阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース 4月終了と今年の戦い方

皆様いつもご覧頂きありがとうございます。

 

 

 

苦しい戦いが続く我が阪神タイガースですが、4月は14勝10敗の貯金4と結果としては、よい滑り出しをしたのではないかと思います。昨年の高横フィーバーと異なり、今年はある程度メンバーを固定しての戦い方ができており、用兵には若干疑問が残ったものの、昨年と比べると落ち着いた戦い方ができているのではないかと思います。

 

 

4月は5割キープでよいと再三このブログで謳っていたのですが、理由としては他所でも述べられているとおり、開幕後キャンプやオープン戦で見えてこなかった色々な側面を確認し、色々な戦力を試すことで今年1年間の戦い方を定めていくことが重要だからであります。その過程においてはプレー・采配共にミスも発生するし、期待外れや期待以上の働きを見せてくれる選手もでてくるので、勝敗はある程度度外視し、見極めを行っていくことが肝要です。この戦い方は巨人が非常に長けていて、例年開幕直後怪我人等で調子が上がらないことも多いですが、多くの選手に場慣れをさせることにより、中盤以降から加わってくる選手と共に厚い選手層を形成し終盤驚異的な追い上げを見せられる年が何度あったことか。

 

ということで、我が阪神タイガースはいかがでしょうか。

 

ところで、メッセンジャーの日本人化が来年ではなく再来年とのうわさがネットで流れているのですが、どなたかご存知ありませんでしょうか?2010年の登録日数が145日を満たしていないとのことらしいのですが、正確な情報をお持ちの方がいましたら教えてください。

 

 

 

【投手陣】

 

開幕直後は先発投手が軒並み大崩れしていたものの、万全とは行かないまでも漸く落ち着きを取り戻しつつあります。メッセンジャーは絶対的なエースとして君臨し、もう少し安定してほしいですが、藤浪・岩貞を加え三本柱とし、長いイニングはもう難しいものの安定してQSを達成してくれる能見、そして漸く開花しつつある秋山と、先発5枚は安定した働きをしてくれています。青柳は他球団であれば十分ローテに入れる球を投げているものの、精神面となによりフィールディング、広島戦・中日戦ともフィールディングが原因で負けてしまっています。ファーム落ちとなりましたが、球の力自体は十二分なので、じっくり二軍でミニキャンプをやり課題を克服してほしいと思います。代役は現状横山になるのですが、まだ一試合しか好投しておらず今後どうなるかは未知数。管理人としては、能見の限界が近いこともあり、是非今年独り立ちしてもらい、岩貞と共に左腕ローテをしっかりと固めてもらいたいと思っています。残りの候補は二軍ローテを見る限り、岩田、何故か先発調整の榎田、竹安、新人の小野・福永となるのですが、秋山・能見がどこまで持つか、青柳・横山が使いものなるのか、4番手以降不安材料も山盛りですので、中盤以降一人でもよいので救世主的に現れてほしいと思います。小野はまだまだ課題山盛りのようですので、竹安あたりに期待したいと思います。

 

基本はメッセ・藤浪・岩貞・能見の4枚+秋山・横山・青柳 + アルファでうまく回していくのでしょう。岩田復活してくれないかな。。。。今の守備陣では厳しそうですが、岩田当番時限定で、遊撃大和とか、センター江越とかできませんかね。

 

中継ぎ陣に関しては、開幕前の想像とは反対によくやってくれていると思います。ドミニカコンビに若干疲れが見え始めたものの、桑原・高橋と安定した投球をしてくれており、調子の上がってきた岩崎、藤川、松田もそこそこの出来です。柳瀬の追加以外入れ替えがないというのが、安定を如実に表しているでしょう。二軍でも、安藤・山本・メンデス・伊藤和・島本・石崎等、敗戦処理には困らない状況ではあり、先発陣と比べ思ったよりも層が厚いように思えます。

但し、全員が一年持つとは限りませんので、管理人の期待としては藤川・岩崎の復調で桑原・高橋とうまく回せるようにする、ドリ・マテに疲れが見えた際にはうまくメンデスと交代する、その他二軍の中継ぎの調子をうまく見極め、調整・休養が必要な投手と少しづつ入れ替えることでうまく一年間戦ってほしいと思います。先発投手陣と同様まだ上がり目が見えるのは期待大です。

 

