打線が好機を生かせなかった試合(H一/三回戦・E二/三回戦)は半分くらい勝ててもよかった試合だと思います。一方でラッキーな試合はF三回戦くらいでしょうか。特に楽天戦は美馬・岸相手に終盤まで投手陣が頑張っただけにどちらか拾って欲しかった思いが強く、十分な結果以上にもやもやの残る交流戦となってしまいした。。但し、上本・糸井が体調不良・怪我の状態で無理をさせなかったところはプラスポイント、交流戦明けはスタメン復帰してくれることでしょう。

 

 

 

今日は交流戦開始前のポイントとしてあげていた点を振り返ってみたいと思います。

 

① 交流戦勝敗目標/5割且つ広島と3ゲーム差:90点

ここは見事達成できました。交流戦前打線の調子が最悪、先発ローテも藤浪・岩貞を欠く中どうにかしがみ付く為に斯様な目標設定しましたが、裏ローテにおいても借金1とパ・リーグ上位チーム相手でも粘りを見せることができ、見事な結果ではないかと思います。結果自体はよいのですが注文をつけるとすれば、勝てる試合を何試合も逃したところ。まだまだ細かいプレーを含め勝負どころの弱さを感じる次第です。

 

② 先発ローテの整備:70点

藤浪・岩貞が不調の中、交流戦中に両投手が調子を戻しもらうこと、谷間ローテがふんばり勝ち星を拾うことを重要視していましたが、岩貞は本調子ではないもののローテ3番手としては十分なレベルに復調。藤浪は依然と二軍でも制球難な状況ですが、三振は奪えており球の力的にも戻ってきているように思えます。上げどころの判断が難しいのですが、青柳・小野の両右腕がどうにか結果が出ているだけに早急にあげる必要はないと思う一方、もう藤浪はこういう投手として扱い上げてしまうのも手かもしれません。いずれにせよ、藤浪にじっくりと調整時間を与えられることができた且つ、青柳・小野が強力パ・リーグ打線にある程度通用したところはプラスポイントでしょう。特に小野はゲーム毎に内容がよくなってきており、強いストレートを投げつつも楽天戦も四死球1と上向きです。改めて首脳陣の我慢強さと慧眼に感心する次第です。70点としたのは藤浪が最後まで上に上がれなかったこと、横山・島本を試せず特に横山はまた肩を痛めてしまい、ポスト能見として来年に向け今年はある程度投げてもらわないと困る中で、大きなマイナスポイントです。一方で、岩田も二軍で徐々に状態が戻りつつあり、先発の陣容としては大分整ってきたのではないかと思います。

 

③ 打線の復調:30点

交流戦前は福留・糸井・高山・原口・中谷・北條とこぞって不調の状態でしたので、DHが使え相手が変わる交流戦中に打線の調子を取り戻すこと、特に5番一塁手の目処を立てることを重要視していました。高山は漸く内角の捌きもよくなり、確実に復調気配、原口・中谷は万全の信頼とまではいかないまでも、最終週よい所で打つ場面もあり、今後の更なる成長に期待。上本・糸井は体調不良・怪我で戦線離脱していましたが、糸井の楽天戦最終打席の粘りからのヒットを見ると状態は上がってくるのではないかと期待できます。また、彼らが不在中も俊介・糸原・岡崎と伏兵の活躍で星を拾えた場面もあり、強いチームのそれを表しています。問題は4番福留。敗退試合の多くで福留が最低限の仕事をしていればという場面が多く、交流戦中打率も一割台と2割5分を割る成績まで落ち込んでしまいました。。報道によると指を痛めているようで思ったようにバットコントロールができていなかったのかと思いますが、代わりに四番をはれる選手も現状見当たらず、原口あたりが調子を上げてきてくれていれば四番代役もありえたのでしょうが、そこまでの信頼を置ける状態になく、現状福留を使い続けなければいけない状況です。ということで、打線の復調という観点では30点、これからの戦いに不安を残す結果となりました。

 

 

目下ライバルの広島も特に横綱相撲をしている訳ではなく、交流戦中は僅差勝利が多かったように思います。阪神との違いは2アウトからでも点が入る、いざというときに一発がでる打線の差によるところが大きく、勝敗差に現れたのではないかと思います。

 

 

ということで、シーズン半分弱が経過しましたが、これからリーグ戦再開となり前半戦終了のASまで後17試合、各チームと3試合ずつ(中日とは5試合)満遍なく対戦する形となります。管理人的にはASまでのポイントは以下のとおり。

 

① 藤浪の復調

小野・青柳がそこそこの結果を出している中、もう少し余裕はありますが、藤浪抜きでの後半戦戦いは困難ですので、メッセに続く二番手として戻れるレベルまで復調すること

 

② 打線の復調(特に福留・原口)

