阪神タイガースブログ ラテンアメリカの虎

ラテンアメリカ某国在住、虎キチ歴35年。梅雨時期には来年のことを考え始める癖が抜けない弱気な阪神ファンのブログです

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阪神タイガース いつまで待ってるの??

皆様いつもご覧頂きありがとうございます。

 

今日は散発3安打。秋山の超好投を見殺しにする試合となりました。問題は自明ですが打線。開幕当初から高山の一番には疑問がありましたが、4月13日以降11試合連続で5点以上取った試合がなく、HRも巨人戦の福留の1本だけと本当に冷え込んでいます。

 

それもこれも、やはり打線の組み方及び用兵・作戦に大きな問題があると思います。

 

 

打線に関しては前回の記事でも書きましたが、出塁率のよい選手を前に、好機に強い選手を中軸に、後は意外性のある打者が下位で打てば大量得点と、極めてオーソドックスなやり方をすればもう少し点が取れると思うのですが、いつまでたってもフリースインガーで出塁率の悪い高山を一番から外そうとしない。また、チャンスに弱い中谷を5番で起用する等、線にする気が全く見えてきません。早急に、出塁率のよい上本、鳥谷、また左投手の時は選球眼のよい北條、またチャンスメーカーの中谷(今日は散々でしたが)で1/2番を組んでもらい、チャンスに強い糸井・福留・原口・高山で中軸を組んで欲しく思います。鳥谷がいくら出塁しても全く点に結びつく気がしません。

 

 

 

 

また、用兵についてもですが、今日も二死満塁のチャンスで、押し出しが一番嫌なところで、三振の確率の高い良太を起用する。一発出ればもちろん最高の結果ですが、ここはホームゲームなのでまずは同点にする確率が一番高い作戦をとるべき、となれば初打席で起用に躊躇する気持ちもわかりますが、選球眼がよいキャンベル、左打者の糸原の起用があってもよかったように思えます。そもそも、代打に良太・江越と似たような打者を揃えてしまい、粘りを期待できる俊介と狩野を同時に下げてしまう(俊介はバント失敗あったが、一回で判断すべきか)。また、調子のよさそうだった伊藤隼も即二軍落ち。外野が多いのもわかるが、中谷は一塁もでき、内野控えは大和・糸原・荒木と十分にいる為、打撃に結果の出ていない良太を残す意味合いがわからない。

 

また、原口を代打で出しすぐに守備につかせず引っ込めてしまったのも納得が行かない。そもそも最終回先頭打者は今日当っていない中谷。ここで江越の選択はあったはず。何より、一人出た後に岡崎に代打が出せない状況は最悪。何のために捕手二人体制を引いているのか。

 

 

 

また、作戦面に関しても、四球が多いことからもわかるようにどちらかというと待球作戦を引いているように思えるが、その影響か初球・二球目で打ち損じが多いように思える。特に打撃不振の梅野は次につなげる気持ちが大きすぎるのか、初球は必ず見逃すシーンが目立つ。各球団後ろが安定しない中、球数を先発に投げさせる作戦はわかるが、もう少し積極性というか好球必打があってもよいように思える。開幕直後は各打者初球攻撃も目立ちよい結果が出ていたが、疲れもあるのか、作戦なのかバットが出てこず、追い込まれてからの内野ゴロが非常に多い。

 

走塁面も同様。むやみやたらに走れとは思わないが、高山・上本・鳥谷・糸井が出塁した際の走塁のプレッシャーが少なすぎる。現在盗塁数は他球団と比較すると悪くないが企画数が少ない。例えば、今日の5回鳥谷先頭打者四球出塁のシーン。どうせ現状の北條・梅野で連打など望めないのだし、この回で交代もできないのだから、右打ちエンドランや盗塁等ノーヒットで点を奪うべく(梅野もバントはうまいのだから)、動いて欲しい。7回の糸井先頭出塁のシーンも然り。初ヒットで大事に行きたい気持ちもわかるが、11試合も打線が繋がっておらず、打者はなんでもできる福留、動きがあってもよいはず。極めつけは、8回二死からの上本出塁。エンドランが見事に決まり、その後二/三塁のチャンスとなったが、仕掛けがワンテンポ遅い。二死からの出塁であり、仮にアウトになっても次は糸井から、ヒットが出れば得点になっていたのだから走らせて欲しい。盗塁成功率は6-7割程度、二連続安打は1割程度の確率。

 

 

 

糸井が入り打線に好影響が出るかと思われたものの、采配面は昨年通り。こういうコツコツといやらしい点の取り方ができている巨人と比べると一目瞭然。中井・立岡の出塁率なんぼよ?これでも勝ててるってことはやはり野球がうまいということ。

 

 

 

元凶が誰なのかわかりませんが、一つ気になったのが、片岡コーチの巨人二回戦の田口に対する指示。「目線を高くして打っていこう」。田口が低めによい制球をしていたのでこのような指示になったと思いますが・・・・結局最後まで高めの球など来ませんでしたとさ。

 

数年前能見が巨人キラーとして名を馳せていた頃、巨人の作戦としては目線を低くし、変化球は見逃し、直球を狙い打つというもの。これでフォークには手を出してもらえなくなり、見事に巨人キラーを返上しましたとさ。

 

 

 

まあ、濱口は速球も走っていたし、もっとコントロールが悪いと思いきやそこそこ纏まっており、またチェンジアップの腕の振りも速球と同じだったので、そう簡単に打ち崩すことはできなそうでしたが、であればなおさら打つ以外の作戦を実行して欲しかったですね。

 

2軍でも目立った成績を残している選手が登録抹消した隼太くらいしかおらず、これまた冷え冷えの状況。なんか、たまには広島・西武みたいな思い切っていこうみたいな作戦は取れないものなのですかね。繋いでいこうというのが基本的な作戦で待球が多いのだと思いますし、これはこれでいやらしくよい作戦だと思うのですが、ここに動きを加えないとただの各駅停車です。

 

 

 

明日は雨で中止っぽいですが、兎に角今週は全て甲子園。昨年みたいな甲子園で弱いというのは許されません。何とか勝ち越してGWを迎えて欲しく思います。