この安定に大きく貢献しているのが梅野でしょう。全日本四番の打棒はすっかり影を潜めていますが、ここ数年捕手を固定できなかったことを考えると守備面の安定は大きい。一方で、全試合マスクを被らせるわけにも行かないので、適宜休養を与えることが大事なのですが、2番手捕手の岡崎が守備面でも今ひとつの状態。特に終盤守備固め的に出てきてほしいところですが、ドミニカコンビとの愛称が最悪。原口先発で梅野抑え捕手だったらなー、と今でも女々しく思ってしまいますが、ここは大きな課題でしょう。原口のコンバートで一気に選手層が薄くなってしまった感じです。小宮山はあの捕球能力では終盤は怖い、小豆畑は一軍経験0、長坂は時期尚早でしょう。すると坂本の復帰且つ成長に掛けるしかないのですが、いない選手はよく見えるというもので、坂本が岡崎と同じような感じであれば、今後の戦い方が極めて厳しくなるでしょう。原口が捕手を目指していたのでシナリオとしてはありえなかったのですが、今更ながら細川は獲得にいってもよかったように思います。

 

基本は梅野、後は坂本・岡崎の奮起に期待です。

 

今後のポイントは次のとおり。

① 先発三本柱+能見の安定

② 横山・秋山・青柳の内一枚の一本立ち(理想は二枚)

③ 岩田・榎田・福永・竹安・小野で控えを充実

④ ドミニカトリオのうまい運用

⑤ 桑原・高橋の丁寧な起用、岩崎・藤川の復調と安藤を加えたうまい勝ち継投運用

⑥ 敗戦処理の充実(松田・伊藤和・山本・歳内・石崎・島本、等)

 

 

 

【攻撃陣】

なんといっても、糸井の加入が大きいですね。開幕当初は足を使った攻撃を全然せず、キャンプ・オープン戦でも全然足を使っていなかったので、今年もどうなることやらと思っていたのですが、上本・糸井の並びでうまく足を絡めていることにより、企画数自体はまだまだ少ないものの、成功率はリーグトップ、漸く金本のやりたい野球をやれるようになってきたのではないかと思います。

 

糸井の加入に加え何より大きいのは上本の好調。元々センス抜群の選手なのですが、以前から書いているとおり、怪我がち、体力なし、凡ミスをすると、非常に起用が難しい選手なのです。ポップフライが増えてきたら要注意。一方で、今年は送りバントをせずに、和田政権時のように右打ちを徹底されることもなく、のびのびと自分の持ち味を発揮できているように思います。今一番阪神でいやな打者は上本でしょう。0-2で追い込んだとしてもとことん粘られ、気付いたら四球、もしくは一塁ランナーが走りやすい状況にもっていかれる、チャンスメークもできチャンスにも強い、謎長打もあり、相手からしたらアライバのように嫌でしょうがない打者ではないでしょうか。なので、この嫌らしさを更に出すべく、四球マシーンの鳥谷とくっつけては如何と再三述べてるのですが(別に管理人が言っても仕方ありませんが)、どうにか検討してもらえないものですかね。。。

 

糸井は期待通りの働き、福留は波はあるものの十分な活躍、鳥谷は。。。ん-、もう少しがんばってほしいところですがまずまずでしょう。一方で、問題は伸び悩みの高山・北條・原口の3名。本来であれば、1番北條、4番原口、5番高山に張ってほしいところですが、2年目のジンクスというんですかね、高山は相変わらず内角のボール球を引っ掛け二ゴロばかり、原口はインコース攻めに対応できず、北條も右打ちがよかったのに引っ掛けが目立つ。後ろの手で押し込む形のバッティングフォームで強い打球を出そうとしているのか分かりませんが、素人目に見てもバットが出てきていないというか、割れがなくしなりのないバッティングフォームのように見えます。なんか晩年の片岡コーチのようなフォームというかなんというか。

 

ベテランが頑張ってくれている状況下、今年の躍進の成否は昨年準レギュラーまで上り詰めたこの三名が一皮向けてくれるかどうかによります。一年だけのフィーバーで終わってしまうのか、はたまたYs山田、C鈴木誠のような躍進を見せてくれるのか。この三人は金本監督も付きっ切りでみているでしょうから、そのうち調子が上がってくるものと信じています。

 

理想としては、ベテランの福留・鳥谷には対左投手のときは休養を挟み(糸井は対左も苦手ではないのでDHや守備固めをうまく使ってほしい)、若手選手には基本的に試合に出てもらう形。代役としては、中谷、キャンベルと左右でうまくはまりそうな選手がいますので、ベテラン選手が元気なうちに復調・成長をしてほしいと思います。その観点でも原口はなるべく我慢して使ってほしいな。。。ベテラン選手が無茶苦茶よすぎる数字を残しているわけでもないので、調子は継続するものと信じたいですし、ここに若手の上乗せがあれば一気に抜けられる可能性も秘めていると思います。

 