糸井・上本は戻ってくるでしょう。中谷・原口は調子のよい方を使うとして、問題は福留の復調。福留さえしっかりしてくれれば周りのプレッシャーも少なくなりよい相乗効果が生まれるので、ここの復調が重要。できれば原口がもう少し調子を上げ四番を張ってくれれば、対左で四番がいなくなるということもなくなり、福留・中谷の併用が可能となるので、福留・原口どちらかが調子を戻してもらうことを切に願います。中谷も魅力的なのですがやはり勝負強さで言うと原口、中谷は今年は去年の北條・原口のように来年のレギュラー取りのステップすべく、今年は余りプレッシャーのかからない所で大らかにプレーをして欲しく思います。

 

③ 新外国人の調査

シーズン当初の懸念材料の三塁手は鳥谷が見事に穴を埋めてくれています。また外野守備位置再編に伴い、懸念点は左翼手と一塁手、ここを埋めているのが福留・中谷・原口となるのですが、いずれも主軸としては十分な成績ではない状況。このままASまでこの状況が続くようであれば、左翼・一塁を任せられる長距離砲の獲得もありだと思います。言ってることが違うじゃないかと言われそうですが、新外国人が不要と想定していたケースは原口・中谷ら若手の躍進があること、福留が去年の調子を維持することが大前提であり、各人非常に判断が難しい成績ではあるのですが、今の成績であれば三人のうち一人が5番~7番打者にいるくらいが適切。これから4番を打てる長距離砲というのは難しいとは十分承知しているのですが、まだまだトップを諦める位置ではないのですぐに動ける状態にはしておいて欲しいと思います。

 

④ 遊撃手

糸原・北條ともにそこそこ頑張っているのですが、両者とも球際に弱い・・・楽天最終戦も藤田(二塁手ですが)との差をまざまざと見せ付けられました。糸原は打つほうでは頑張っていますが、もともと二塁・三塁の選手、守備範囲はきついものがあります。楽天戦もうまい遊撃手であれば併殺打だったでしょう。ということで、守備の要である遊撃手は打線が全体的にあがってくれば打撃も悪くない大和を遊撃手で固定起用することも視野に入れて欲しいと思います。管理人的には西岡の奇跡的な復活を期待しているのですが。。。西岡が遊撃手で戻れるということになれば、以下の打線を組むことができ非常に強力です。しかしながらやっぱり4番打者がネックですね。。。ここに原口が入ってくれればジグザグ打線になり、中谷・福留をうまく併用できるのですが。。

 

 

西岡(6)/上本(4)/糸井(9)/福留(7)/高山(8)/鳥谷(5)/原口or中谷(3)/梅野or岡崎(2)

 

 

⑤ 守備/走塁/犠打

シーズン当初はゲーム数=失策数となっていましたが、ここにきて予想通り大分落ち着いてきたように思います。やはり慣れの問題だったように思えます。三塁/鳥谷は流石の安定感。高山も中堅にしたことで外野守備も落ち着いてきた感があります。上本も二塁で及第点の中、問題は先に挙げたとおり遊撃手。球際の強さは中々シーズン中につくものでもないと思うので、打線が上がってくる前提のもとで大和の積極的起用を希望します。また、走塁面も若手選手中心に集中力に欠く走塁が出ており結果的に勝敗に結びついています。現状投手陣が安定している中、やはりロースコアのゲームをいかに拾えるかが後半戦、特に勝負どころの試合では各チームエース級をあててくることが予想されることから、走塁・守備・犠打・進塁打・ケースバッティング等全ての細かいプレーを疎かにせず、集中力をもって挑んで欲しいと思います。

 

 

 

ということで、シーズン後半に向けた課題の解決という観点では道半ばといったところでしょうか。特に問題は四番の福留さんですね。ここが戻ってくれば上にいける可能性あり、戻ってこなければ新外国人の手当て若しくは来年に向け、原口・中谷の積極起用という方向性になっていくでしょう。指の調子が戻ることにより、前半戦の勝負強い福留が戻ってきてくれることを切に願っています。

 

まずはアウェーの広島三連戦。それにしても今シーズンは開幕戦、交流戦明け、AS明けと広島戦ばかりですね。現状苦手意識はない状態ですが、広島も既に最終形態になっているだけに、兎に角3タテだけはされないように、一戦一戦挑んでいって欲しいと思います。あと巨人さんもう少し広島に勝ってくださいな。対戦先発もこちらの先発も分かりませんが、登録抹消にかんがみると、ジョンソン・薮田・野村あたりでしょうか。こちらはメッセ・岩貞・能見かな?岩貞が去年からボコボコにされているだけに不安ですね。

 

 

 

長文となりましたがご覧頂きありがとうございます。

 

Vamos Tigers!!