やはり、発展途上のチームということもありフル出場を任せられる選手がいない状況下、うまく控え選手を活用しながら戦っていくことが今年は求められると思います。筆頭候補が先でも述べた外野/一塁中谷・一塁/三塁キャンベルなのですが、これに続くスタメンで使いたい選手が今のところ出てこない状況。大和は打撃も悪くないので、守備の雰囲気が悪い試合が続いている中であれば、遊撃スタメンで使って一度締まった試合を作り、雰囲気を立て直すということを考えてもよいように思うのですがどうでしょうかね。

 

次点としては、内野手であれば二遊間は糸原、外野手であれば江越なのですが、糸原はまだまだ力不足、江越は今の状態であれば守備を安心して見れる俊介と入れ替えた方が本人の為だと思います。

 

二軍に目を向けてみるとどうでしょうか。まず内野手は新井・今成に関してはスタメンは厳しい。一軍選手の怪我のとき且つ、育成選手を無理に上げたくないときのオプションでしょう。期待としては、ここ数試合本塁打が出ており調子のよい陽川、二軍の数字が見れるようになってきた植田、そして復活を期す西岡でしょう(復帰はいつぐらいなんでしょうね)。大山君が筋トレを確実にこなし、後半戦に一軍登場となるとうれしい限りなのですが、選手層が薄いもいいところですね。

 

外野手に関しては、伊藤隼、緒方が打撃でそこそこ結果を出しているようなのですが、なんと言っても守備の下手な左打者、一軍で求められているのは高山・糸井・福留の左三枚の代役ができる右の外野手且つ安心できない守備を固められる選手なので、準レギュラーとしては厳しい状況です。俊介・狩野がスタメンをはるというのも新井・今成と同様厳しいと思うので、こちらも選手層が薄いですね。。板山も伸びてきませんし。。但し、一軍でも左の代打が不足していることもあり、伊藤隼あたりは代打の切り札としての登用はあるかもしれません。江越が殆ど使われず、左の代打は糸原・荒木という状況なので、江越との入れ替えはありかもしれません。

 

今後のポイントは次のとおり。

① 若手三名(原口・高山・北條)の復調・成長

② それに伴い福留・鳥谷に休養日を充てながらうまく使うこと、(福留⇔中谷・江越等、鳥谷⇔キャンベル・陽川・大山等)

③ 左の代打の充実(筆頭候補伊藤隼)

 

 

 

【守備】

 

一番の問題点はここですね。このまま年間143失策するんでしょうか。。。技術的なものもあると思いますが、チーム全体を包み込む精神的なものが大きい気がします。特に投手陣のバント処理はイップスに近いものを感じます。安心してみてられるのは梅野、福留、大和、中谷くらいですかね。鳥谷は早い打球への反応が鈍く、守備がうまいと評判のキャンベルもハンドリングに問題あり、北條もいいプレイをするときもあるが、追いついたと思う球をこぼす場面が目立つ。二塁は大和を守備固めに出していることでそこまで目立ちませんが、三遊間は悲惨です。外野も相変わらずの高山、足は速いのに守備範囲の狭い糸井とどうしたもんかと。。。。技術的なことに加え、三塁ベースカバーを怠る、去年に引き続きフライをお見合いする等、おおよそプロとは思えない連携の悪さも目立ちます。一体全体何が悪いのかレベルが低すぎて分かりません。。

ただ、今の状態は正直異常だとは思いますので、どこかで落ち着いてくるとは思います。どうしようもなく下手な選手というのも内野はいないと思いますので、早く落ち着きを取り戻してほしいと思います。外野の高山・糸井はもう我慢してみるしかないですね(泣)。早めに俊介・江越・中谷なりにスイッチしてほしい所ですが、糸井は攻撃の要だけに中々下げづらい状況。高山中堅の方が安定する。。。なんてことはないかな。。。

ポイントは唯ひとつ。。。。守備のチームにとは言わないので、どうにかプロレベルに落ち着いてください(泣)

 

 

今日のヤクルト戦が終わると、広島・巨人戦と交流戦前の正念場となりますので、まずは勢いをつけるべくヤクルト戦勝ち越しを決めてもらいたいと思います。藤浪頑張ってくれ!

 

広島戦は恐らく、加藤vsメッセ、岡田vs能見、九里vs?(何回同じやつと当たるねん。。。)、横山と書こうとしたら体調不良で登板回避とのこと。。。。何回チャンスを不意にしてるんでしょうこの子。。。。岡田が一番厳しいので、ここに谷間をあてて負けゲーム作って欲しいですね。。

巨人戦は菅野vs秋山or岩貞(多分秋山かな)、大竹vs藤浪が予想されます。広島戦は甲子園ということもあり勝ち越し、巨人戦は菅野は厳しいものの五分でどうにか終えてほしく思います。

 

 

長文ご覧頂きありがとうございました。他チームの感想も書こうと思ったのですが、長文になったので、また次回にしたいと思います。